はじめに・ご挨拶

お陰様で公開からまる1週間にて、目標金額の30%を達成することが出来ました。
ご支援頂いた方はもちろんですが、ページをご覧頂いた多くの皆様にも深く感謝致します。

おかげさまで、第1目標はクリアできましたが、
まずは、50%(20万円)の次の目標を目指したいと思います。

今後、プロジェクト進行と合わせまして今後の予定、経過も随時ご報告して行きます。
今後ともご支援・お友達様への情報の拡散などよろしくお願いいたします。

リハプランいずも合同会社 代表 岡村健司

皆さまこんにちは! 私は現在、出雲大社のすぐそば、島根県出雲市に有ります、主に介護事業を展開する法人「リハプランいずも合同会社」の代表を務めさせて頂いております 岡村 健司(おかむら けんじ)と申します。リハビリの専門職 理学療法士として病院や介護施設に勤務し、合わせて介護のプランをご本人様・ご家族様と作る介護支援専門員(ケアマネジャー)の業務も行ってきました。その中でご本人も住み慣れたご自宅で暮らしたいと望まれ、必死にそれに答えようとされるご家族との多くの関わりを、30年以上にわたり持たせて頂きました。

このプロジェクトで実現したいこと

 全国でも有数の高齢化が進んだ島根県では、支えるご家族もご高齢であることも多く、医療的な処置が増えたり介護の必要性が増すにつれ、疲弊され体調を崩されるご家族も。いやが応なく「住み慣れたご自宅を離れないといけない」そのご利用者様のお気持ちを考えると胸が痛くなります。

 そんな折、私自身が、胸の違和感から「不整脈」「心房細動」の診断を受け、治療を受けることとなりました。心臓というのは、「命のみなもと」とよく言われます。何気なく普段打っている鼓動が乱れるという事は、実感としてすごく不安になり、お薬の副作用もあったのか、気分も落ち込みがちとなりました。その時改めて実感したのは、自分や自分に近しい人が、もう命の残りが少ないとしたら、名前や生年月日や病名は知っていても、「そのひと」そのものを十分知ることの無い「病院という現場」では最後の時を大切にする事は難しいだろう‥。
 必要最低限の医療的処置は受けながらも、「そのひと」や「わたし」自身を大切にしながら過ごせる。そんな場所を作ってみたい。最期を迎えるならそんな場所がいい。という思いでした。

 介護保険でのサービス内容の枠に留まらず、全国で医療と介護の連携やケアを実践し、地域に溶け込み、最期までお付き合い、看取りを実践しておられる施設様を見学・訪問したい。地元出雲に根ざした施設のあり方、構想を仲間と作り、どの様な形であろうとも、得させて頂いた経験や知識を地域に還元し、ここ出雲を安心してその日を迎えられる地にしたい。そう考え、このプロジェクトを立ち上げました。

「可能な限り、住み慣れた地域で、自宅で、最後まで暮らし続けたい」 これは多くの皆さんの希望かと思います。しかし同時に、「家族に介護の負担はかけたくない」という気持ちも良くわかります。
 今後、さらにお一人暮らしやご高齢者のみの世帯も増えていく事が予測される中、家族の介護力がなくとも、医療・介護サービスを利用つつ在宅で暮らせる環境づくりという課題は益々重要性を増してくると思います。

 そんな中、医療的な処置(胃ろう・痰の吸引や傷の処置など)や何らかの理由で人工呼吸器使用などの状態がある方は、通常の通所介護(デイサービス)では、なかなか受け入れが難しく、かつ大人数の事業所ではゆったりとすごされる事もままならない現状もあります。
 そこで期待されるのが、比較的少人数で、訪問での看護・介護サービスと日中の通い(デイサービス)、ご家族のご希望に添い同じ所で泊まりも出来る「看護小規模多機能型居宅介護」や、通常のデイサービスより看護師の配置を増やし、医療依存度が高い方でもご利用できる「療養通所介護」です。
 しかしながら、全国的な看護師さんなど医療職の不足等により、島根県内には「看護小規模多機能型居宅介護」事業所は、5ヶ所(2022年3月末現在)と少なく、整備が思うように進んでいないのが現状です。

 全国には、前述の様に個々で工夫され医療と介護の連携やケアを実践し、柔軟に地域に溶け込み、最期までのお付き合いを実践しておられる施設がたくさん有ります。今回のプロジェクトでは、まずは、お預かりした資金を活用させて頂き、その方法や取り組みを学ばせて頂きたいと考えております。

 その後、得させて頂いた経験や知識を地域に還元、医療や介護の仲間とともに準備・検討の上、サービス事業所の立ちあげを行い、ここ出雲を安心して、その日を迎えられる地にしたい。そう考えております。(施設様訪問に関しましては、感染予防策を充分に講じた上で、各地のCOVID19の感染状況にも配慮し、慎重に行わせて頂きます)

私たちの地域のご紹介

 のどかな田園風景の広がる島根県出雲市は、縁結びで有名な出雲大社を有し、全国から参拝の方がお見えになっておられます。
総務省統計局が令和2年4月に公表した人口推計において、島根県の高齢化率は34.3%で、全国3位となっており、独居世帯やご高齢ご夫婦のみの世帯が今後も増えていくことが予測されています。

プロジェクトを立ち上げた背景

 リハビリの専門職 理学療法士として 病院や介護施設に長年勤務し、合わせて介護のプランを作る介護支援専門員(ケアマネジャー)の業務も行って参りました。2年前からは、ご利用者様の「自立をサポート」できるケアプラン作成にリハビリ専門職としての知識や技術をもっと機動的に生かしたい。地域の中でふらっと立ち寄り、介護の事、運動の事などご相談頂ける事業所運営としたい。その様な思いで、あえて小さく他のサービス事業所を併設しない「独立型居宅介護支援事業所」を運営する現在の会社「リハプランいずも合同会社」を立ち上げ、現在に至っています。
 この間、COVID19 の関連もあり高齢者の方と関わる医療・福祉の現場は大変なご苦労の中事業継続なさって来られた事と思います。私もいざ事業開始してみると「自分がご利用者様に感染させたら‥」「自分が急に入院した場合の事業継続はどうしたら‥」など不安を感じながらの日々。また準備不足と言われればその通りですが、経理の事など十分に理解できないまま手探りのこの2年でした。

幸い昨年夏より、主任介護支援専門員に1名加入頂き、介護保険に掲げられている二つの理念の実現
「自立支援」:ご本人様の望まれる生活の実現のため、お出来になられる事を見極め、必要以上に介助しすぎず、生き生きと暮らせる様、配慮する事
「重度化防止」:今以上に介護の状態が進まない様、リハビリなど動きやすい身体作りや生活方法の見直しなど、いつでもチャレンジを忘れない事を目指し、事業所運営を行って参りました。
理学療法士としての経験や知識、介護支援専門員としての経験も、最後までお付き合いさせて頂く中できっと活かしていけると信じています。

病を抱える事による不安、医療者の何気ない一言で感じる違和感や疎外感、社会から隔絶される思い、医療や介護に携わる者として、お相手となる方の思いを汲み、真摯に対応することを心がけてきたつもりでしたが、改めて自分自身が治療を受ける側に身を置いてみると、その間には大きな隔たりがあるということを実感させられました。以下の記事はその時の思いを、綴ったものです。
宜しければご一読頂ければと思います。
https://note.com/pmyv4138/n/nd8eab35b6119

55歳の私としては、前述の施設を一から立ち上げという夢の実現には、あまり時間が無いかもしれません。また、現在の居宅介護支援事業所の運営と合わせて事業の構想や計画を立てていくには、知識や経験もまだまだ足らないと痛感しています。合わせて全国的にも看護師さんなど医療従事者の不足が叫ばれる中、人員の確保など超えなければならないハードルはあまりに高い。無謀とさえ思えます。
 しかしながら、まずは私自身が不安を打ち消すため、不整脈の根治を目指して、本年4月より入院し「カテーテルアブレーション」という手術を受けさせて頂くことを決めました。退院・療養後、COVID19の感染状況にも配慮し、今後の施設立ち上げのため、全国で医療と介護の連携やケアを実践し、前述の介護保険でのサービス事業に枠だけに止まらず、柔軟に地域に溶け込み、最期までお付き合い、看取りを実践しておられる施設様を見学・訪問し、地元出雲に根ざした施設のあり方、構想を仲間と作り、どの様な形であろうとも、得させて頂いた経験や知識を地域に還元し、ここ出雲を安心してその日を迎えられる地にしたい。そう考えております。

これまでの活動

 地域のご高齢者へのケアを急性期や回復期の病院勤務の後、地域の神経内科 クリニックにて訪問リハビリ・通所リハビリの 管理者として18年間勤務。 合わせて介護支援専門員(ケアマネジャー) の業務も並行して行ってきました。 現在は独立型居宅介護支援事業所を含む リハプランいずも合同会社 代表として 東奔西走しています。その中で、命の灯が残り少なくてもそれを穏やかで、安らげるものに出来たら。という医療者や介護職との多くの出会いがありました。今後地域に密着した、医療に強い介護事業所を企画・運営していくため、全国各地の先駆的な事業所を訪問させて頂き、構想を深めて行きたいと考えております。

資金の使い道・実施スケジュール

今回のクラウドファンディングにより、受け取らせて頂いた資金に関しましては、前述の全国の先駆的事業所への弊社職員ならびに、同じ思いを持つ市内介護職等の交通費および活動費として活用させて頂きたいと考えております。仲間も医療や福祉関係職種が主であるため、可能な限り短時間での移動やおよび宿泊も、COVID19の感染状況にも配慮出来る状況下で行いたいと考えております。(航空運賃や高速道路代金等を想定。実施の際には、前後で見学で感じたことも含めご報告の機会を持たせて頂きます)

プロジェクト実施の為に必要な費用は以下の通りとなります。

400,000円

--------------------------------------------------------------------------------------------

出雲より各地への交通費  360,000円
出雲空港から各地空港往復 約30,000円×2回 羽田・福岡・仙台等を予定
中四国地方へは陸路で車使用
双方で計5〜6回程度を想定

リターン郵送費等告知に係る諸経費        40,000円
当クラウドファンディングのプラットフォーム CAMPFIRE 様への手数料含む

---------------------------------------------------------------------------------------------

リターンのご紹介

ご縁を頂いた感謝のメールや活動報告(メール配信)および、限定グループ(Facebook グループを予定) での実践報告や情報共有等、リターン詳細の通りでございます。

最後に

 当法人も3期目となります。今後も事業の安定化を図りつつ、夢に向かって全力で走りたいと思っています。 体力には自信があった自分自身が病を持つことにより、不安や気分の落ち込み、先の見えない苦悩を感じた事は、改めてショッキングかつ意味のある出来事であったと今は思っています。
 ご病気や介護が必要となり悲しんでおられる方が笑顔になれ、ほっと出来る様な事業所を改めて先人に学び、ここ出雲に作ってみたいと仲間と思っています。
皆様の応援が力となります。ぜひ後押しの程、よろしくお願いいたします。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/05/14 16:21

    いつもお世話になります。リハプランいずも合同会社 代表 岡村です。早いもので4月10日(日)に開始しました、本プロジェクト「最後まで住み慣れた自宅で!医療+ケアで安心して最期を迎える場所を作りたい!」も、明日15日で最終日を迎えさせて頂くこととなりました。現時点で33名の方からご支援を頂き、本...

  • 2022/05/08 23:00

    残り1週間となりました。おかげさまで、目標金額の50%を達成させて頂く事が出来ました。目の前の方の、不安や苦しみをしっかりと受け止め安心して、老いる事が出来る地域の受け皿はどうあるべきか。仲間とともに深く学び、還元して行きたいと考えています。引き続き、ご支援、見守り下さいます様お願い申し上げま...

  • 2022/05/08 10:41

    ご支援頂いた皆さま、ページをご覧になって頂いた皆さまプロジェクト代表のリハプランいずも岡村です。早いもので、本プロジェクト終了まで1週間となりました。現在、私どもの日頃の活動や、日々の取り組み、介護保険のご利用者さまや地域のご高齢者さまとの関わりの中で繋がらせて頂いた多くの方にご支援やページの...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください