日韓クルーズへの挑戦 〜10代の最後にはじめてみたいこと〜

集まった支援総額
¥200,000
パトロン数
21人
募集終了まで残り
終了

現在111%/ 目標金額180,000円

このプロジェクトは、2016/04/02に募集を開始し、21人の支援により200,000円の資金を集め、2016/04/29 23:59に募集を終了しました

認定NPO法人D×Pが関わる高校生、高橋美由紀(仮名)は生活保護家庭で中学校2年生から不登校、そして高校1年生になる16歳の年の1年間をひきこもりとして過ごしていました。関わりの中から今回、「海外に挑戦してみたい」という話をしていていたので、彼女の応援プロジェクトを立ち上げました。

 

▼ひとりでカップラーメン、家族の病気、引きこもり。

認定NPO法人D×P(ディーピー)の今井です。今年の春から定時制の4年生になる高橋美由紀(仮名)の代筆でこのプロジェクトに関して書かせていただきます。

まず最初に当団体についてご説明致します。D×Pは通信制・定時制高校の高校生の若者支援・キャリア教育事業を関西4県と北海道で展開しています。日本の通信・定時制高校には、不登校経験、いじめ経験、発達・学習障害や経済的困窮、親との軋轢など、様々な「しんどさ」を抱えている高校生が集まります。

約30万人いる通信制・定時制高校の高校生たちは、通信制高校の卒業生の約4割、定時制高校の卒業生の約3割が、進学も就職もしないまま卒業していきます(全日制高校は5%)。当団体は2012年から「ひとりひとりの若者が自分の未来に希望を持てる社会」を作っていくために高校生たちと関わっています。

高橋さんとはたまたま私たちD×Pの活動の中で知り合いました。「生活保護を受けています」と話す高橋さん。なぜ生活保護を受けているのか聞いたところ、これまでの経験談が出てきました。

 

今井「生活保護を受けるようになったのはどういった経緯だったの?」

 

高橋「元々私が赤ちゃんのころから母子家庭で、貧乏でした。母は働いていたのですが、いわゆるネグレクト(育児放棄)状態にもなっていたようでした。今から考えてみれば、母は若い頃に結婚したから遊びたかったからだったんだと思いますが、家に私を残して外に出ることが多くて。私が小学校の低学年の頃は、ひとりでカップラーメンだけ食べていた記憶があります。母親はちょこっと帰ってきて、お金をおいていくだけ。給食費とか、学校でかかる費用は払っていなかった。だから例えば卒業アルバムは小中とも持っていないです。ほとんど小学校中学校時代はいい思い出がないですね。」

 

今井「なるほどね、そうだったんだね」

 

高橋「私が小学生のときから母親はパニック障害でした。精神的な病気は治ってきたのですが、私が高校1年生のとき、母が膠原(こうげん)病の一種である関節リウマチになり、全身の関節の痛みや腫れが強くでる病気になってしまいました。それで働けなくなってしまい、生活保護を受けるようになりました。」

 

今井「そうだったのか。今はお母さんとの関係はどうなのかな?」

 

高橋「 今は母親と仲が良いんです。『過去は過去だし、これからがんばっていこう』って母親とは話しています。話し合ったのが良かったですね、ちゃんと。母親と話し合うまでは、学校の先生も周りの大人のことも、ずっと恨んでいた。『なんで誰も助けてくれないの』とか、ずっと思っていました。ずっと恨んでいたんですけど、このままだったら自分もだめになりそうだなと思って。15〜16歳は1年間ニートしていたんですよ、ひきこもりみたいな感じ。正確にいえば中学校2年生の終わりから不登校だった。でも『このままだとあかん、変わりたい』と思って、高校進学しようと思って受験勉強して、高校に行くことができました。」

▼定時制高校での先輩との出会い。「海外に行ってみたい」

今井「なるほど、高校に行けたのはすごいね。誰かの支えがあったのかな」

 

高橋「最初は進学する気がなかったんですが、おばあちゃんに『高校だけはいっておけ』と言われたんです。勉強は嫌だったけど、たしかに私自身もこのままじゃアカンなと思って受験したら受かりました。それがきっかけで、定時制高校に通い始めました。そこで軽音部に入り、先輩である東野(仮名)さんに出会いました。東野さんとは境遇が似ていて、同じく生活保護を受けていて、大変な生活をしていました。でも彼から、発展途上国へのスタディーツアーに無料で参加することができ、とてもいい経験になったという話を聞いて、自分でも何かしたいと思うようになってきました。それで、今回のりさん(今井)からピースボート日韓クルーズの話を聞いて、『これ、挑戦したい!』と思うようになりました。」

 

今井「そうだったんだね、その話をしてみてよかったわ!ちなみに、なんでこれに参加したいと思ったのかな?」

 

高橋「旅をしてみたいという思いがあったからです。そして、船。『海の上のピアニスト』という映画を見たことがあって、それの憧れがあったんだと思います(笑)。それはおいておいて、真面目な話、日韓クルーズには交流プロジェクトもあって、韓国の人とも会うことができます。韓国と日本の関係って悪いように言われているけど、ちゃんと韓国の人と話して、彼らの話を聞いてみたいと思ってる。会ってみないと人のことなんてわからないし。アジアのことなんて関心がなかったのだけど、今回をきっかけに知りたいと思っています。」

▼資金の使い道

高橋さんは、来年は専門学校に進学して、手に職を付けたいと思っているとのことでした。生活保護を受けていても学費の貯金はできるので、アルバイトもしながらお金を貯めるようにはなりました。ただし、日韓クルーズに参加するための金銭的余裕がまったくなかったため、今回クラウドファンディングで彼女の応援のプロジェクトを立たせてもらいました。


当団体は2015年度のみで通信制・定時制高校の生徒800名ほどど関わらせてもらっていますが、高校中退や不登校を経験した高校生たちは、「かわいそう」なのではなく、「可能性がある」子どもたちだと思います。もちろん、誰にでも可能性があるとは思っていますが、10代のうちにお金がないだけで挑戦してみたいことができないというのはもったいないと思っています。

当団体ではこれまでにも企業や個人の方と協力してフィリピンやカンボジアに無料で高校生を送って来ましたが、高橋さんの話を聞いていろんな人たちの力を借りて、この生徒を送り出してあげたいと思いました。


今回、彼女が挑戦したいと思っているプログラムはこちらです。

ピースボート日韓クルーズ

http://www.pbcruise.jp/peacegreen/2016/

皆様からいただいたご資金はこちらのクルーズに参加するための彼女の旅行代金・国内旅費や諸経費に使わせていただきます。

▼リターンについて

リターンに関して、5,000円を支援していただいた方には高橋さんから出発前に御礼の手紙をお送りします。

 

また、10,000円を支援していただいた方には高橋さんから帰国後に①事後レポートと②御礼の手紙 をお送りします。


※クルーズ中は、高橋さんに日記を書いてもらう予定です。事後レポートには、日記の内容を皆様にご共有できるようにしたいと思っています。

 

※写真はイメージです。実物はまた違ったものになると思います。

 

▼最後に

最後になりますが、高橋さんより一言。

高橋「このような形での挑戦は初めてなので少し不安もありますが、もしこのクルーズに乗ることができたら、忘れられない体験になると確信しています。」

皆様、応援どうぞよろしくお願いいたします。