■ごあいさつ

はじめまして。株式会社ツバサの斎藤真と申します。

このたびは、私たちのプロジェクトをご覧いただき誠にありがとうございます。

「株式会社ツバサ」は、秋田県を拠点に、自社商品の開発や販売を手掛ける地域商社です。

秋田県内外の地域資源を活用したオリジナル商品の企画・製造・販売するほか、生産者さん・加工者さんの商品開発やプロデュースなどを手がけております。


■プロジェクトの背景

これまでのお仕事を通じてご縁をいただいた地域のひとつ、秋田県にかほ市は、県の南端、山形県との県境にあります。大自然に囲まれたこのまちへ何度も足を運んで、地元の皆さんとの触れ合いを重ねる度に、この土地の魅力を実感しています。

温暖で暮らしやすく、移住や子育て支援にも力を入れているにかほ市は、(株)宝島社が発行する『田舎暮らしの本』の「住みたい田舎ランキング」(2020年度版)で、東北エリア総合4位にランクインしました。長年の取り組みが評価されたとはいえ、まちの人口減少、少子高齢化や若者の人口流出などは、今後も常に向き合わなければならない地域課題となっています。

にかほ市の名前と場所を初めて知った方にも、いつかぜひこのまちを訪れ、旅やさまざまなかたちで関わりを持つきっかけをご提供したい。そのためにも、私たちができるやり方で「新しい特産品」を作り、にかほの味覚を全国へお届けしようと考えたのが、このプロジェクトの始まりです。

今回、私たちは地元の人気ラーメン店「湯の台食堂」様による監修のもと、にかほの食材を使った2つの商品を開発する運びとなりました。

自由気ままな旅への想いが高まる今こそ、「食の力」で元気を発信したいと考えております。


日本海と鳥海山に抱かれた“にかほ市”
—グルメを唸らせる食材の宝庫

にかほ市のシンボルは、山形との県境をまたいでそびえる標高2,236メートルの独立峰・鳥海山。西側は、美しい夕陽が沈む日本海に面しています。「出羽富士」とも呼ばれる鳥海山から大量に湧き出る伏流水は、河川を伝って田畑を潤し、日本海へと注がれます。

海と山に恵まれるにかほ市は、登山、トレッキング、キャンプ、海水浴、マリンスポーツなど、アウトドアに最適な場所。また、「鳥海山・飛島ジオパーク」にも認定され、大自然を満喫できる観光資源も盛りだくさんです。

水と緑の恩恵を受けたこの地域には、田畑、牧場、漁港や東北最古の蔵元などもあり、新鮮な海の幸・山の幸を堪能できます。おもな特産には、山から海に注がれる雪解け水のおかげで、真夏に旬を迎える岩牡蠣、鳥海山麓で栽培される「北限のいちじく」など。にかほの雄大な自然環境は、季節それぞれの「おいしさ」を育んでいます。


全国の美食家たちも、“わざわざ”足を運ぶ 湯の台食堂

鳥海山の麓を目指して山道をひたすら車で走ると、にかほ市象潟の「湯の台食堂」にたどり着きます。正直言えば、車以外のアクセスはとても難しい場所。それにも関わらず、毎日開店前からお客さんたちの行列で賑わっているこのお店は、地元で絶大な人気を誇るラーメン店です。

店主の佐々木優作さんは、東京の有名店「麺や七彩」で長年働いたのち、2017年に秋田に帰郷し、ご家族が営んでいた小さな食堂を引き継ぎました。

すべてが自家製でうま味調味料不使用のラーメンは、佐々木さんの経験と、食に対する想いが詰まったこだわりの味。看板メニューの「肉そば」をはじめ、ばっけ(ふきのとう)味噌、フランス鴨、由利牛やギバサなど、地元産食材を使ったユニークな季節限定メニューも、リピーター達を虜にしています。やがて、お店の噂は、ラーメン通やグルメな人たちの間にも広がり、全国各地からお客さんが集まるようになりました。

佐々木さんが東京の第一線を離れ、ふるさとに拠点を移したのには、はっきりとした理由があります。それは、地域の飲食店の経営者たちの間にも高齢化が着実に進んでいるという現実があるから。後継者が誰もいなければ、長年愛されてきたお店がなくなってしまうのは時間の問題です。「食を通じて、これからの地域を盛り上げていきたい」——そんな思いを抱いて、にかほ市への帰郷を決意したそうです。

にかほ市の「新しい特産品」をつくるプロジェクトについて、佐々木さんに相談したところ、ラーメンの監修を快く引き受けてくださいました。「にかほ市は本当に食材が豊富な地域で、私自身もまだまだ使いきれていません。日々新しい発見があるんです。地のものを活かした麺料理をお客様にご提供したいですし、このプロジェクトをきっかけに、たくさんの方々ににかほの味を楽しんでいただけたら嬉しいですね」と佐々木さん。

佐々木さんと話し合いを重ね、ラーメンに使用する地元食材は、秋田沖で獲れた真鱈を使った魚醤「鱈しょっつる」と、大竹集落特産の「北限のいちじく」に決まりました。


商品企画①
海の幸 鱈しょっつるを使用したうま味調味料不使用醤油ラーメン

秋田県南西部の町・にかほ市の金浦(このうら)地域では、毎年2月4日の立春の日に、「掛魚(かけよ)まつり」が行われます。海上安全と大漁を願い、地元で獲れる巨大な「寒鱈」を担いで人々が町を練り歩く約300年以上続く伝統行事。鱈はにかほ市民にとって馴染み深い魚です。

発酵文化が根づく秋田県では、ハタハタのしょっつる(魚醤)が有名ですが、今回はにかほ市の漁港で水揚げされた鱈で仕込んだ、日南工業株式会社様の鱈しょっつるを使用させていただきました。魚醤特有のクセが少なく、うま味と程よい塩味が効いた鱈しょっるに、秋田県産うま味調味料不使用醤油をブレンド。

さらに、鶏油と鰹節を合わせ、うま味調味料不使用でありながらもコクの深いスープに仕上げました。最後の一滴まで飲み干せる自信作です。


鱈しょっつる醤油ラーメンのセット内容は下記となります。

①乾麺 70g

②醤油スープ 70g

③メンマ 15g

④磯のり 1g

スープはよりストレートに近い70gにしております。また、メンマは湯の台食堂で味わえるメンマを忠実に再現いたしました。チャーシュー、ほうれん草、ネギなどのトッピングがおすすめです。


商品企画②
山の幸 北限のいちじくを使用した無化調担々麵

にかほ市の大竹集落で栽培される北限のいちじくを使って極上の担々麵を完成させました。いちじくの品種は、さっぱりとした甘さの「ホワイトゼノア」。

新鮮なホワイトゼノアを急速冷凍し、甘みを閉じ込めた佐藤勘六商店様のうま味調味料不使用ドライいちじくを使用。

肉味噌は、乾燥いちじくとひき肉を豆板醤でじっくりと炒めました。意外な組み合わせかもしれませんが、その相性はバツグン。フルーティーな風味といちじくのプチプチ食感がクセになるはずです。


いちじく担々麺のセット内容は下記となります。

①乾麺 70g

②担々スープ 70g

③肉味噌 15g

スープは鱈しょっつる同様、ストレートに近い70gにしております。刻んだネギを全体に散らし、ほうれん草を加えたトッピングがおすすめです。


こだわりの乾麺

麺にももちろんこだわりました。湯の台食堂でもお馴染みの秋田県産小麦「銀河のちから」と国産小麦を合わせています。乾燥麺でありながらも、お店で食べるラーメンの味に近づけようと、何度も試作を重ねてついに完成させました。今回開発した2種類のスープが絶妙に絡むちぢれ麺の、モチモチとした食感をお楽しみください。


■資金の使い道・スケジュール

今回、皆さまからご支援いただいた資金は、商品製造費用に充てさせていただきます。
リターンの商品は、プロジェクト終了後に、順次発送いたします。


■今回のリターンについて

湯の台食堂監修の「鱈しょっつる醤油ラーメン」と「いちじく担々麵」をメインに、一般販売(2022年夏頃販売予定)より先行し、いち早く皆様のお手元にお届けします。


・4,800円(送料込み)
 オリジナルどんぶり


・4,200円→3,500円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン 2個、いちじく担々麵 2個 


・7,300円→6,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン 3個、いちじく担々麵 3個 


・12,200円→10,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン 5個、いちじく担々麵 5個、にかほ市特産品3,000円相当


・12,300円→10,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン 5個、いちじく担々麵 4個、オリジナルどんぶり


・12,300円→10,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン 7個、いちじく担々麵 7個 


・18,200円→16,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン6個、いちじく担々麵 6個、オリジナルどんぶり、にかほ市特産品3,000円相当


・34,000円→30,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン12個、いちじく担々麵 12個、オリジナルどんぶり、にかほ市特産品5,000円相当


・35,200円→30,000円コース(送料込み)
 鱈しょっつる醤油ラーメン21個、いちじく担々麵 21個


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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