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baien575 です
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初めてのプロジェクト

梅園菓子処は太宰府天満宮参道に昭和23年に創業致しました。福岡市に復員して焼け野原となった福岡の街を観て、創業者の藤丸正は「人の心が明るくなるような菓子を作ろう」と菓子作りを始めたと聞いております。太宰府天満宮御用達という身に余る栄を賜りまして、遠の朝廷の古都太宰府にて三代に渡って家業を続けさせていただいておりますのも、常日頃からご贔屓いただいております皆様のお陰様であると深く感謝を申し上げます。

①はじめに・ご挨拶

こんにちは、太宰府天満宮の参道で和菓子製造販売を営んでおります株式会社梅園菓子処社長の佐藤真理、専務の佐藤弘人と申します。この度、はじめてのクラウドファンディングに挑戦します。

創業者である藤丸正(佐藤真理の祖父)が昭和23年に太宰府天満宮の参道にて商売を始めてから70年ほどの会社です。親子三代、多くのお客様にお支えいただいてここまで和菓子一筋で商いを続けさせていただきました。本当に感謝を申し上げます。

多くの菓子は祖父母の代に生まれたものですが、おかげさまで太宰府天満宮御用達や賢所献上の栄を賜るなど、身に余る光栄な出来事もたくさんありました。

私の代になってから、太宰府店だけでなく、百貨店での催事出店など積極的に行うようになりまして、全国各地のお客様との新しいご縁も頂戴しております。

②このプロジェクトで実現したいこと

今回のクラウドファンディングは、太宰府のまちに再び活気を取り戻したい。そのためのきっかけを作りたいというものです。

コロナ禍の影響で全国各地の観光地が多大な影響を受けていますが、太宰府天満宮参道も例外ではありません。あれほど人が集まっていた参道から参拝客や観光客が消えてしまいました。2020年4月の初めての緊急事態宣言直後は、一時的にシャッター街のようになるなど、この先どうなるのかまったく先行きが不透明でした。


創業70年ちょっとということで、和菓子屋としてはまだまだ若輩ではありますが、こんなところで暖簾を下ろすわけにはいかない。梅園が無くなったら、太宰府や天満宮参道はどうなってしまうんだろうか。この2年弱の間、いろいろな想いが私たちの脳裏を巡りました。


そして、私たちは前に出て、そして前に進もうと決意しました。


今までは、全国有数の観光地ということで、正直なところ特に何もしなくても多くの観光客の方がこの地を訪れてくださっていました。集客やマーケティングを意識しなくても商品は飛ぶように売れていた時代もあったと聞いております。しかし、今はそうではありません。太宰府に来ていただいていたことのありがたさを身に染みて感じています。

そんな折、ふと、太宰府天満宮さまをみると、率先して新しい取り組みを始めていることに気づきました。さまざまな祭礼も神職様だけで行われています。コロナだから中止、ではなく「配慮しつつも、粛々と工夫して継続していくこと」を実践なさっていました。

今までは忙しさにかまけて、自分たちのことだけを見ていたということに気づかされたのです。自分のお店のことだけでなくて、太宰府や太宰府天満宮参道全体のことを考えていきたいと感じました。

私たちはどうすべきかをずっと考えました。いろいろな方々とお話をしてご意見なども伺いました。単に和菓子を売るだけではなくて、このまちのことをもっと伝えたいと思いました。そして、みんなでこのまちで生き残っていき、アフターコロナでもたくましく生きていきたいと思ったのです。


そのためにも、まずは自分たちが本気で生き残らなければいけない。生き残るためには、守りではなく、攻めの改革をしなければならない。だから、

・慣れないインターネットを必死で勉強し、ECサイトを立ち上げました。
・税理士さんと共に数値に基づいた経営の実践を徹底しました。
・マーケティングについて真剣かつ真摯に勉強を行い実践しました。
・社内のDX化を進めて経営資源の配分を見直しました。
・太宰府のことも知っていただくため、Instagramを毎日更新するようにしました。
・お客様にお買い物の楽しさを感じていただけるように商品開発・販売・接客にも工夫を凝らしました。
・あえてこの時期に、歴史的建造物である店舗の大規模リニューアルに踏み切りました。

今回のプロジェクトでは、リニューアル費用の一部、500万円を目標に設定させていただきました。太宰府という観光地を盛り上げるために、みなさまの力をぜひお貸しください!

③プロジェクトをやろうと思った理由

太宰府という観光地で、このコロナ禍で、
私たちにできることはなんだろうか? ずっとそれを考え続けてきました。

その中でひとつ確実に言えることは、弊社はたくさんのお客様に支えられて今があるのだということでした。催事に参りますと、たくさんのお客様がご来店くださいます。「社長の顔を見に来たよ」「差入れを持ってきたよ」「一緒に写真を撮りましょう」と連日お声を掛けてくださいます。

そのように弊店を支えてくださるたくさんのお客様にご提供できるものはなんだろうか。単に和菓子だけでなない…和菓子を通じて、お買い物を楽しんでもらえる体験、スタッフとの心温まるアナログなやりとり。

これらをもっと大切にするために、本店に行ってみたいなと思ってもらえるような店舗作りを決意しました。そのために令和2年9月、50年ぶりとなる大きな店舗リニューアル工事を行いました。

しかし、この建物には設計図がないという大きな問題がありました。というのも、梅園菓子処が入っている建物は170年以上前の1850年代、安政期に建てられた当初木造4階建ての建物で、泉屋白水楼(いずみやはくすいろう)という屋号の旅籠だったのです。当然ながらそんな昔の建物の絵図面などは残っていません。

建築士さんや大工さんからは「これは一度壁を全部取っ払ってみないことには何が出来て何が出来ないかわかりません」と言われ、古くなった壁や天井を剥がすことから工事がスタートしました。すると、屋根裏から障子紙に貼られた大福帳が出てきたり、壁と壁の隙間から板に描かれた絵が出てきたりと、面白い発見がたくさんありました。


ここで少しだけこの建物の歴史的な話をさせていただきます。

海援隊を作った坂本龍馬の盟友に土佐藩士の中岡慎太郎がいます。この中岡慎太郎は、五卿の衛士として太宰府を拠点に三条実美らの意向を受けて薩摩、長州、長崎、京都など各地を飛び回っていました。

中岡慎太郎の日記には「対人(対馬)四及び筑人薩人等と泉屋にて出会・此夜、筑薩肥後酒を此別れに飲む」(慶應元年3月9日)や「白水楼に別酌す」(慶應3年2月27日)と書かれており、これらの記述から、中岡慎太郎が薩摩藩士や福岡藩士とこの建物で酒を酌み交わしていたことがわかります。

坂本龍馬は慶応元年5月23日に太宰府に到着していますので、史料には直接書かれてはいませんが、中岡慎太郎が逗留していたこの泉屋白水楼に宿泊している可能性があります。

中岡慎太郎の手記以外では、土佐脱藩浪士であった土方久元の『回天実記』に、「中村半次郎、伊集院金次郎来り、同様の口上申し出候。暮頃より当薩よりの案内にて泉屋に行き、夜半より大野屋に転じ薩藩両肥諸士と大会遂に天明に至る」、「当藩役人よりの案内にて泉屋に行き、追々肥前肥後両藩人来たり大酒宴に入り」、「盛岡展太郎、吉田外守、明日發足にて長州に罷り越し候にて泉楼において酌別杯」と記述があるなど、尊王攘夷派の志士達の会合の場所として、あるいは送別会や懇親会の場所として度々この建物が使用されていたことがわかります。まさに、この泉屋白水楼は幕末維新の舞台のひとつでもあったのです。

※ 郷土史を研究している日経大の竹川先生の話によれば、オランダ人技師カッテンディーケとともに長崎海軍伝習所時代の勝海舟もこの泉屋に来訪していたことが近頃判明しました。

(初代梅園店舗内写真)

このような歴史的な建造物であるからこそ、お客様ご来店の際にもっと建物そのものも楽しめるようにするにはどうしたら良いかを考えました。江戸期の建材で残せるものは残してご来店時に実際にご覧いただきたい。耐震工事などで建物の安全性を高めつつ、ご来店いただくことがお客様にとって大きな楽しみともなるように改装をしようと方向を変化させていきました。

このような経緯もあってコロナ禍ではありましたが、リニューアルに踏み切りました。店舗上部には幕末当時の建材を見ることが出来るようにし、あるいは往時の床板をそのまま使い、また当時の手すり(欄干)を店内から見ることができるようにするなど、いろいろと工夫を凝らしました。

私たちが作り続けてきたお菓子と、歴史あるこの場所の魅力。
それを知っていただくことで「太宰府に行ってみたい」「また来たい」を広めたい。

そして、コロナ以前よりもさらに多くのお客様においでいただくことによって、このまち全体に「梅園ができるなら、自分たちもやればできる」という気持ちを生み出したい。

これらが太宰府のまちに活気を取り戻すことになると信じて、内心大きな大きな不安はありましたが、大幅な改装リニューアルを行いました。

資金の使い道

集めた支援金は令和2年9月リニューアル工事で使用した資金に充当させていただきます。

・リニューアル工事費用
・CAMPFIRE手数料


リターンについて

リターンは、初めて梅園のお菓子を買ってくださる方向け/いつもきてくださっている方向け/応援してくださる企業様向けの種類を用意しております。


実施スケジュール

2022.3/プロジェクトスタート
2022.6/ リターン商品順次発送開始

※ ただし、お茶会や工場見学などは新型コロナ感染症終息後の実施となります。

最後に

コロナ禍以降、Instagramなどでも毎日のようにメッセージを寄せていただき、「頑張ってね」「日本で一番大好きな和菓子屋ですから」と励ましのお言葉をたくさん頂戴しています。

今までは、何もしなくても太宰府にはお客様が溢れていました。今はそうではありません。ただ傍観しているだけでは何も変わらない。

私たちはそんな中で何をすべきか?
お菓子を売るだけじゃなくて、太宰府のことをもっと伝えたい。
みんなで生き残っていきたい

クラウドファンディングはそのための私たちの新しい挑戦です。

この歴史ある建物で、できるだけ保存料や添加物を使用せずに素材の味を活かす和菓子をこれからも提供していきたい。そして、100年を超える和菓子屋として次世代にバトンタッチできるようこれからも精一杯励んで参ります。そうすることで、太宰府というまちの力になれると、私たちは信じています。

みなさまのお力添えを頂戴できましたら幸いです。どうぞよろしくお願いを申し上げます。


<プロジェクトオーナーについて(特商法上の表記)>

■特定商取引法に関する記載
 ●販売事業者名:株式会社梅園菓子処
 ●代表者または通信販売に関する業務の責任者の氏名:佐藤真理
 ●事業者の住所/所在地:〒818-0117 福岡県太宰府市宰府2-6-16
 ●事業者の電話番号:Tel: 092-922-4058
 ●送料:送料込み(離島価格など例外がある場合には記載)
 ●対価以外に必要な費用:プロジェクトページ、リターンに記載のとおり。
 ●ソフトウェアに係る取引である場合のソフトウェアの動作環境:該当なし /
 ●その他記載事項:プロジェクトページ、リターン記載欄、共通記載欄(https://camp-fire.jp/legal)をご確認ください。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/04/16 16:29

    梅園菓子処の佐藤真理・佐藤弘人です。さて、昨日4月15日23時59分にクラウドファンディングプロジェクトが無事に終了いたしました。目標金額を大きく上回り、総勢399名のみなさまから総額 5,735,000円のご芳志を頂戴いたしましたこと、改めまして厚く御礼を申し上げます。今回のクラウドファンデ...

  • 2022/04/15 20:52

    こんにちは、佐藤真理・佐藤弘人でございます。昨日、皆様にはメールにてご報告させて頂いておりますが、改めてお礼申し上げます。3月よりスタートしたこのクラウドファンディング。昨日夕刻、目標金額の500万円を達成することが出来ました。これもひとえに皆様方のご支援・ご協力があってこそです。梅園スタッフ...

  • 2022/04/13 21:07

    「くすかきに」に参加しました!お店がおやすみでしたので、ようやく「日々のくすかき」に参加しました!ここのところ、「くすかき」の皆さんの間で、"くすかき印のミニ梅守"や明日から3日間、限定販売の"くすかき仕様のうその餅"が話題になっているとのこと。お店に予約にきてくれた子供たちもいて、地元の方に...

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