◆ご挨拶◆

初めまして。

斯波 薫(シバ カオル)と申します。

現在、神奈川県小田原市に在住しています。
元東京都公害局(現環境局)勤務で栄養士の資格を持つ母親と、自然遊びが大好きな父親の影響を受け、幼い頃から環境問題や食育などに触れながら北海道札幌市で育ち、自然大好きです。 

プロサッカー選手を目指し15歳の時に単身上京。国内外で活動し34歳までプレーさせてもらいました。

選手時代に、誰とも競わなくていい自然の中が気持ちよく、大好きだった自然遊びに再びのめり理込みました。(↑写真は自然の中で遊ぶ楽しさを発信する長野県nozawa green fieldの作成を手伝い)

矢郷農園の皆さん

引退後はサラリーマンとして勤めながら、春夏秋冬、海で山で沢山遊ばせて頂きました。


自然の中で遊ぶから感じられるその圧倒的な「美しさ」「雄大さ」「感動」「豊かさ」を、沢山の人に感じてもらいたい。
そして、自然環境がいつまでも美しいものであってほしいし、それを沢山の人と共有できるといいなぁと思いました。

だからこそ『人と自然が繋がる場所を作りたい』という想いで、地元の若手農家矢郷農園さんの協力のもと、このプロジェクト、体験者さんと農家さんを繋げる農業体験ガイド』を始めたいと思います。

※ページ下部に、「心の底の思い」を書きましたので、どうか最後まで読んでください。


◆なぜ農業と人を繋げたいか?◆

はっきり言って、面白いからです。
農業は究極のアウトドア(アクティビティ)です!!
もちろん、中には大変なこともあるし、生産の過程を知ってほしい!安全なものを口にしてほしい!という思いもあります。
でも、収穫の楽しさはもちろんキャンプファイヤーみたいな大きな野焼き作業だったり、チェーンソー、刈払い機での開墾作業は、ストレス発散!気分爽快!そういった楽しさも味わって頂きたいのです。
そして、農業を体験することが地域や環境を保護するためにも必要なのです。


◆『ワイワイ楽しむ』が地域を救う!◆

新型コロナウイルス感染症対策で街中が静まり返るようになってから、人気が集まっているのが「外遊び」。三密を回避できる広い大自然の中で遊べるアウトドアがいまブーム。
その中でも、農業体験してみたい!という方も増えて来ています。ストレスの多い現在において、農業や緑とのふれあいは生活にやすらぎや潤いをもたらします。アクティブな作業は汗をかいて、心身をリフレッシュさせてくれます。

まずは、もちろん収穫体験!!
収穫は農業の醍醐味であることは間違いありません!
収穫しながらちょっと味見。。。畑で食べる果実の味は、言葉では言い表せないほどです。
私も、その場で食べる甘くて美味しい果実の力を思い知らされました。
でも、農作業の面白さは、それだけではないのです。

「チェーンソー」を使って、農地開拓!
切り方や、木のしなり具合が分かれば安全に体験していただけます!
ノコギリで切れないような太い木でも、どんどん切れちゃう!スカッと爽快!
都会にいると気になる騒音も、広い畑では、誰にも迷惑になりません!
チェーンソーが初めての力の弱い女性でも、できるだけ安全にできるようにご指導させて頂きます。

刈払い機での開墾作業もでも。
バリバリ草を刈って顔をあげると、作業成果がはっきりと目に見えます。
自分の作業で、どんどん畑が綺麗になっていき、すごく達成感があります!

初めての農業体験をより楽しんで頂けるように当プロジェクトでもある「農業体験ガイド」を始めたい!
もちろん、農業は楽しいことばかりではありません。長時間の作業は、若い方でも正直きついです。
でも、1人で10時間かかる作業も10人でやれば1時間で終わるのです!
手軽に、気楽に農業体験をしていただくため、半日コースも準備します。
ガイドをすることで、農業を楽しんで頂くのはもちろんですが、農業が抱えている問題解決にも役立ちたいと思っています。

◆農業が今、抱えている問題◆

問題①「農業者の減少」「後継者がいない」
多くの農家さんから言われたのがやめときな。」「毎日やるのはきついよ」「うちの息子も、出て行って会社勤めだよ」色々な理由があるとは思いますが事実、農業者の人口は減少の一途を辿っています。

問題②「農業者の高齢化」
農業に従事する者の平均年齢は、なんと約70歳!!新規就農者が少ないことは、国の問題にもなっています。

問題③「荒廃農地、耕作放棄地」
作業ができなくなってしまい、神奈川県小田原市の片浦地区は4割以上が何十年も手入れされていない荒廃農地、耕作放棄地です。これからも、どんどん増えることが予想されています。

さらに、この地区は斜面が多く手入れされていない畑では猪が石段を掘って土砂崩れが起きたり、雑草の種が整備している畑に飛んだり、さらなる問題を引き起こしています。
これらを解決するためにも今、農業に必要なのは、人手、労働力です。


◆体験者よし!農家よし!地域よし!農業が抱える問題解決へ!◆

減る農業者、一方で増えている若者の農業への興味関心は高まっています。
農業を体験してくても最初は「農業って何をしていいかわからない」「農業に必要な農機具を持ってない」「畑を借りても、頻繁には行けない」「通年で農業をするのは難しい」と思います。
そして一方、地域の農家さんは「高齢になってきて身体がつらい」「作業は多い」「人手がいない」。

そ・こ・で!この二つはきっとマッチする!「農業体験ガイド」が役に立つ!
と思いました。
農業ガイドは、下のような役割でこの二者のマッチングを提供します。

体験者さんには
・初めてでも大丈夫(作業内容の指導)
・農機具を用意し、手ぶらで体験にこれる
・農機具の安全な使い方の指導を受けられる
・日帰りでも、半日でも体験できる
・農のある暮らしで、充実した休日を過ごせる
・農技術、知識に触れられる
・農作物本来の味、旬な味を楽しめる
・本物の農家さんの生活に触れられる
・年間を通じた貸し農園への斡旋 等

☆農家さんには
・作業の人手、労働力が確保できる
・その日の作業内容を事前に打合せし、作業時間を減らさせない
・体験者さんへの説明や、指導をしなくても済む
・一般の方が農業へ興味を持つきっかけになる
・興味を持った方が、農業への後継者確保の期待ができる
・地域農業の取り組み発展の期待ができる
・農家さんと若者との交流が生まれる
・荒廃農地、耕作放棄地がへり災害等の抑制が期待できる
・地域の農地が整備され景観が保たれる 等

この両方が笑顔になる為に。

それによって地域や自然環境がより良くなる為に農業体験ガイドさせて頂きます。


◆関東随一の絶景農地!海、むき出し!丸出し!◆

ご案内するのは相模湾を一望する神奈川県小田原市の片浦地区です。
ここは海岸からすぐ高くなっていて、農地からの景色は関東でもトップクラスの絶景!

汗をかいて、顔を上げればこの絶景が目の前に(写真だけでは到底伝え切れませんが)。
「あぁ、地球って本当に丸いんだなー」と実感します。
この壮大な自然を感じながら、農業体験をして頂きたいと思っています。

農業体験の後に車で20分走れば、箱根の温泉街。ゆっくり温泉にもつかれます♨︎
帰りは近くの道の駅や魚屋さん、漁港では、新鮮で美味しい海の幸もいっぱい!干物屋さんもあります!



◆これまでの活動◆

これまでも、地域の活動はもちろんのこと近くの通信制の学生や農業に興味のある方の受け入れを矢郷農家さんが行って来ました。しかし、一農家さんが体験農業を担うと作業の生産性が落ち、本来の業務に支障が出ることが多いです。一農家さんの負担にならないように、そして、より多くの方が農業に参加できるように「農業体験ガイド」をしたいと思っています。


◆資金の使い道・実施スケジュール◆


22年3月末 クラウドファンディング終了
4月上旬 HP開設
6月中旬 オープン
23年6月 収穫祭(1周年イベント)開催
リターン発送は、各種掲載時期に応じていたします。


今回ご支援いただいた資金は以下の目的で大切に使用させて頂きます。
・体験者用農機具(¥600,000-)
・事業運営費(¥600,000-)
・その他雑費(リターン品、CAMPFIRE掲載手数料含む)(¥200,000-)




◆最後に、プロジェクトへの根底の思い◆

私事ではございますが、ずっと心痛めていることがあります。

それは環境問題です。。

大それたことを言うようかもしれませんが、このプロジェクトの先はそこへ良い影響が出ることを目指しています。

沢山の情報が入ってくる現代。北極の氷が減ってきているとか、ウミガメの鼻からストローが出てきたり、ショッキングな情報や映像が目に入ってくるし、ご存じかと思います。

だけどれど普通に暮らしていれば、そんな場面に出会すことはほとんど無く、どこか遠い国の話のようなきがするのではないでしょうか。
しかし、私は毎月ビーチクリーン等に参加させていていますが、それらの問題はもう私たちの身近なところでも起こっています。

県西部の海岸

どこからか聞こえてくる「SDGs」や「サスティナブル」という言葉も、ただのムーブメントに終わらせてはいけないと思います。

環境への諸問題を他人事でなく、自分事として感じられる人が増えたら良いなと思っています。

環境保護活動家の故C.W.ニコル氏もこう言っておられました。

「素晴らしい森がよみがえるには、まず自然が見えること、感じることができる人が必要。しかし自然音痴の人が今増えているのが心配です。」

自然と触れ合う機会があれば、自然のことを身近に感じる。

身近に感じれば、環境への問題に目を向け、考える人が増えるのではないかと思いました。

私は、その分母を増やしたいのです。他人事ではなく、自分事に思う人を。

もちろん、デメリットもあります。

BBQをしてそのまま帰る人も

自然遊びのアクティビティは少なからず環境への負担がかかります。その人数が多ければ多いほど自然への負担は大きくなります。

でも農業はそれが少なく体験でき、人が入ることで、環境が整備され人と自然が共存できる。
そうしてきたのが農業。人の手がなないと山や川が悪化してしまうのです。
小田原での環境に負担の少ない有機農業を通じて美しくて、雄大で、開放的で、そんな大自然を感じて頂きたいのです。

そして、自然の中で遊んだ人達が日常に戻った時に、普段の生活がいかに便利で素晴らしく有難いものかを感じられ、普通の毎日がキラキラするものになれば良いなと思います。
同時に「これ、いつも捨ててるけど、洗って使えるかな」とか、ほんの些細なことで。そんなことが気になるような人が増えたら良いなと思っています。

地元若手農家「矢郷農園」さんの協力のもと、このプロジェクトを立ち上げました。

共感、応援、協力してくださる方には、心より感謝申し上げます。

何卒、何卒よろしくお願いいたします。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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