はじめに・ご挨拶

皆さま、はじめまして。
プロジェクトページをご覧いただき有難うございます。
伊豆漁協 松崎支所の支所長をやっております佐藤輝彦と申します。

目標達成はもちろんのこと、本プロジェクトを通じてダイビングスポットとしての雲見の魅力を多くの方に知ってもらえればとも思っております。みなさまのご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

このプロジェクトで実現したいこと

私が所属する伊豆漁協、そのなかでも西伊豆に位置する松崎支所では、海産物の販売などに加えて、ダイビング施設「雲見シーサイドハウス」を運営しております。
当施設は雲見のダイビングスポットの代名詞「牛着岩」が目の前に見える絶好のロケーションにあり、施設内には更衣室、シャワー、簡易風呂などの設備を備えております。雲見を訪れるダイバーの方々の拠点としてその活動を長い間見守って参りました。

1995年に完成し、いまだ現役の雲見シーサイドハウス

ダイビングを楽しむことはもちろんですが、ダイビングが終わった後に食事をしながら歓談したり、お風呂に浸かって冷えた体を温めたりと、ゆったりとした時間を過ごすことも醍醐味の一つです。

しかし、当施設が完成してから二十数年、、、施設の老朽化が深刻な状況です。
湿気でボロボロになった壁や錆びて穴の開いたロッカーなど、施設の至るところで限界が近づいております。できる限りの範囲で修繕は行ってきましたが、業者を呼んで大規模な修理を行うことが必要な段階になりつつあります。
海からあがって濡れた状態で利用することも多く、
湿気で設備が傷みやすい環境にあります。

今回は支援者の皆様から募った資金で本施設をリフォームし、ダイバーの皆様の充実したダイビングライフを支える、そんな拠点づくりを目指したいと思っております。

伊豆漁協がピンチ!

私たち伊豆漁協は2つの大きな問題に直面しています。一つ目が「海洋環境の変化に伴う水揚げ高の減少」です。伊豆域内には ”稲取のキンメダイ”や”仁科のイカ”など地元の名産品ともいえる海産物がいくつかありますが、ほとんどの海産物の漁獲高が激減しています。

キンメダイの漁獲高は年々減少しています。

原因の一つとして挙げられているのは、日本の南岸を流れる黒潮が紀伊半島や東海地方のところで大きく南に蛇行する”黒潮の大蛇行”と呼ばれる現象です。黒潮の流れるルートが変わり、水温の変動により漁業への悪影響が発生していると考えられています。
魚市場に水揚げされた量に応じて手数料をもらう形で市場の運営をしている私たちにとっては大きな痛手となっています。

二つ目の問題は「コロナによる観光客の減少」です。伊豆漁協では支所によっては、直売所や食堂など観光客向けの事業を展開しているところがありますが、訪問者の減少により売上が落ち込んでいる事業が数多くあります。

仁科支所が運営する沖上がり食堂の名物「イカサマ丼」

以上のように海洋環境の変化に伴う漁獲量の減少やコロナによる観光客の減少により収入が激減し、伊豆漁協全体の経営が非常に厳しい状態にあります。

私の所属する松崎支所では直売所の運営を通じて観光客や周辺の旅館向けに伊勢海老やサザエなど地元で採れた海産物を提供しておりますが、「コロナの影響で訪問客・宿泊客が来ない」・「不漁のせいでそもそも販売する海産物がない」という二重苦のなかで、最低限のサービスを維持することで手一杯であり、とてもダイビング施設の修理に資金を割く余裕がないというのが現実です。

伊豆漁協 松崎支所に隣接する雲見直売所。
売上の低迷により直売所の廃止も検討しましたが、存続に向けて努力しています。
これまで設備が古いので早く直してほしいという声は多く頂いていましたが、上記のような苦しい状況もあり、施設の修繕に踏み込むことができずにおりました。しかしながら、雲見のダイビングを支える担い手の一人として、『いつまでも利用者の皆様に甘えるわけにはいかない!』『最高のダイビング体験を届けるんだ!』そんな想いから本プロジェクトを立ち上げるに至りました。

雲見の海の魅力

伊豆半島の南西部に位置し、「世界一富士山がきれいに見える町」を宣言した松崎町にあるのが雲見地区です。西伊豆有数の温泉地でもあります。

雲見の海の特徴はなんといっても”壮大かつダイナミックな地形””種類豊富な生き物たち”。バラエティ豊かなダイビングスポットが点在しており、いずれも海岸から船で数分~10分程度で到着する近場に位置しています。 以下、ダイビングスポットの様子を紹介させて下さい!

雲見の代名詞である「牛着岩(うしつきいわ)」
その昔洪水で流された牛が流れ着いたとの逸話が名前の由来となっています。
海岸から岩の向こうに富士山を眺めることができる絶好の景勝地でもあります。

天気の良い日には遠くに富士山を望むことができます。

大牛、小牛と呼ばれる海面に突き出た2つの大きな岩が特徴で、2つの岩の隙間には上から光が差し込むクレバスや真っ黒な洞窟があり、神秘的な雰囲気を醸し出しています。牛着岩のポイントは複数のコース取りをすることができ、光の当たり具合によっても見える景色が様変わりすることから、何度潜っても飽きさせることのない魅力があります。

クレバスや洞窟を大冒険色鮮やかなウミウシなど、かわいいマクロ生物にも出会えます。

「沖の根」時に潮流が強いことがあり、一定の水深もある外洋ポイントです。
ここの特徴はなんといっても、”魚影の濃さ”。スズメダイのような小さな魚の群れからカンパチやシイラといった大型の回遊魚の群れなど、まるで滝のように流れていく魚群はまさに圧巻の一言。

魚の群れに出会うことも

資金の使い道・実施スケジュール

今回のプロジェクトでは、「90万円」を目標にしたいと思っております。

雲見シーサイドハウスの修理費用:60万円
リターン品の経費:15万円
CAMPFIRE手数料:15万円

【修理内容】
壁替工事、女子更衣室修繕

【実施スケジュール】
2022年5月:クラウドファンディング終了
2022年6月:リターン品発送開始(予定)
2023年1月:修理工事着工(予定)
2023年3月:修理工事完了(予定)

リターンのご紹介

全部で10個のリターンをご用意しております。

①お礼の手紙(5,000円)

②雲見シーサイドハウス 施設利用券1枚(10,000円)

③さざえ1kg(15,000円)

④雲見シーサイドハウス 施設利用券2枚セット(15,000円)

⑤雲見シーサイドハウス 施設利用券3枚セット(20,000円)

⑥雲見シーサイドハウス 施設利用券5枚セット(30,000円)

⑦(限定3名様) 雲見シーサイドハウスにてお名前を掲示(50,000円)

⑧(限定5名様) 壁にお絵描き(50,000円)

⑨(限定3名様) 専用ロッカーを5年間設置(70,000円)

⑩(限定3名様)謎ポイントダイビング(100,000円)

最後に

「いろんなダイビングスポットを巡ってきたけれど、やっぱり雲見が一番!」という声をダイバーの皆さまから多くいただきます。そんな雲見の海を誇りに感じるとともに、ダイビング施設の運営を通じたサービス提供を今後もしっかりと続けていかなければという強い責任も感じています。
コロナと不漁の影響で苦しい状況にはありますが、伊豆を訪れてくださる方々に最高のおもてなしをしたいという一心で、伊豆漁協全体で一致団結してこの苦境を乗り越えようと頑張っています。

皆様のお力添えをどうかよろしくお願いいたします。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2023/03/23 16:48

    みなさま、こんにちは。伊豆漁協松崎支所です。女子更衣室の修繕と壁替工事が完了しましたので、ご報告させていただきます。ご支援いただいた皆様、誠にありがとうございました。改めて御礼申し上げます。また、昨年には台風8号が襲来し、建物に大きな被害が出た影響で一時的に施設が利用できなくなるなど、利用者の...

  • 2022/05/31 19:29

    みなさま、こんにちは。本日プロジェクト最終日となります。たくさんの方々にご支援いただき、目標までほんの少しのところまで迫っております。駆け込みでの支援大歓迎です!

  • 2022/05/23 17:53

    みなさま、こんにちは。雲見シーサイドハウスは元気に営業中です。GWもたくさんのダイバーの方々にお越しいただきました。本プロジェクトも残すところあと1週間となりました。ただいま65万円を突破しており、目標まではあと少しのところまで来ております。皆様のご支援誠にありがとうございます。「雲見シーサイ...

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