40年に渡り、新しい体系の経絡治療「新経絡治療」で腰痛、頚肩腕障害(けいけんわんしょうがい)など慢性疼痛の治療に携わってきた医師 宇土 博が、およそ3千件に及ぶ疼痛治療の経験を基に難治性の「帯状疱疹後神経痛」の治療について,症例や実際の治療方法などを紹介する書籍を自主出版する資金を広く募るものです。

はじめに

このプロジェクトは、広島市の開業医 宇土 博が、臨床経験に基づいて帯状疱疹後神経痛の症例紹介と治療実績などを解説した書籍を自費出版する資金を募るものです。この書籍を読めば、帯状疱疹後神経痛が治るというものではありません。

著者の紹介 

著者 宇土 博 医師著者の宇土 博は、広島市で「友和クリニック」を開業する医師です。呉市の日新製鋼所で産業医を務める傍ら、40年に渡り、働く人の腰痛や頚肩腕障害など慢性の痛みを伴う職業病の専門医として予防と治療に携わってきました。予防には人間工学による働く環境の改善、治療には新しい鍼治療である新経絡治療を使ってきました。職業病の外来には、腰痛だけでなく職場で起こる頭痛や目の痛み、うつ病、脳卒中、パニック障害や不眠、脊柱管狭窄症など脳脊髄神経の痛みや病気を抱えた患者も多く受診します。新経絡治療は、このうちの脳脊髄神経の痛みや病気の治療にも大きな効果を示します。帯状疱疹後神経痛 は、胸や腹部、手足の末端の神経痛であるとともに脳脊髄神経に痛みが記憶される最も治療が難しい神経痛の1つです。そのため末端だけでなく脳脊髄神経の痛みにも効果を発揮する新経絡治療は、有効な治療法のひとつと考えています。

宇土医師は、ドクターグリップの開発者としても知られています。

宇土医師が開発したドクターグリップボールペン

クラウドファンディングで反響がありました

3月22日、CAMPFIREでのクラウドファンディングについて知人から教えてもらったと82歳の帯状疱疹後神経痛の患者さんが、友和クリニックを受診されました。この男性は、3年前に左胸部に発疹し、病院で帯状疱疹の診断を受け、抗ウイルス薬を投与されました。しかし、痛みが取れず、現在も抗てんかん薬を内服しているが、3年間、左胸部のヒリヒリ、ピリピリした痛みが続いているとの訴えでした。 

3月1日に知人からこの書籍出版プロジェクトのことを聞き、当院を受診したということでした。

一回目の新経絡治療で、患者さんは「痛みが楽になった」と話し、付き添った奥さんも喜んでいらっしゃいました。

赤線で囲んだ部分がヒリヒリ・ピリピリと痛む


帯状疱疹後神経痛との出会い

友和クリニックで最初に帯状疱疹後神経痛の患者の治療に当たったのは、2008年です。友和クリニックの治療をテレビで知った女性から、「父親が帯状疱疹神経痛で苦しんでいる。ぜひ治療をお願いしたい」と連絡がありました。患者は、74歳の男性で、左側背部~胸部・腹部にかけて帯状疱疹の痛みがありました。発症は、2008年3月。抗ウイルス薬を内服し発疹は改善したものの痛みが残り、4月19日~5月11日まで入院し、左胸部帯状疱疹後神経痛と診断されています。入院治療で痛みは少し取れましたが、まだ痛みで眠れない状態が続き、入院先の病院では、「後遺症を覚悟するように」と言われたそうです。娘さんの紹介で2008年6月24日、当院を受診されました。発疹から既に3ヶ月が経過し、難治の帯状疱疹後神経痛へと進行した状態でした。左腹部には、帯状疱疹の痕があり、腹部を締め付ける痛みのため不眠が続いていました。左の背中にも強い痛みが残っていました。友和クリニックでの2回の新経絡治療で、痛みが少し軽減し、6回の治療で背中の痛みが軽減し、7回の治療で腹部の痛みが改善しました。9回の治療で痛みが半減し、TVを視聴できるようになり、「旅行に行きたい気分」と話されました。25回治療でほぼ痛みは解消し、治療を終えました。難治の帯状疱疹後神経痛が、速やかに改善した症例です。その後も多くの帯状疱疹後神経痛の方を治療しましたが、多くの患者の難治の神経痛が速やかに改善しました。治療したほとんどの方に満足していただいています。このような難治性疼痛疾患等の治療経験を基礎に、2011年7月、難治性疼痛疾患、難治性疾患、発達障害の治療を掲げて日本新経絡医学会を設立し、治療の研究・普及を行ってきました。

臨床での成果 

友和クリニックでは、これまでに34人の帯状疱疹後神経痛の患者の新経絡治療にあたり、著しく効果があった「著効」の方が、64.7%。痛みが軽減しある程度の効果があった「有効」の方が、29.4%でした。効果が認められない方が、5.9%でした。有効以上が、94.1%となり、これは従来の治療の有効率、およそ20%に比べても治療効果を期待できるものと考えます。

プロジェクトの企画と編集について

このプロジェクトは、本書を自主出版する、ガラ携しか持たない宇土医師に替わって、友和クリニックで働く鍼灸師、看護師が写真や動画を撮影し、協力者の洲之内信也がこのページの編集を担当し、協働で進めています。表紙の帯状疱疹を治療する宇土医師をイメージしたイラストは、コンピューターグラッフィックのプロフェッショナル、ベン氏の手に拠るものです。

友和クリニックで経絡治療を施す宇土医師

友和クリニックには、職業病の患者さんだけでなく、認知症の高齢者や発達障害の幼い子供たちも多く受診します。

治療に使う押し棒

新経絡治療には、鍼ではなくこの押し棒を使います。脳神経に働そのため子供たちも怖がらず、治療を受けられます。帯状疱疹後神経痛 の治療にもこの押しきかける手のツボを押し棒で押して血流を回復させて患部の組織の修復を促す治療法です。棒を使います。

帯状疱疹後神経痛の実際の新経絡治療を動画で紹介します  


この動画は、たまたま帯状疱疹を発症した友和クリニックのスタッフを治療している場面です。

この小さな診療所「友和クリニック」から発信する書籍が、200万人とも言われる帯状疱疹後神経痛 に悩む患者さんたちに読まれることで、治療は諦めなくてよいのだと感じて、治療に向けて前向きになって頂ければ幸いです。


日本新経絡医学会について                 

2011年7月設立、現在、医師や鍼灸師など会員70名。年一回の学術会議の開催と年二回会員向けの学会誌発行。新経絡治療のセミナーや症例検討会の開催。

日本新経絡学会 学会誌

帯状疱疹後神経痛は、どんな病気なのか

帯状疱疹は、高齢化などで免疫力が低下すると神経節に潜んでいた水痘ウイルスが 再活性化して神経に沿って皮膚に移動して痛みと発疹を伴う症状として現れます。80代までの日本人の3人に1人が帯状疱疹を発症すると言われています。(宮崎県医師会の調べ)

帯状疱疹が消えた後も痛みが残る場合があり、これが帯状疱疹後神経痛 です。帯状疱疹患者のおよそ  20%が発症すると言われています。(宮崎県医師会の調べ)                     帯状疱疹後神経痛 は、ウイルスで神経線維が傷つき、神経の過剰な興奮や痛みを抑制する経路の障害などが原因と考えられています。痛みにも様々な形態があり、ヒリヒリ、ズキズキ、灼熱的、間欠的などで、眠れないほどの激痛が長期間に渡り続く人もいます。                       新経絡治療では、患部に対応した手や足のツボを押し棒で刺激するもので、患者の身体的な負担は、極小さなものと考えます。

このプロジェクトで実現したいこと

難治性の帯状疱疹後神経痛の患者は、国内だけでおよそ200万人いると推計され、長く続くその強い痛みで不眠や動作障害などに絶えず悩まされています。本書では、延べ3千人の疼痛患者の治療実績に基づいて、新経絡治療を使い、この難治性の神経痛を緩和し解消させた症例を紹介し、治療法の一部を公開することで、新経絡治療という治療法の存在を知ってもらい、多くの帯状疱疹後神経痛 に悩み苦しむ人々の希望となり、さらに新経絡治療が、様々な痛みを伴う病気や難治性の病気に効果があると考えられることから、現代医療に大きな可能性を持つことを理解してもらいたいと、このプロジェクトを企画し本書を自費出版するものです。

応援メッセージ      

日本新経絡医学会の会員で香川労災病院 放射線治療科の医師三谷 昌弘さんの推薦の言葉です。

どうしてもとれない痛みが、ツボを押しただけで治るのでしょうか。                信じ難いと思いますが、帯状疱疹後神経痛は本当に治ります。私の経験をお伝えします。私は30年以上放射線治療を専門にするがん治療医をしています。新経絡治療との出会いは、2016年東洋医学会総会での宇土先生の特別講演でした。脊柱管狭窄症はツボ押しで治ると、衝撃的な話をされました。信じられない講演でしたが興味が抑えられず、宇土先生にお会いし、以後広島に通い新経絡治療を勉強しています。 半年ほど経って、外来で、1年前に放射線治療を受けた方が、数か月前に腹壁に帯状疱疹ができて痛みが残って治らないと訴えました。帯状疱疹後神経痛の講習を受けた直後でしたので、例題の手順通りにツボを押さえてみました。1週間後、痛みは和らいだと言われました。自分でもその効果に驚き、13回で痛みは消失しました。勉強を始めてから初めての治療体験となり、新経絡治療の実力を実感しました。がん治療をしていますので免疫の低下した人は 多く、帯状疱疹後神経痛は珍しくなく、それ以後10例ほど経験し、全ての症例で痛みが軽減しています。今では日常診療で種々の疼痛やしびれにツボを押して症状を緩和しています。 新経絡治療は、明快な法則があり、その手順を踏んでツボを押します。名人技は不要で、誰でも学べば習得できる技術です。鍼を使いませんので怖くなく無痛で感染の心配はなく、薬も不要で、副作用はありません。難治性の疼痛や中枢神経系の治療にも広く実績があります。           今回、宇土先生が、帯状疱疹後神経痛に関する書籍を自費出版されることになりました。経絡治療の素人の私でさえ治療できることを報告し、この出版が治らない痛みに悩まされている方々の光明となり、新経絡治療を多くの方々に知って頂く機会になることを念じて推薦の辞とさせて頂きます。

本書の自費出版に協力を頂いた出版社「南々社」社長の西元 俊典さんの応援メッセージ

当社は、インターネット上で医療に関するさまざまな情報が流布される中、一般市民向けに、出所が明示された信頼のおける医療情報の公開を目的にした出版物を数多く刊行しています。定評のある専門医やかかりつけ医を紹介した、『迷ったときの医者選び広島シリーズ』や『迷ったときのかかりつけ医広島シリーズ①~⑧』をはじめ、『口育の手引き―よい歯並びを0歳から』『頼れるスポーツドクターひろしま』など医療情報本、 ルポルタージュでは『コロナ下の奇跡―自衛隊中央病院 衝撃の記録』なども発行しています。このたび当社は、宇土博先生著作による(仮題)『難治 帯状疱疹後神経痛を改善する』を7月に刊行予定です。本書は、難病である帯状疱疹後神経痛に対する東洋医学の新経絡治療を紹介したものです。 宇土先生も「末梢神経系の治療だけでなく、中枢神経系の治療にも効果がある新経絡治療が有効です」と指摘されています。患者さんにとって、福音ともいえる治療法です。 出版不況といわれる中、当社は、本書を刊行して、神経痛に苦しんでいる多くの人にこの治療法の存在を知っていただき、一人でも多くの方が、その痛みから解放されることを願っています。 

プロジェクトをやろうと思った理由

難治性の帯状疱疹後神経痛は、脊髄の近傍に電極を埋め込む外科的な治療が必要な場合もありますが、患部の侵襲が大きく、すべての患者に適応するわけにはいきません。新経絡治療は、患部に対応した手や足のツボを押し、患部の血流を改善して神経痛を改善させる方法であり、患者の身体的な負担は、極めて小さいと考えます。本書を読んでこの難治性の神経痛が改善することを広く知ってもらい、およそ200万人と言われ年々増え続ける患者の救済に役立てたいと考え、当プロジェクトを企画しました。同時に、東洋医学に基づく新経絡治療について理解を得て、その大きな可能性についても多くの方に知ってもらい新経絡治療 の普及にも努めたいと思っています。

著者のこれまでの活動

宇土 博 経歴 1979年 広島大医学部卒業 頸肩腕障害の研究で博士号  1981年 広島市南区に友和クリニックを開業(職業病専門外来) 1994年 カンザス州立大客員講師 2001年 広島大医学部臨床教授            2011年 日本新経絡医学会会長

友和クリニックで新経絡治療による帯状疱疹性神経痛、発達障害、認知症、職業性うつ病、軽度外傷性脳損傷、腰椎・脊柱管狭窄症、頚肩腕障害、化学物質過敏症などの治療にあたる。

主な開発品 腱鞘炎予防の「ドクターグリップボールペン」、腰痛予防ベルト、腱鞘炎予防園芸用鋏「ドクターカット」、高反発枕「ドクタームーブ」、外反母趾改善靴「ハナオエルゴ」など

著書 「頚肩腕障害の職場での対策」「事務労働と健康」「産業医実践ガイド」「公衆衛生学入門」「福祉工学入門」「手話による頚肩腕障害の予防と治療」など


資金の使い道

書籍「難治 帯状疱疹性神経痛を改善する」~新経絡治療の実際と可能性~(仮)の自費出版費用に使います。

1)体裁 A5判 本文2色刷り 160ページ  出版元(有)南々社(広島市東区山根町27-2) 

2)発行部数 初版 2,000部 予価 1,200円

3)発刊 2022年8月予定 南々社 から書籍取り次ぎ店を経由して全国の書店へ配置

4)リターン経費 購入費 30万円(製作費×200本)送料(概算10万円) 

 5) CAMPFIRE手数料 目標金額×0.2 =40万円

経費概算総額は、450万円 不足分は、自己資金を充填する計画です。

リターンについて

 支援の受け方 通常コース 1口 3,000円  本 1冊 提供 。支援者のお名前を本に掲載します。 

 プレミアムコース 1口5,000円 本 1冊と「押し棒」1本 提供。 支援者のお名前を本に掲載します。

 特別コース 1口 8,000円  本 1冊と「押し棒」1本、ドクターカット(園芸用ハサミ)1本 提供               支援者のお名前を本に掲載します。

 プロジェクトのスケジュール

プロジェクト公開日 2022年2月23日(祝) 終了日 2022年5月15日(日)予定 78日間

出版スケジュール

 タイトル「難治 帯状疱疹後神経痛を改善する」~新経絡治療の実際と可能性~(仮)

 2022年 2月中旬 原稿完成(出版社へ提出済)2月中旬〜3月末 原稿整理

 4月 編集 5月 初校 6月 再校、色校正 7月下旬 決定稿完成  印刷 製本 

  8月 発刊 全国の有名書店で販売予定です。

 リターンの配送スケジュール 書籍の刊行後速やかに 8月上旬から順次発送予定です。

最後に

難治性の帯状疱疹後神経痛の治療法のひとつとして新経絡治療にも改善効果があることは、宇土医師の疼痛患者3千人に及ぶ臨床治療の実績から覗えると考えています。この治療法を多くの患者や医師、鍼灸師の方に知ってもらい、同時に国内だけで200万人いるとみられる帯状疱疹後神経痛に苦しむ人たちの希望となることを期待しています。                                 また、このプロジェクトが一人でも多くの方の共感と賛同を頂き、成功することを念じています。    皆様のご支援をよろしくお願いします。


<募集方式について>
本プロジェクトは、All-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、自己資金を充填して計画を実行し、支援者にリターンをお届けします。

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