あいさつ

IWATEDOWNプロジェクトリーダーの重泉愛と申します。

 まず初めに、第一弾となったIWATEDOWNダウンジャケットにおきまして、皆様からのご支援、誠にありがとうございました。テレビメディアにおきましても当商品を取り上げていただいたこともあり、2021秋冬ダウンジャケットについては完売となりました。心より感謝申し上げます。

IWATEDOWNは原料や縫製だけではなく、使用する糸から全て完全国内生産にこだわった商品となっております。現在流通している寝具の90％以上が、海外で縫製された生地に、国内で原料を投入しただけで日本製とうたっています。私たちは中身が見えないものだからこそ、0からのモノづくりに力を入れてきましたが、このプロジェクトを通じて改めてすべてを国内で完結させる難しさを知りました。輸送費や人件費を抑え、かつ安く製品をつくるためには海外に頼らなければならない現状。そして海外製造が主流になるにつれ国内での需要が減り、日本国内の工場が減少していることで、全ての工程を国内で行うことが非常に難しい状況でした。その中でも私たちの想いに賛同してくださったたくさんの方の協力があり、2年かけてようやくこのプロジェクトを昨年の11月に発表することができました。

私たちが考えるエシカルの在り方がこの商品に詰まっています。この想いをIWATEDOWNプロジェクトを通じて皆さんに少しでも知っていただけたら嬉しいです。

IWATEDOWNとは？

大量生産、大量消費など社会・環境問題に繋がっているモノづくりの在りようを持続可能な未来にふさわしいカタチに変えていきたいという想いの下、エシカル消費、トレーサビリティ、フェアトレード、サスティナブルなどより良い社会を築いていくために必要な新しい価値観を体現していく新ブランドです。

昨年の11月に第一弾となるダウンジャケットを255着限定で販売し、複数のメディアに取り上げていただき、多くの反響を頂くことが出来ました。

現在この第１弾のダウンジャケットは255着全て完売となっております。

今回はその第二弾となる、「IWATEDOWN」ダウンベストをリリースいたします。原料となる羽毛が大変貴重なため、125着限定での販売となります。

IWATEDOWN　商品　SPEC

商品ディテール　

POINT１　止水テープ

テープの表面をポリウレタンフィルムでラミネートし、止水性を持たせる処理を施したファスナー。

POINT2　着脱式フード

首周りの配慮として通常製品よりも羽毛量をアップ。シリコンのコードロックも搭載。

POINT3　カラビナ

デザインのアクセントとして、手袋や鍵などを下げる機能性を備えた仕様に。

POINT4　メッシュ内ポケット

内容物を即確認できるように視認性の高い仕様に。

POINT5　リサイクル素材の生地

回収された使用済みペットボトルなどを原料に、高い撥水効果と透湿性を併せ持った素材。

POINT6　エンブレム刻印ボタン

前回に引き続き、IWATEDOWNの証として、風よけの前立てのデザインとして設置。

商品注目POINT　

①羽毛について

■完全国産。弊社しか手配できない最高品質な羽毛の使用

一般的にダウンのフィルパワーは700FPあれば最高品質と言われている中、
IWATEDOWNのフィルパワーは810FPあります。

【 FP(フィルパワー)とは？ 】ダウン1つが持つ膨張率。この膨張率が大きいほど熱を溜め暖かさを逃がしません。フィルパワーの高いダウンは軽く暖かいという特徴があります。

■カモに最適な飼育環境／パートナーの努力

岩手カモの羽毛を100％使用。岩手カモは田野畑の雄大な自然環境の中で海の風を受けながら元気に飼育されています。清潔な農場、自然素材の飼料、きれいな水で飼育されたカモだからこそ、良質なダウンが生まれます。

■ダウンの採取／国内選別による高品質の確保

食肉用に飼育された岩手カモの廃棄されるだけだった羽毛を買い取らせていただき、弊社独自の工程で選別・洗浄を国内で行い高品質の羽毛に仕上げています。純国産でフィルパワーも高く洗浄度の高い羽毛は他では使用できないやよいリビングだけのダウンです。

■徹底した洗い、洗剤不使用/山梨白州町の地下水で洗浄

選別作業を終えた羽毛原料は国内でも有数の水の郷「山梨県白 州町」へ運ばれ洗浄工程に入ります。 白州町は大手ウィスキーメーカーの蒸留所をはじめ、多くの食品 会社の拠点になっております。 甲斐駒ケ岳より浸透し、数十年かけ湧きだす地下水は世界的にも 珍しい超軟水のため、飲料水にはもちろん、洗浄にも優れている 水質です。

■洗浄度の高い清潔な羽毛

IWATEDOWNの羽毛洗浄度(透視度)は2000mmを記録しております。(自社調べ)
これはJIS規格の平均値を大幅に超える清潔さとなり信頼性の高い羽毛と言えます。

【 洗浄度透視度 】ダウンの洗浄度を測るための基準。水に浸けたダウンを振とう後に懸濁液を計測し羽毛が浸かった水の清浄さを測る検査 ※JIS 規格平均値：1000mm

②岩手在住アーティストの参画

岩手在住の現代アート作家の松嶺貴幸氏に第１弾のダウンジャケットから引き続きデザインで参画頂いております。第２弾は内側に取り付けるタグのデザインを担当していただきました。今回のダウンベストには着用される方の背中を押せるような力強いメッセージが込められています。 

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• ■現代アート作家　松嶺貴幸氏について
  16歳の冬、スキーのプレー中に起きた事故により頸椎を損傷し肩から下が動かない身体となる。 しかしこの経験さえも人生における「最高の経験」と捉え、23歳で単身渡米。ロサンゼルス・サンタモニカカレッジで留学を経験の後、彼にしか描けないアート作品を拠点の岩手から次々と生み出し続けている。
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• ■松嶺貴幸氏からのメッセージ
• 【PUSH THE BOUNDARYS タグについて 】
  “PUSH THE BOUNDARY”境界を越える、私が普段の活動で大切にしている言葉です。「今自分たちがいる位置（点線）から少し先へ境界線を押し進めよう」ダウンベストを着る方が何かに向かい挑戦するようなきっかけになればという想いを込め、デザインさせていただきました。

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  【100　YEARS　WEARINGタグについて 】
  ジャパンメイドで高品質であるということを伝えつつ、この商品の一番の売りではないかと思う「100年続くものへ。」ということをロゴと共に印象付けました。タグの下位置にある四角2つ、デザイン装飾は全体的な方向性として、ほかにはない品質的特徴と、エシカルなどの理念をしっかりと伝えられるデザインに仕上げました。

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プロジェクトをやろうと思った理由

弊社事業は寝具製造業となります。大量生産大量消費時代のなかで、古くなったものを新しく仕立て直しをするという元来日本人が行ってきた文化を尊重し、設立から18年間、リフォーム・打ち直し事業に力をいれております。寝具のリフォームについて全工程を国内で行い、トレーサビリティを確立。この取り組みは弊社が設立時より当たり前に続けています。全工程自社管理しており、熟練の職人により1点1点、手作業でのモノづくりを行い、アフターメンテナンス等もきめ細やかな対応を強みとしております。

2007年よりCSRの一環として環境負荷軽減、災害時においての睡眠のフォロー、地域づくり等も闊達に活動しており、ここ4.5年におきましてはSDGsに向けた取り組みもスタートさせました。

これまで寝具づくりを通してエシカル消費を伝えてきましたが、情報を集めていくうちにアパレル領域においての問題、課題を目の当たりにしました。今回挑戦したアパレル領域においては、ラナプラザ崩落事故、労働問題、学ぶ機会を得られない子供たち、いつどこで誰が生産したかもわからない、不透明が当たり前の現実があります。

低コストで大量に生産されている裏側には、ごみの増加、そして労働者が低賃金で長時間労働を強いられ、劣悪な環境で生産させられるといった負のサイクルが続いています。縫製工場の多いバングラデシュという国で働く人たちの給料は１ヶ月約7000円。お米を買って家賃を払えばお金はほとんど残りません。それでも彼らは働かなくてはならない。そしてどれだけ働いても貧困から抜け出せない。その環境を作っているのが私たち一人ひとりの行動だということに気づかされました。

こうしたモノづくりの裏側を一人でも多く方に知っていただき、商品を手にするときに何かを感じ、考えるきっかけになってくれたら嬉しいです。

実行者紹介

当社は2004年に設立し、従業員3名からスタートしました。「嘘偽りのない布団づくり」をモットーに、国内生産にこだわり、お一人お一人のお悩みに限りなくお応えし、私たちの出来る限りお客様に満足して頂けるよう全従業員で取り組んでおります。皆様との出会い、人とのつながり、そして絆を心から大切にし、真実のサービス、物づくりを通して大事な人たちの想いも伝えていきたいと思います。

また、やよいLivingは「地球環境」や「社会活動」の支援が皆様の健康につながると考えています。お年寄りやお子様にも解りやすく気持ちが一つになれるSDGｓ活動を目指し、SDGｓの持続可能な社会の実現に貢献し広めていく事が弊社の役割と考えています。

2007年～：チームマイナス6％

2010年～：オレンジリボンキャンペーン、世界の子供にワクチンを、黄色い手帳

2011年：東日本大震災復興支援のお手伝い

2015年～：児童養護施設に寝具寄贈

2016年～：ぼくわたしの防災手帳、台風10号被災支援活動、岩手国体スポンサーで協賛

2018年～：いわて銀河プラザに出店、太平洋フェリー様に布団300組納品

2019年～：IBC防犯ブザーキャンペーンで協賛、令和元年東日本台風被災支援活動

2020年～：コロナ禍で不足する市町村や医療ケア児介護施設にマスク寄贈、同対象に医療物質生成器3施設へ寄贈

2021年～：大槌町、名取市へ災害用寝具寄贈

リターンについて

■ポストカード　1枚

現代アート作家　松嶺貴幸氏デザイン

ご本人の写真、直筆サイン入り（印字）

■IWATEDOWNクッション　2色1セット（ピンク/ブルー）

ダウン50％　フェザー50％の岩手県産ダウンを使用。

ピンクとブルーの2色1セットとなっております。生地は国産綿生地（60サテン）を使用しておりますので肌触りも抜群です。

通常のフェザー100％のクッションとは違い、程よい弾力もありつつ、柔らかな仕上がりになっております。

■IWATEDOWN枕　1個

ダウンベストに使用している岩手県産ダウン93％を贅沢に使用。ふっかふかな寝心地です。生地は国産超長綿生地（80サテン）を使用しております。

今回特別にテンセル素材の専用ピローカバーを２枚お付けいたします。テンセルは人と環境に優しい繊維で、土に還ります。シルクのような滑らかさがあり、吸湿性・速乾性にも大変優れております。

■IWATEDOWN羽毛掛けふとん　1枚

岩手県産ダウンを600g使用。本掛けふとんと肌掛けふとんの中間に位置する羽毛ふとんなので、寝床内温度に合わせてオールシーズンご利用いただける使い勝手の良い羽毛ふとんです。 

両サイドにボタンを付けているので、いざという時寝袋としてもお使いいただける仕様となっております。

生地は国産超長綿生地（80サテン）を使用しており、しっとりと柔らかな仕上がりです。

完全国内生産です。注文を受けてからのお仕立てしておりますので、出来立てのおふとんをお届けさせていただきます。

■IWATEDOWNベスト　1着

完全国内生産となり、使用される原材料の羽毛をはじめ、縫製、デザインの工程を全て岩手県で行っております。シリアルナンバー入り。

公式HP　SNS

【ウェブサイトURL】https://iwatedown.jp/

【Instagram】https://www.instagram.com/iwatedown/?hl=ja

【Facebook】https://www.facebook.com/IWATEDOWN

【Twitter】https://twitter.com/iwatedown

【NOTE】https://note.com/yayoi_living

実施スケジュール

2022.3.22　　プロジェクト開始

2022.4.22　　プロジェクト終了

2022.4.25～　リターン発送開始

※GW前のお届けを予定しております。

最後に

元来日本人にはエシカルな価値観が息づいておりました。古くなった衣服を等を形を変えて使い続ける「裂織り」、山菜など自然の恵みを上手に取り入れた食事、馬と人が一緒に暮らす住まいの形「曲がり屋」。そして、私たちの本業である寝具の世界では、何代にもわたって使い続けていくための布団の打ち直しは、ごく当たり前のこと。

現在の私たちの生活は果たして何を優先しているのでしょうか？安さや便利さ、利益を優先し、本当に大切なものを失っていないでしょうか？

おふとんは結婚祝い・就職祝いなど、大切な人の節目に送られるものでした。その時のプレゼントした人の気持ち、もらった人の気持ちは一生残ります。そしてその気持ちを大切に一生使い続ける。それが当たり前でした。

私たちが気づかないといけないこと、忘れてしまっている“日本人が大切にしてきた気持ち”を、「IWATEDOWN」を通して思い出していただけたら嬉しいです。

そして様々な問題を知り、何かを感じ・考え、「変えてみようかな？」そう思ってくださる機会になれば幸いです。

「IWATEDOWN」が今後“すべての人が笑顔になる”ブランドとして、たくさんの人から愛されることを願っています。

＜募集方式について＞
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。