はじめに・ご挨拶

皆さん初めまして!昨年から北海道長沼町で農業をスタートしました、中和興産株式会社 農業事業部 農場長の山田 拓也(ヤマダ タクヤ)と申します。今回のプロジェクトリーダーを担当しています!

会社紹介/自己紹介

私たちは、中和興産株式会社という北海道札幌市で保育園を運営している会社で、昨年度から農業に新規参入しました。またグループ会社では就労継続支援A型の事業所を運営しています。

そんな私と農業の出会い・・・

私は元々会社員として、営業系コールセンターに勤めており、管理職として長年過ごしてきました。

電話を掛ける毎日、対応に追われる毎日。アルバイトを管理する毎日。辛いときもたくさんありました。

でもそんな自分が長年続けてこれたのは、「独立したい!」という願望だけは持っていたからです。

そしていつの日かその思いは決意に代わり、会社をやめ、独立の道を選ぶこととなりました。

自分はきっと上手くいく、そんな気持ちで頭の中はいっぱいでした。


が、しかし、浅はかな思いで上手くいくはずもなく、

とうとう口座の残高が4桁になって「終わった・・・。」と思ったのを強く覚えています。

計画性もなく未熟な自分に改めて気付き、

とにかく自分を変えていきたいと強く思っていました。


丁度この頃、

この先ずっと続けていける仕事ってなんだろう・・・?

好きだと思える仕事をしたい・・・

仕事を好きになりたい・・・

そんなことを日々考えており、気持ちの面でもかなりダメージを負っていたのを覚えています。


都会から離れて仕事がしたい

私と農業の出会いは、まずこの瞬間でした。

今まで農業に関しては一切考えたことがなかった私ですが、なぜだかこの時は、純粋に楽しそうと感じました。農業について調べるようになったのはこの時からです。

調べていく中で、農業は様々な問題に直面しておりました。

まず、

3K」・・・キツい、汚い、稼げない。などと言われております・・・

そして「離農、高齢化による担い手不足

さらに「食料自給率の低下

他にも様々考えるべき問題がありました。

私は、若くて農業が好きな人が集まり、そんなコミュニティが出来たのち、このような問題と向き合っている組織が出来ることを考えたとき、とてもワクワクしました。

でも、田舎に知り合いなどのツテもないし、そこでの暮らし方も分かるわけもなく、

ただ自分の中で想いだけが募っていきました。


そんなある日、ある会社の役員の方とひょんなことから繋がりができ、

なんと、「農業をやってみないか?」とオファーがきたのです。

こんなにタイミングのいいことがあるのか、と驚き、話をどんどん聞いている内、

私は「是非農業をやらせてほしい」と頼み込んでいました。そこが現在の雇用先である中和興産株式会社です。


そこからは面白いくらい話がポンポン進み、本当に農家になるのか、と考えてるうちに

自分は本物の農地に立っていました。

そこからは、もう必死に、必死に農業についての知識と技術を頭と体に叩き込み、

近隣の農家さんともコミュニケーションを図り、色々なことを教えてもらう。そんな生活に変わっていきました。


農業が楽しいな、とそう感じる頃、収穫の時期がやってきました。

収穫の作業は本当に大変で、とても時間のかかる作業であり、少ない人数では

数時間ぶっ通しで作業してやっと、という状況でした。

その時に強く、自分自身の身で「人手不足と高齢化」を実感しました。

農業に関する知識は長年農家をやっている年長者には全くかないませんが、

やはり収穫などの体力を必要とする作業は私のような若く体力のある人材が多く必要であると感じました。

そんな状況の中、もっとこの問題を広く認知してもらい、考える機会を持ってほしいと考えるようになりました。

ただ問題提起をするだけでは、いつの日かの私のように深く考えもせず、読み飛ばされてしまいます。

そこで考え付いたのが今回の企画になります。

農業人口の減少や様々改善すべき問題点と向き合い、現代に見合った農業のやり方や発信の仕方が何通りもあると思っています。

以前私がそうだったように、現在農業が衰退していった現実を知りつつも「自分には関係ない」

そう思っている人たちで溢れかえっているように感じます。


私たちが出来ることを全力でやることが、日本の農業の未来を少しでも明るくしていけるように。

そう信じて、農業を通じて

「農業に興味を持つ人を増やす!」

→今回の企画のメインの目標です。この活動を通して少しでも多くの人に農業について知ってもらい、興味を持っていただきたいと考えています。

「農業をなりたい職業ランキングにインさせる!」

→現在農業のなりたい職業ランキングは76位(2022年現在)となっています。この状況を少しでも良くして、ベスト5位以内にランクインさせたいという思いがあります。笑

「福祉事業との連携を高める」

→最近では「農福連携」といった活動も行われています。この農福連携事業を通して就職が困難な人達に、働く場所を提供することに繋がっていくと考えています。


※グループ会社である就労支援事業所の職員さんと利用者さんの畑作業とランチバーベキュー

「観光客の増加」

→今回の活動を通して、北海道の農業という入口から、北海道そのものに目を向けて欲しいと考えています。

「飲食店との連携」

→私達が作った農作物をより多くの人に直接提供できるよう、飲食店との連携も目標にしています。

飲食店で私達の作った野菜を実際に食べて頂き、家で消費するのとは違った体験を、ご提供いたします。

「SNSでの発信」

→現在インスタグラムやライブ配信をメインに、農業に関わるトピックを日々SNSにて配信しています。

今回のクラウドファンディングの企画でも、進捗報告をいち早く皆様にお届けしたいと考えています。


ありとあらゆる手段を活用し、農業のイメージを大きく変えていける農家を目指します。

兎に角、やはり農業は野菜を作る職業になりますので、まずは私たちの作った野菜を食べて頂きたい! これが第一です。


今回は、ささやかながらリターンの一つとして

「北海道の大自然に囲まれ、採れたての野菜を使ってBBQを楽しんでもらう!!!!!」

といったものを用意しました。

野菜をお送りしてご自宅で楽しんでもらいたいのも勿論ですが、やはり北海道の野菜を一番美味しく食べられるのは北海道の農地で、大自然に囲まれながらするBBQであると考えました。

普段北海道に馴染みが無い方に実際に北海道の大田舎、大自然に囲まれ農地で採れたばかりの野菜を使ってBBQを楽しんでいただきたいです。

そして、せっかく北海道の大自然まで来ていただくことになりますので、もっともっと全身で自然を感じて頂きたいという思いから、今回は新たに「テントサウナ」を導入しました。


北海道の大自然の真ん中で、サウナに入り汗を流して頂いた後は、大自然に飛び込んでいただくだけです。

全身で自然と一体化すれば、北海道の自然を全身で感じて頂けれるかと思います。


プロジェクトを立ち上げた背景

今現在、農業は深刻な人材不足と従事者の高齢化が問題になっています。


テレビやインターネットでこの問題について耳に入ってきたことがある、という方が大半でしょう。

しかし、この問題について深く考えたことのある方はどのくらいいますでしょうか?


農業はもちろん第一次産業に分類されるので、この基盤が崩れてしまうと何もかもが成立しなくなってしまいます。

ただでさえ食料は輸入に頼りきっているこの現在、日本で農業をやる人口が減り続けた場合、どんな未来が待っているでしょうか。

誰かが何とかしてくれる、自分には関係ないと思っている方々に、一度この問題について考えて頂きたいのです。

私達は今回のプロジェクトを通して、私達の野菜の味も勿論ですが、それよりもこの現状をもっともっと多くの人に認知してもらいたい想いでやっています。 


また、私たちは今年で2年目で、周りの農家さんと比べるとまだまだ分からないことだらけです。そんな中で、農業を楽しむことはもちろんですが、収益を上げていくことも大事です。独立した後もしっかりと生計を成り立てていく基盤作り、販路に対しての戦略、SNSやECサイトを活用した認知拡大、北海道に留まらず全国に発信していくため、是非皆さまに応援して頂きたいです!!!


■実施スケジュール

4月
農作業スタート
トマト、ミニトマト定植(下旬~GWにかけて)

5月
とうもろこし播種(上旬~下旬)
ブロッコリー定植(中旬~下旬)

6月
トマト、ミニトマト収穫開始
※6月中旬~下旬頃から10月中旬頃まで

7月
ブロッコリー収穫(中旬~下旬)
トマト、ミニトマト収穫

8月
ブロッコリー定植(上旬)
とうもろこし収穫(下旬)
トマト、ミニトマト収穫

9月
とうもろこし収穫(上旬)
トマト、ミニトマト収穫

10月
トマト、ミニトマト収穫(上旬~中旬まで)

※10月下旬頃、年間作業終了

■資金の使い道

・各種野菜生産費(種苗費、資材/諸材料費、リース料、農業機械購入費)

・人件費(一日体験、パート)
・輸送費
・休憩所設立費用
・WEBサイト制作費
・海産物仕入れ費(リターン時)
・リターン品発送費

※資金用途にはCAMPFIRE手数料にも使用されます。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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