あそんでわかる。放射線のこと。
このたびは本プロジェクトにご興味を持っていただきありがとうございます。
私たちTANSANFABRIK(タンサンファブリーク 運営:タンサン株式会社)はボードゲーム・カードゲーム(電気を使わないアナログゲーム)の企画・制作・販売をしている京都のメーカーです。
『ラドラボ』は、全国のこどもたちに放射線のことをわかりやすく教える活動をされている角山雄一助教(京都大学放射性同位元素総合センター)のアイデアを元に、ゲームとしての面白さも追求しながら2015年に商品化した2人対戦用のカードゲームです。
親子や友達同士でたのしく遊ぶうちに、放射線について考える上で基礎となる知識「放射線の種類と遮蔽物(しゃへいぶつ:さえぎるもののこと)の関係」について学ぶことができます。
写真右上が角山雄一助教。東日本大震災後、福島をはじめ全国で主に小学生〜高校生向けに放射線の授業を開かれています。
ゲームについて
『ラドラボ』の遊び方については以下の動画をご覧ください。
対戦型のカードゲームとしては比較的かんたんなルールなので、こどもでもすぐに理解でき、角山助教による小学生向けの授業でも毎回盛り上がっています。
プロジェクトについて
弊社は小規模なメーカーであり、また現在の日本においてアナログゲームの市場もまだまだ小さく、一部のヒットタイトルをのぞいては増刷を繰り返すのは困難です。
そのため一度きりの生産をしその後絶版、というゲームも数多くあります。
『ラドラボ』についても現在は完売してしまっていますが、そのまま絶版とせず販売し続けることが重要なゲームだと考えています。
そのために増刷し、細くとも長く販売し続けられる体制を維持したいと思っています。
また増刷にあたっては、これまでに実際にあそんでいただいた方々の感想から、より手に取っていただきやすくするためのリニューアルを計画しています。
発売からこれまでに教育現場(主に小中学校や科学博物館、教材開発会社など)からのご意見を多数頂いておりますので、そういった場でのご不満点を解消したいと思っており、具体的にはこれまでの一般的なカードゲーム形態(箱パッケージ)から「冊子状」に変更し、この冊子にミシン目で切り離せるカード用紙を挟み込んで販売したいと思っています。
これにより、
①販売価格を下げられます。
小中学校での授業でお使いいただく際に、値段がネックとなることがありました。
リニューアル前の定価1,800円のおよそ半額となる1,000円以下での販売を目指します。
②よりかさばらなくなります。
クラス単位のご購入やイベントでの配布など、大口でのご注文時に物理的な大きさが問題となることもありました。(箱だとかさばるので運搬・保管に不便)
冊子状にすることで薄く・軽くなり、また弊社の在庫として持っておける部数も増えますのでそのぶん長く販売を続けられるようになります。
(画像は制作中のイメージですので実際のものと異なる場合があります)
冊子には遊び方のほかに解説を掲載しており、ゲームを遊んだあとで読むとスムーズに理解できるようになっています。
開発のきっかけと私たちの思い
角山助教がこどもたちへの放射線教育に携わる中で、放射線教材が不足していることに気づき、基礎中の基礎をわかりやすく教えるゲームを作りたいと考えたのが開発のスタート地点です。
本ゲームで遊んだあとで講義に移ると、「アルファ線」と言うと「紙で止まるやつだ!」と声が上がるなど、おどろくほど理解が進むそうです。
こどもたちの心をまずつかむために、ゲームは有効なツールだと考えています。
戦略によって勝敗が左右されますので、大人同士で遊んでも「腹の探り合い」のような手に汗握る対戦がしっかり楽しめますし、もちろん親子で遊ぶのにもうってつけです。
「放射線」について話そうとするとき、議論の前提となる基礎知識が共有できていないと、感情的なイデオロギーのぶつけ合いになりがちです。
『ラドラボ』には放射線をモチーフにしたキャラクターが登場しますが、放射線そのものについて単純に「良いもの」とも「悪いもの」とも描くことはしておらず、また特定の意見に誘導することもありません。
単純に「地球上に存在しているもの」という扱いで、その上で良い面も悪い面も含めて「こういう性質があるよ」という科学的な事実のみを教えるゲームとなっています。
本ゲームをきっかけにした学びによって「放射線の性質」を正しく理解し、その後の議論の役に立つことをねらいとしています。
メディア掲載情報
これまでに「ラドラボ」についてご掲載いただいたメディアをご紹介いたします。
2016.2.12 毎日新聞 東京朝刊
東日本大震災 カードゲームで学ぶ放射線 京大助教監修「身を守る知識に」
2015.11.30 Atoms in Japan
New Card Game Teaches Players Basic Radiation Information
2015.11.26 原子力産業新聞
放射線に関する基礎知識を学べるカードゲームが発売
2015.11.21 産経新聞 大阪夕刊
“世界初”放射線カードゲーム開発 α線にβ線、γ線…「楽しく理解を」 京大
最後に
「放射線」というテーマに対しては様々なお考えの方がいらっしゃると思いますが、本作ではまず「どのようなものか知ること」を最大の目的としています。
まずは知ることで、闇雲に怖がったり、あるいは無制限に肯定したりすることなく冷静な議論ができるようになるのではないでしょうか。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
どうぞよろしくお願いいたします。
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リターンについて(詳細)
大まかに【個人プラン】【クラスプラン】【学校・団体プラン】【特別授業プラン】の4種のリターンをご用意しています。
※画像はすべて制作中のイメージです。
【個人プラン】3,000円(送料込み)
友達とまたはご家庭で、このゲームで遊んでみたい!という方には、内容充実のこちらがおすすめ!
5%OFFの【早割!】、すべて2つセットの【シェアセット!】もあります!
①新『ラドラボ』(冊子)1部(【シェアセット!】は2部)
今回リニューアルする冊子版のラドラボです!
②プレイシートになる下敷き(A4)1枚(【シェアセット!】は2枚)
文具としても使える下敷き!この上でゲームを遊ぶとわかりやすくて便利!
裏面はラッドたちキャラクターのかわいいイラストが入る予定です!
③本プロジェクト限定!イラストレーターU井デザインのステッカー1枚(【シェアセット!】は2枚)
U井デザインの限定ステッカー!今回しか手に入らない激レアアイテム!
持ち物に貼って友達に自慢しよう!
どちらか1枚をランダムにお届けします!(【シェアセット!】なら2種を1枚ずつお届け!)
④本プロジェクト限定!缶製カードケース1個(【シェアセット!】は2個)
切り離したカードを入れる特製カードケース!缶製で丈夫です!内側はゴールドでかっこいいぞ!
【クラスプラン】2万5,000円(送料込み)
学校での授業(1クラス単位)や30人までのイベントで使いたいという方には、シンプルに冊子だけのこちらがおすすめ!
授業やイベントのあと、配布してひとり1部ずつ持って帰っていただくこともできます!
新『ラドラボ』(冊子)30部
1部あたり送料込みで834円になります!
【学校・団体プラン】7万5,000円(送料込み)
【クラスプラン】より大規模な場 (1学年単位、団体、企業など)で使いたいという方には、さらにお得なこちらがおすすめ!
授業やイベントのあと、配布してひとり1部ずつ持って帰っていただくこともできます!
新『ラドラボ』(冊子)100部
1部あたり送料込みで750円になります!
【特別授業プラン】20万円(送料込み)
『ラドラボ』を使った特別授業プランです!
ゲームを作ったタンサンのメンバーと監修者の角山助教による特別授業を開催されたい方!
ご支援いただいた学校・企業・団体さまのメンバーに向けて、あるいはご支援者さまが主催いただいた上で地域のこどもたちに向けて、などなど柔軟に対応いたしますので内容はご相談ください!
①新『ラドラボ』(冊子)100部
特別授業終了後、ひとり1部ずつお持ち帰りいただくこともできます!
②タンサンと角山助教による特別授業を開催・100名様まで無料ご招待
2020年〜2021年の間で日程・内容をご相談の上、開催します!大人向けにもこども向けにもできます。
日本全国に出張も可能です。その場合、京都府・大阪府内なら交通費無料、その他の地域は交通費実費を別途お願いいたします。(日本国内に限ります)
会場まではご自身でお越しください。
③本プロジェクト限定!studio yooさま制作のお名前/会社名入り「アルファス」羊毛フェルト人形
京都で活動されているstudio yooさまに特製の羊毛フェルト人形を作っていただけることになりました!
ご支援者さまのお名前/会社・団体名を記載したプレートなどを組み込んでいただく予定です。
製作中の様子はこちらのページで随時ご紹介いたしますのでお楽しみに!
ぜひ受付やデスクに飾ってください!
最新の活動報告
もっと見る「原子力産業新聞」さんに取り上げていただきました!
2020/03/04 11:29こんにちは!プロジェクトオーナーのTANSANFABRIKです。原子力産業新聞さんに『ラドラボ』と本プロジェクトについて取り上げていただきました!「ラドラボふたたび!」よろしければぜひご覧の上、シェアいただければありがたいです!どうぞよろしくお願いいたします! もっと見る
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