僕が下関に遊びにきて何を思ったか?

「美味しい食、キレイな景色を味わえて満足。
あとは、土地の人と出逢えたら最高なんだけどなぁ…」


僕が下関で過ごして何を思ったか?

「もっと日常を楽しくしたい。
飲食、観光だけじゃなく、
新しい出逢いが欲しい…」


どちらの立場も経験して思ったことは、
「人と繋がるリアルな場が欲しい」
ということでした。


コロナによって、分断されていく日常。
加速するオンライン化。
人それぞれ色んな価値観がある。
人生のタイミングもある。


「リアルな場で繋がること」が、僕は好きです。
過去に災害を体験し、
それは地域にとっても重要なことと学びました。


だからこそ、本州と九州を繋ぐ関門橋のように、
ヒトとヒトを繋ぐ 橋渡しをする家
『BRIDGE』(ブリッジ)をつくります。



はじめまして。木村智史(きむら さとし)と申します。 

奈良県出身。20代で沖縄に移住して、今はキャンプ場運営などをやっている4児の父です。30才前後は沖縄を出て、東京で飲食店経営、イベント制作、出版業などをやっていました。

やりたいことにチャレンジして、職業・住所はコロコロ変わりました。

ただ、職種やカタチは違えど「人が集う場をつくる」「出逢いで人生は変わる」という想いが一貫してありました。

そんな僕に、ご縁があり元旅館の物件を譲っていただきました。

ここで1階はイベントのできるラウンジ、テナント。2階は多国籍なシェアハウス&ゲストハウスにして、「下関に暮らす人と訪れる人たちがまじりあい、日常がもっと楽しくなる」そんな家をつくります。



■物件との出逢い

2016年熊本地震の災害支援活動で出会った方から、「下関の元旅館が空き家になっていて、活用してくれる人を探している」と相談を受けました。

「下関駅から徒歩すぐ、部屋は30室。古いが雨漏りもなく、すぐ住める。」という好条件だったので、人を紹介するためにも、まずは自分で見てみよう、と下関を訪れました。


■ポテンシャルがすごい下関

食、文化、自然と魅力的な観光地である下関。しかし、地元の人が行く場所と、観光客が行く場所は分かれてしまっており、両者が交わる機会はなかなかありません。

また下関という同じエリアに住んでいながらも、違う属性の人とは知り合う場がまずないという現状。皆が気軽に、安心して、自然に出逢える場があれば、どんなに素敵だろう。

外から来た友達が声を揃えて言います。
「まだないものを持ってくるのではなく、今あるものだけで、日常をもっと豊かにできるポテンシャルが下関にはある!」



■自分のルーツと下関

僕はこどもの頃、父の転勤で2,3年ごとに引っ越しをしていました。社会に出てからも、移住と旅を繰り返しています。

こういう暮らしが出来るのは、自分には「地元」といえる場所がないからかも知れません。

ただ、父が福岡県北九州市門司、母が山口県宇部市出身で、その中間にある下関には幼少の頃からよく遊びに来ていました。


大人になってからも、九州に車でいく際には、必ず経由する街であり、観光で人気の唐戸市場や角島に訪れたこともありましたが、駅の辺りは足を運んだことがありませんでした。

下関駅についてまず思ったことは、百貨店にショッピングモール、チェーン店など、駅前だけで生活が完結できるほど店があり、想像以上に街だということ。

しかし元旅館がある駅西口の方は、駅前にも関わらず、あまり活気がない様子。

ただ物件への道は、昔ながらの町並みに韓国がミックスしていたり、日本語学校があるためアジア圏の学生がいたりで、僕はなんだか面白そうな街だとドキドキしました。



そして、物件に到着。

元旅館といっても、いわゆる高級旅館ではなく、見た目は古い一軒家という感じ。
すべて和室の小さい部屋だが、とにかく部屋がいっぱいある。

僕ならこのままでも十分住める。ただどうせ住むなら…

一気にイメージが湧いて、ワクワクが止まりませんでした。


『BRIDGE』は、以下のような要素を盛り込んだ家にしたいです。


<1階>


■ラウンジ
住人・旅人・地域の人が、何もなくとも集まり交流できる場。
時には、音楽ライブやマルシェ、お話会などできるイベントスペースにも。

■チャレンジルーム
・好きなことに挑戦したい人
・自分を表現したい人
・不定期なイベントではなく、固定の場が欲しい人
・一般のテナントを契約するのはハードルが高い人
・実験的に出店したい人 

に向けた、アトリエ・工房・ハンドメイドの雑貨屋・マッサージ・ワークショップなど、やりたい人の想いを叶える部屋。


■コワーキングルーム 
集中してデスクワークが出来る部屋

■図書室  
旅行ガイド、小説、ビジネス書から漫画まで並ぶ部屋

■キッズルーム 
子連れでも安心して通えるよう、こどもが喜ぶ部屋

■ウッドデッキ 
外の風を浴びながらBBQ。個人的に好きなテントサウナもおきたい。海峡花火大会はデッキから見れるのでは!?

※現在、ラウンジの照明・家具・壁のDIYを進行中。
チャレンジルームは新たにエアコン設置、障子、ふすまの修繕など整備しています。


<2階>



■ワールドアパートメント
学生も社会人も、日本人も外国人も、多様な人が住むシェアハウス

■ゲストハウス
日本、海外から訪れた人がリーズナブルに泊まれる宿

※シェアハウスの部屋の改装もご相談ください。集まった仲間たちで協力し、カタチにしていきましょう。


物件を譲っていただいたのは約3年前。

下関には知り合いがまったくいなかったので、イベントに参加したり、外から友達をよんでは、自分のやりたいことを伝えることからはじめました。

まずは宿として営業できるようにと、旅館業の許可をとるために通い、営業許可をとれたのが、約2年前の2020年3月。

ちょうどその時期から新型コロナウイルスが盛り上がり、緊急事態宣言へ。営業をはじめるどころか、県を跨いでの移動も自粛されるようになり、開業に向けて、何もできない日々が過ぎていきました。


コロナとクラウドファンディングへの不安

当初からお金はなかったので、
・お金をかけて、しっかり改装するか?
・現状のままでも大丈夫な人と出逢うか?
の選択をする必要がありました。

お金をかけるといっても、すでに他事業の借入もある僕が、このコロナ禍でさらに借金を重ねる不安。乱立するクラウドファンディングをしても、たくさんの人が大変な状況の中、僕には応援が集まる自信がない。

だからといって、知らない人にまで応援してもらうために「町おこし」「地方創生」みたいな立派なことを掲げると、うまく出来なかった時に責任がとれないし、嘘になるから怖いというイメージがありました。

もうひとつの選択肢、現状のままでも大丈夫な人と出逢う。

古いとはいえ、僕からすれば十分住めるレベルなので、条件次第で大丈夫な人はいるはず。

とはいえ、まったく知り合いは増えない。長引くコロナ禍もあって、はじめましての人と知り合う機会が少ない。

僕は完全に、いつから、どうはじめるかのきっかけをなくしていました。


■仲間との出逢い

とにかく知り合った人に想いを語りつづけ、下関に通い続けました。

そして、通うたびに少しずつ下関という街を知り、好きになっていました。

僕のイメージが実現したら喜ぶ人はいるはず。

そういう人と出会いたい。

そんな中、まちづくりチーム FIVE STAR(ファイブスター)と出逢いました。


建築家、工務店、電気工事士、市役所職員の同世代の男たち。

「こどもたちに残したい下関」のために、仕事が休みのプライベートな時間まで「まちづくり」にコミットしているチームと出逢い、語り、時には喧嘩もしながら、この仲間と一緒に、この家をつくっていきたいと思いました。

ファイブスターはこの家を「タケザキのイエ」と名付け、ここを拠点に「まちづくり」「エリア再生」「空き家再生」などを行っていきます。

この仲間と一緒なら、本気になって取り組める。もしなにか失敗しても、次の方法を試して、イメージに向かってチャレンジしよう!

そう思えたので、街の人、近隣の人のリアルな声を聞きたくて、内覧会やイベントなどを開催したり、DIYで修繕や改装をはじめました。


<イベントの様子>



<DIYの様子>










現在、2022年4月のオープンに向けて動いています。

大きく改装をして、素敵な空間にしたいという気持ちはあるのですが、正直資金が足りません。

改装は、出会った方々と協力し、DIYでコツコツと進めていて、オープン後も段階的に行っていきます。

今回のクラウドファンディングでは、高額な改装費用ではなく、まず開業にあたって最低限必要な・火災保険・給湯設備・インターネット設備にかかる費用を募りたくクラウドファンディングに挑戦します。

目的はお金だけではなく、
「すでに完成された場ではなく、つくる段階から楽しむ仲間と出逢うため」です。

ご支援・ご協力、どうぞよろしくお願いいたします。


火災保険 60万円
給湯設備  8万円
インターネット設備 4万円
CAMPFIRE手数料 8万円   合計80万円


2022年
1月 クラウドファンディング開始 
1月30日 DIY ラウンジの家具作成など
2月20日 内覧会・オープンハウス
     DIY 内壁の塗装など     
2月28日 クラウドファンディング終了
3月末 クラウドファンディング入金
4月 オープン


BRIDGEの実際の利用にあわせたリターンを多数用意しました。どれもクラウドファンディング限定の特別価格となっています。

下関近郊に住む方には、様々な特典のついた『BRIDGEファミリー』になるのがオトクだし、嬉しいです。

まだ下関に遊びに来たことがないという方は、是非宿泊チケットを。

そして費用をおさえ長く滞在過ごしたい、家賃フリーの暮らしがしたいという方は、ヘルパー研修を。研修後はBRIDGEのお手伝いをしてもらうと滞在できるようになります。

複数のリターン購入も大歓迎です。

 

 なにかのご縁で、このページを見てくださってありがとうございます。

シェアハウスやゲストハウスということで、「どうせ若者向けだろ」「もう家庭のある自分には関係ない」と思う方もいるかも知れません。

僕が下関で出逢った人は家庭をもっている方が多いです。

子を持つ親として、
・こどもを連れていく場所がマンネリ。
・遠出ばかりは出来ないので、近場で多様な人と出逢って欲しい。
・将来下関から一旦は出ても、戻りたくなる街でありたい。
という想いがあることを聞きました。


僕はこの『BRIDGE』で、年も職場も国も違う大人たちが集い、繋がり、楽しんでいる姿を、その子どもが見ることで「下関で大人になるのが楽しみ」と思ってもらいたいという想いもあります。

また『BRIDGE』の隣はお寺なのですが、毎日夕方18時に鐘が鳴り、僕はその音が大好きです。高齢の方によると、一昔前はお寺の境内で盆踊りをしていたらしい。

この家に人が集まり、このエリアが活気づき、その盆踊りが復活すれば最高だなぁなんて、鐘の音を聞いては妄想しています。

『BRIDGE』は、家というリアルな場からはじまるコミュニティとして、多様な人が混ざり合う、いい意味でカオスな場として、あなたにも関わってもらえると嬉しいです。

応援よろしくお願いします!

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<お問い合わせ>

BRIDGEへのお問い合わせ、内覧希望など
LINE公式アカウント(@885qhmgv)
で受付しています。是非友だち追加をお願いします。

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<BRIDGEの所在地>

〒750-0025 山口県下関市竹崎町3丁目5-25

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<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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