かぶく。それは普通ではないということ。異端を恐れず時代の先端を行くということ。かつて日本人が持っていた「かぶく」の精神を現代によみがえらせる雑誌が創刊します。その名も「ぶ」。知られざる江戸の価値観、現代のかぶく表現者たちを特集します。伝統は革新だ。江戸は未来だ。ここから日本文化の再構築が始まります!

プロジェクト本文

2018年3月9日(仏滅)に新たに創刊する「ぶ 〜江戸 かぶく 現代〜という雑誌をプロデュースしている腰塚光晃です。元々はメンズファッション誌を主にした編集者でしたが、24歳で写真家に転向、雑誌・広告・CDジャケットを中心にクライアントワークを続けて来ました。(腰塚光晃HP)

10年ほど前から着物を染める伊勢型紙を使ったアートワークを始め、それがきっかけで、着物ブランド「Elly&Oby(エリーアンドオビー)」をプロデュース。その流れから2014年春、妻レイコが店主を務める着物屋「KAPUKI」を中目黒にオープンしました。(KAPUKI HP)

東京・中目黒にある着物屋「KAPUKI」

着物ブランド「Elly&Oby」

アートワークの「型紙シリーズ」

「ぶ」編集長・腰塚光晃とKAPUKI店主・腰塚レイコ

 

「江戸の続き」をテーマにした着物屋「KAPUKI」を始めたことで、今までに知らなかった江戸や現代のかぶいているアーティストとの出逢い、シンクロナイズが始まり、それが今に続いています。そしてこのかぶくアーティストたちの存在こそが、このSNS全盛、雑誌不況の時代に、あえて「紙」で今の日本の伝えるべき情報と考え、KAPUKIが発信する和文化のカルチャー誌として「ぶ」創刊を決意しました。

それから1年半以上の制作期間を経て、2018年の3月9日仏滅(三九仏滅!)についに創刊号を発売することになりました。マスメディアが取り上げることのない、コアな和の表現が、これからの日本を席巻します!

「ぶ 〜江戸 かぶく 現代〜」のビジョン

江戸は 世界最大で、最高の文化・芸術を有した都市でした。しかし明治維新(開国)と戦争(第二次世界大戦)が起こったことによって欧米化されてきました。もちろん良い変化も沢山ありました。でも、失ったものも沢山あります。だから、そろそろ価値観を少し江戸にシフトして、ベストの日本にたどり着くことを「ぶ」は提案したいのです。

ものごと行き過ぎたら必ずどこかを境に戻る動きが始まるんです。アナログレコード、グラビア写真集、商店街だってリバイバルしているように。江戸だってリバイバルできる、江戸は未来でもあるんです。来るべき2020年はそんな始まりにしたいものです。そうすれば2021年以降の日本はもっと輝きを増してゆくでしょう。「ぶ」のビジョンはそこにあります。

浮世絵現代 美人画(西岡ペンシル)

 また、このSNS全盛時代に紙メディアで表現をすることは、一つの大きな挑戦です。多くの人が離れている着物に少しでも息を吹き込めたように、雑誌にも息を吹き込めれば最高です。最近、廃刊の話をよく耳にしますが、さっきのリバイバルの話と同じように、雑誌だってなくなってゼロになることはないのです。これからまた、もっと斬新な切り口の雑誌が生まれる時代が来るでしょう。面白いメディアができれば面白い表現者が増えるはず。椅子取りゲームで椅子を奪い合うのではなく、椅子そのものを増やすこの活動は、今の日本にとってグッドタイミングだと思っています。

 

新雑誌「ぶ」概要

「ぶ」は大きくビジュアルページ読み物ページによって構成されます。 

①ビジュアルページ

伝統は 過去のものではありません。伝統は革新されることでさらに輝き、受け継がれてゆきます。その革新への挑戦こそが日本人として生きる醍醐味!「ぶ」はそんな日本の伝統を革新させながら最前線で表現しているアーティストや職人と、その表現の数々を紹介していきます。

 

特集「松村宗亮のニッポンかぶき茶会」からNYOTAIMORI茶会

 

②読み物ページ

江戸時代の価値観の中には、世の中をストレスフリーで楽しく気持ち良く生きる知恵が沢山ありました。お金中心の価値観に偏り過ぎている今だからこそ、そうじゃなかった江戸に答えがあるのです。もはや戻るべき価値観を過去にちゃんと持っていた国は、世界中探しても日本くらいしかないと思います。「ぶ」は欧米化される前の江戸の価値観にフォーカスして、現代に必要なメッセージの数々を集めています。

 

創刊に至るまで

「ぶ」は最初は出版社から出す予定でした。でも、今までのような常識的な雑誌作りからでは、本当に面白い雑誌は出来ないと考え、心の底から自分たちの作りたい雑誌を作るために自費出版に変更しました。通常の雑誌でよく行なう表紙に著名人を登場させるやり方もあえてやめて、表紙は絵と誌名だけにしています。表紙で有名人のブランド力を借りるよりも、中身勝負にしたかったのです。

また、世の中のマスメディアの多くは広告収入によって収支バランスを取っていますが、「ぶ」はその方法も止めました。広告収入に頼ったマスメディアは振り切った表現ができません。それよりも「ぶ」の挑戦に賛同していただける個人や団体の方々によるクラウドファンディグの協賛提灯等で、お祭りのように参加してもらえる流れができれば、振り切った表現が可能になり、出版そのものが粋になると考えました。

本誌内の協賛提灯ページ。提灯に名前やメッセージが入ります。

創刊号 特集内容

この雑誌を作るに当たって、奇跡的な出逢いや出来事がいっぱい起こりました。偶然の出逢いが「ぶ」の企画につながることもしばしば、ここまで振り返ってみてご縁が半端なかったです。本当に日本の神々に後押ししてもらっている気分でした。他の人がやっていなかったことに挑むことは多少の不安もありましたが、沢山のご縁によって不安は自信に変わっていきました。「ぶ」はコンビニで売っているような雑誌とは一線を画していることは間違いないです。引っ越しするときも、ブックオフには持っていきたくない本に絶対なるはずです。以下、特集内容を簡単に説明します。より詳しく知りたくなったら、固有名詞を検索してみてください。

 

★表紙

おもて表紙

 

うら表紙 

創刊号表紙はボールペン一本による圧倒的な表現力で描かれたSHOHEI(大友昇平)氏の作品です。本誌はB4サイズで通常の雑誌より判型が大きいので、実物を手に取った時のボールペンのタッチは圧巻です!「AKIRA」の作者、大友克洋氏の息子でもあるSHOHEI氏は、日本の侍や芸者をモチーフに、時に問題作とも評される突き抜けた作風で国内外での個展を開いています。「ぶ」では彼の2作品が表裏の両面を飾っています。

 

★ニッポンかぶき茶会

お茶の常識を覆す現代の千利休、松村宗亮氏による、未だかつて見たことの無い五つのお茶会フォトストーリー&インタビュー。「NYOTAIMORI TOKYOが菓子器になる女体盛り茶会」「CYBERJAPAN DANCERSが波打ち際で踊る海水浴茶会」「トラック野郎が集うデコトラ茶会」「ヤマトの神々に捧げる天空茶会」「原宿からやって来たアーティストHirari Ikedaとの平成茶会」の全五席。

 

★浮世絵現代

以前に別の雑誌で撮影した秋元梢さん

モデルとして国内外で活躍する秋本梢さんをファッションディレクターに迎え、KAPUKIの着物をベースにハイファッションアイテムとのリミックススタイリングが実現。 ご自身を含め、秋元梢さんによってキャスティングされた8人のミューズが体現するモードは、ファッション写真の枠を超越する現代の浮世絵

 

★切腹ピストルズの日本江戸化計画

 「反近代!日本を江戸にせよ!」を合言葉に、野良着で暮らしながら、和楽器による演奏を全国各地で繰り広げるパンクバンド「切腹ピストルズ」。毎年恒例、愛知県豊田市で行なわれる「橋の下世界音楽祭」でのライブ(乱痴気騒ぎ)写真と、栃木の反近代集会場で行なわれた隊長・飯田団紅氏のロングインタビュー

橋の下世界音楽祭2017でのライブ(乱痴気騒ぎ)

 

★舞台最前線

武楽座・源光士郎

伝統芸能やパフォーマンスアートを革新させている3人の表現者にフォーカス。その最も特徴的なシルエットの瞬間を写真に閉じ込める。日本舞踊家・花柳凛、武楽座・源光士郎、パフォーミングアーティスト・AYUMI LANOIRE。身体のみで語る彼らの圧巻の舞。

 

★NEO振袖

KAPUKIプロデュースの最高に粋な振袖着物。日本の職人、グラフィックデザイナー、老舗メーカーなどと新たに制作した、これまでの振袖の常識を破る「NEO振袖」。その振袖をまとったティーンエイジャーをモデルに、二十歳の女性奇才写真家・黒田零が撮影。ここから日本の成人式の風景が変わり始める。

 

★江戸を江戸人に広めたメディアプロデューサー「絵師 菱川師宣」

江戸で何が流行っているのか?メディアが一切ない江戸初期に、江戸の人が一番知りたかったのは、江戸で起こっていること。ファッション、風俗、人、様々な情報を紙メディアで発信した菱川師宣とは?

 

★丸山伸彦「世界一の江戸、モードはパリより100年早い。」

衣装服飾史研究家である武蔵大学の丸山伸彦教授。教科書で教えてくれなかった江戸の凄さを知ることで、日本人としての誇りと元気を蘇らせる。

 

★ネオ・グラフィックアートニッポン

ファンタジスタ歌麻呂、YONABE、Aiko Robinson、他数組の新進気鋭のグラフィックアートを特集します。

百鬼夜行(YONABE/IKKOTORCIDA、KENSUKE TAKAHASHI、ZONZAI、BAKIBAKI)2017年 橋の下世界音楽祭にて4人の共作によって描かれた未完成作品。

★さらに現時点では公表できない特集も!乞うご期待!

新雑誌「ぶ ー江戸 かぶく 現代ー」

発売日:2018年3月9日(仏滅)

定価:2,000円(税別)

版形:B4サイズ(364mm×257mm)・オールカラー112ページ(予定)

販売地域:全国取り扱い店および通信販売 

 

資金の使い道について

今回のクラウドファンディングで頂戴した資金は、「ぶ」の制作・印刷費の合計約400万円の一部に充てさせていただきます。

リターンについて

一つ目は、今回どこよりも早くこのクラウドファンディグで「ぶ」の先行予約を実施いたします!また本の予約に加えて、本誌制作陣の協力のもと、バラエティに富んだリターンを用意しました。粋な江戸土産ブランド「新吉原」とのオリジナルコラボグッズを始め、松村宗亮先生の「かぶき茶会」、KAPUKI店主レイコと行く「江戸前寿司」、目下企画中の「出版記念イベント」など。「ぶ」ならではのリターンを楽しんでいただけると嬉しいです。 

二つ目は、前述の通り「ぶ」の挑戦に賛同してくださる方々からの「協賛提灯」を募集いたします。個人、団体問わず、いただいたお名前やメッセージを一つひとつ提灯にお入れし、本誌の協賛提灯ページ内にて一同に点灯させていただきます。ご支援、どうぞよろしくお願いいたします。

最後に

ここまで読んでくださりありがとうございます。最後に、2017年のKAPUKI 3周年で私が書いたブログのリンクを載せておきます。三周年を迎えて/KAPUKI

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