TK工業代表 溝内健三

19歳から鉄工所に勤務し大阪府堺市に2015年に溶接屋として『TK工業』を開業

TK工業の仕事とは


長くなりますが、今迄の私を知ってもらいたいです

『自分に自信がないのが嫌だった』

社会に出て『これは違うだろう』・『こうすればいいのでは』と感じても、若い時の自分は『自分に自信がなく』=『話すことも苦手』だった。だから『何も言わない・知らないフリ』をして会社でもプライベートでも過ごしてきた。

それでも『会社員』と言う組織の中で生きて行く歯痒さを感じながらも、『独立』へ踏み出せなかった。そんな時『失敗する事を考えたら動けなくなる。考える前に動くべき』と言う既に独立している友人の声に後押しされ独立を決意

『2015年開業』

溶接の火花・ビード・家族4人をイメージした看板
ピンストライパー big sign氏作

会社名『TK工業』は2人の息子と亡き両親の頭文字。

溶接には正直自信があった。それでも、必死にこなすしかなく、仕事は選べる訳もなく、日付が変わる毎日。『こんな筈じゃなかった』・『しんどい』を繰り返し、そんな時に師匠と出会う。

そして、今迄正解だと思っていた知識や技術が間違いだと気付き

この言葉で、初めて溶接の奥深さや楽しさを知り、この人に近づきたいと思った。

その気持ちを抱えて、大手企業〜町工場の職人達が溶接の技術を競う『溶接コンクール』にも挑戦。

結果は、金賞を受賞する事が出来た。この時に、自分以外の溶接を観ること、刺激・同業者との出会いや繋がりの大切さを学んだ。

『この人達の技術と知識を残したい』

師匠や沢山の先輩方と話す機会が増える度に思った。

『この人達の技術と知識を次の世代に残したい』

今、この年代の方達は『引退』『廃業』が増加し、長い時間かけて築きあげられた職人の技術、『Made In Japan』が消えつつある。これらを残し・知ってもらうために自分に何が出来るか。


[そこから生まれたTK鉄板]

『美味しいのは当たり前』

何故なら『鉄の世界で生きて来た職人達が材質から加工迄こだわり、プライドを詰め込んだ1枚』だからだ。

『他の鉄板との違いについて』少し専門的な話しをさせてください。

①使用している材料の組織構成の違い

一般に販売されている鉄板はSS400と呼ばれている鉄や鋳鉄(ちゅうてつ)と呼ばれる鋳物(いもの)で作られています。※最近フライパンで良く聞く名前の材料

TK鉄板→特殊鋼材を使用※精密機械や重要な部分に使用される材料

①鉄や鋳物の鉄板(よくある鉄板)は組織構成(人で言うお肌の中のキメ)が粗い為め、鉄板に油を塗っても組織(毛穴)がしっかり閉じないので、油の馴染みが悪いです。これは油が鉄板にのっているだけの状態であり、蓄熱効果はあるものの材料の鉄に不純物が含まれている為冷めやすいです。

②TK鉄板は組織構成が均等に並んでおり(お肌のキメが細かく整っている)、材料に不純物も少ないです。だから、冷めた時に組織(毛穴)がしっかりと閉じ、油を鉄板の中に閉じ込めてくれるので、蓄熱効果と保温効果が持続します。だからこそ『冷めても美味いんよ』と言ってもらえるのです。

鉄板の組織を人の肌に置き換えてみた絵

②加工の違い

TK鉄板は『黒皮』と呼ばれる鉄の表面についている酸化皮膜※印参照(鉄の地肌を錆等から防ぐ物)を全て除去し鉄の地肌を剥き出しにしています。
※:酸化皮膜とは人で例えると地肌の上に塗る日焼け止め等の様なものです。

汚れを落とした肌に化粧水を塗れば、お肌に浸透しやすいのと同じで、黒皮を落とし鉄の地肌を剥き出しにした方が、油が鉄板の中まで浸透するからです。

そして『TK鉄板』は、鉄板としては唯一、機械加工にて1枚1枚。均一で細かい溝(ピッチ)を入れています。これは計算し尽くされたベストな溝幅であり、焼く時に余分な油を逃します。
また、均一に空気が入ることで食材が美味しくなります。
鉄板の材料にもこだわっているので、食材の味をそのまま引き出し、本来の味を楽しめます。
指を切らないように、バリ取り(加工時に出るでっぱりやギザギザのこと)も施しています。

使用方法として

ここまでこだわって作ったからこそ一般家庭の方からプロの料理人の方に
『育ててもらっている鉄板』になっています。

これが『Made In Japan』のTK鉄板です


[何故私たちがここまでこだわりMade In Japanを貫くのか]

[きっかけはある]

先ほどお話しした、師匠や先輩たちの技術を次世代に残したい。
この気持ちが生まれたのは、品物を納める先のお客様や、製品を使う人たちのことを考える『愛』とそれを実現すると言う『プライド』『努力』を感じたから。


海外の材料でTK鉄板を作っても、同じ鉄板は作れません。
理由は安価な材料やワイヤーには不純物が多く含まれており、品質にバラ付きが出ることで、求めている鉄板の品質にはならないからです。

それに対して、日本は今でも品質管理に厳しく、使用する溶接棒や材料に対して『ミルシート』と言う成分表を提出する事もあります。溶接時に使用する棒やワイヤーも国産でと指定される事が多々あります。

その厳しさが長年続いているからこそ、『Made In Japan』のブランドが生まれ、育ってきました。
知識と技術の結集であり、1つ1つ丁寧な手作業だから、一生物が出来る。この力は凄い。そうした思いから私達は手作業にこだわり・Made In Japan にこだわるのです。


『廃業や引退に迫られる町工場を残していきたい』
これを実現するために、まず鉄板を作りました。それは、周りの製造業(町工場)に少しでも興味を持ってもらい、いいものを作っていることを証明して、町工場を元気づけたい。微々たる働きなのかもしれないけれど、どうしても何かやりたくて・挑戦してみたくこのプロジェクトを立ち上げました。

『最近の若い子は何処で働いてんねん・・』と会話に出る程、町工場には若い世代がいません。

『製造業はカッコいい』『職人の技術・世界をもっと知って欲しい』と言う思いで、Instagram をやっています。けれども、こうした個人の活動では限界があります。

今回のプロジェクトで、たくさんの人に一度にTK鉄板を通して、Made In Japanの良さや製造業の魅力を知ってもらいたいです。そして、皆さんからの『愛を』製造業の未来へ繋げていきたいです。


今後も継続して、製造業(町工場)の魅力を知ってもらう機会を作る為に、様々なイベントへ出展していきたいと考えています。まずは、地元・大阪で開催される『大阪勧業展』に出展する予定です。
今回ご支援頂いた資金の一部を、大阪勧業展への出展費用・ブース内装費に充てたいです。
残りについては、キャンプファイヤーの手数料へ大切に使用させて頂きます。
尚、今回のプロジェクトはあくまでも『製造業(町工場)の技術・良さを知ってもらう』と言うことを目的にしている為、リターン代金は送料等の必要経費以外殆ど残らない金額を設定しています。
多くの方にご支援頂くことで、出展費用まで捻出することができる様になりますので、
どうぞご支援よろしくお願いいたします。


     

※リターンは、全て1つ1つ手作業で行っている為ご支援を頂いてからの発注となります。
その為、お時間を頂きます事ご了承ください

今回リターンの品物全て『Made In Japan』であり拘りを持ってものづくりをされている方々の商品です。

1つ目のリターン[TK鉄板+ DUCKDESINGWORKS さん作 『TKの袋』

ポスター・ロゴ・Tシャツその他のデザインをされており、帆布を中心にCAMPツールの制作『手軽で使いやすいを目指して!!』ものづくりをされています。

何度もデザインを書いてくださり、今回鉄板を入れる為①強度や弛みも考え②一枚一枚手作業でミシンをかけて作ってくださった手作りの袋


2つ目のリターン[TK鉄板+NOTAILWOODWORKS さん作 『テーブル』

NOTAIL WOOD WORK

デザインから制作まで1人で行っている NOTAIL WOOD WARKSさん

オーダー家具から表札等『1人1人の形になれば』の気持ちに応え、お互いの想いが一つになる迄試作を作り・向き合い続けるを続け作られています。

テーブルも使った時の大きさは勿論の事、持った時の紐の長さ・手に伝わる紐の感触・重さまで考えて作られた温かみを感じてもらえるテーブルです。

3つ目のリターン TK鉄板+TKの袋+テーブル+溶接体験


溶接体験は近郊の方のみになってしまいますが、工場にて溶接体験をして頂き作った品物を持ち帰って使って頂けます。
実際の町工場の雰囲気と空気を味わってもらい、日々の何処かで思い出してもらえる時間になればと思います。
※交通費・滞在費は自己負担となります


4・商品で応援して下さった方に送らせて頂く『手ぬぐい』 角野晒染株式会社様作

同じ『ものづくりの町 堺』でご近所でもある角野晒染様。昔からの技術と今の技術を取り入れて手作業でものづくりをされております。

使用した生地・デザインの入れ方・梱包迄相談に乗って頂き、プリントが印刷された時・使い心地・馴染み方を顧慮し作って頂いた拘りが詰まった手ぬぐいです

※詳しくはリターン一覧をご覧ください


最後に

19歳から製造業の世界で溶接屋として仕事を続けてきました。小さな場所で『全国のエレベーターのパーツも?』『世界的な大会に使われたアレも?』と驚かれる様な品物がたくさん作られています。その品物をリターンの品物には出来ないため、TK鉄板をはじめ、『こだわりあるものづくり』をされている方々の品物をご用意しました。この機会にぜひ手にとっていただき、製造業(町工場)の技術の緻密さや使い心地の良さを知っていただければ幸いです。
長くなりましたが、ここまで読んでくださりありがとうございました。

今後もTK工業をよろしくお願いいたします。

[募集方式について]

本プロジェクトは[All-or-Nothing方式]で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及び
リターンのお届けはございません。皆様のご支援の程、どうか宜しくお願いいたします。

  • 2022/06/26 12:00

    『もうすぐ終了』この言葉がTOPページに出ました。毎日もの凄い数のプロジェクトがサイトで発表されるその中から見つけてもらえるのか・埋もれて全然目に止まらなかったらどうしようカテゴリーはこれで良かったのか・伝えたい事は伝わるのだろうか・どう受け止められるだろう、色んなことを考えたこのプロジェクト...

  • 2022/06/25 17:50

    TK鉄板の検品・梱包・発送作業は、私の家内が行ってくれております。完成したTK鉄板が届くと、バリが残っていないか・傷がないかの確認をもう一度行い、その後一枚づつ袋に入れ、取扱注意書と私達の想いを記載させてもらっている取扱い説明書を同封し封をします。『ものづくり』は日々こなしていますが、自分が携...

  • 2022/06/23 19:41

    このプロジェクトに協力して下さった方は沢山いらっしゃいます。リターンの品物を作って下さった方はもちろんのこと、このプロジェクトに欠かせない協力をしてくれた人がいます。それは、リターンのTKの品を撮影をしてくれたphotoglapher細田亮介さんことほっそんプロジェクトの動画を構成から撮影・編...

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