【忘れられない11月10日】
まだ外も暗く日も上がってない朝6時前。電話の音で起こされました。携帯の画面を見ると、スタッフの名前が。イヤな予感がします。 事故か…もしくは…
「もしもし？」
「大変です！店が、本店が燃えてます！」
しばらく時間が止まった気がしました。
夢であって欲しいと思う中、スタッフの無事や、火元が自分のお店なのかを確認。
幸いどちらも大丈夫とのことでひとまずホッとしました。
すぐに現地へ向かいます。
お店に到着するとまだあたりを焼き尽くすような炎が見えている状況です。
それはテレビでしか見たことのないどこか現実離れした光景でした。
真っ赤に燃え上る炎。真っ黒なケムリ。充満する焦げた匂い。
そして消火活動にあたっていただいている多くの消防隊員さんの方々。
ただ僕達は呆然と立ち尽くすことしかできませんでした。
「なんで？なんで？なにが今起こってんの...」
そして数時間後、黒く焦げたお店がだけが残りました。
僕たちの代表的なお店「バルタン本店」が燃えました。
【バルタン本店について】
はじめまして。株式会社バルタン代表の大畑直矢と申します。
この度は、弊社クラウドファンディングにご興味いただきありがとうございます！ 最後までお読みいただければ幸いです。
簡単に僕たちの紹介をさせて下さい。
僕たちは2014年に1号店をオープンし、現在は広島駅近くの通称「エキニシ」と呼ばれるエリアを中心にいくつか飲食店をしています。
スタッフ写真 代表大畑左から3番目
「エキニシ」というエリアは昔からある小さなスナックや、お好み焼き屋さん、そして若い人を中心に数年前から新しくできた飲食店が立ち並ぶ、今では少ないレトロな町並みを残した飲み屋街です。
現在も地元のお客様や、県外からの出張や赴任で広島住民になられた方など、多くのお客様に支えられています。
そして今回罹災した「バルタン本店」は約5年前にオープンし、小さなお店の多いエキニシで一番大きなお店として営業し数多くのお客様にご来店頂いていたお店でした。
火災前の外観
「バルタン本店」は僭越ながら広島でも屈指の繁盛店として関係者様におっしゃっていただくこともあり、会社的にも全店舗売上の半分を担う最重要店舗でもありました。
「バルタン本店」があるからこそ、多くの方に名前を知っていただけたと思っています。
決して創業から順風満帆だったわけではありません。
最大の危機はやはり新型コロナの影響です。
皆さんご承知の通り、新型コロナは飲食業界に甚大な被害をもたらしました。
お店を開けたくても開けれない状況がつづきスタッフのモチベーションもただ下がっていくだけで、長く暗いトンネルをただ明かりもなく歩いている感覚だった気がします。
この1、2年はまともに営業できた日のほうが少ないんじゃないでしょうか...
しかし、前回のコロナ禍でのクラウドファンディングではたくさんの方にご支援をいただき、その後も応援のお言葉や、お客様にご来店いただくことでようやくコロナの先が見えつつあり、火災の前日にはスタッフミーティングで
「予約も今月は一杯になってきた。こっから巻き返しだな！」
とみんなで調子よく話し合っていたそんな矢先、今回の火災が起きました。
【火災について】
冒頭でお話したとおり、11月10日という悪夢の日は今後忘れることができません。
今回のエキニシ大火災では僕たちのお店の他にも多くの方が罹災されました。
近隣民家から発生した火災は、約30棟を焼き尽くしました。
誰にもどうすることもできず、今でもみんな途方にくれています。
僕たちの店舗でも、多くのものが灰になりました。
お客様から頂いたハガキやプレゼントのお皿、数百本単位のお酒、僕が２０代の頃働いていた店の常連さんの皆さんからもらった大切なOvationのギター、そして大事なスタッフ達からもらった寄せ書きや手紙や思い出品の数々。
全部全部跡形もなく灰になりました。
屋根部分全焼
僕たちが何かしたん？
飲食店を営業するのって悪いことなん？
なんでなん...
そんな悔しくて悲しくて虚しくて苛立つ毎日をただ数日過ごしていました。
形あるものも、形がない思い出もすべがなくなってしまう本当に言葉で表すことができないコトがおこってしまったと思います。
クラウドファンディングで実現したいこと
僕自身、いくつの困難を乗り越えればいいの？と弱気に思うことが今でもあります。
お店がうまくいかなかったり、自分の力不足でスタッフが離れていってしまったり、コロナが襲ってきたり。
今まで何回もピンチがありましたがその度にみんなのチカラを借りて乗り切ってきました。
しかし今回のような出来事は最悪です... 恥ずかしながら金銭的にも精神的にもコロナを超える危機です。
ただ、諦めません。諦めることができません。
絶対にもう一度「バルタン本店」を復活させます。復活します。
僕たちには守るべきスタッフがいて、仕入先として取引していただいている業者様がいます。そして待っているお客様がいます。たくさんの仲間も家族もいます。
火災の後、僕の尊敬する先輩から連絡がありました。
その時言われた言葉が今でも耳に残っています。
「スタッフもお前も無事なんだろ？ また店なんて作りゃいいじゃん。今ならもっといい店お前らなら作れるだろ。」
その通りです。僕たちならやれます。
だからもう一度立ち上がらないといけないと強く思います。
毎年恒例のアルバイトスタッフ卒業式 こんな空間をなくしてたまるか。
資金の使い道
今回の被害は甚大で、本格的な営業再開まで何ヶ月かかるかわかりません。火災保険も下りる予定ですが到底すべてまかなえる状況ではありません...
そのため今回のクラウドファンディングでは下記の概要で使い道を考えています。
火事の影響による事業の再建 1000万
・営業再開までの資金補填
・内装再建築費
・火災で燃えた商品の再仕入等
・その他諸経費
・CAMPFIRE様、手数料
リターンについて
ご支援頂いた方にはいろいろなリターンをご用意させていただいております。
オーナー権など高額なものもご用意させていただいてはおりますが、金額によって感謝の気持ちが変わるわけではございませんので、お気持ちの範囲でご支援いただけると嬉しいです！
最後に
今回の火災ではすでに多くの方からの温かい支援やメッセージを頂いています。
火災の後残った瓦礫を前に、いつこの片付けは終わるのかと絶望していた中すぐに駆けつけてくれた知人やボランディアの方々、そして以前働いていたスタッフ達がたくさんいました。千葉からわざわざ来ていただいた方までいました。
おかげ様であっという間に片付けの目処が立ち本当に感謝しています。お店をやっていて本気で良かったと思えた瞬間でした。
駆けつけてくれた友人たち
今回の火災では他にも多くの方が罹災されています。
僕たちだけバルタンだけができればいいなんて思っているわけではありません。
ただ罹災された方に
「はよバルタンが先に明かりつけてくれぇや。このまま燃えただけで終わりとぉないんじゃ」
と言われました。
僕たちが今するべきことは、もう一度早く再開する準備をすることだと後押しを頂いたような気がしました。
被害にあったすべてお店がすぐに再開するということは難しいかもしれません。
しかし他の方たちの見本となるためにも、僕たちは必ず一番に立ち上がって復活したいと思っています。
そして、大好きな街エキニシをまた盛り上げていきたいと強く思います。
1枚だけ残った本店の奇跡のユニフォーム
広島のエキニシでお店を作ってから８年。
最初は僕と同級生の相方のたった二人だけでした。知っている人間はお互いだけでした。
ただ期待と不安がいりまじった気持ちでがむしゃらにお店を営業していた気がします。
それから、一人増え二人増え気づいたら何人もの人に応援されるようなお店ができて、仲間ができていました。
だからあの最初の頃よりはきっと辛くありません。誰もいなかったときよりもきっと大丈夫だと信じています。
だって前よりスタッフ達も、応援してくださるお客様も、仲間たちもたくさんいるんですから。
大事なのれんも奇跡的に無事です。復活してもう一度掛けます！
最後にみなさん、お願いです。
どうか頼らさて下さい！拡散だけでもいいです。復旧のお手伝いだけでも助かります。
皆様からのご支援、復活へのお力添え何卒よろしくお願いいたします！！
必ず前よりパワーアップしたバルタン本店でスタッフ一同お客様をお待ちしております。
＃エキニシ大好き
＃バルタン復興
＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
■ 特定商取引法に関する記載
●販売事業者名
「請求があり次第提供致しますので、必要な方はメッセージ機能にてご連絡ください。」
●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名
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● 事業者の住所/所在地
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● 事業者の電話番号
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●送料：送料込み
●対価以外に必要な費用：プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境：該当なし
●その他記載事項：プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄（https://camp-fire.jp/legal）をご確認ください。
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