はじめに
石垣やいま村は、石垣島の豊かな自然に囲まれた昔ながらの八重山を再現した観光施設です。
2007年から沖縄県の傷病鳥獣飼養ボランティア施設として、交通事故等で傷ついたカンムリワシのリハビリを受け入れてきました。
近年、救護個体の増加にケージが足りない状況が続いています。
治療を終えたカンムリワシが速やかにリハビリに移行し、野生復帰できるようリハビリケージを増設したいのです。

国の特別天然記念物 カンムリワシの野生復帰に力を貸してください。

カンムリワシは石垣島と西表島にのみ生息しています。

国の特別天然記念物、国内希少野生動物種であり、環境省レッドリスト絶滅危惧ⅠA類 に記載されています 。これはごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高い種であるということです。

しかし、近年カンムリワシが交通事故に遭って護される件数が増加しています。

石垣やいま村は2007年から沖縄県の傷病鳥獣飼養ボランティア施設に登録し、カンムリワシ・リサーチ、八重山獣医師会と協力して、交通事故等で傷ついたカンムリワシのリハビリを受け入れてきました。

カエルやヘビ等を好むカンムリワシは車にひかれた餌動物をねらって道路に降りてきたり、生息地を分断している道路を横断飛行したりして、車にぶつかってしまうことがあります。
2022年3月8日 カンムリワシの交通事故の急増を受け、「カンムリワシ交通事故非常事態宣言」が発表されました(環境省・沖縄県・石垣市)

救護の流れ

怪我をしたカンムリワシは、通報を受けた担当者(環境省または石垣市)が救護に向かい、救護ドクター(たまよせ動物病院)に搬送され、治療を受けます。

治療を終えたカンムリワシは再び元の動きができるよう、リハビリケージに移動します。

現在石垣島でカンムリワシのリハビリケージを所有しているのは、石垣やいま村だけです。
リハビリで飛行能力が回復し、自力でえさを食べ、体重も回復したら、救護された場所の近くの安全な場所で放鳥します。(カンムリワシには縄張りがあるため)

これまでに石垣やいま村で受け入れたリハビリ個体は67羽、その全てを放鳥しています。

2008年には終生飼養個体の「よんなー」の飼育をはじめました。

よんなーは西表島で交通事故に遭い、後遺症のため飛ぶことが出来なくなったため、野生復帰が不可能となり終生飼養となりました。今年で飼育15年目です。

やいま村のカンムリワシケージ

↑ 石垣やいま村のリハビリケージ。左半分は終生飼養の「よんなー」くんの飼育スペース。
右側半分がリハビリ用のスペース(縦6m×横6m×高さ2.5m)。

救護数の増加に伴い、もう1基の小ケージも設置しました。

これまでケージの設置、改装費用、人件費等は全て石垣やいま村で負担してきました。えさ代の一部は入園者からの募金を活用させていただいています。

2基のケージでやりくりしてきましたが、近年は重傷個体の増加で長期リハビリが必要なことも増え、救護の集中する時期にはケージが足りない状況が続いています。リハビリケージが空くまでは動物病院で入院した状態となりますが、本来は速やかにリハビリ移行しなければなりません。

今季はやむを得ずリハビリケージを半分に仕切って3羽のリハビリ個体を同時期に受け入れましたが、カンムリワシへの負担もあり、望ましいことではありません。

 2月に開催された講演会で発表したカンムリワシのリハビリについての動画です。

 

↑交通事故で右翼骨折の重傷だったカンムリワシ、2ヶ月のリハビリ後にはこんなに力強く!!

石垣島で野生動物を専門に担当している病院はありません。

救護ドクターは一般のペット診療や手術の合間に、カンムリワシはじめ他の傷病鳥獣の受け入れもしており、病床は常にひっ迫しています。今季は最大4羽の入院が重なり、病院には多大な負担をおかけしてしまいました。

↑ カンムリワシの治療をして下さっている土城先生の動画です。

病院では一般の診療もある中、常に複数羽のカンムリワシが入院している状況が続いています。

治療を終えたカンムリワシが速やかにリハビリに移行できるよう、少なくとも同時にあと2羽入ることができるケージが必要です。

しかし、長引くコロナの影響で観光業は大打撃をうけており、石垣やいま村も例外ではありません。

自己資金のみでケージを新設するのが厳しい状況です。

リハビリに入るカンムリワシが人慣れしてしまうのを防ぐため、リハビリケージは非公開にしています。つまり収益には結びつけないのです。

しかし、人間のせいで傷ついたカンムリワシを、もとの生活に帰してあげることは人間の責任であり、私たちはその一役を担っているのだと思っています。

石垣島と西表島にのみ生息するカンムリワシ。

国の特別天然記念物、環境省レッドリストⅠA類である彼らが暮らし続ける島こそ、人にとっても豊かなしあわせな島なのではないでしょうか?

傷ついたカンムリワシが再び石垣島の空を舞うことができるよう、皆様の力を貸してください。

カンムリワシの現状についてより詳しく知りたい方は

沖縄こどもの国主催のオンライン公演会「カンムリワシの危機」のYOUTUBE配信をご覧ください。


このプロジェクトで実現したいこと

●リハビリケージを増設することで、治療を終えたカンムリワシが速やかにリハビリに移行し、早期に野生復帰を目指せるようにしたいのです。

●クラウドファンディングで多くの方の目にとまることで交通事故防止の意識を高めて、救護されるカンムリワシを減らすことも目的のひとつです。

●野生動物への保護意識を高め、自然環境の保全の大切さを訴えたいと思っています。

※※※目標金額に達しなくても、ケージを建設しリターンをお送りします。※※※


資金の使い道
○リハビリケージ建設費:350万円 

 縦4m×横16m×高さ3m (必要に応じて内部を仕切り、2羽受け入れ可能)

 材質 :鉄骨、亜鉛フェンス、コンクリ基礎、屋根トタン、内部緩衝ネット

○手数料、リターン費用 150万円

実施スケジュール

4月上旬 プロジェクト開始

5月末  プロジェクト終了
6月上旬  ケージ建設開始   目標額に達しなくても、ケージは建設します。

6月中旬 リターン発送


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。
目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


リターン(返礼品)について

リターンの一例を紹介します。詳しくはリターンページの詳細をご覧ください。

3千円のリターン
●お礼のメール

5千円のリターン

●よんなーくんステッカーとエコバック

1万円のリターン

●エコバックと入村券2名様分

●やいるくんぼうしと入村券2名様分

3万円のリターン

●年間パスポート2名様分とステッカー、缶バッジ

5万円のリターン

●野生動物画家 岡田宗徳作 カンムリワシ・ジークレー版画
●年間パスポート2名様分とカンムリワシグッズ

10万円のリターン

●石垣やいま村パーソナルガイド

スタッフがついて石垣やいま村内を丁寧にご案内します。
4名様まで同行可能です。やいま村内で使える2万円分の商品券つき。

●支援者銘板設置

ご支援頂いた団体名、企業名または個人名を銘板に印字して、カンムリワシケージの前に掲示させていただきます。 

各リターン選択後、支援額の増額も500円単位から可能です。

どうぞよろしくお願いいたします。


応援メッセージ

■NPO法人 どうぶつたちの病院 沖縄 理事長 長嶺 隆

 石垣島出身の元WBA世界ジュニアフライ級世界チャンピオン具志堅用高氏。1976年10月10日、王者グスマンを初挑戦で下し、チャンピオンベルトを石垣島に持ち帰った。試合後、彼が「自分はカンムリワシになりたい」と話したことから「カンムリワシ」の異名がついた。42年前の春、「カンムリワシ具志堅用高氏」の大ファンだった高校2年生の私はテントを背負って八重山の島々を鳥見の旅に出た。憧れのカンムリワシを何度も見ることが出来た。だから、ちょっとどんくさいカンムリワシに??と思いながらも、その異名はたまらなくうれしかった。1981年3月8日、私の住む具志川市(現うるま市)の総合体育館で敗れ、それが最後の試合となった。高校3年生の春、ヒーロー具志堅用高がリングに崩れ去る姿に受験勉強も手につかず泣いた。
具志堅用高氏が引退した1981年は忘れられない年である。

佐渡島の野生のトキが保護のため全羽捕獲され、事実上の野生下絶滅した。
同じ年、グアム島にわずかに生存していた飛べない鳥グアムクイナも全羽捕獲で野生下絶滅。そして、新種ヤンバルクイナの発見。
当時、カンムリワシに迫る危機を誰が予測しただろうか?

度重なる交通事故が何を物語っているのか、これはカンムリワシからの悲痛なメッセージだと思う。

それに立ち向かい救護治療に尽力する獣医師、次から次へと運び込まれるカンムリワシを長年にわたってリハビリを担う「石垣やいま村」。

本当に感謝しかない。
沖縄のヒーロー・カンムリワシを守る人々を心から尊敬し、そして応援したい。


■土城 勝彦 (沖縄 県認定野生動物救護ドクター たまよせ動物病院 )

  石垣島で野生動物教護ドクター として、カンムリワシの診療を担当 している、たまよせ動物病院の土城 です。 近年、希少種であるカンムリワシの 交通事故が多発しており、当院に おける治療後のリハビリにご協力 いただいている、石垣やいま村さんの リハビ用リケージも、常にリハビリ 個体の管理のため、埋まってしまって いる状況が続いています。 更に、昨年末から今年にかけては、 骨折等の長期リハビリが必要とされる カンムリワシの救護が続いており、 今現在リハビリを必要とするカンムリワシが救護されても、管理できるケージ がない状態です。 そこで急ぎ新しいリハビリケージを設置するために、クラウドファンディン グで、みなさまにご協力いただくお願いをすることになりました。
カンムリワシの危機的な状況をご理解いただき、是非ご協力のほど、お願い 致します。


野生動物画家 岡田宗徳
【クラウドファンディング応援させていただきます!】

 それぞれの地域にシンボルとして存在する動物たちがいます。 そういった動物たちは昔から人々の生活のなかの一部として繋がっていたり、「守り神」として崇められていたり・・沖縄・石垣市では市鳥である「カンムリワシ」がその存在であると思います。 「カンムリワシ」は絶滅の恐れがあるにも関わらず、未だロードキルなど人が引き起こす事故に巻き込まれ命を落とし生息数を減らしてしまっています。
 今回のクラウドファンディングは、事故などで傷ついてしまったカンムリワシをもう一度自然に還すため、リハビリに必要な「フライングゲージ」を設置するために開催されていることをお聞きし、「カンムリワシ」を次の世代、また次の世代へと引き継 ぐため努力されている方々を何とか応援したいと思い参加をさせていただきました。
達成までは長い道のりでありますが最後まで応援させていただきます。頑張ってください。

■金城 輝雄 (公益財団法人沖縄こどもの国(動物園) 動物みらい課 課長補佐 獣医師)

 私が、カンムリワシの救護と関わり始めて20余年が過ぎました。きっかけは、当時彼らの生息地域内に交通事故や原因不明の傷病個体への獣医学的治療の環境がなく、地元野鳥の会の要請に応じて沖縄本島まで空輸し、治療とリハビリに関わったことです。当時から交通事故や人間側の誤った知識による環境破壊は問題視されていましたが、残念ながら20余年経過しても、状況は改善されていません。

 希少野生動物を保護していくには、その動物が生息している地域(生息域内)での活動が絶対必要です。なぜなら、彼らの生存を脅かすのは、正しい知識を持ち合わせていない我々人間の活動、環境開発であり、これら自然環境への関与は地域住民の理解に左右されます。生息域内での救護と正しい知識の普及といった保護活動は重要で、石垣やいま村さんは長年にわたり生息域内唯一の教育活動と救護の場として対応されてきました。一方で石垣市の市鳥であるにも関わらず、その保護活動については理解と支援は不足しています。 われわれ人間が脅かしている現実は、それを引き起こす我々でしか解決できないのです。島の宝である自然を子や孫たちに残していくために、我々動物園も引きつづき支援を続けていきます。
 皆様におかれましては、資金面のみならず、運営への理解と活動への参加をここにお願いいたします。

■小林 孝 (カンムリワシ・リサーチ代表) 

 石垣やいま村さんにはカンムリワシの飼育、リハビリで大変お世話になっています。年間10羽前後のカンムリワシの救護がありますが、中には後遺症で野生復帰できないのでは?という個体も複数いました。しかし、これまで石垣やいま村にリハビリ入居した個体は、全てが飛行能力が回復し、放鳥に至っています。石垣やいま村のリハビリケージの環境の良さと、カンムリワシの運動能力を見極める担当者の力量の賜物だと思っています。リハビリケージの増設はかねてより行政に要望しておりましたが、なかなか実現せずにいました。今年に入って救護個体が急増し、非常事態宣言が出されるまでに事態は急を要していたところ、石垣やいま村さんがケージ建設に手を上げてくださいました。長引くコロナ禍で観光業としては厳しい中、本当にありがたいことで、心から感謝いたします。
 ケージ建設費だけでなく、救護事業、維持管理、人件費と負担が大きいと思いますので、多くのご支援が集まるよう応援申し上げます。


最後に
本当は救護されるカンムリワシはいない方がいいのです。

しかし、現実はそうではありません。

人間のせいで傷つけられたカンムリワシは人間の責任でもとの生活にもどすべきだと考えます。
それは私たちだけでなく、地域や多くの方々の責任でもあると思うのです。

昔から人々に愛され、八重山の人々の生活とともにあったカンムリワシ。

いつまでもカンムリワシの暮らす島で有り続けるために、どうか力を貸してください。



自己紹介・活動実績など

石垣やいま村  〒907-0021 沖縄県石垣市名蔵967-1 tel. 0980-82-8798 

1981年 「八重山民俗園」として開業。
2003年  うえちグループが経営をひきつぎ、あやぱに株式会社を設立、運営にあたる。
2007年 沖縄県傷病鳥獣救護ボランティア施設登録。
2008年 旧牧志邸、旧森田邸が国の有形文化財に登録される。 
2008年 旧大浜邸、旧喜舎場邸を園内への移築が完了。カンムリワシ飼育開始
2008年 10月1日 施設名を「石垣やいま村」に改称。
2013年 3月7日 南ぬ島石垣空港に「やいま村」オープン。

これまでに受け入れたカンムリワシ68羽 全て放鳥

石垣やいま村HP https://www.yaimamura.com/
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動物取り扱い業登録証
登録番号       沖八展 第3-4号
事業所の名称     あやぱに株式会社 石垣やいま村
事業所の所在地    沖縄県石垣市字名蔵967-1
種別           展示
動物取り扱い責任者  渡久山 恵
登録日        平成28年7月4日
有効期間の末日   令和8年7月10日



  • 2022/05/15 13:31

    カンムリワシの救護体制について ①怪我をしていたり、飛べない状態のカンムリワシを確認した場合は、下記の救護連絡先へ通報してください。(既に死亡している場合もお願いします)0980-82-4768 環境省石垣自然保護官事務所(休日でも担当者の携帯電話につながります)0980-83-7269  石...

  • 2022/05/12 21:01

    石垣やいま村でリハビリをしていたカンムリワシ「かおる」を放鳥しました。11/28に交通事故で翼骨折をした状態で救護され、約2ヶ月の入院治療と、4ヶ月のリハビリを経て、本日の放鳥となりました。かおるには右足し銀8の足輪をつけています(環境省の許可を受けています)。足輪のついたカンムリワシを確認し...

  • 2022/05/09 14:47

    ■NPO法人 どうぶつたちの病院 沖縄 理事長 長嶺 隆 石垣島出身の元WBA世界ジュニアフライ級世界チャンピオン具志堅用高氏。1976年10月10日、王者グスマンを初挑戦で下し、チャンピオンベルトを石垣島に持ち帰った。試合後、彼が「自分はカンムリワシになりたい」と話したことから「カンムリワシ...

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