あなたの大切な思い出を世界にひとつだけの西陣織の絹織物に。大切なペットとの思い出を、西陣織の技術を用いたフォトファブに織り上げてみませんか?

フォトファブとは?




本プロジェクトについて

 わたし達「株式会社DIAPRENDA」は、服飾雑貨や西陣織のネクタイを生産・販売する企業として2007年に創業しました。現在では、卸売・インターネット通販を中心に、高品質・高機能なビジネス小物や、高級カシミヤマフラー・ストールなどのファッション小物を販売しております。

この度、日ごろからタッグを組む西陣織の老舗織元と5年に渡る年月、構想を練り、技術革新を続けてきたフォトファブを多くの方に知っていただきたいと思い、プロジェクトを立ち上げました。

織機は大切にメンテナンスされ、今でも現役

工房の中には織機が並び、リズムよく音を立てながら生地を織り上げています

 京都市上京区から北区にわたる地域は、西陣と呼ばれています。
応仁の乱で東西分かれて大きな合戦があったのは皆さまよくご存知かと思いますが、その西軍が陣を敷いた場所として、西陣と呼ばれるようになりました。
そんな日本の歴史に深く関わりのある西陣は、「西陣織」と呼ばれる先染めの紋織物が伝統的工芸品としてよく知られています。

左:カラカラと回る糸繰機 右:先染めされ糸繰機にかけられた後の絹糸たち明治維新より洋装文化が取り入れられ始めた日本で、元々帯などの和装を織っていた西陣織の織元たちは、ネクタイ生地の生産を始めました。繊細な技術で織られたネクタイ生地は、社会で働く人々の装いを華やかに支え、おしゃれで高級感のある胸元を演出してくれるのです。
そして、当社も西陣織のネクタイをオリジナルで生産し販売する為、西陣織の織元とタッグを組むようになりました。

 そして現在、西陣織は苦境に立ち向かっています。
継承者の減少、洋装文化の浸透した現代社会での着物の需要低下、クールビズでのネクタイの着用機会の減少など、絹織物の産地としてこの苦境に立ち向かうために更なる革新が求められています。
90年代後半からパソコンやインターネット、スマートフォンの普及、世の中の科学技術は大きく進化していきました。
その技術を活用して、西陣織も新たな技術革新を模索し始めたのです。
20年前から、写真やイラストを紋織りに反映させられないかと、模索を続けてきていたのです。

手前に見えるのが紋紙 これで図柄を織り上げる指示を出します 当時は、紋紙(もんがみ)と呼ばれる図柄の専門用紙を作成する必要がありました。手書きの紋紙には、作成に膨大な時間を費やしてしまうデメリットがあり、L判の写真1枚を紋紙に起こすのにかかる時間はシンプルな構図でも1年以上の時間が必要でした。これでは、とても個人向けにオリジナルで作成するなどはできません。
苦しみながらもネクタイに写真の図柄を反映させようと技術開発を行っていました。
5年ほど前に、この技術をネクタイ以外の形で表現できないか?と織元へ相談を持ち掛けたのがフォトファブを始めるきっかけとなりました。
愛犬などのペットの写真を撮る機会もスマホの普及とともに増えました。愛情たっぷりの写真たちを特別な形で残したい。そう思い西陣織のこの技術と掛け合わせて商品化をできないか?と構想を練り始めました。しかし、5年前でもまだ写真のような表現は難しく、商品化には程遠かったのです。
日本の伝統産業をご家庭でも楽しめるような手軽さで提供することはできないか?試行錯誤の毎日でした。
技術者の日々の研究と何度も何度も試作を重ねた結果、画質の取り込み技術も上がり、複雑な色や質感まで表現できるようになりました。
絹糸を高密度で織り上げる西陣織には、速さではなく精密さが特徴です。じっくりと一織り、一織り、細かく織り上げていきます。色彩の表現幅も広がっていき、複数の色糸を合わせ多彩に色を表現できるように研究を重ねました。
改良に改良を重ね、幾度となく研究し、20年の年月を経てようやく、約2週間で写真を絹織物に織り上げることが可能になったのです。
経糸(たていと)、緯糸(よこいと)を、ベテランの技術者が細かく調整し、写真をまるでそのままに表現できるように。

ひとつひとつの色味を調整します

フォトファブではお預かりした画像をひとつひとつ解析し、絹織物として最適な色味を出せるよう調整いたします。
織りあがったフォトファブは、光の加減で、きらめき、陰影が変わるので、飾られる場所によっても表情を変えてくれます。

世界でひとつだけのフォトファブを織り上げ、お客様のお手元にお届けしたい。
日本伝統の技術、西陣織を新しいカタチでお手元にお届けしたい。
織り上がった生地を丁寧に額装してお手元にお届けします。


販売元であるわたし達「株式会社DIAPRENDA」と織元で新たな西陣織の楽しみ方を創っていきたいと考えております。


【募集方式について】

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


【集まった資金の使い道】

フォトファブのマーケティング活動に使用します。
フォトファブを通して西陣織の魅力をさらに多くの方に知ってもらい、西陣織をもっと身近なものにしていきます。
いつの日か、世界中のあらゆる地域で、西陣織が楽しまれるように。
日本の伝統文化を広める活動を行っていきます。


【リターンについて】



【ご支援から、制作・発送までの流れ】
画像入稿から2週間ほど、お時間をいただき一つ一つ織り上げていきます。

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プロジェクト掲載期間終了後、ご支援いただいた皆様へ画像入稿のご案内のメールをお送りいたします。

いただいた画像を元に、シルク糸でフォトファブを織ります。

一つ一つを額装(マット・額縁をセット)し、ギフトボックスへ梱包します。

ご指定のご住所へ発送させていただきます。

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<<早割・数量限定企画>>

フォトファブ(大) 早割10%OFF 先着10名様
販売価格26,800円 ⇒ 24,120円 (送料・税込)

サイズ:ワイド4切 額縁外寸347㎜×452㎜

フォトファブ(小) 早割10%OFF 先着10名様
販売価格16,800円 ⇒ 15,120円 (送料・税込)

サイズ:キャビネ2L 額縁外寸196㎜×247㎜

CAMPFIRE限定企画:フォトファブセット 10%OFF 先着10名様
フォトファブ大・小 各1点ずつがセットになります。
※大小それぞれ別のお写真でも作成可能です。

販売価格41,420円 ⇒ 37,278円 (送料・税込)
サイズ:(大)ワイド4切 額縁外寸347㎜×452㎜
    (小)キャビネ2L 額縁外寸196㎜×247㎜


「特選セット(大)」先着10名様 
フォトファブ(大)&西陣織オリジナル シルク100%ネクタイ1点

販売価格:26,800円 (送料・税込)  
サイズ:ワイド4切 額縁外寸347㎜×452㎜

「特選セット(小)」先着10名様
フォトファブ(小)&西陣織オリジナル シルク100%ネクタイセット

販売価格:16,800円 (送料・税込)
サイズ:キャビネ2L 額縁外寸196㎜×247㎜

≪通常販売価格≫

フォトファブ大
販売価格26,800円 (送料・税込)
サイズ:ワイド4切 額縁外寸347㎜×452㎜

フォトファブ小
販売価格16,800円 (送料・税込)
サイズ:キャビネ2L 額縁外寸196㎜×247㎜

フォトファブ大・小セット
CAMPFIRE価格41,420円 (送料・税込)
サイズ:(大)ワイド4切 額縁外寸347㎜×452㎜
    (小)キャビネ2L 額縁外寸196㎜×247㎜
 ※セットのお取り扱いは、CAMPFIREのみとなります。


お届け予定:2022年1月
※ご支援いただきました場合、画像のご提供順に制作に入らせていただく予定です。


~ちょっと豆知識~「西陣織の歴史」

 西陣織の歴史は、古くは古墳時代にまで遡ります。5,6世紀ごろに大陸から養蚕と絹織物の技術が伝えられ、飛鳥時代、奈良時代を経て、やがて平安京へ遷都された頃から、現在の上京区を中心に織物業の技術者たちが集まってきました。

応仁の乱は11年間も続き、京都の町は戦火に巻き込まれました。壊滅的な状況から多くの技術者や商人達は戦火を逃れて今の堺などへ逃れていき、織物業は壊滅状態となりましたが、戦乱が治まると彼らは再び京都へ戻り、西軍の本陣跡、西陣で織物業の復興に努めたのです。

そこから、西陣織という呼び名が広まりました。

また、この頃には、大陸伝来の高機(たかはた)という技術を取り入れ、先に染めた糸を使って色柄や模様を織り出す紋織が可能になってきました。こうして紋織の技術が確立され高級絹織物「西陣織」の基礎が築かれていったのです。

西陣織の技術や産地としての西陣は時の朝廷からも認められ、有名な戦国大名などからも保護を受ける一方で、技術革新にも力を注いでいきました。江戸時代になるとその勢いは増していき、さらに繁栄していきました。

しかし、江戸時代半ばを過ぎる頃には、西陣織をまたも苦境に見舞われます。長く続く飢饉で世の中は不安定に。幕府からの奢侈禁止令もあって需要が減少。京の街が大火事にも見舞われたり、他の地域でも絹織物の産地が続々と生まれたり・・・と苦しい状況が訪れていました。

明治になると首都が東京に移り、京の街全体もそれまでの勢いを失っていきました。

そんな状況でも、西陣織の技術者たちは、引き継がれた不屈の精神で、技術革新の道を模索します。

文明開化のこのチャンスに、人材をフランスなどヨーロッパへ派遣。西陣近代化を胸に送り出された人々は、先進技術を学び、文字通り命懸けで戻ってきました。長く厳しい航海の末、フランスのリオンから、日本へたどり着いたのはたった二隻の船だったそうです。

その二隻の船に織機が積まれており、西陣にジャガード織物の技術が持ち込まれ、西陣織は近代化していったのです。

何度も何度も苦境に立ちながらも、西陣織の技術者たちは技術を後世へ繋ぎ、革新を続けてきました。


  • 2022/01/13 20:00

    こんばんは。DIAPRENDAです。この度は、弊社のプロジェクトをご支援いただき誠にありがとうございます。ただいま、織元ではリターンの生産を行っています。お預かりさせていただいたお写真をひとつひとつ調整し、織り上げていく工程です。絹糸も細く撚り上げられた糸を使用しており、繊細な仕上がりに。見る...

  • 2021/12/21 20:00

    2021年12月20日 プロジェクトが終了いたしましたこの度は、PHOTOFAB~日本の伝統 西陣織の技術を使って思い出をカタチに~ をご支援いただき誠にありがとうございました。たくさんの皆さまにご覧いただけたこと、誠に感謝しております。西陣織は、とても繊細な技法で絹織物を織り上げています。近...

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