■プロジェクトについて■

中学生が様々な人や価値観に触れることで、今の自分から「だっぴ」していく。そんな仕組みを岡山県でつくっていくプロジェクトです。

親や先生ではない、普段出会えない大人や地域の人との出会いによって、中学生の視野や未来を広げる。また、そうした関係のない大人と中学生がお互いに自分について語り合うことによって、自分の可能性を広げる。

そこから、中学生が自分の人生を自分でつくっていける、誰かがつくった答えではなく、自分で答えを出せるようになっていってほしいと思っています。

まずは、中学生が様々な人と出会える機会を地域の仕組みとして整えていきたい。その第一歩となるのが、今回のプロジェクトです。

■はじめにご挨拶■

はじめまして。私たちは、岡山県で若者のキャリア教育に携わっているNPO法人だっぴと申します!

(写真)代表理事の柏原拓史

NPO法人だっぴは、「一人ひとりの若者が人とのつながりの中で自分らしく生きられる社会」をつくるため、若者と大人がフラットな関係で交流する機会を、岡山県内の様々な地域でつくってきました。

「若者が、若者のための場を、若者自身でつくる」ということをコンセプトに、大学生ら若者が自分たちが会ってみたい大人を50人集めて、50人の若者とフラットな関係で交流するイベントをつくったことが最初でした。

 ■これまでの活動■

私たちは、2013年にNPO法人化し、一歩を踏み出せずモヤモヤしている岡山の大学生と、自分の人生を自分で選び、魅力的な生き方をしている岡山の大人が出会い、今の自分から”だっぴ”できるきっかけの場をつくってきました。

詳細はHPをご覧ください!(HP:http://dappi-okayama.com

 

毎回、参加者の学生はとてもいい表情で帰って行くのですが、多くの学生が感想の中で「もっと早くこういう機会に参加できればよかった」と言うのです。その言葉を何度も聞いているうちに、「だっぴのような機会を届ける対象は、大学生の、しかも(イベントに参加する)ほんの一部の人たちだけで本当にいいのだろうか」という違和感を覚え始めました。

これからの時代は、決まった正解はなく、「自分」を問われることが多くなってくる。そんな中で、様々な生き方を知り、自分の在り方について考える機会は、もっと多くの子どもや若者に、大学生よりも早い段階から届けた方が良いのではないのかと思ったのです。

そこで、2014年より高校で、2015年より中学校で、開催地を「学校」に置き換え、「中学生だっぴ」「高校生だっぴ」と称して、これまでイベントで行ってきたことを授業プログラムに転換していきました。イベントには参加しない層へのアプローチが可能となり、より幅広い層の若者に、多様な選択肢に出会える機会を届けられるようになりました。

■「中学生だっぴ」とは■

中学生が、様々な大学生や大人と対話することを通じて、多様な価値観や生き方の選択肢に出会い、「今の自分からだっぴする」きっかけとなる機会、それが「中学生だっぴ」です。

このプログラムでは、中学生と大学生と大人が少人数でグループになって、あるテーマに対する自分の回答をフリップに記入し、その回答を見せ合うところから自由に対話を進めていく中で、自分の考えを表現することであったり、多様な価値観への気づきを生んだりしています。

 

若者が、多様な大人と出会い、未来の自分にワクワクできる熱をもらい、自分たちもまた、大人たちに熱を与える。参加した中学生は、そんな人と人との学び合いの中で、「大人になるのが楽しみ!」「自分にも何かできるかもしれない!」という、未来や自分自身に対する希望や期待を感じてくれています。

自分の可能性を広げると同時に、地域や社会に対する当事者意識を高めることで、(将来的に)社会の中で自分の役割を見つけ、価値を還元できる人材を育成することを目指しています。

 

■「だっぴ公募開催枠」プロジェクト■

この中学生対象のだっぴプログラム」は、今年で開始から3年目になるのですが、多くの場合が、各市町村の行政機関との連携によって開催費用を確保し、実施することができていました。

しかし、1つの中学校が「やりたい!」と手を挙げてくださったとしても、開催費用を自治体ではなく学校単体で捻出することは難しく、これまで開催できずにいました。どこの学校の先生も口をそろえて「やりたいのに、学校にはお金がないから」と嘆いていました。

そこで、なるべく学校側の金銭的な負担を少なくするかたちで実施できないかと思い、今回のプロジェクトを実施するに至りました。

今回の「だっぴ公募開催枠」は、参加する生徒数×500円の費用を学校に負担してもらい、開催にかかる残りの費用をNPO法人だっぴで捻出するかたちです。したがって、開催校数は限定しようと思います。

■多世代交流の仕組みをつくるための「公募開催」■

しかし、ずっと同じ地域や学校で「公募開催」としてだっぴを行っていくわけではありません。あくまで地域の中で多世代交流の仕組みをつくっていく1歩目としての「公募開催枠」だと考えています。

まずはだっぴを実施して、その地域の中で共感者を増やしていくことで、ゆくゆくはその地域の中でだっぴのような多世代交流の実施が完結できるようにしていきたいと思っています。

 

多世代交流の仕組みをつくることで、多様な人との出会い・関わりを増やし、「正解は1つじゃない」という気づきと「自分らしさを試行錯誤していく」きっかけを若者に与えることができます。

自分で正解をつくっていける、豊さを自分で創造することができる若者を増やし、自分らしく生きていける社会を岡山で実現することを目指しています。

今回のクラウドファンディングは、その仕組みづくりの1歩目だと考えています。

「公募開催枠」におけるNPO法人だっぴでの資金の捻出については、当法人からの持ち出しに加えて、皆様からのご支援を頂きたいと思います。

今回のクラウドファンディングのご支援も「公募開催枠」でのだっぴ実施費用として使わせて頂きますが、皆様とはその先にある地域に多世代交流を広げていく仕組みを一緒につくっていけたらと思っています。

■資金の使い道■

下記5校における「中学生だっぴ」の開催費用として使わせて頂きます。

・岡山県立津山中学校

・笠岡市立新吉中学校

・玉野市立荘内中学校

・早島町立早島中学校

・和気町立佐伯中学校

今回のクラウドファンディングでは、これらの学校での開催にかかる費用全体の1/3程度を集めたいと思っております。

■リターンについて■

リターンについては下記表のとおりです。加えて、少し補足させてください。

@お名前掲載

だっぴは参加してくださる皆さんの力があってこそ、その真価を発揮します。だからこそ、皆さんと一緒に仕組みをつくっていきたいと思ってまして、今回のクラウドファンディングで支援して頂いた方のお名前を、是非だっぴの年次報告書に掲載させて頂ければと思っております。

@だっぴ体験チケット

だっぴの年間実施スケジュール(月1~2回程度実施してます)をお送りしますので、そちらをご参照頂き、空きがあればお好きな回にご参加ください!

※「絶対参加してください!」ということではなく、あくまで参加できる権利ですので、「参加しない」という選択も全然OKです!

@だっぴTシャツ

TシャツはMサイズのみご用意しております。カラーバリエーションは、white・black・gray・light blue・navy・mustard・wine red・moss greenの8種類です。

@だっぴ感謝祭

様々なかたちでだっぴに関わって下さっている方々にお礼とご報告をさせて頂く会です。開催は2018年10月13日(土)を予定しております。(場所は岡山市内を予定)

参加費を無料にさせて頂きますが、交通費・お食事代についてはご負担をお願いしたく存じます。

@だっぴコーディネート券

内容等は要ご相談で、事前にお打合せをさせて頂き、1~2時間程度のだっぴプログラムをコーディネートします!

場所や参加者の確保については、ご依頼主にお任せいたします。全国どこでも行きます!

■応援者の声

NPO法人だっぴがお世話になっている方々から応援を声をいただきました!

 

 

■最後に■

最後までお読み頂き、ありがとうございます。

NPO法人だっぴで事務局長をしている森分志学と申します。

僕は、(だっぴとはまた別で)高校で授業をさせてもらってたりするのですが、自分の無力感を感じる瞬間があります。自分は、目の前にいる生徒たちの「きっかけ」になれていないと感じることがあるんです。

だっぴでは、中高生がたくさんの大人や大学生と出会います。その出会いのどこか、会話のどこか、どこか一瞬がその場にいた生徒の「きっかけ」になったりする。

一人では到底担えることの難しい役割でも、多世代が集まり、フラットな関係で、肩の力を抜いて対話できるだっぴには、その力があると思います。

でもそれは、だっぴの力ではなく、集まってくださる皆さんの力。だからこそ、だっぴをみんなで一緒につくっていきたいんです。

若者が多様な選択肢に出会い、自分の可能性をもっと広げてほしい、自分の未来にもっとワクワクしてほしい。

まずは僕が生まれた岡山県で、その仕組みを作りたいです!

皆さま、応援の程、何卒よろしくお願いいたします!

 

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