はじめに・ご挨拶

ホットドッグを食べる少年  自動的に生成された説明ページを開いてくださりありがとうございます。初めまして­!福島県郡山市を拠点にインターネットを介して、若い世代を対象とした地方移住や二拠点移住のハードルを下げるサービスを展開している株式会社アルストロメリアと申します。私たちは今回、カフェ事業を始めるべくクラウドファンディングに挑戦します。

この文章を書いて想いを伝えている私は、8月中旬よりこのカフェ事業のためにインターンをしている山村陽満里と申します。まず、私がなぜこのインターンに参加することになったのかお話しさせてください。私は大学2年生ですが新型コロナウイルス感染拡大の影響で、数えるほどしか大学に行くことができていません。特に昨年は完全オンライン授業で、何もできないまま一年が過ぎてしまいました。大学生活をこのまま過ごしていていいのか疑問に思い、「今年の夏こそ何かしたい‼︎」せっかくならもともと興味があった「地域に関わること」ができる取り組みにチャレンジしたいと強く思うようになりました。そして地域の方々のために何ができるか模索する中で、見つけたのがこのインターンでした。


このプロジェクトで実現したいこと

このプロジェクトで実現したいことは、郡山市中田町の古民家を改装し「地域内外の方が交流できる場所」を提供することです。7:00~17:00までが「青空喫茶店」というカフェ、17:00〜22:00は「星空酒場」という居酒屋として営業します。現在は店舗の改装工事に取り掛かるべく解体作業を行っており、もともと事務所だった場所を飲食店に改装している最中です。コロナ禍で飲食店を経営することは、簡単なことではありません。しかし今私たちがこの取り組みを始めなければ、中田町に飲食店を作ろうと思う人は現れないかもしれません。実際、近隣にかつてあった食堂も店主が年齢を理由に数年前に店じまいをしてしまいました。私たちはこの場所を守るべく、コミュニティスペースとしての飲食店を作ることにチャレンジします。「いつかこの風景が失われてしまうかもしれない」当たり前だと思っている風景を守りたい。そして中田町を心の故郷にしてほしい。そう思うのです。




郡山市中田町ってどんな場所?

郡山市は東北の主要都市の一つです。街の中心である郡山駅から少し車を走らせると、あっという間に田園風景が広がります。私は郡山市のことは知っていましたが、「中田町」の存在はこのインターンを通じて初めて知りました。中田町は郡山市の東の玄関口とも呼ばれており、春には日本三大桜の一つ“三春滝桜”が咲き誇ります。しかし福島県は東日本大震災をはじめとした数多くの地震・大雨により、人口流出が進んでおり“過疎化”という大きな課題を抱えています。郡山市中田町の例外ではなく、住民の半数が50代を占める高齢化が進んでいる地域です。


私たちが喫茶と酒場をオープンしようとしている場所は、一日4000台以上の車が通っています。しかし半径5キロ以内にはお店がないため、ちょっと飲食店に行くにもわざわざ郡山駅周辺まで行かなければいけません。そこで近隣住民の近くに気軽に立ち寄ることができる飲食店が欲しいという声に応え、飲食店をオープンすることにしました。私たちは今回のプロジェクトを通じて地元の方の願いを叶え、人々が思わず立ち寄りたくなるようなお店を作ることにチャレンジします。


中田町には人の「あたたかさ」があると私は感じています。散歩中に出会う地元の方が、初めて会う私にも当たり前のように挨拶をしてくれました。最初は少しびっくりしましたが、「おはよう」の一言がただただ嬉しく、ここでなら人と人とがつながることができると感じウキウキしました。挨拶ひとつでこんなに心があたたまる体験は初めてでした。慌ただしくすぎる日々の中で、人の温もりを忘れている人も少なくないと思います。私は中田町で、忘れかけていた人のあたたかさに触れました。今回このプロジェクトを契機に、1人でも多くの方にこのあたたかさを私は届けたいです。


中田町への想い

この自然豊かな場所に利便性を求める「発展」ではなく、今ある場所を廃れさせないために居場所を作っていきます。新潟出身の私は、大学進学を機に上京し、都心の便利さに感動しました。街の全てがきらきらして見えました。でも時々、みどりの広がる風景が猛烈に恋しくなります。田園風景が広がる道を自転車で通ったこと。家の手伝いで畑作業をしたこと。思い出すのは今まで過ごしてきた何気ない日々のことです。そして今まで暮らしてきた場所から離れた時、私は田畑が広がるあの景色が、空気感が好きだったのだと初めて気づきました。しかし都心の方が想像する田舎の田畑が広がる光景も、四季折々変わっていく風景も近い将来失われてしまうかもしれません。気づけば川沿いから蛍が消えたように、私たちの心のふるさとが気づけば手遅れになっているかもしれません。中田町だって今ある場所や豊かな自然が十数年後に存在しているとは限りません。「田舎はいいぞ」そう思える場所を守っていきたいのです。そのためには中田町という場所を、もっともっと多くの人に知ってもらいたいし、足を運んでもらいたいです。そして人の温かさに触れることができるこの地が、これから先もずっと続いていてほしいと願っています。


私は中田町に来なければ、人の優しさや暖かさを忘れていました。きっと何の疑問も持たずにオンライン授業のためにパソコンと睨めっこをして、アルバイトに明け暮れる日々を繰り返していたと思います。人と人とのが繋がることは、煩わしいと思うこともあるでしょう。しかし誰かと繋がっている、気にかけてくれる人がいることに気づいた時、「1人じゃない」そう思うことができました。






プロジェクトを立ち上げた背景

ここ数年で、一気にオンライン上で簡単に人と繋がる事ができるようになりました。実際に今回の取り組みも、オンラインを中心に推進しており、直接会わずにグランドオープンの準備をしています。仕事も、学校の授業もオンライン形態が一気に身近なものとなりました。しかし1年間オンライン授業を経験して、「このような時代になったからこそ、直接会って語り合う時間を大切にしたい」という想いはより一層強くなりました。人と人はやっぱり直接関わることで、日常の中に新たな発見があり心が豊かになる気がします。私自身、昨年は知り合いがほとんどいない状況の中新潟から上京し、一人暮らしを始めました。高校3年生の年は憧れていたまちで大学生活ができると心躍らせ、早く大学生になりたいと背伸びした気持ちで日々を過ごしていました。しかし実際には新型コロナウイルスの影響によりオンライン授業が続き、知り合いを作るのも一苦労。気軽に地元にすら帰ることができないため、何をするにも心細い気持ちが付き纏っていました。2年生になり、ようやく対面授業が開始され週に一度大学に行く生活が始まりました。学校からの帰り道の雑談がこんなに楽しいものだったのか。また今まで当たり前のように受けていた対面授業がいかに尊いものだったのかを再認識しました。コロナ禍で今までの「当たり前の生活」が失われました。だからより一層、直接人と繋がっていたい。強くそう思ったのです。

一緒にインターンをしている仲間たちです

青空喫茶店・星空酒場の魅力

○自然豊かな場所で、気軽にアウトドアを楽しむことができる

屋外には、焚き火スペースがあり気軽にアウトドア気分を楽しむことができます。キャンプをするのは少し面倒だけれど、気軽にアウトドア気分を味わいたい。そんな方にぴったりな場所です。ソロキャンプはもちろん、友人や家族とも気軽に焚き火体験ができます。私も小学生の頃は夏休みに決まって家族でキャンプをし、それが楽しみで仕方ありませんでした。しかしキャンプをするためには、手間も時間もかかります。今回オープンする青空喫茶店/星空酒場では、焚き火スペースが設置されています。忙しい日々だからこそ、日々の疲れを忘れ何も考えない時間が必要なのではないでしょうか。店舗に併設している焚き火のできる庭のスペースからは田んぼを眺めることができ、静かな空間を心ゆくまで堪能できます。


○昼は喫茶店、夜は酒場!

昼はコーヒー・お茶に軽食を提供して喫茶店として営業をしますが、夜は酒場として営業します。同じ店舗ですが、営業形態が変わり昼と夜で異なった雰囲気を醸し出します。店舗には屋外席を多く用意し、屋外テラスでコロナ禍でも安心して飲食をすることができます。満点の星空が広がる下で、炎を見つめて心を休めるのもよし‼︎焚き火を囲んでお酒を片手に、語り合うもよし‼︎昼夜問わずに、焚き火を楽しむことができます。ここではゆったりとした時間が流れ、誰にとっても心休まるような場所を提供します。

メニューはオーナーが全国から仕入れたこだわりの一品ばかりで、ひとつひとつにストーリーがあります。

メニューの一例

○青空喫茶店

・至福の青空セット(おにぎり、焼きおにぎり、味噌汁、おしんこ)

・コーヒー、紅茶、緑茶、レモネード、コーラ、プロテイン

○星空酒場

・感動の星空セット(味噌おにぎり、味噌物にこみ、キムチ、チーズ、生ハム)

・クラフトビール、日本酒、ウイスキー、ブランデー、ワイン、シャンパン


今回は究極のおにぎりのお話をします。

福島県は日本屈指の米どころで、全国食味ランキング「特A」獲得数3年連続日本一を獲得しています。しかし根強く残る風評などさまざまな課題を抱えています。農家の方々が作った自信と誇りの福島のお米の多くの方に味わって欲しい。特にここ中田町のお米を味わって欲しい。そんな想いを込めてオーナーが、独自ルートから中田町のお米を仕入れます。おにぎりというシンプルなメニューだからこそ、お米の美味しさを味わって欲しいのです。

○星空酒場ではさまざまなお酒を楽しむことができる

福島県は日本有数の酒どころで、明治時代から続く全国新酒鑑評会にて8年連続金賞と言う偉業を達成しています。福島県には数多くの酒蔵が存在しています。星空酒場では、お手頃価格なお酒だけではなく、少し物珍しいお酒まで取り揃えていきます。せっかく福島に訪れたからには、美味しいお酒を味わっていただきたいです。


焚き火を見ながら日々の疲れを癒やし、お酒を片手に乾杯しませんか。

炎を見つめていると不思議と心が休まります。パチパチと音を立てながら、燃え盛る炎は思わず人の目を惹きつけます。そして気づけばぽつりぽつりと、言葉が溢れ自分でも意識していなかった言葉が溢れ出します。自分の中にあるモヤモヤを受け止めてくれる相手がここにはいます。「1人じゃない」と思わせてくれる場所なのです。気づけば本心が溢れ出してしまうような魔法にかかったように、日頃の疲れを全て飲み込んでくれるようです。

私自身、この焚き火を見ながら初対面の方々と日頃話すことのないような想いをぶつけました。中田町の方々はとてもフレンドリーですし、オーナーである高橋社長は、とてもパワフルな熱い方です。初めて会った私にも気さくに話しかけてくださる朗らかさに、まるで長年の知り合いだったような安心感を抱きました。

焚き火の炎が中田町に、希望をもたらす光として存在していてほしいのです。初めは小さな光かもしれませんが、その灯火を青空喫茶/星空酒場を通じて1つ1つと広げていきます。



資金の使い道・実施スケジュール

今回は130万円を目標にクラウドファンディングに挑戦しています。皆様からいただくご支援は、アウトドアの設備代・広告費に使用させていただきます。今冬にグランドオープンすることを目指し、現在店舗の改装工事を行っています。このプロジェクトを通して、中田町を”地域住民の力で発展をとげる持続可能なまち”にしたいです。自分たちが主体になってまちを盛り上げられることはこれからの地方に必要な力ではないでしょうか。今ある場所を皆さんと一緒に守っていきたいです。ここまで読んでくださりありがとうございました。私たちが目標としている青空喫茶店/星空酒場のオープンはここから始まります。

ご支援、ご協力のほどよろしくお願いいたします。


※衛生責任者は取得済みで、現在保健所の指示に従い店舗の改装を行っています。営業許可書をいただければオープンすることが可能ですので、保健所の規定に従い工事を進めています。


・目標金額内訳

アウトドア用品の購入、設備 100万円

広告費(チラシ、のぼり) 15万円

CAMPFIRE手数料17% 


リターンのご紹介

・お礼メール 1000円

青空喫茶店/星空酒場を、純粋に応援したい方向けです。感謝の気持ちを込めてメールを送らせていただきます。

・お礼メール+ドリンク券1杯 3000円

・お礼メール+ドリンク券3杯 5000円

・お礼メール+ドリンク券10杯 10000円

感謝の気持ちを込めて、メールとドリンクチケットを送らせていただきます。

ドリンクチケットは、青空喫茶店・星空酒場のすべてのドリンクで利用可能です。

・至福の青空セット+ドリンク券 5000円

・感動の星空セット+ドリンク券 8000円

・手紙 5000円

感謝の気持ちを込めて山村が手紙を送らせていただきます。

・一日スタッフ体験 10000円

・店内貸し切り券 20000円

・ホームページにお名前記載

個人スポンサー 小3000円,大5000円

企業スポンサー 小10000円.大30000円

※ホームページにリンクを貼ります

・企業様向け

交通量が一日4000台の道路に1年間看板設置(1組) 300000円

交通量が一日4000台の道路に2年間看板設置(1組) 500000円

※看板のサイズは、横1.8m×縦0.9mです。夜にはライトアップも行います。

※このデータは福島県県中建設事務所の2016年データと弊社が2021年春に行った実測値です。


最後に

このプロジェクトは私自身にとっても挑戦です。私の夢である「地域の方と関わること」その具体的な答えはまだありません。しかしこのプロジェクトを通じて、ようやくその一歩目を踏み出すことができました。私だからこそできることがある。少しだけ掴めたこの思いが、このクラウドファンディングをみていただいたあなたに届くと嬉しいです。


こんな世の中だからこそ直接人と語り合える場所を大事にしていきたい。

 

心のふるさとになる中田町の風景を守りたい。

 

そう強く思います。そして何より青空喫茶/星空酒場を訪れる皆さまにこころ休まるひとときをお届けしたいです。青空喫茶店、星空酒場がオープンしましたら、一度郡山市中田町まで足を運んでください。最後まで読んでくださりありがとうございました。


オーナーからのご挨拶

みなさま、初めまして。本プロジェクトを運営する株式会社アルストロメリアの代表取締役CEOの髙橋 翔と申します。

私は東京都出身ですが電気系工業高校生であった頃、全国をバイクで旅した頃に今回の舞台、福島県郡山市に出逢いました。そして2014年より東京と福島の二拠点居住を開始しました。来たるこの混乱の時代を想定し2016年に福島県に移住し、福島県の政治行政や地域性、県民性などを知るべく活動しています。

過疎地、限界集落というのは人口減少と少子高齢化により、飲食店をはじめとしたあらゆる企業や事業者が減っていき、地域内にも変化や新しい事が起こりづらい環境になっています。それが結果としてつまらない場所になり負のループでより過疎化が進むのでありますが、ある意味ではそれらは視点を変えれば、今の時代においては人々が求める環境そのものでもあります。コロナ禍対応のオープンテラス型、テイクアウト仕様、更には気軽に地域資源の森林間伐材の『薪』を燃やし放題で楽しめる『焚き火』や『キャンプファイアー』を手ぶらで体験しながら食事を楽しめるようにします。

今、全国から来てもらっているインターン大学生たちには、経験のした事のない挑戦をしてもらい日々苦悩しながらプロジェクトに参画してもらい、そして全ての権限を与えています。本クラウドファンディングについても私ども大人の立場からは助言等もせず、自由に、かつ責任を持たせ、知らないことは自ら調べ、議論し、現地を自ら動き回り、答えのない世界に答えを自ら見つけ、提示するというスキームを体験してもらっています。若者のチャレンジにどれだけ大人が応え、支援できるのか。そしてこの結果と経験を活かし、最終的には若者らが10年後、世界の主役世代になったタイミングで活躍してもらえれば本望です。


世の中に溢れるあらゆる課題に対して、空き家や遊休資産を活用し、低コストでみんなの遊び場、癒しの場をつくり、若者が育ち、地域が甦る。発展する必要はありません。低空飛行でも持続可能な仕組みを地域に作る。これで人々の心に希望や自信が復活します。
自信を失くした日本人らに、挑戦する勇気を与え、個人をエンパワーメントする。そんな伸びしろだらけで進化し続ける『青空喫茶店』『星空酒場』の完成を楽しみにしている大人です。みなさま、プロジェクトのご支援、何卒よろしくお願い致します。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2021/10/22 18:00

    こんにちは、山村です。「郡山市中田町に人とのつながりを感じられる喫茶店&酒場を作りたい‼︎」プロジェクトが始動してから数日が経ちました。さっそくご支援ありがとうございます。まだまだ遠い道のりではありますが、プロジェクト達成を目指し日々活動していきます‼︎今回は改装工事の進捗状況をお知ら...

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