私たちは京都で作務衣や雑貨の製造小売をしている(株)一杢(いちもく)と申します。

タイにある縫製の協力工場や現地の方々が新型コロナウイルスの影響で生活が非常に困難になっていることを受け、このプロジェクトを開始しました。日本国内も色々な状況で大変ですが、ご一読いただければ幸いです。

【昨年に続き2022年も困難を極めています】

このプロジェクトは昨年行ったプロジェクトの第二弾となります。日本と同じくタイ・ミャンマー両国でもコロナの影響がまだあり渡航制限が続いています。

昨年のプロジェクトでは現地の人たちの仕事を約2か月分作ることができ、弊社の通常のオーダーと合わせて何とか凌ぐことができました、誠にありがとうございました。

プロジェクト終了後の縫製工場からの感謝のメッセージです。

第二弾は行うべきか悩みました。しかし、前回ご支援いただいた方から

「またやってほしい」「母にも買ってあげたい」「商品も可愛かったのでまた応援したい」

と嬉しいお言葉をいただき、そして現地の困難な状況を見て背に腹は代えられないと思い再びプロジェクトを立ち上げました。

ミャンマーでは政治危機が長期化し、タイではGDPの約2割が観光産業で外国人観光客も日本より多かったのが、2022年3月現在でほとんど戻っていません。

前回に続きミャンマーの山岳民族の生地を使い、タイにある縫製工場で商品化し日本の皆様に届けるプロジェクトです。

「笑顔になれるカワイイ商品を持つことで応援につながる」プロジェクトにしたいと思い立ち上げました。是非とも応援購入をお願いします!


【山岳民族独特の感性「ナガ族・チン族の刺繍生地」】

インド、ミャンマー、タイの国境付近は山岳地帯で少数民族が生活を送っています。今でもかつての精霊信仰などを大切にしており、装飾品や布などをセレモニーに使っています。

彼らはその独特のセンスで昔ながらの手織りや手刺繍でものを作り出します。そして近年では現金収入のために商品として街のマーケットに出します。マーケットに来る観光客がそれを買い、現金収入を得ています。山岳民族からマーケットへの流通は、生産者⇒問屋(複数)⇒小売店 という形式です。

私がこのナガ族・チン族の生地と出会ったのは、 タイのチェンマイです。チェンマイはタイで2番目に大きい都市でミャンマーとの国境付近にあります。タイの京都と呼ばれるほど寺院が多く、観光客も多い街です。山岳民族がよく生地を供給している街でもあります。現地のウィーバー(織職人)と商談したり、生地問屋を1日中歩き生地を探したりと仕事をしているときに「なんだこのキュートな刺繡は!?」と出会ったのがこの生地でした。


なんとも言えないキュートさと信仰的な厳かさが合わさった素敵な生地です。
店主に話を聞くとミャンマーから上記の理由で持ち込まれている、と言います。私は個人的に数枚購入し自宅のインテリアとして使用していました。

【新型コロナウイルスとタイの縫製工場】

▽カフェやタイマッサージ店、雑貨店、ホテルが並ぶストリートが誰も歩いていない状態に

タイ・チェンマイのビジネスパートナーである縫製工場は私たちの仕事以外に、欧米長期滞在者(バカンス)向けにフルオーダーで洋服の仕事を受けていました。チェンマイの住民のほとんどが観光関連の仕事です。

▽縫製工場のオーナー「オランさん」。観光客向けの小売店も営んでいます。

欧米の観光客向けに1点1点オーダーを受け数週間で仕上げる工場です。縫製が丁寧なので私たちも約20年間、日本で販売する商品の縫製を依頼しています。しかし彼らの仕事は今、私たちが出すオーダーのみになっています。2019年比20%ほどになってしまっています。弊社からは約2年間、在庫商品をなるべくオーダーしたり、注文がないときは縫製職人の給料を寄付して援助したりしていました。しかし我々の努力でカバーし続けるのも限界が出てきました。話を聞くと周辺の店舗や工場も観光客がいないことで軒並みほぼ売り上げがない状態です。日本と違い内需が少ないため、本当に仕事がないと聞かされました。

援助・寄付するのでは続かないので、何か彼らに新しい仕事を作らなければいけないと思いこのプロジェクトを立ち上げました。
ぜひご支援購入をお願いします!もちろん「かわいい!」という動機でもOKです。


【ナガ族の生地を使った商品企画・リターン品の紹介】

後ろ向きになっていてはいけない!「何か素敵な商品を作って現地の仕事を作りたい」そう考えた時にナガ族の生地が目に入りました。

生地の強度もあり、総柄的でユニークな生地。通常の売り場では柄のランダムさから中々販売しにくく、このプロジェクトだからできるもの、そんなアイテムが出来上がりました。

前回とは別色の イエロー、オレンジ、ネイビー の3色展開で

クッションカバー、トートバッグ、ミニバッグ、マルチケット(生地そのまま)に加え
ポーチ大小セット、収納にもなる底マチバッグ をご用意しました。

【アイテムの詳しい紹介】

リターン品の詳細をご説明します。ご不明な点がございましたらお気軽にお問い合わせくださいませ。
※素材はすべて綿100%です

▽トートバッグ
大きめで使いやすいトートバッグです。
トートバッグサイズ:横45cm、縦40cm、底マチ横10cm 持ち手長さ約24cm
仕様:裏に小さいポケットあり。中に小さいポケットあり。


▽ミニバッグ
サイズ:横30cm、縦20cm、底マチ横17cm・縦12cm 持ち手長さ約11cm
仕様:中芯にクッション材、中に仕切りポケット2か所


▽ポーチ大小セット

サイズ:大 横22cm、縦15cm、マチ6cm、小 横16cm、縦13.5cm
仕様:大小共通 中芯にクッション材、大のみ中に仕切りポケット2か所

▽収納にもなる底マチバッグ

サイズ:横37cm、高さ26cm、奥行25cm 持ち手長さ約8cm
仕様:中芯に芯材


▽クッションカバー
サイズ:45cm×45cm
仕様:ファスナー式、裏面は無地




▽マルチケット・マルチカバー 生地そのまま

サイズ:横90cm、縦180cm
仕様:端にフリンジ


【ご注意点】

素材はすべて綿です。手織り手刺繍生地のため悪く言えばバラつき、よく言えば機械にはない味わいがあります。ご了承の上ご選択ください。

・織りの糸ムラやネップ(節)があることがあります

・濡れた状態で強くこすると色落ちすることがあります

・刺繍柄の出方はランダムになります。交換はご遠慮ください


【製造工程について】

タイ、特にチャンマイなどの観光都市は全体が非常に厳しい状態です。

生地は流通経路を崩さず、生地の生産者⇒問屋⇒パートナー工場。縫製し、弊社まで輸入します。弊社での検品・最終加工後、皆様のもとへお届けいたします。

配送予定日は各リターンに記載している通りですが、輸送の遅れにより1か月ほど遅延する場合があります。ご了承下さいませ。

<縫製工場オーナー「オランさん」からのメッセージ>

昨年の日本の皆様の応援にはとても感謝しています。2022年の今年も観光客はおらず、ホテル・カフェ・レストラン・土産店などほとんどの観光業は見通しが立っていません。

タイ、特にチェンマイは観光客が多くコロナ前はトゥクトゥクや車が行き交い賑やかでした。私も20人ほどの縫製職人を抱えていますが、毎日次の仕事があるか心配な日々を過ごしており、職人を休ませる日も多くあります。職人を解雇するわけにもいかず、少しの仕事と貯蓄を切り詰めて経営しています。

日本人の皆様はチェンマイにもよくこられ、ファッションなどもよく参考にさせていただいています。一杢のスタッフが来るときは日本のファッション誌や洋服の専門誌を届けてもらったりします。数年前に息子が日本に留学していたこともあり、日本の皆様にはいつも感謝しております。

この機会に商品をご購入いただけると、とてもありがたい気持ちでいっぱいです。
いつかチェンマイまで会いにいらしてください。ターペー門の近くにお店があります。

日本の皆様の健康をお祈り申し上げます。

<わたしたち一杢から>

昨年に引き続き、日本も含め世界中が健康懸念や生活の変化で不安な日々が続きます。ネガティブな考えになりがちですが、私たちは商品をお届けすることで少しでも明るいポジティブな気持ちになっていただきたいと考えてプロジェクトを開始しました。
生地の供給者、縫製工場、購入者のみなさん全員が今より少しでも楽しく日々を送れたらと願っています。

<スケジュール>

2022年3月:商品サンプル作成・撮影
プロジェクト開始:ご支援いただいくとともに順次生産
2022年7月:お届け開始

Q&A

Q:返品・交換はできますか?
A:返品および交換は不可です。※不良品に関しては交換もしくはご返金いたします

Q:なぜ生地をナガ族の方から直接買わないのですか?
A:直接仕入れをすると彼らの商習慣を崩すことになり、後々の彼らのためになりませんので従来の流通経路にて仕入れております

Q:生地のみの購入は可能ですか?
A:生地のみの購入も可能です

Q:洗濯はできますか?
A:色落ちの可能性がありますので汚れた部分のみ手洗いしてください

Q:必要経費とは何ですか?
A:商品の梱包資材、送料、作業費用などです

Q:タイ、ミャンマーの国からの支援はどうなっていますか?
A:最新の情報は大使館などにお問い合わせください

Q:大量に支援購入することは可能ですか?
A:可能です。10枚以上の場合やご商売の場合は別途ご連絡ください

Q:配送予定が遅れる場合はありますか?
A:多くご支援いただいた場合や、色が偏った場合は生地自体の供給が遅れる可能性があるため、配送予定が遅れる場合があります。その時は都度ご連絡差し上げます。


<All-in方式の場合>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

<本文内の写真・画像について>

本プロジェクトに掲載されている写真および画像は(株)一杢とタイのブルーリバー社が撮影もしくは加工したものになり権利保有者です。

  • 2022/09/15 10:54

    ご無沙汰しております。先日はご支援いただき誠にありがとうございます。日本と同じくタイやミャンマーの観光業は未だ低迷しており、最盛期の2割ほどしか旅行客が戻っていないようです。そこで新しい商品を企画し継続販売できないかと考えています。こんな商品が欲しい!あったらいいな、というアイデアがありました...

  • 2022/07/05 10:20

    京都も暑い日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?熱中症にはくれぐれもお気をつけくださいませ。さて、プロジェクトリターン品を少しずつ発送しております。配送作業をしていると「この柄すき!」「これは味わいがある」など楽しくなる刺繍がたくさんあります。柄はお選びいただけないのが心苦しいですが、...

  • 2022/06/24 10:10

    ご無沙汰しております。少しずつタイから商品が到着しています。とてもキュートで今まで見たことのない柄もありました。検品などを行い、来週末に第一弾を発送できる予定です。もう少々お待ちくださいませ。

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