はじめに


令和3年12月17日、会社のすぐ近くで、クリニック放火事件が起きました。そして、この火災で支援していた方が犠牲になりました。その日は、ちょうど障害者ドットコム株式会社の設立6周年の日でした。


リワークに向けて、頑張られていた方々の未来を断ち切られてしまいました。恐怖や不安を感じやすい方々が事件に遭って、本当に怖かっただろうな…。奪われた命を無駄にしたくない。事件現場で手を合わせて誓いました。

「こんな悲しい事件が二度と起こらないように、この世界変えてみせるから。」


クリニックの待合室で、たくさんの患者さんがおられ、同じように苦しみを抱えているのは自分一人じゃないと思えたのと同時に、辛さを誰にも話せず、一人で悩んでしまっている人も多いのではないのかと思いました。

孤独・孤立をなくしたい。そんな社会の実現に向けて一歩、踏み出します。

みんなで繋がりませんか?

障害があると理解されにくかったり、誤解されたりして、分かり合えなかったり、人生もういいやと諦めてしまう事もあります。

他にも、私達の大切な人たちを病気や孤独が原因の自死で亡くしています。


孤立さえしなければ、助かる命があるかもしれません。もう二度と、悲しい思いをしたくない。だから、外に出られない人や対面で話すことが苦手な人でも話せるよう、専門家のサポートも受けながら、みんなで繋がって悩み事を話したり、情報交換をする場をつくりたいと思いました。

障害あるなし関わらず、当事者と支援者の枠を超えて、いつでも気軽に話せる場所がある事で、ほっとしませんか?

そんな思いで『障害者ドットコム コミュニティ』を立ち上げます!

心の内を話していただいたり、本当にこの事件つらかったねとか、またがんばろうと話し合える心のよりどころになればうれしく思います。また、講師に障害福祉に関わりのある著名人や、業界のトップランナーをお招きして交流したり、ワクワクする楽しい事も考えています。そこで、皆さんにご協力をお願いしたいのです。ぜひ、ご参加いただけると嬉しいです。よろしくお願いします。

『障害者ドットコム コミュニティ』の活動について

『障害者ドットコム コミュニティ』はオンラインサロンメンバーのみんなで作っていくコミュニティです。医師・看護師・専門家などのサポートを受けながら、悩みを共有したり、転院先となるクリニックの情報、障害者手帳・自立支援医療・障害年金などの制度、訪問看護やヘルパー、就労支援などのサービスについて情報交換する場にしていきたいと思います。また、メンバー同士で、困りごとをシェアし合い、支え合う関係を作っていきたいと思っています。
・非公開Facebookグループに招待いたします。メンバー間で気軽に話し合います。
・月1回開催するゲストを招いた交流会、講演会、勉強会などのオンラインイベントに参加できます。
・事業所を運営されている法人会員は、障害者ドットコムサイトの有料掲載プランを利用できます。
・新型コロナウイルスの感染が落ち着いたら、不定期でリアルの講演会や交流イベントも企画したいと考えています。

プロジェクト賛同者・オンライン交流イベント出演予定者(順不同・敬称略)

東ちづる(俳優・一般社団法人Get in touch代表)、武田双雲(書道家)、乙武洋匡(作家・タレント)、榎本重秋(ぜんち共済株式会社 代表取締役社長)、菱田準子(NPO法人Peer Do 理事長)、坂本慎治(NPO法人生活支援機構ALL 代表理事)、牧野英彦(一般社団法人ライフワーク協会 代表理事)、谷本吉紹(株式会社エースタイル 代表取締役社長)

応援メッセージ






資金の使い道

ご支援いただいた資金は『障害者ドットコム コミュニティ』の制作・運営資金として、大切に使わせていただきます。
(使途の内訳)
・Webシステム・コンテンツ制作費:約14万円
・運営人件費:約2万円
・ゲスト・専門家への謝礼:約20万円
・クラウドファンディングのリターン作成費・送料:約10万円
・CAMPFIRE決済手数料9%(税別):約4万円

オンラインサロン、オープニングイベントの実施スケジュール

2022年3月1日(火) オンラインサロン『障害者ドットコム コミュニティ』開設
2022年3月1日(火)20:00〜21:30 クラウドファンディング終了報告&オンラインサロン開設初日 Zoom交流会」開催
2022年3月上旬 リターン発送
2022年3月4日(金)20:00〜21:45 オープニングイベント第一弾「東ちづる×乙武洋匡 対談」開催
2022年4月15日(金)20:00〜22:00 オープニングイベント第二弾「武田双雲さんと発達障害について語ろう」開催

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

【シンプル応援】500円 ☆お礼のメール
【クラウドファンディング終了報告&オンラインサロン開設初日 Zoom交流会】1,000円 ☆2022年3月1日(火)20:00〜21:30開催
【オリジナルドリップコーヒー】1,700円 ☆大阪・喫茶ピーコックのコーヒーバック3個セット
【サロンメンバー支援(個人会員・障害者割引)】1,700円 ☆サロン会員(3ヶ月)
【サロンメンバー支援(個人会員)】3,000円 ☆サロン会員(3ヶ月)
【サロンメンバー支援(法人会員)】30,000円 ☆障害者ドットコム有料掲載プラン+サロン会員(3ヶ月)
【オープニングイベント第一弾 ゲスト 東ちづるさん・乙武洋匡さんとアフタートーク】30,000円 ☆イベント後、オンラインにて東ちづるさん・乙武洋匡さんと15分間トーク+記念スクリーンショット
※リターンの選択欄にはアフタートークの時間を20分間と記載していますが、正しくは15分間です。誤りがありますことをお詫び申し上げます。
【オープニングイベント スポンサー支援】50,000円 ☆イベント冒頭で1分間紹介+障害者ドットコムに紹介記事約300字掲載

代表あいさつ


障害者ドットコム株式会社の川田祐一です。

1995年の阪神大震災で、障害がある方を支援する作業所・グループホームで1年間復興支援活動に従事したことがきっかけで、障害福祉の仕事に携わるようになりました。私は、大学で福祉を学んだのですが、それまで障害がある人はサービスを受けるなどで「与えられる」ことが多い存在だと思っていました。しかし、そこでは、障害がある人たちが先頭に立って、炊き出しをしたり、仮設住宅の方に食事を届けたりしました。私は、障害がある人が「与える」側となって支援する姿に衝撃を受けました。
それ以来、障害があっても、あたりまえに暮らせる社会を作っていきたいという思いで、25年以上にわたって障害福祉の業界で活動してきました。
そして、2016年からは、全て障害当事者で記事作成・運営するWebメディア障害者ドットコムをリリースして、必要な情報を届けています。
私も軽度のADHDと診断され、心療内科に通っているのですが、精神科や心療内科に抵抗を感じて、症状が酷くなって初めて通院に至るケースがまだまだ多いと感じます。ちょっとしたことで通えるような環境・社会になってほしいと思い、発信を続けてきました。
これまで、関わってきた人たちから「就職できた」「記事に救われた」など嬉しい声を聞く一方で、孤独や病気のしんどさが原因で、命を絶っていった人たちもいました。
そして、先日起きた大阪クリニック放火事件では、頑張って再就職を目指していた方々の大切な命が奪われてしまいました。放火事件についての関心は徐々に薄れているとみられます。風化してしまい、不安や恐怖を感じている人たちが他の人に話せなくなるのではないか危機感を持っています。
誰ひとり取り残されない社会、すべての人の命が大切にされる社会が実現されるよう、これからも全力で取り組んでいきたいと思っています。

代表略歴

1995年 同志社大学文学部社会学科社会福祉学専攻卒業
1995年 阪神・淡路大震災の復興支援活動に1年間従事
1996年 宇治市社会福祉協議会に入職 総務部に配属
1999年 大阪ハイテクノロジー専門学校 専任講師
2001年 宝塚市のNPO法人で障害者福祉事業に従事、精神障害者が働くカフェ・グループホーム開設
2008年 阪神地域にて12の事業所を開設・運営、障害者の就労・生活を支援
2015年 障害者ドットコム株式会社設立

障害者ドットコム株式会社 活動概要・実績

障害者ドットコム株式会社では、障害者による、障害者のためのWebメディア『障害者ドットコム』の運営、障害福祉サービスの計画相談支援、就労継続支援B型を提供しています。また、障害福祉に関するイベントやセミナーを企画して、開催しています。

2016年2月 障害福祉情報Webメディア『障害者ドットコム』リリース
2016年4月 特定相談支援事業所(計画相談支援)『障害者ドットコム大阪』開設
2016年9月 『熊本地震被災障害者支援TALK&LIVE 七尾旅人in大阪』開催
2018年11月 『障害のある人が親なき後、お金で困らないためにできることを考えるセミナー』開催
2019年6月 映画『私はワタシ~over the rainbow~』TALK&LIVE 開催
2019年11月 映画『BAD DREAM』上映会 開催
2021年10月 就労継続支援B型事業所『障害者ドットコム編集室』開設

障害者ドットコム コミュニティ 運営メンバー

・川田 祐一(障害者ドットコム株式会社 代表取締役)

・川田 直美(障害者ドットコム大阪 ピアサポーター)
私は、全ての発達障害と、HSP、パニック障害があり、長年心療内科に通っています。
今回の事件でさらに、体調が悪化しました。家族や親友も早くに亡くしており、身近で自死や、悲しい出来事をたくさん体験しました。いろんな方に助けてもらい、ここまで頑張ってこれました。同じような悲しい体験をされた方のお役に立てることがあれば、嬉しく思います。


・髙橋 航平(障害者ドットコム編集室 職業指導員/ピアサポーター)
体を鍛えることと友達と遊ぶことを中心に生活している、ADHDと書痙ジストニアとPTSD持ちの三十路男性です。僕も15年間ほどPTSDと付き合って生きているので、ピアサポーターとして皆様の役に立てたらいいなと思っています。


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