はじめまして!

この度、アパレルブランド『EshiN』を設立します。僧侶兼デザイナーの大垣です。

貴方は、ただ見た目だけでなく中身にもこだわりたいと思っていませんか?

現代は情報や物が溢れる時代となりました。その中で、高い値段=良い物。流行=格好良い。という先入観が根付いているように感じます。
人と同様に外面に捉われるのではなく、中身にこだわった物こそ、永く付き合っていきたいと惹かれるものではないでしょうか。
本物志向は大切なことです。

ーーもし見た目と中身が両立した特別な製品があったら、、

EshiNでは格好良さ、可愛さの外見はもちろん。伝統文化2600年の歴史の中、受け継がれてきた”想い”を製品に落とし込んでいます。

毎日のオシャレがもっと特別になるような。そんなとっておきの製品をご紹介させてください。

私が今回紹介するのは、『金箔リング』『水引ピアス』『幾重染(いくえぞめ)レザーバック』です。
これらは、デザイン性(見た目)とメッセージ性(中身)の両立を実現し、本物志向の《見た目だけじゃないオシャレ》にこだわりたいというニーズを解決したものです。

仏教は今から約2600年前に、釈迦が説き広めた教えのことです。その内容は貴方を「幸せに生かす」ための教えについて説かれています。
その教えに救われてきた人々が確かに居ることを証として、今もなお脈々と受け継がれています。

現代のファッションは、外見ばかりにフォーカスしているブランドが増えて、受け継がれるような魅力がなくなっている傾向に気付きました。
というのも、このように感じるのは元々ファッションが好きで留学していたことがきっかけです。ブランドから感じ取れる歴史背景やその場の宗教を含めた文化を体験してきて、製品の背景に内容が込められている物こそ、格好良いと感じた経験があったからです。

●1シーズンしか着れない流行もの。

●値段ばかりで中身のないブランドもの。

●インフルエンサーから発信される量産型ファッション

●金儲けのための大量生産、大量廃棄するプチプラブランド などなど…

私自身悩みをきっかけに気付いたのは、「日本独自の和の雰囲気を感じられて、周りからも素敵だと目に留まる外見で。それでいて、身に着ける物から当たり前の毎日に気付きを与えてくれるような(…かなり欲張っていますが。笑)そんな中身のあるオシャレ製品がほしい!」です。

つまり【デザイン性】【メッセージ性】【似合わせ】全部を欲張った製品です。

ーーそして、2600年紡がれてきた仏教という伝統文化を背景に、これまで受け継がれた想いと伝統素材を纏う形にして、この3つの製品は誕生しました。

EshiNの製品たちは、何百年、何千年と時を超えた伝統を扱って製作されています。  何気ない日から特別な日まで幅広く使えるようにデザインされた、「纏いたくなる伝統」です。

◆金箔リング◆

素材はアレルギーに対応するため、樹脂を用いています。そこに石川県の名産金箔をあしらってリングにしました。
ジョニー・デップ、G-DRAGON等のアクセサリーを手掛けるeiki sugaya氏に製作頂きました。
サイズ:9号 15号 19号
素材:樹脂 金箔

◆水引ピアス・イヤリング◆

ピアス・イヤリングもアレルギーに対応するため、フック部分はゴールドの樹脂を用いています。

「結ぶ」形状により、人と人とを結ぶことが表現されている伝統素材であり、縁の繋がりを形にしました。

種類:ピアス イヤリング
素材:水引

◆幾重染(いくえぞめ)レザーバック◆

レザーの素材に、京都の幾重染(いくえぞめ)という伝統技法を用いました。本来は布に使用される伝統技法です。
重ねて染めるという手間を加えることによって単色では表せない奥行きのある色が創出されます。
直接見ると質感や複雑な色合いが調和している、ぜひ実際に手に取っていただきたい製品です。
素材:鹿革
サイズ:高さ  25.5㎝
    横   27㎝

※一人でも多くの方に届けられるよう、アレルギーに対応した素材を使用しております。

※全商品の発送には1ヶ月ほどお時間をいただきます。

※素材や技法にもこだわりは下記に示しています。
すべて日本の文化や伝統技術を掛け合わせた製品になっているALL MADE IN JAPANの商品です。一つ一つが職人の手作業で製作されるものですので期間上、数に限りがあります。

このブランドのルーツは仏教にあります。その背景を基にブランドネームでもEshiN(回心)と名付けました。

回心(えしん)とは仏教用語で、自分の価値観を見つめ直すことを意味します。
回心を通して、今まで気付けなかった自分の一面に気付き、改めて自身の価値に気付くことがこのブランドのコンセプトです。

ブランドネームであるEshiNの大文字のEとNは”縁”を表しています。
その言葉通り人生に縁は欠かせません。様々な出遇いの中で、人生を色付けていく力が縁にはあります。
欠けることのない円を描くような人と人との縁への想いを"EshiN"に込めています。

EshiNを身に纏うことで紡がれてきた縁を振り返り、改めて貴方自身の価値に気付く(回心する)。

そんな想いをブランドネームとしました。


そして私たちの立場から今こそ伝えたいことがあります。情報やモノが溢れたこの生き辛いと言われる現代において、最も必要となることはなんでしょうか? 

それは前述しているように、「改めて貴方自身の価値に気付く」ということだと思います。言い換えれば「自信を得る」ということです。 

仏教を説き広めた釈迦の有名な言葉で「唯我独尊」という言葉があります。よく誤解されるのですが、この言葉は唯だ、”私だけが尊い”という意味ではありません。

「唯我独尊」は「唯だ(ただ)、我(わたし)、独(ひとりとして)、尊し(尊い)」の意味であり、それは、自分に何かを付け加えて尊いとするものではない。他と比べて自分が尊いとすることでもない。天上天下にただ一人の、誰とも代わることのできない人間として、ありのままそれぞれが尊いという意味であります。

この考えからEshiNのオリジナル製品は、私たちそれぞれが「特別な存在である」ということを伝えています。 

EshiNでは貴方自身の価値に気付かせるような製品を創り続けます。そしてこのブランドを通して「改めて貴方自身の価値に気付かせてやる!」そんな強い「想い」があります。貴方が自信を得られるような、そんなきっかけを与えられる存在となるブランドです。


改めまして、僧侶の大垣惠心と申します。このページをご覧頂きありがとうございます。
まず始めに、簡単な自己紹介とこのプロジェクトが始まった経緯をお話しさせて頂こうと思います。

私は普段、僧侶としてお寺に勤めています。僧侶は伝統文化を扱うプロで、「和」といわれる日本独自の表現も仏教と密接に関わっております。

そんな私が今回なぜ『ファッション』に携わることになったのか、、

少々長い話になりますが、お付き合い頂ければと思います。

『EshiN』の始まりとしては、日本の伝統文化や伝統技術が近年失われているという現状を知ったところからです。
日本の伝統文化は衰退の一途を辿っています。伝統技術、土地、人材までもが海外に流れています。
日本の伝統文化、技術を守っていくには改めて魅力を現代に対応した形で発信する必要があると感じました。

伝統と耳にすると「古臭い」「地味」という印象を受けるかもしれません。
しかし日本の伝統は世界でも注目を集めるものであり、世界を魅了するものだと思います。

また、内閣府の世論調査でも、心の豊かさを求めている人の数は年々大きくなっていることが明らかになっていることが確認されています。
精神的な支えを求めるニーズが高まっている事実を知ったことで、纏える身近なものから、当たり前の日常に気付きを与えてくれるようなブランドが必要だと感じました。

伝統とは変わらないまま、廃れていくことではありません。 

時代の流れと共にその時々の思想を取り入れることで、新たな形を得て未来へと相続されていくことです。
その中に、壊すべきものと守るべきものがあります。

私たちは既存の印象を破壊し、伝統を守っていきます。Z世代を中心に、強いては世界にまで広く、現代に対応する形で伝統を表現します。日本の伝統が一つのカルチャーとして、格好良いと思ってもらえる形を創ります。 

以上から現代に対応した価値観を提供し、かつ革新的で影響力のあるブランドが必要だと考えました。そこで今、伝統文化のプロであり、若い世代の私たちが、紡がれてきた「想い」を形として伝えるブランド『EshiN』を立ち上げるに至りました。 

なぜファッションかというと、常に身近なところから場所や時間を問わず「想い」に触れられる形を創りたかったからです。

ファッションは個性を表現するもので、仏教には心を豊かにする教えが込められています。

仏教の本質は、貴方を幸せに生かすため、「貴方自身の価値に気付かせる」ことです。その「想い」が2600年以上の時を経て、今もなお脈々と受け継がれてきています。

そしてファッションは個性を表現するツールであり、人と人を繋いでくれる架け橋となります。

また歴史上、最も人の近くで支えとなっていたものです。
受け継がれてきた伝統文化をファッションと掛け合わせることでサスティナブルや多様性を尊重し、現代に必要な価値観を提供します。

身に纏うものから、伝統は身近な存在であることを表現し、ファッションに仏教の「想い」を乗せる。
ただ商品を作るのではなく、人の記憶に残り続けるものを作ることが重要だと思います。
そこで受け継がれてきた伝統文化を未来へ継いでいくために、生きる上で最も触れるファッションにフォーカスいたしました。

今回用いた金箔、水引、幾重染(いくえぞめ)にも意味があり、伝統として扱われているものです。

◎金箔
伝統工芸品として扱われており、金沢が99%の生産を占めています。初めて金沢での生産が確認されたのは今から約430年前という歴史がある金箔を纏える形にしました。

仏教には貴方の幸せを願う、想いが込められています。
しかし願いや想いのままでは形が分かりません。言葉だけでは伝わらないから形として呼びかける。それを目に見える形として表現したものが金です。

金には多様性や平等性の誓いの意味も込められています。
仏教と金は歴史背景からも密接に関わっており、平等や幸せを願う意味が込められています。

人に最も近いところから、当たり前の日常に気付きを与えてくれるような形を。430年紡がれてきた想いと伝統を感覚してもらえるようなデザインとして仏教に由縁のある金を纏う形にしました。

◎水引
歴史は飛鳥時代(約1400年前)、出産や結婚式のお祝い事から葬儀のお布施にまで日本行事に深く関わりのある伝統素材、水引を纏える形にしました。

水引の多くは封筒や包装で扱われていて、より立体的に見せることで、贈り物をより美しく見せる効果があります。
意味合いとして、その「結ぶ」形状により、人と人とを結ぶことが表現されている水引。縁によって日常は色付き、人生の形を変えていくことを形にして表しています。

縁という人との結び付きを通して、今の自分があると改めて実感できるように、1400年の想いが紡がれた水引を用いてその想いを纏う形にしました。

◎幾重染(いくえぞめ)レザーバッグ

日本の革の歴史は、飛鳥時代(約1400年前)以前に大陸から渡来した人々によって、革の加工技術の多くが伝えられたとされています。

今回はその革を、「幾重染」(いくえぞめ)という手法で染め上げました。
京都の染物の歴史は、江戸時代前期(約300年前)から京都で発展し、昭和51年(約50年前)には、国の伝統工芸品として指定されました。


本来、着物を染めるのに使う京都の「幾重染」ですが、新しい形を見出すため革を染めて頂きました。
この技法は、48年の染色職人として技を磨いた職人が、26年間試行錯誤して生み出した独自の技法です。
従来の染めでは、出しきれない色の出し方を可能にしたのが幾重染です。

染料の滲みを極端に抑え、柄の輪郭をはっきりと出します。そこに色を重ねて染め、複雑な色合いを表現する技法です。

革は数多の素材の中でも経年変化という年を重ねるごとに質が変わっていく特徴があります。その人と過ごす時間によって、同じ素材でもシワの入り方や色褪せ方、唯一の形となっていきます。

世代から世代へと修繕して使われてきた着物と同じように、このバッグも使う人の手によって大切に受け継がれてほしい。その想いを革と幾重染を用いて形にしました。


さて、ようやくここまでやってきた私ですが、今日に至るまで、本当に濃厚にお世話になった人達が居ます。

私の想いに寄り添い、常に同じ方向を見て支えてくれました。
一人では決してここまでの形にならなかったと断言できます。

今回のプロジェクトから縁を発信するつもりが、私自身が縁という人生に不可欠な繋がりを再確認させて頂く機会となりました。この経験を通して、EshiNを通して、さらに縁を広く繋げたいという想いが強くなったプロジェクトでした。


協力してくれる気持ちや、応援してくれる言葉が身に染みて、私の力となって前に進めたのだと思います。

沢山の人の技術や人柄が重なって一つのものが出来上がっていく過程は本当に尊いことと感じます。

これまで関わってくれた皆さんには心の底から感謝しています。

打ち合わせも数を重ね、職人と私たちが試行錯誤の末、製作された特別な製品となります。決して安価なものではありませんが、世界最高峰の技術と伝統が詰まった製品です。
それに伴って、希少価値もあるため数は限定されますが、一人でも多くの人の手に渡れば幸いです。

この魅力的な文化を未来へ繋げるような活動を今後も模索していきます。

ここまで読んでくださり、ありがとうございます。

この文章を全て書き終えるまでに、何度も心が折れそうになりました。

表現したいことは多くありましたが、皆様にどう伝えたらこのプロジェクトを魅力的だと思ってもらえるか伝え方に悩みましたし、貴方自身の価値に気付かせたいという想いを元に新しい形を模索しましたが、悩みに寄り添いたいと思うことも自己満足なのではないかと思うこともありました。

しかし行動していく中で、想いに共感して同じ熱量で力を貸してくれる仲間が増えていきました。いつしか必ずやり切ってやるという前向きな気持ちだけが残るようになりました。

拙い文章で伝わり切っていない部分もあると思いますが、今の自分の力量で表現できるものを感じてもらい、《表現力》という点では、失敗してもまた失敗から学ばせてもらえば良いのかな、と思っております。

読んで頂いた方が、少しでも感情を揺さぶるきっかけになれたら嬉しいです。

私たちは希少な伝統というツールを扱い一つ一つ手作業で製作させて頂いているため、エシカル生産という受注生産の形式を取ります。世界では、すでに浸透してきておりますが、日本ではまだ「大量生産、大量廃棄」が主流です。


「労働者の人権問題」「環境問題」などアパレル産業には多くの課題があります。
私たちもこのエシカルを重視し、製造、販売を行うためできるだけ、受注生産、在庫のイベント販売など多くの取り組みにチャレンジしてまいります。

2021年10月・商品デザイン思案、試作研究

2022年1月・東本願寺渉成園 撮影

2022年3月・キャンプファイヤー プロジェクトスタート

2022年4月・リリース

2022年5月・クラウドファンディング終了後順次発送予定

商品は浄土真宗大谷派本山 真宗本廟 東本願寺の飛び地の境内地であります、渉成園や普段非公開の建物内にて特別な許可を頂き、撮影を行いました。



【EshiN公式SNS】

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◎協力者SNS

【職人】
sugaya eiki氏 
https://instagram.com/eiki_sugaya?utm_medium=copy_link

【株式会社WAlive】
菅真継氏 
https://instagram.com/suga0609?utm_medium=copy_link
帖佐翔人氏 

【マーケター】
関藤祐介氏 
https://www.facebook.com/yusukesekito9
蒔田小百合氏

【カメラマン】
河野有信氏

【PR製作】
畠山美南海氏 
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【モデル】
茉鈴氏
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心より感謝申し上げます。

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