はじめに・ご挨拶

本ページをご覧頂きありがとうございます。デザイナーの庄司竜郎と申します。2016年に武蔵野美術大学を卒業後、現在はデザインスタジオに在籍しブランディングプロジェクトなどに携わる傍ら、大学時代から継続的に行なっている造形実験プロジェクト「ATOMIC ELEMENTS」の制作に取り組んでいます。


「ATOMIC ELEMENTS」とは

「ATOMIC ELEMENTS」は、幾何学形態を基本形としたあるカタチに対して思考→実験→具現化→観察のプロセスを繰り返すことで、カタチが持つ多様な可能性を引き出していく造形実験プロジェクトです。

素材の性質や加工から得られる機能を観察しながら組み合わせ方を実験し、具現化されたオブジェクトを多角的な視点で捉え直すことで、さらに新たなカタチへと発展させます。

本プロジェクトではプロセスを繰り返す行為そのものを最も大切にし、このような制作手法を通して、「モノ」を所有することから「発想」を身に付けることへと価値観の軸をずらしていく、その可能性を提示していきたいと考えています。


「ATOMIC ELEMENTS」の背景

本プロジェクトは自身の大学卒業制作作品が出発点にあります。1960年代に勃興したスイススタイルタイポグラフィの研究にはじまり、 デザイン教育の草の根的存在であるバウハウスやウルム造形大学の教育課程(基礎課程)に興味をもったことから、現代における基礎造形とはどのようなものになるかを自分なりに探究して行ったことが本プロジェクトの始まりでした。

そういった過去の境域過程のリサーチや個人的な興味分野である幾何学や自然の造形など様々な要素を複合的に掛け合わせることで本プロジェクトの理論は構築されています。

ATOMIC ELEMENTS 2015(大学卒業制作)


「ATOMIC ELEMENTS」目標と展開

このプロジェクトでは3つの目標を設定しています。

1.継続的に行うこと。そしてその制作の過程で生まれる成果物を様々な概念や製品へ応用展開すること。

2.個人研究の域に留めず、鑑賞者の方にも手を動かし考えてもらうことでこの考え方を共有すること。

3.「モノ」を所有することから「発想」を身に付けることへと価値観の軸をずらしていく、その可能性を提示していくこと。

本プロジェクトは、様々な領域の先人が残した知恵に容易にアクセスすることができ、また多くの人々から助言を受けることができる社会環境があったからこそ形になったプロジェクトであると言えます。まだまだ未熟な理論ではありますが、どのようなかたちであれ社会に対して成果物を還元していく義務があると考えており、作品を通して人々の暮らしが少しでも豊かなものになればという思いを持っています。

また、ただ作品を鑑賞するだけでなく体験を通して作品をみること、自分自身の手で新しい発見をしてもらうことでより深くこの発想方法を共有することができると考えおり、誰もが手にすることができる製品化などの方法を模索しています。

ATOMIC ELEMENTS(スタディ)


DESIGNART TOKYO 2021出展について

デザインとアートの祭典『DESIGNART TOKYO 2021』の出展者として、2021年10月16日から11月14日までの1ヶ月間にわたり、六本木のブックストア『文喫』にて自身初の個展を開催します。

今回プロジェクトの目標を達成するための第一歩として参加を決めました。
展示会場では新作の発表と合わせ実際の作品に使用しているピースの試験的販売と作品作りを体験してくださった方とのコラボレーション企画を実施する予定です。

『DESIGNART TOKYO 2021』https://designart.jp/designarttokyo2021/exhibitions/247/
『文喫』https://bunkitsu.jp/

DESIGNART TOKYO 2021 展示作品

ATOMIC ELEMENTS PIECES(販売製品パッケージ)


資金の使い道

今回皆さまにご支援いただいた資金は以下の項目に充てさせていただきます。

・展覧会の開催費
・展示作品の制作費
・販売用商品の製作費
・リターンの制作費
・campfireの手数料

展覧会に足を運ぶことのできない多くの方に自身の活動を知っていただくこと、そして作品のピースや完成した作品をより多くの方に手にとっていただくことをこのキャンプファイヤーでのプロジェクト公開の目的としています。

※本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行しリターンをお届けします。


リターンについて

作品を構成するピースのセットを始め、実際の展示作品のミニチュア版やオーダーメイド作品など、またトートバックなど日常使いできるグッズまで、幅広い種類のリターンをご用意いたします。
(リターンは全て送料・税込価格になります)


実施スケジュール

10/16-11/14  クラウドファンディング実施期間
10/16-11/14  文喫での展覧会開催期間
10/22-10/31  DESIGNART TOKYO 2021開催期間
2022/1-4/31 リターン提供


最後に

本ページを最後までご覧いただきありがとうございました。このような大変な社会状況の中、世界中の誰しもが多くの困難に直面されていると思います。私自身もそのような中で転職をし、困難な状況であるからこそ逆に、今この瞬間に自分がやりたいことを最も大切にし、積極的に作品発表をすることにいたしました。
自身の活動を通してデザインや美術分野を盛り上げていきたいという気持ちと共に、自身と同じ境遇の方達が第一歩を踏み出せるような励みの一つになれればとも思っています。
まだまだ未熟なプロジェクトではありますが、アップデートを続け、制作を続け、生涯に渡り発展し続けられるものにし、社会へ恩返しをしていきたいと思っています。

どうか皆様のお力添えをいただけましたら幸いです。

庄司 竜郎


*プロフィール

庄司竜郎 / Tatsuro Shoji

1993年東京都出身。2016年武蔵野美術大学視覚伝達デザイン学科卒業。同年より2020年まで都内デザイン事務所に勤務。2021年よりコンテンポラリーデザインスタジオwe+に在籍し、ブランディングプロジェクトや空間演出デザインに携わる。

https://tatsuroshoji.myportfolio.com/


<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。    
 ●事業者の住所/所在地:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。
 ●事業者の電話番号:請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/11/16 14:48

    design anthology というメディアに展覧会の様子、インタビューを取り上げていただきました!下記URLからご覧いただけます!https://design-anthology.com/story/designart-tokyo-japan-2021

  • 2021/11/15 11:04

    皆様のご支援のお陰で無事目標達成することができました!誠にありがとうございます。展覧会の方も無事終了いたしました。この後はご支援にそったリターンの準備を進めさせていただきますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします!

  • 2021/11/06 13:00

    文喫六本木での展示も残すところあと1週間(11/14まで)になりました!土日は会場でお待ちしておりますので、ぜひ実物をご覧いただけますと幸いです!

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