2009年、人気児童文学書「狐笛のかなた」(上橋菜穂子著)を初めて舞台化した演劇ユニット・風ノ環~かぜのわ~、7年ぶりの本公演「羅生ノ鬼 ~地に咲くは、かくも美しき桃の花~ 」を応援するプロジェクトです。

プロジェクト本文

▼風ノ環~かぜのわ~について

このプロジェクトページをご覧いただきまして、誠にありがとうございます。風ノ環~かぜのわ~の主宰、間宮知子(まみやともこ)と申します。

  風ノ環~かぜのわ~のホームページはこちらです。

風ノ環~かぜのわ~は、当時所属しておりました声優事務所の同期と2人で、

上橋菜穂子さんの著書『狐笛のかなた』を舞台化したいね──、と始まった芝居ユニットです。

約2年の準備期間を経て、2009年に上橋菜穂子さんをはじめ、多くの方々のご理解とご協力をいただき、無事に舞台化することができました。ファンの方々からもご好評をいただき、旗揚げ公演には異例の1,000人を超える動員を記録しました。

この時は、大好きな作品を公演できた、という喜びでいっぱいでしたが、この作品をご覧になられた方より、

「劇場を出たあと、東京の街の中のちょっとした緑の中に、

 主人公たちがこっそりと顔をのぞかせているようで、あたたかい気持ちになりました」

というご感想を寄せていただきました。

その時、舞台作品を通して、

人と自然とを繋ぐ “何か” 人と人とを繋ぐ “何か” ──私たちがどこかに忘れてきた、その “何か” を、ふと思い出してもらえるような作品をもっともっと生み出したい、そして、それをお客様にお届けしたい──。と、強く思ったのです。

メンバーの1人が別の道を見つけ活動を休止していた間も、間宮個人で芝居を続け、また制作という舞台の裏方・スタッフとして数々の舞台に関わってきましたが、その思いは消えず、新たなメンバー・柴原麻里子を迎え、こうしてまた動き出すことになりました。

2012年に北海道にて2人芝居を上演してから6年。
活動を再開するには、時間がかかってしまいました。

でもだからこそ、再開するからにはこれまで思い描いてきた夢のすべてをこの作品に詰め込みたい!
出演者、音響、照明、舞台美術、舞台を形作るすべてに妥協せず、こだわりぬいた作品を作りたいと思っています。

作品は、「羅生ノ鬼 ~地に咲くは、かくも美しき桃の花~」と言います。
風ノ環~かぜのわ~による完全オリジナル作品となります。
劇場は、池袋シアターグリーン BOX in BOX Theater。
日程は、2018年2月28日(水)~3月4日(日)。
シアターグリーンが主催するグリーンフェスタ2018参加作品です。

この作品を通して、新しいスタートを切りたいと思っております。

 ▼このプロジェクトで実現したいこと

団体としての活動を休止していた間、私・間宮は、制作、いわゆる運営する側のスタッフとして、いろいろな劇団に関わってきました。
チケットの予約対応、当日の受付まわり、そしてスタッフさんや役者さんたちのケアなどなど、です。

その中で、『演劇』という世界にも、『商業演劇』『小劇場』の違いがあることを知りました。

『商業演劇』は、スポンサーがついて、大きな製作会社や芸能事務所、音響・照明・舞台美術などなども会社単位で関わる大きな事業による演劇で、『小劇場』というのは、お客様のチケット代金で運営するという演劇
※あくまでも、私が感じた個人的な意見です。

旗揚げ公演『狐笛のかなた』では、華道家による美術や生のヴァイオリン演奏で舞台を彩り、原作の力もあり、1,000人を超える動員を記録しました。見た目には、大きな公演でしたが、これも実は『小劇場』に入ります

『小劇場』の現場では、『スタッフ』には決して多くはないかもしれませんがギャランティが発生します。

けれど、『役者』にきちんとギャランティが支払われている現場は、残念ながら圧倒的に少ないのが現状です。

以前は、「チケットを30枚以上売ってください。31枚目からは1枚につき1,000円バックします」というノルマが主流でした。
最近では、ノルマを課すところもありますが、「1枚目から1,000円バックします」というところも増えてきました。

けれど、これでは『お芝居で食べて行ける』とはとても言えません。

私は、『小劇場』の役者も、『技術』を持った『専門』の人として、きちんとその『対価』を支払える、現場を作りたいと思っています。

もちろん、今回のプロジェクトで、充分な『対価=ギャランティ』をお支払いするのは難しいです。

ですが、その意識を持って、『役者』に対し『プロ』として接するという姿勢を持ちたいと思っています。

活動を再開するにあたって、私は、風ノ環~かぜのわ~という団体を、

『小劇場』だって、『お仕事になる』んだ、ということを示せる団体にしたい、

そのまず第一歩をこの公演で踏み出したいと思っています。

 ▼プロジェクトをやろうと思った理由

では、そのために資金を得るにはどうしたら良いのでしょうか。

資金を貯めておく、色々な工夫をして予算を押さえる、というのはもちろんですが、
一番簡単なのは、チケット代金を上げる、ということです。

今回の公演では、悩んだ挙句、前売り券を4,000円にさせていただきました。
本当は3,500円に抑えたかったのですが、それまでに貯めてきた資金を足しても、これがギリギリの金額になってしまいました。

『演劇』も『映画』のようなチケット代金で気軽に観てもらえるようになれば、もっと『演劇』の世界も身近になって、活発になるのでは、ないでしょうか。

そのためには資金集めが必要になってきます。

色々と考えましたが、

助成金制度は狭き門の最たるもの。

芸術に対して日本はどうしても意識が低いから、企業も難しい。

もちろん、クラウドファンディングも、まだまだ日本では難しいかもしれません。

でも、無名な団体でも、利用できるものがあるのであれば、それによって

私たち風ノ環~かぜのわ~を知ってもらえれば、興味を持ってもらえれば、次に繋げることが出来れば!!

挑戦する意味はあると思います。

実際にご支援いただけなくても構いません。(ご支援いただければ、本当に嬉しいですがwww)
こんなことをやっている人間がいるということを、伝えてください。拡げてください。

小さな風が、いろんな人たちの間を巡って、やがて大きな風になるように。

皆様のお力をお貸しください!! どうぞ、どうぞ、よろしくお願いいたします。 

▼作品について

岡山県の新見市に『羅生門』と呼ばれる、太古の時代に地下の大洞窟が一部を残して陥没し、高さ40mに達する石灰岩の巨大アーチがあります。
たまたま、私、間宮が新見市に行くことがあり、その羅生門に連れて行ってもらったのですが、手入れのされていない小路、人の気配のないその空間は、まさに別の世界とつなぐ門のようで、その姿を目の当たりにした瞬間、この場所で感じた空気をお客様に届けたいと、強く思った瞬間に物語が生まれてきました。

作品の舞台となるのは、神話の時代です。
イザナギ・イザナミの神話をベースに物語は始まります。
そして、羅生門と出会った岡山県にはもう一つ有名なおとぎ話があります。
それは、『桃太郎』です。
この羅生門という場所、イザナギ・イザナミの神話、そして桃太郎のおとぎ話を、風ノ環~かぜのわ~らしくアレンジし、ご来場いただいた皆様にその世界をお届けしたいと思っています。

▼これまでの活動

2009年9月 風ノ環~かぜのわ~旗揚げ公演 『狐笛のかなた』(中野ザ・ポケット)

2010年10月 番外公演 2人芝居 『魔女の食卓』(千本桜ホール)

2011年4月 風ノ環~かぜのわ~第2回公演 『カミクイ』(TACCS1179)

2011年10月 番外公演 2人芝居 『リストランテ・ウィッカ』(絵空箱)

2012年6月 北海道公演 2人芝居 『リストランテ・ウィッカ』 (札幌市内2か所)

▼資金の使い道

風ノ環~かぜのわ~ 第3回公演
『羅生ノ鬼 ~地に咲くは、かくも美しき桃の花~ 』の公演資金とさせていただきます。

▼最後に

お芝居を始めたとき、演劇の世界のことなど何も知らない素人でした。
上手、下手も分からず、手探りで旗揚げ公演を上演しました。

あれから、少しばかり演劇の世界のことを知りました。

公演を打つ、ということは本当に大変です。
たくさんの方々のご理解とご協力をいただき作品を作り、そしてそれをお客様にお金を払って観に来ていただかなくてはなりません。
そして、お金を払っていただくことの対価として、作り手側は支払っていただいた金額以上のものをお客様にお届けしなくてはならないのです。

 「劇場を出たあと、東京の街の中のちょっとした緑の中に、

  主人公たちがこっそりと顔をのぞかせているようで、あたたかい気持ちになりました」

この言葉がどれほど嬉しかったか。
劇場を出た後も、私たちが作った世界(風)がお客様の中に残っていた。
それこそが、私がお芝居をすることの喜びであり、幸せです。

風ノ環~かぜのわ~のつくるお芝居を通して、その方の生活や人生に、少しでもやさしい風を、

そして、風ノ環~かぜのわ~に関わってくださる役者・スタッフの皆様にも、新しい風をお届けしたいと思っています。

私たちが生み出す小さな風が、人と人、人と自然と繋ぐ環となって拡がり、やがて大きな風になってさらに多くの環を繋げるために、何卒、皆様のお力をお貸しください。どうぞよろしくお願いいたします。

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