はじめに・ご挨拶

はじめまして
和歌山県由良町でダイビングサービスを運営しております有限会社スクーバサポートサービスの石引と申します。今回のプロジェクトは平成30年の紀伊半島を直撃した台風の影響で壊滅的な被害を受け、白崎海岸でのダイビング活動の自粛を余儀なくされておりましたが、ダイビング活動を再開させ、この由良町に再度多くのダイバーを呼び戻し、地域の活性化に繋げるプロジェクトとなっております。

どうぞ最後までお付き合い下さいますと幸いです。

和歌山県由良町は大阪から1時間ほどで訪れることが出来る風光明媚な観光地です。白い岩肌が印象的で『日本のエーゲ海』と呼ばれる白崎海岸は日本の渚100選にも選ばれ、県の自然公園に指定されている「白崎海洋公園」は、現在キャンプ場として人気の場所です。

ここ白崎は、20年以上前からスキューバダイビングの潜水ポイントとして多くのダイバーが訪れる場所でもありました。体験ダイビングやダイビングライセンスの取得などで関西圏のみならず東海方面から訪れる方も多く、この地でダイバーデビューを果たした方も少なくありません。

▼女性にも人気のダイビング。最近は女性のみでダイビングも珍しくありません▼

しかし、この「白崎海洋公園」が平成30年の紀伊半島を直撃した台風の影響で壊滅的な被害を受けダイビング活動が出来なくなり3年が過ぎました。町の方々や地元漁師さん、行政や関係各位のおかげで海域はダイビングが出来るまでになり、昨年夏から少しずつダイバーが戻りつつあります。

▼現在の白崎海岸の様子。台風被害の爪痕が未だ残っております。▼

夏になると海中はソラスズメやクマノミなどの熱帯魚が群れ、スクーバダイビングやスノーケリングでその美しい海中景観を望むことが出来ます。ダイバーはもちろん、これからダイビングを始められる若い世代の方やまだ小さなお子さんを持つご家族連れの方など、幅広い層の方々に海を感じ自然と触れ合う環境づくりが出来ることを願い、今回のプロジェクトを計画いたしました。

このプロジェクトで実現したいこと

今回のプロジェクトは4年前の紀伊半島を直撃した台風により甚大な被害を受け、以来ダイビングやスノーケリングなどのマリンレジャーが出来なくなった白崎海洋公園でのダイビング・スノーケリング復活プロジェクトです。

ダイビングエリアに直接ダイブできる取り外し式の階段の設置と、器材洗い場の設置計画です。
ダイバー、ノンダイバーを問わず、多くの人たちが安全に、快適に海のレジャーが出来る環境整備を目指しています。

まず一つがダイビングエリアに直接ダイブできる取り外し式の階段の設置です。

▼赤丸の箇所に取り外し式の階段を設置致します▼

▼こちらに階段を設置致します▼

▼無残にも台風の影響で壊れてしまった階段。未だ残されています。▼

▼設置する階段の設計図▼

そしてもう一つがダイビング後の機材の洗い場の設置です。ダイビング後、こちらの洗い場で機材を洗う事が可能になります。

▼赤い丸の箇所に設置予定です▼

プロジェクトにチャレンジする有限会社スクーバサポートサービスとは

大阪から約1時間30分の和歌山県由良町で2003年からダイビングスクールを運営しております。
10年以上のキャリアをもつインストラクターが常駐しており、2,000名を超えるダイバー育成で培った経験豊富な知識と技術で楽しく講習を行っております。

プロダイバー育成も行っており、お客様からプロダイバーになられた方もたくさんいらっしゃいます。
またプロダイバーになられた方の活動の場も提供しております。

台風で甚大な被害を受けた和歌山県由良町の白崎の海をなんとか復活させたいと日々活動しております。

▼お店の内観・外観▼

▼多くの方々がダイビングに来られています▼

資金の使い道

ご支援頂いた資金は取り外し式の階段の設置と、器材洗い場の設置費用に利用させて頂きます。

設備費：約55万円
人件費：約15万円
広報費：約10万円
手数料：約20万円

リターンについて

このクラウドファンディングを機に、多くの方がダイビングに興味を持ってもらい、気軽にダイビング体験ができるようなリターンを数多くご用意致しました。

ぜひご支援頂き、ダイビングを体験して頂けたらと思っています。

実施スケジュール

2022年の海の日（7月）に向けて階段の設置と洗い場の設置を進めております。
※目標金額に達成しなくても必ず行います。

◯2021年
12月　プロジェクトの立案

◯2022年
2月　　プロジェクト(取り外し式階段と洗い場)の見積もり
3月　　関係各位と調整
5月8日　クラウドファンディング開始
6月12日　クラウドファンディング終了
6月下旬～7月中旬　リターン品の履行（季節の限定品などは9月以降）
7月　　プロジェクトの『取り外し式階段』と『洗い場』の設置

最後に

白崎海岸を形成する石灰岩は約2億5000万年前にできたものとされていますが、岸壁を見るとウニやヒトデの棘皮動物の仲間のウミユリなど古代生物の化石を見ることが出来ます。石灰石はセメントの主原料となりその昔、明治から昭和にかけてこの地は石灰石の採石場として一時代を築きました。

その採石場の坑道を使って、第二次大戦中は人間魚雷「回天」の出撃基地に利用される計画が進められましたが完成には至らず回天が配備されることも出撃することもなく終戦を迎えました。現在、海に潜ると当時の遺構とみられる巨大な鉄枠やコンクリートの支柱跡には、冬には海藻が生い茂り、夏にはカラフルなソフトコーラルが群生し、歴史の経過を肌で感じることができます。

そして都市圏から1時間ほどの距離にありながら、ダイバーやスノーケラーを楽しませてくれる美しい水中景観が広がる白崎の海。隊列をなして優雅に泳ぐハタタテダイ達やメートル級のツバクロエイが砂地で休んでいる姿を見ることが出来ます。時に無数のキビナゴの群れを切り裂くようにツムブリやハマチのアタックシーンをスノーケリングで見ることが出来るのも白崎の海ならではです。
風光明媚な景勝地に加え、近代の産業と軍事の爪痕を残す非常に稀な自然公園。

地元関係者の皆様のおかげで昨年夏から少しずつダイバーが潜れるようになってきましたが、まだまだスタートしたばかりで不十分なところが目立ちます。まずは海へ向かって大きく一歩踏み出すための梯子を準備しようと思います。ダイバーもスノーケラーも安全に海に出入りできる丈夫で頑丈なラダー。それでいて台風の時には破損しないように人力で撤去できる軽量の梯子。海から上がった後はマスクやライフジャケット、ダイビング器材が真水で洗える洗い場もまた移動可能なものを準備し、台風被害を最小限にできる環境の下で、ダイビングやスノーケリングを楽しむ人たちが安全に快適に楽しめる環境作りがこれを機に始められることを願い、皆様のご協力を心からお願いいたします。

▼プロジェクトリーダーの石引です。このプロジェクトをきっかけにダイビングにチャレンジする方も増えて欲しいと願っています。どうぞご支援の程宜しくお願い申し上げます▼

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。