はじめに・ご挨拶

こんにちは!

私は都内で小児科の看護師をしながら 病院の子どもにお花を贈る活動をさせていただいています。

現時点での活動内容は、 虎ノ門にあるhananeさんと一緒に、小児科病院に出向いて

「花つみ」と称して玄関先にお花を並べ、その日限定の花屋さんのような感じで、

子どもやご家族に好きなお花を選んでもらって無料でお渡ししています。

病院選定は都内近郊の小児科病院さまにご連絡し、ご賛同いただけた場合に参加予想人数などをお伺いしてお花をご用意しています。

プロジェクトをやろうと思った理由

たまたま小児科に配属されて働く中で、いつも看護師たちにかわいい笑顔を見せてくれる子ども、とても小さな身体に呼吸器や点滴の管が繋がれた状態で治療をしている生命力、自分が治療で辛いのにお家で待っている兄弟のことを心配する心の優しさ、挙げきれないほど、子どもに元気や笑顔、癒しをたくさんもらってきました。手術や検査で24時間、何日も付き添う多くのご家族は、看護師が夜中に巡回しても、ずーっと起きて体調の変化を観察してくださっていました。子どもが病気を持ちながらおうちで生活できるように在宅移行支援をさせていただいた時も、大変な努力をされながら医療技術を習得されたり限りある制度の中で過ごされるご家族の様子を見てきました。

看護師を辞めたいと思うこともあり、看護師同士の人間関係にくたびれることもしばしばで、このちっぽけな悩みを小児がんの男の子に話した時には「もっと勉強したらいいと思うよ!」とアドバイスをくれて、子どもって面白くて本当にすごいなと思いました。いつでも、子どもの笑顔や明るさ、素直さ、ご家族の愛情に救われて、これまでやって来れたように思います。

機械だらけの殺伐とした環境で、お花はもちろんおもちゃの持ち込みもできずに治療している子どももいました。病院内は花粉アレルギーのこともあるので、基本的には持ち込みはできません。

お花とは1番遠いところにいるような気がする病院にいる子供たち、まだお花を見たり触ったりしたことがない子どもに、お花を届けられたらどんな顔をするかな?難しいかもしれないけど、お花で少しでも笑顔になれたらいいな、ご家族にも少しでも癒されてもらいたいなと思うようになりました。

協力してくれそうなお花屋さんを探して虎ノ門にあるhananeさんに出会いました。

使用するお花は「チャンスフラワー」といって、茎の長さや太さがまばらだったり、花の大きさが基準に満たない花市場の流通に乗らないお花たちで、規格から外れているものの、お花として楽しむには全く問題なく、綺麗で可愛いお花たちです。

お花の市場には出回らないでいたお花をhananeさんが私たちに届けてくれています。ひとりひとりにも個性があり、咲輝ける場所があるというメッセージ性がこの活動にもなんだかぴったりだと思っています。

これまでの活動

良かれと思って走り出したものでしたが、ご賛同いただいた病院関係者さまと、hananeさんのご協力、そして参加してくださった子どもたちのおかげで3回の実績を積むことができました。

第1回8月 都内小児科病院さま

第2回11月 東京小児療育病院さま

第3回12月 西多摩療育支援センターさま(NHKさんの取材があり首都圏ネットワークにて放送されました)

参加いただいた病院スタッフさんのコメントを紹介します。

「私たちも近くで参加させていただき、普段見られない子どもたちの表情やご家族の笑顔を見ることが出来、たくさんのハッピーを貰いました。ご家族からもとっても好評でした。また、院長はじめ、利用者・家族だけでなく、職員たちも興味津々で仕事の合間に覗きに来る職員も多く、素敵なイベントと好評でした。80組のご家族に笑顔が生まれ、また病院内にも飾らせていただき、お花と笑顔に囲まれた一日となりました」

善意の押しつけ?にならないように、主人公はいつでも子どもです。お花をいくつか選んで良いよと言っても、「一本だけでいい」と言って自分の背丈に近い長さのお花を、しっかりと握りしめて走り去る男の子も印象的でしたし、お兄ちゃんとおんなじお花を選ぶ兄弟もいました。パパと一緒に通院していて、おうちで待っているママのために選ぶ子もいたり、初めてのお花にびっくりしている小さな赤ちゃんもいました。お花に全く興味を示さない子もいて、それはそれでとても面白いです。

バギーを引いているお母さんは「花屋さんは狭くてバギーでは入れないから、来てくれてうれしい」とお話ししてくれたりもしました。

明日 着るものがなかったり、食べるものに困っている子どもがたくさんいることは承知の上で、人からお金を集めようとしてこのような活動をするということは、私自身が鈍感であるからできることだとも自覚しています。でも

並べられたお花を見つけた子どもが、自然と歩み寄って、いろいろな色や形、香りのするお花を眺めている横顔を見ていると、活動を続けていきたいと心から思いますし、お花を手にした時に自然出てきた表情は、何にも変えがたいものであるなと確信しました。

資金の使い道

1本100円のお花代として使用します。子どもやご家族ひとりにつき3本渡す計算です。

例)参加者100名の場合 100円✖️3本✖️100名=30000円

お花や資材の用意・運搬・配布などはhananeさんがボランティアですべてやってくださっています。

最後に

コロナによって子どもたちのイベントやお祭りごとがことごとく中止になりました。

病気と向き合う子供たちがほんの少しでも笑顔になれるように、これからも活動を続けていきたいと思っています。

これまでは自費で活動してきましたが、次回開催する予定の病院は、外来者数が700人/日の予定です。、私ひとりの力ではむずかしいなと思いクラウドファンディングをさせていただくことにしました。

よりたくさんの子供に、お花を届けられるように、応援していただけるととってもうれしいです。ここまで読んでいただき、ありがとうございました!


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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