はじめに

はじめまして。東京都の神田駅で音楽バーをやっております

柳澤澄人と申します。



2017年に神田駅西口にオープンした音楽バー「Music BAR 音STAGE」

はじめのうちはお客様もおらず、運営に苦労しましたが

たくさんの音楽好きな方々にご来店いただき、今日まで営業を続けることができました。


本日はそんな「音STAGE」がコロナ禍を生き抜き、

音楽というエンターテインメントにまた大きな火を灯すべく

とある決断をした話をさせていただきます。




苦節3年、ようやくお店も軌道に乗り!....コロナ禍へ

2017年:オープンしたけどお客さんも少ない!このままでは潰れてしまうのか...

2018年:数少ないお客様のクチコミからか、少しずつ常連様が増えてきたような...?

2019年:楽しみを見つけて頂き大繁盛店へ!3年目にしてようやく黒字化!!


開店してから3年、紆余曲折ありましたが

素晴らしいお客様やスタッフに支えられ、お店を育てることができました。

特に2019年は、席数22の店内に30人以上が集まり、

「立ち見でもいいので!」と店のスペースというスペースに人が集まり

てんやわんやな毎日を過ごしておりました。


(プライバシー保護のためお客様のみ画像をぼかしております)


そんな幸せな空間も長くは続かず。

皆様ご存知の通り、2020年初旬に日本に上陸した新型コロナウイルス...

「飲食店」であり「マイクで発声」する店であり、

「お客様同士が密になりやすい」音楽バーという空間は

今回の疫病による"規制対象"の最たるものとなりました。


(コロナが蔓延した2020年3月は分かりやすく売上ダウン、そして4月からは緊急事態宣言...)


店はもちろん休業、緊急事態宣言が明けたあとも売上は以前の半分以下...

雇用調整助成金や営業時間短縮協力金など、使えるものを全て使っても

赤字は膨らむ一方。

この2年間、日々報道される「感染者数」に準ずる形で

売上は現在も前後し続けております。



なぜこのタイミングで?音STAGEが引越しを決断したワケ

いつかコロナ禍は明けます。私たち音楽に携わるものはそう信じています。

そのためにはいつ元の生活様式が戻っても、お客様を最高の状態でお迎えできるようにしたい。


前述の2019年、立ち見で店が満杯だったお話をさせていただきました。

「繁盛してるねー!」

「儲かってしょうがないんじゃない?」

常連様にそのようにお声がけをいただいておりました。

目に見えて繁盛はしているものの、現実は駅前の超好立地に店を構えているため家賃が高く、

満席が続いても「ギリギリ黒字になるかどうか」のような売上しかあげられませんでした。



これではダメだと思い、もう少し広いテナントへ移転する話も出始めていた矢先のコロナ上陸。

当然のように移転の話はなかったことになりました。


あれから2年。営業と自粛を繰り返しながら、どうにか店は残っています。

周りには道半ばで夢を諦め、店を畳む人も多い中

「コロナ禍だからこそのやり方」を見つけ出し、成功をした人もいます。

「飲食店だから」「声を出す店だから」『今はやめておいた方がいいよ』

という気持ちではいけない!

そう思い、そのタイミングで見つけた理想的な物件の契約を行いました。



皆さんが気兼ねなく外出できるようになったときに

「こんな最高の店になったんだ」

と思ってもらえるような店を構えて待っていようと決めました。

自分たちの大切な居場所を、これからの「夢」であり「生活」にするために

これからさらに尽力して参ります。



「跡地も残そう」思い出の詰まった店の行く末は...

店が移転することはわかりました。まだ説明がつきます。

「じゃあなぜ2店舗営業するの!?」「無謀だろ!?」

さまざまな声が聞こえてきそうです...わかります...わかりますその気持ち...!

我々も皆様と同じように、はじめは「移転」を検討しておりました。


しかし、我々は知っています。

場所にはたくさんの思い出が宿っていることを。


今回のプロジェクトタイトルにある通り、音STAGE店長である山田純也は

約10年間、老舗ライブハウスである「下北沢屋根裏」の店長として

店を守り続けてきました。


(写真提供:下北沢経済新聞)


今も第一線で活躍するミュージシャンをたくさん輩出してきた下北沢屋根裏。

開店から29年間、たくさんのミュージシャン・お客様に愛され

閉店日には別れを惜しむ人で、店の外まで長蛇の列ができるほどに。


場所には、思い出が宿ります。

音STAGEという店はたった5年しか歴史はありませんが、

それでもたくさんの方に、たくさん遊びに来ていただいたおかげで、

お客様皆様の大切な場所になれたんだと感じています。


我々スタッフは変わらず新店舗に移転になりますが、

「場所」だけは、連れていけません。

寂しい思いをするお客様は、少なくないはずだと僕は思います。


場所の大切さを知っている我々だからこそ、こう決定するしかありませんでした。

「この場所も残そう」「お客様の大切な場所を守ろう」と。



新しい店には楽器は置かず、それでも音楽を楽しめる

素敵な音楽バーを作ろう

場所や記憶の思い出を楽しみながら、音楽を聴いてくつろいでもらおう

新しいお客様にも居心地のいい場所を提供して

自分の新たな秘密基地みたいに思ってもらおう


そんなことを考えながら、無謀すぎる「2店舗営業」という

茨の道を歩き始めたところです。



プロジェクトで実現したいこと

2019年、連日の大盛況でお店はパンパンでした。

その分、たくさんの音楽と笑顔がありました。

2015年、下北沢屋根裏はなくなりました。

それでもたくさんの人に愛され、たくさんの音楽が鳴っていました。


「あの頃のライブハウスのような盛り上がりを、この店に取り戻したい」


これがこのプロジェクトで成し遂げたいことです。


素晴らしい生の音楽が鳴っている場所には決まって、

たくさんの笑顔があったことを知っています。

お酒なんてなくても音楽があれば人はすぐ繋がれます。


そのような場所を作り、そして守り続けていくことの第一歩として

今回のプロジェクトの成功で最高のスタートを切れたらと思います!!


資金の使い道・スケジュール

今回集まった資金は全て、店の立ち上げ・施工費用の補填として利用いたします。

スケルトンの状態で1から工事を行い、

防音処理などにかなり力を入れて店を作っているため

費用も数千万円規模になっております。

こういった莫大な初期費用のダメージを少しでも軽減できたらと考えております。



現在工事中です。

工事の模様はYouTubeチャンネルにて少しずつ公開しております。


スケジュール

2021年末  移転先物件の契約開始

2022年初旬 工事に向けたミーティング、施工開始

2022/03/31 現在の店舗「Music BAR 音STAGE」移転のため閉業

2022/04/29 工事終了予定

2022/5月下旬 「Dining & Music BAR 音STAGE」グランドオープン

2022/6月ごろ 「Music BAR 音STAGE 2nd」オープン予定



最後に

長くなりましたが、これが私たちの想いでございます。


コロナ禍初期に存在した、飲食店やライブハウスなどへの風当たりは

日に日に収まっているように感じます。

しかし、今も自粛生活を続けていらっしゃる方がたくさんいるのも事実。

いよいよ外に出て羽を伸ばせるようになった時、

エンターテインメントが死んでいることは避けなければならないと思います。


今回のプロジェクトの成功が、多くの音楽ファンの目に留まり、

コロナ禍の、そしてコロナが明けたあとの希望になることを祈っております。


どうか、ご支援よろしくお願いいたします!




「Dining & Music BAR 音STAGE」

〒101-0047

東京都千代田区内神田3-24-3 VORT内神田B1

営業時間:平日17:00~23:30 / 土曜 13:00~23:30 (仮)

日祝は貸切のみ営業予定

JR神田駅北口徒歩2分/東京メトロ神田駅徒歩2分

電話:03-3527-1909


「Music BAR 音STAGE 2nd」

〒101-047

東京都千代田区内神田3-7-4 香文堂ビルB1

営業時間:平日18:00-23:30 / 定休日:土日祝(仮)

JR神田駅西口徒歩30秒

電話:03-3527-1979



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください