私の住む丹後という地域の文化は古くから海と共に作られて来ました。荒々しく白波を立てる海も穏やかに煌めく海も遙か昔からこの地の側にありました。丹後の歴史を紐解く鍵はきっと海の底に。まだ誰も知らない時の旅に一緒に出てみませんか?


目次

 ①プロジェクト誕生秘話

 ②プロジェクト概要

 ③メンバー紹介

 ④プロジェクトについて

 ⑤どんな調査をするの?

 ⑥資金の使い道

 ⑦リターンについて

 ⑧スケジュール

 ⑨メッセージ


①プロジェクト誕生秘話

このプロジェクトは、高校生の私が「水中遺跡を探す」というものですが、最初にどうやってこのプロジェクトが誕生したか、お話させてください。

ある昼休み、いつものように本棚の間をゆっくりと歩きながら本の背表紙を見ていた時、「うみ」が広がっていたのです。歴史と海が好きだった私は水中考古学というタイトルにどうしようもなく惹きつけられました。

そうして読み始めた本が小江慶雄著の『水中考古学入門』でした。数千年も前に沈んだ船が昨日沈んだかのような状態で発見される……丹後は弥生時代後半〜古墳時代に大陸との交易が盛んに行われており、その時に使われた船が沈み、海底に残っているのでは無いかと仮説を立てました。


水中遺跡に詳しい人を探し始めましたが、中々自分の力だけでは見つからず、行き詰まった時に「roots」のことを知りました。京丹後市未来チャレンジ交流センター「roots」は、京丹後市から委託を受けて、有限責任事業組合まちの人事企画室が企画・運営をしている、人と人がつながるプラットフォームです。



水中考古学について、自分なりにいろいろと調べて仮説を立てました。丹後は海とのつながりの強い、海を大切に思う人が多い地域です。私の地元の海にも水中遺跡はあるはず...。水中考古学について調べたことを、学校の自由研究などで発表をしました。

こうして、丹後の海の遺跡を見つけるためのプロジェクトがスタートラインに立つ...。でも、水中考古学について調べると、丹後には専門の方がいないと分かりました。Rootsと一緒に、水中考古学に詳しい人を探すため、SNSを通じて呼びかけたところ、水中考古学者の佐々木蘭貞(ランディ) さんと出会いました。

クラウドファンディングで水中遺跡探査をしてみては?と話が持ち上がりました。すると、水中ドローン会社水中測量会社(水中遺跡探査のスペシャリスト)考古学者の方々...。どんどんプロジェクト協力者が増えてきました。予想もできないほど多くのことが起き、沢山のアドバイスをもらいながら進み、丹後水中考古学プロジェクトは誕生しました。

 あやのNOTEもあります。


②プロジェクト概要

それでは、簡単にプロジェクトについて紹介します。

プロジェクト概要

●地元の海を調べたい!~女子高生の呼びかけに水中考古学・遺跡探査の専門家が集まる!

●水中遺跡探査って難しそう?~研究の始まりから探査までの道のりを随時配信!支援者と一緒になって水中考古学について学んでいきます。

●研究はまだまだこれから…~始まったばかりの研究。多くの人から教えてもらいながら、調査を進めます。

●本当に水中遺跡って見つかるの?~ユネスコの推定では、数百万の水中遺跡が世界にはある!地域の情報を集め、最もポテンシャルの高い場所を探査します!

●どうして丹後?何があるの?~丹後の歴史は海とのつながりが深い。でも、水中遺跡の調査はほとんどおこなわれたことがない!まだまだ未知の遺跡がたくさんあるはず!


プロジェクトの醍醐味は?

日本で初めて高校生が行なう水中考古学調査!

何が見つかるのかわからない?

古代(弥生~古墳時代)の水没遺跡?

中世の沈没船の発見に立ち会えるか?


ところで...丹後ってどこ?

丹後ってどういう所なの?丹後は京都府の最北部に位置し、東は舞鶴市、西は兵庫県豊岡市、南は福知山市に接する地域の総称です。自然豊かで間人ガニや久美浜の牡蠣、丹後とり貝などの美味しい物も沢山ある”海の京都”です。日本三景である天橋立などが有名です。





たくさんに人に丹後の魅力を知ってもらいたい…丹後の歴史のカギを握る水中遺跡が、きっとある。美しい丹後、ここで私は生まれ育ちました。


③メンバー紹介

今回、調査に参加するメンバーを紹介します。

1. あや 

丹後の高校生です。

このプロジェクトを発案しました!地元の海で水中に眠る遺跡を見つけたい。

2. 京丹後市未来チャレンジ交流センター roots

高校生や地域の方が集い、新たなチャレンジができる居場所。”やってみたい”を言葉にして壁に貼ることで可視化し、地域内外の大人も巻き込みながら、プロジェクトベースの伴走支援を行っている。

初めまして。京丹後市未来チャレンジ交流センターrootsの稲本朱珠と申します。

京丹後市には、大学や専門学校という進学先がなく、高校卒業と同時に約9割がまちを出ると言われています。高校時代に自分の「やってみたい」ことを通して、地域を知り、大人と一緒にプロジェクトを進めていく機会ができるよう日々伴走しています。

高校生のあやさんから「水中考古学」を学んでみたいという想いを聴いて、協力してくださる方を見つけるべくSNSで発信し、このプロジェクトチームが発足しました。

高校生の可能性がぐんと広がる瞬間に立ち会えること、丹後の海のロマンを一緒に体験できることを楽しみにしています。

ぜひ応援のほど、どうぞよろしくお願いいたします!

3. 佐々木蘭貞(ランディ)一般社団法人うみの考古学ラボ 代表理事 

当プロジェクトの研究主体。文化庁の水中遺跡調査検討委員会にも関り、日本の水中遺跡調査の体制整備のために様々な活動を行なっています。福岡県相島沖では平安時代の瓦が集積した遺跡の調査などに参加しています。

水中遺跡を破壊する要素は、開発や漁業、津波・台風などの自然災害。丹後は海の開発が進んでおらず、漁業従事者も海を大切にする人が多いです。災害も比較的少ないので、手つかずの遺跡が残されている可能性も。丹後は、大陸との交流も盛んな割に考古学情報が断片的です。そんな丹後で水中遺跡調査を始めたい!という高校生がいたなんて感動でした。水中遺跡を見つけることに全力で取り組みます! 今は、自分の研究よりものめり込んでしまっています!残念ながら、あやさんはまだ研究者ではないので、研究費などにはもちろん申請できません。その代わりに、私の社団法人が主体となり調査を進めます。丹後の海で一緒に水中遺跡を見つけませんか?    

            一般社団法人うみの考古学ラボも宜しく。

4. 石村智(国立文化財機構 東京文化財研究所)

Open photo 東京文化財研究所の石村智です。これまで海の文化遺産に関連した様々な調査研究に携わってきました。 丹後の歴史と海のつながりについては、私の著書『よみがえる古代の港―古地形を復元する―』(吉川弘文館、2017年)にも書かせていただきました。古代の丹後には天然の良港が点在し、日本海を通じた海外との交易も盛んであったと考えられます。またこの地域の遺跡からは、海外とのつながりを示す遺物も数多く見つかっています。

本プロジェクトで、水中から古代の遺跡を見つけることができたなら、丹後が古代の日本において海外への玄関口であったことを証明することができるでしょう。皆様におかれましては、なにとぞ本プロジェクトの成立にお力をお貸しただければ幸いです。

5. トライワース株式会社~水中映像を支援者にお届け! 

トライワース株式会社代表取締役芹澤慶行です。水中ドローンの浸透・一般化に向けて活動を展開しています!僕と年齢が近い高校生が地元の海に眠っている遺跡を見つけたいという強い意志で自分で積極的に活動し僕の耳まで入ってきたので、この行動力を絶対に無駄にしたくないという想いからプロジェクトに参加することを決めました。 今回のトライワース株式会社のプロジェクトの役割としては、丹後の遺跡を調査し映像に残し格好いい映像を創ること。また地元の皆さんに水中ドローンを知っていただくことだと思っております。 支援者の方々も一緒に調査をしているような映像をお届けしますのでぜひよろしくお願いいたします! 

トライワースは皆様一人一人にフォーカスし 挑戦するきっかけを提供することで、一人一人の人生に革命を起こし、豊かにしていくことを理念に掲げています! 皆様がこぞって水中ドローンで水中を覗く。そんな世の中を実現することを全力で目指して参ります!

6. ウィンディネットワーク

海洋調査会社ウインディーネットワークは、幅広い専門知識、最先端技術を開発・研究・習得しており、学術調査、工事用計測、水産漁業用調査、ダム堆砂測量、水中考古学等、多くの分野で活躍しています。サイドスキャンソナーや磁気探査など様々な探査機器を保有し、また独自技術の開発も行なっており、様々なプロジェクトを通して学術調査や町おこし事業などにも協力しています。丹後の調査では、様々な水中探査技術のノウハウを考古学者に提供します!

ウィンディネットワークは、学術調査・町おこし事業など様々な活動を支援!


 

④丹後水中考古学プロジェクトについて 

     ウィンディネットワークの研究所にて      

はじめまして、水中考古学者の佐々木ランディです。一般社団法人うみの考古学ラボの代表をしています。時々、テレビなどに出演していますので、見たことがあるかも? ここからは、ちょっと話が難しくなります…。あやさんにかわり、バトンタッチして、考古学調査については、私が説明します。



水中考古学って何?

水中文化遺産保護条約みなさん、水中考古学ってあまり聞かないですよね。丘の上にも遺跡があるように、うみ(海や湖)の中にもたくさんの遺跡が眠っているんです。水中の遺跡と聞くと、タイタニック号などの沈没船が思いつくかもしれません…。もしくは、沈没船に眠る財宝など? 

でも、水中にはもっといろいろな種類の遺跡があるんです。今から数万年前の旧石器時代の遺跡や、数千年前の青銅器時代の沈没船など様々。日本でも縄文時代の水中遺跡が発見されていますし、蒙古襲来の船が発見された鷹島海底遺跡も有名です。ユネスコは世界には300万隻の沈没船があると言い、全世界の水中遺跡の数は数百万件にも登ると考えられます。

韓国・沈没船出土遺物日本にも水中遺跡がたくさんあるはずなんです!そして、丹後の海はそんな水中遺跡を発見するポテンシャルが高い場所なんです!京都にも近い丹後は、日本海の海運のハブでありながら、どのような水中遺跡が存在しているのか、そのポテンシャルすらつかめていないのが現状です。丹後にもきっとある水中遺跡、どんなものがあるんでしょうか?

 

丹後の海事・水中文化遺産のポテンシャルとは?


函石浜遺跡丹後は古代から近世まで続く日本海交易の中心地。大陸との交易も盛んにおこなわれていました。台風や津波などの自然災害も少ない地域なため、水中遺跡がそのまま残されている可能性が高い。そして、現在は開発がほとんど行われておらず、太古の海の様子をそのまま残しているところもあります。そんな水中遺跡の発見のポテンシャル3拍子揃ったところですが、水中遺跡調査がほとんど行われたことがありません!

学術的評価のポイント


丹後地方は日本海の交流のハブ・主要な地のひとつだった?


⑤どんな調査をするの?

潜水調査の様子     (撮影:山本遊児)水中遺跡の調査と聞くと…どうしてもダイビングを連想してしまいますね。ですが、実際に水中遺跡を探すにはダイビングによる調査はほとんどしません。海の上から音波探査など海洋探査機器を使って海の中を調べます。イルカやクジラが音波を使うのと同じですね。音波探査の他に、例えば磁気探査など様々な手法で海底に何かあるか探ることが出来ます。

また、考古学者はあてもなく、やみくもに水中探査をするわけではありません。世界の水中遺跡の発見の事例は、漁師さんやダイバーによる情報、開発に伴う事前調査、そして、文献史料から場所を特定して考古学者が調べることがほとんどです。特に、イギリスやデンマークなどヨーロッパでは、洋上風力発電など海洋開発に先立って行われる海域の調査で数千~数万件の水中遺跡が発見されています。また、海から何かを発見したっ場合などは、報告の義務があります。日本には、このような「海揚がり品」の報告の義務、事前調査の体制が整備されていません。そのため、考古学者が一つ一つ丁寧に情報を探ってく必要が有ります。

地域の海揚がり品の例世界の水中遺跡の調査がそうであるように、このプロジェクトは、2段階に分けて実施します。最初に、丹後の水中遺跡のポテンシャルを調べます。漁師への聞き込み調査や、ダイバーなどから情報を集めます。水中遺跡のようなモノをみたことがある人がいれば、ぜひ、情報をお寄せください!また、文献資料などから過去の海難事故について調べます。この事前調査を実施し、水中遺跡のポテンシャルリストを作成します。次に様々な機材を用いて海底を探査して遺跡の確認を目指します。

最初のステップ

 地元の「うみ」に関する情報をできる限り集めます。

次のステップ

 集めた情報をもとに、水中探査機器を使って海底を探索します。

現在、特に久美浜周辺の古代から中世の遺跡について、また、宮津周辺などに存在する可能性のある海難事故などを記した文献史料を調べています。この事前調査は、いわば、地域の水中遺跡のポテンシャルを示すリストとなります。水中遺跡の調査は、様々な機器を用いた探査が話題となりますが、地元の海と関りのある方々への聞き込み調査など事前調査・資料調査が行われた上で実施しています。それらの情報から探査する場所を絞り込みます。

現在、すでにあやさんが地元の方々へのインタビューなどを進めています。実際に、海の中で何かを見た!子供の頃に沈没船があった!という情報が集まってきています。それらの情報をこれから整理していきます。

聞き込み調査が水中遺跡を発見する第一歩となります

文献史料・聞き込み内容など様々な情報をデータベース化して地図に示していきます

地元の方の、うみの情報が最も重要

これ等の情報を集めた後は、いよいよ海底遺跡の探査です。当プロジェクトでは、最終的にはいくつかの探査機材や水中ドローンを用いて遺跡の探査を実施する予定です。弥生・古墳時代の大陸との交易を示す跡(特に箱石浜の沖の水没遺跡)、中世の湊(久美浜の湊跡)、近現代の日本海交易の証拠を示す遺跡(沈没船)などを想定しています。探査機を船に取り付けて海域を行ったり来たりして海底面の様子を映し出します。様々な機材があり、それぞれ特徴があります。海域や調査目的に最適な探査機器を使う必要があり、探査会社と考古学者のコラボレーションが重要となります。海底探査にはウィンディネットワークさんに協力をいただく予定です。

現在の主なターゲットは...

   ①古代の遺跡・函石浜遺跡の沖
   ②古代~中世の湊の調査
   ③近現代の沈没船

ウィンディネットワーク社が保有する探査機器...いろいろな機材がありますね!

海域の探査中。揺れる船の上でパソコンの画面を見つめていると…(船酔いしそう)

海域をくまなく探査します。揺れる船の上でパソコンの画面を見ながら、何か出てくるか...念じます。同じ海域を行ったり来たりしながら。


そして、最終的に、「何かがありそうだ!」とわかったら、水中ドローン、もしくは、潜水調査を実施します。


水中ドローンって何?

メディアではドローンという言葉は聞いたことがあるけど、水中ドローンという言葉は聞いたことがない!という方が多いと思います。

水中ドローン(ROV)とは、水の中を潜水・潜航しながら撮影できる小型無人機の通称です。 

操縦者は船上や陸上から遠隔操作による機体の操縦を行い、リアルタイムで機体の撮影映像を確認できます。

まだ少し水中ドローンについてわからない方はこちらの記事をご確認ください!

水中ドローンは水中遺跡調査以外でも様々なところで活躍しています!

・河川やダムの調査
・養殖場の魚や定置網の点検・水泳やシンクロ、ダイビングなどの水中撮影
・釣りのサポート
・船底調査

などでも活躍しています!

今回の水中遺跡調査では、海の上から音波探査など海洋探査機器を使って海の中を調べ、丹後の海に眠っている遺跡の大まかな場所を特定し、水中ドローンで撮影し映像を遺します!

その他、水中遺跡の映像はこちら(⇦湖に何年も沈んでいる鳥居)

今回の調査...いったい何がみつかるのでしょうか?
世紀の大発見となるか?


水中考古学、調査の説明、水中ドローンの説明、ありがとうございました!それでは、資金の使い道、リターンについて、スケジュールについて説明をいたします。


⑥資金の使い道

磁気探査の様子 当プロジェクトは、主にボランティア・研究協力という形を取っていますが、それでも費用は発生します。使用する機材は数千万円のモノも…。主に探査機器や水中ドローンの使用にかかる費用、旅費・滞在費、傭船代、また、ビデオ作成費用などに使用いたします。通常、マルチビームなど海の探査だけで1日50万円以上はかかります。

このプロジェクトは、どこかの大学の研究室や自治体のバックアップ、企業のサポートががあるわけではありません。資金的には、全くのゼロからのスタートです。調査も、学校の授業の合間や、支えてくださっているメンバーの空いた時間で進めています。多くの人に支えてもらいながら、成長しています。

クラウドファンディングでは、支援していただいた方々の資金を無駄なく使用するため、目標額を設定し、支援者の意見および期待される学術的成果の検討を通して調査の範囲・調査対象を決定します。目標額を超えれば、それだけ探査するターゲット、探査にかける日数が多くなり、より多くの遺跡を発見できるチャンスに繋がります。

ステージ1 300万円  必要最低限の探査費用。1~2か所、およそ1週間の探査を実施します。

ステージ2  450万円  3~4か所、いくつかの探査機材を使用して1~2週間の探査を実施します。

NEXT STAGE ???万円... 目標達成額を超えても探査個所、探査日数、探査の機材などを変えることにより、確実に水中遺跡を見つけることが出来ます。音波探査・磁気探査・地層探査・金属探知機...様々な機材を使って確実に水中遺跡を捉えます!


⑦リターンについて

このプロジェクトをサポートしていただくことの醍醐味は、「高校生が始めた水中遺跡の調査」の一員となることだと思います。リターンに、特に日常生活に役立つ商品や、おいしい食べ物があるわけではありません。高校生が始めたプロジェクト、何が達成できるのか、その過程と成果を見てもらうこと、一緒になって目標に向かうこと。それらを楽しんでいただければ幸いです。

そもそも、学者や行政担当者でさえ水中遺跡の調査を実施したことがほとんどない場所...。何が待ち受けてうるのでしょうか?それに高校生(とその仲間たち)が立ち向かっていく。一緒に仲間になってみませんか?

いろいろな種類のリターンを準備していますが、大まかに、以下のタイプに分けられるかと思います。

●積極的に調査に関わりたい!

プロジェクトの名前を決めてもらうネーミング・ライツを1名様。プロジェクトスポンサーやサポーターなどを用意しています。

成果報告書、プロジェクト冊子、成果報告会にも参加きます。プロジェクト特設ページも開設します。支援者の方は、どんどんプロジェクトが進んでいく様子を見ることが出来ます。

●水中考古学や水中ドローンについて学びたい! 

水中考古学の専門家とのトーク、 水中考古学の本、水中ドローン操作体験などを準備しています。丹後の海に眠る遺跡にも興味はあるけど、もっと詳しく知りたい、実際に自分で見てみたい!ドローンなどにも興味がある!そんな方にはおススメです。

*当プロジェクトで提供するリターン(動画・ポスター・報告書・プロジェクト冊子など)の2次利用・転売、また、無断転載・無断使用はご遠慮ください。学術論文・出版物などで使用する場合は、一般社団法人うみの考古学ラボまでお問合せ願います(https://www.umilabo.or.jp)。詳しくは、リターン提供時にお渡しする注意書きをお読みください。

*ドローン体験を含む面会などのイベントに際しては、同伴者をつけ、公共の場所で実施します。

*リターンのイベント、また、プロジェクトを通して感染症対策を行なった上で実施します。 


いっしょに水中遺跡を探す旅に出ませんか?


⑧スケジュール
 クラウドファンディングは...
ですが…  

すでに、調査は始まっています。地元の漁師へのインタビュー、文献史料の調査、地域の遺跡などの情報を集めています。

本格的な水中遺跡の探査に向けて動きだすのは、5月を予定しています。水中遺跡の調査は、下調べが最も大切。あやさんが集めて情報を整理し、精度の高い水中遺跡調査候補地リストを作っていきます。また、様々な海の情報を調べ、探査する場所を絞り込みます。また、動画の作成も進めていきます。

探査開始は7月以降!

いよいよ水中遺跡の探査開始です!作成したリストから、地域にとって最も重要で、また、遺跡発見の可能性が最も高い遺跡の調査を選んで実施します!音波探査装置や水中ロボットなどの機材を使って海の中を調べます!

果たしてどんな遺跡と出会えるのか...一番ワクワクする調査の始まりです!

10月以降 成果方向に向けた準備

探査の成果は、多くの人に知ってもらってこそ実りのあるものとなります。また、探査データは後処理が必要な場合もあり、現場では成果がなかなか出ないこともあります。データや資料などを見直して歴史の検証を行ないます。それを成果報告としてまとめ、成果報告会を実施します。


⑨メッセージ
最後に、あやからメッセージ

このプロジェクトはまだ始まったばかり。

この先、海の底で何が待っているのかまだ誰にも分かっていません。

現在、丹後の歴史や水中遺跡のポテンシャルについて調べています。丹後の海には、弥生時代や古墳時代の日本海を超えた国際交流の痕跡、そして、中世から近世にかけて日本海の海運の証拠が残されています。それらが、どこにどのくらい残されているのか...私には知らないことだらけ。でも、少しずつ明らかになってきています。

このプロジェクトを、みんなに支援をしてもらいながら育て上げていこうかと思っています。水中遺跡の探査も私にとって初めての経験になるので、知らないことばかり。専門家の方々に様々なアドバイスをもらいながら調査の計画を立てていきます。

水中考古学はまだ考古学分野の中でも新しく、注目もされにくい学問かもしれません。しかし、このプロジェクトを通じて1人でも多くの方に水中考古学の現状や重要性を知っていただけること、また、地元を舞台とすることで、ここには何も無いと地元を卑下して去ってしまう人を繋ぎ止める1つになれることが私の願いです。

このプロジェクトが少しでも水中考古学の、そして丹後の力になれますように。


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。

*メイン画像・リターンバナー画像の一部に山本遊児氏より提供いただいた写真を使用しています。

  • 2023/10/10 22:11

    ご無沙汰しております。お約束していた報告書などのリターンについて。想定以上に遅れておりますこと、お詫びいたします。せっかく支援していただいたのに、どうなってるんだ…とお叱りのお言葉もあることでしょう。精一杯進めておりますので、もう少しお待ちください。また、お詫びとして特典(オンライン講演・交流...

  • 2023/03/09 09:20

    大変ご無沙汰しております。お知らせがいくつあります!  最初に、あやちゃんから…みなさん、お久しぶりです丹後の高校生、あやです9月の調査から早くも5ヶ月が経ちました先日大学の合格発表があり、無事に春から大学に行けるようになりました大学でも考古学など歴史について深く探究していこうと思いますこのプ...

  • 2022/11/08 09:14

    場所によっては、だいぶ冬の気配も感じられる、そんな今日この頃…本日は、オンライン成果報告会のお知らせです!9月の調査では、江戸時代と思われる「はなぐり岩」や「もやい石」など船を留めるための遺構を30点ほど確認しています。久美浜の西の小さな旭漁港ですが、年貢米など積出港として栄えていたことがうか...

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