はじめに・ご挨拶

日本の皆様、こんにちは!

HIS台湾アクティビティチームの若華(JOHUA)と申します。

台湾と言えば烏龍茶やタピオカミルクティーのイメージが大きいかと思いますが、実は伝統的なコーヒーの産地でもあります。

コーヒー通の間で有名な台湾コーヒーの産地は「阿里山」「台南東山」  「雲林古坑」 などが知られていますが、人気急上昇中の「台湾コーヒー」は、「花蓮」で栽培されています。皆様ご存じでしょうか。

実は「花蓮」での珈琲栽培は日本と深い繋がりがあります。

1930年代、国田正二氏が創立した「住田物産株式会社」は、現在の花蓮、舞鶴地域を開墾し台湾珈琲の栽培を始めました。当時花蓮は台湾珈琲の3大産地で、高い品質を誇り、昭和天皇へ献上されたこともありました。

しかし第二次大戦後にはコーヒーのニーズはなくなり、農家は他の作物を栽培しましたが、2000年頃からまたコーヒーブームになり、台湾珈琲の栽培が盛んに行われるようになりました。

今回はそんな花蓮「豊富部落(Tingalaw部落)」でコーヒー産業に真剣に取り組んでいる、原住民の若者への応援と支援を行いたく、クラウドファンディングに挑戦致します!

豊富部落と『海岸珈琲』について 

アミ族語で 豊富部落は” Tingalaw(良質で澄みきった水源)”と呼ばれ、台北からは車で4.5時間程の台湾東部の花蓮に位置し、本籍人口は約400名、実際の住民は約50名程の小さな部落です。

頭目(部落のリーダー)の「許永哲(シュ・ヨンザー)」さんはコーヒー好きが高じて、2007年、定年退職後生まれ育った豊富部落の先祖代々の土地でコーヒーの栽培を始めました。

最初は ”自身が飲みたいからと作ったコーヒー” なのですが、格別に美味しいと感じたことをきっかけに、自分しか飲めない、自分しか知らないのは非常に勿体無い!との思いで、この肥沃の緑の大地と水のもと、2016年に娘の「許清娟(シュ・チンジュエン)」さんと、自然農法 (化学肥料や農薬を使用しない栽培方法 )で植えたコーヒーの木を育て『海岸珈琲』を創立しました。

『海岸珈琲』は、花蓮豊濱郷の「海岸荘園」 と花蓮瑞穂郷にある「富源荘園 」 の二つのコーヒー農園で「アラビカ種」のコーヒー豆を栽培しています。年間1トン弱のコーヒーチェリーから約400kgの選りすぐった生豆が収穫できますが、世界や台湾国内の他のコーヒー生産量に比べるとかなり少なく、とても稀少なコーヒーなのです。

『海岸珈琲』創立者-許清娟さん

 自然農法で育つ、可愛いコーヒーの実

家族と故郷への愛情を込めた『海岸珈琲』

『海岸珈琲』の特徴

『海岸珈琲』最大の特徴はその育った環境に有ると言われてます。山々に守られ、太平洋の優しい海風を受けながら育った豆は、酸味は少なく芳醇でフルーティーな味わいです。おいしい烏龍茶を飲んだ後に、中国語の ”回甘 ( ほのかな甘みが口に広がる感じ)” という感覚が有るのですが、台湾の土地で育った『海岸珈琲』はどこか烏龍茶と似ていて、飲み終えて暫くした後にこの感じ が残ります。そしてもう一度飲みたいと思ってしまう、そんな「魅惑の珈琲」なのです。是非日本の皆様と『海岸珈琲』を飲む楽しみを共感できたら嬉しいです。

プロジェクトを立ち上げた背景 

豊富部落のある「花蓮・豊濱郷」には高校と大学がないため、部落で生まれ育った子供は16歳になると、都市へ進学し、またほとんどの若者も故郷を離れて就職する状況です。卒業後、地元に戻り働きたくても、仕事がないからと諦めなければならないのです。

『海岸珈琲』創立者でデザイナー出身の許清娟さんは、「今もまだ人口減少問題に直面している豊富部落ですが、仕事のチャンスが増えれば、都会からのUターン就職も可能になり、安定した就労と、家族と共に人生を過ごせるそんな素晴らしい生活環境を築くことも夢ではないです。」と故郷への熱意を語ってくれました。

そこで台湾の魅力を海外の皆様に伝えてきた弊社は、微力ながら応援させていただきたいと、一緒にプロジェクトを立ち上げることになりました。

これまでの活動と頑張っている若者の姿

許清娟(シュ・チンジュエン)さん

2016年に『海岸珈琲』を創立した後はコーヒーを販売するだけではなく、更に付加価値を高めるためコーヒー農園の空スペースを利用し、お客様に ”五感で感じて頂けるおもてなし” をモットーとした「部落厨房」や「コーヒー焙煎体験施設」などを考案。更には「グリーンツーリズム」を推奨し、部落の若者に仕事の機会を提供してきました。

部落散策・体験ツアー

コーヒー焙煎体験

許家駿(シュ・ジャージュン)さん

『海岸珈琲』 創立者の弟 「許家駿」さんは、2019年にオーストラリアでワーキングホリデーを終える頃、そこに残って就職も考えたのですが、故郷への思いを馳せて部落に戻り、現在は「体験ツアー」スタッフとして、お客様にアミ族の文化や花蓮産珈琲の魅力を伝えています。

林諾凡(リン・ヌオーファン)さん

「2017年日本アジア料理名人大会」で金メダルを獲得した林諾凡さんは、小学生の頃から祖父母と一緒に豊富部落で暮らしていますが、豊富部落のお年寄りから学んだ知恵と若者のアイデアを融合し「部落厨房」のシェフとして腕を振るっています。そこで旬の農産物や新鮮な食材の味を生かしたレシピから、豊富部落ならではのオリジナル原住民料理を提供しています。

部落厨房一隅

オリジナル料理

『海岸珈琲』と豊富部落の未来について

この2年間はコロナ禍により『海岸珈琲』での体験ツアーの参加者は激減し、クリエーターズマーケットやコーヒー試飲販売イベントも相次いで中止となり、経営は大きな打撃を受けました。しかし若者たちはそれを乗り越えようと、花蓮コーヒー産業に携わる一員としてコーヒー生産者の新たなあり方を模索し、今まさに『海岸珈琲』と豊富部落の「未来予想図」を描いています。

■未来予想図

★アミ族の食文化、伝統食の魅力を伝える「料理体験ツアー作成」                   ★匠の技を後世に残すため、アミ族の文化と伝統工芸に詳しい部落お年寄の案内で「伝統工芸体験ツアーの実行」                                           ★コロナ収束後、世界各国からのお客様をお迎えし、「豊富部落の魅力をSNSで世界中に発信」                                       ★地域活性化に向けての取り組みの一環として、将来は部落の空き家を改装し、豊富部落を訪れた方に「のんびり滞在・体験できるホームステイ施設の提供」

...など、部落の若者達のみならず、お年寄りにも才能と知恵を活かせる舞台を作り、世代を超えた人々の絆を繋げるような豊富部落の物語を紡いで行ければと。

皆様の支援と応援があってこそ実現可能となり得る、「豊富部落経済の柱」コーヒー産業は、熱き若者達の描いた「未来予想図」と共に、遠くない未来に必ず叶えられると信じています。

資金の使い道

※コーヒーの販売を通し、コーヒー農家への支援を行います。                   ※コーヒーの販売を通し、部落の若者に仕事の機会を提供します。                 ※リターンの商品仕入れ、日本への発送料金に使用します。                    ※CAMPFIREの手数料も含まれております。

実施スケジュール

2022年6月20日 クラウドファンディング終了

2022年7月中旬~下旬頃 リターン商品発送開始、コーヒーは2022/7/22~2022/8/5の間に皆様の元へお届けの予定です。

リターンのご紹介

今回は『海岸珈琲』のドリップコーヒーとコーヒー豆両方ともご用意しており、全6種類を提供いたします。

①『 海岸珈琲』ドリップコーヒー 1箱+お礼のメール 6,500円

ドリップコーヒー(富源荘園)10袋*1箱またはドリップコーヒー(海岸荘園)10袋*1箱

お申し込みの際に、お好きなドリップコーヒーをお選びください。


②『海岸珈琲』コーヒー豆1袋+お礼のメール 7,400円

コーヒー豆(富源荘園)226g*1袋またはコーヒー豆(海岸荘園)226g*1袋

お申し込みの際に、お好きなコーヒー豆をお選びください。


③『海岸珈琲』ドリップコーヒー2箱セット 8,800円

手軽で簡単。忙しくても、美味しいコーヒーを飲みたいあなたへ。

ドリップコーヒー(富源荘園)10袋*1箱

ドリップコーヒー(海岸荘園)10袋*1箱


④『海岸珈琲』コーヒー豆2袋セット 10,200円

豆を挽く時に漂う香りから、贅沢なコーヒータイムを楽しみたいあなたへ。

コーヒー豆(富源荘園)226g*1袋

コーヒー豆(海岸荘園)226g*1袋


⑤『海岸珈琲』詰め合わせセット 14,800円

いつでも・どこでもコーヒータイムを楽しみたい方にお薦めです。

コーヒー豆(富源荘園)226g*1袋

コーヒー豆(海岸荘園)226g*1袋

ドリップコーヒー(富源荘園)10袋*1箱

ドリップコーヒー(海岸荘園)10袋*1箱


⑥『海岸珈琲』ドリップコーヒー分け合いセット 19,900円

台湾産珈琲を大切な家族や仲間に分け合いたい方にお薦めです。

ドリップコーヒー(富源荘園)10袋*3箱

ドリップコーヒー(海岸荘園)10袋*3箱

台湾コーヒーは、大量生産方式を採用してきた他国の生産地と異なり、限られた土地で栽培する為、大量生産ができず、また台湾コーヒー農家は独立農家が多く、完熟した豆をひとつひとつ手摘みするなど、栽培から焙煎まで全て手作業で行います。

それ故に生産量は少なく、希少性の高い手に入りづらいコーヒーとなっております。そして台湾コーヒーは「他にはない味わい」「高品質」などの他「生産者の生活を害しない生産体制の確保」や「付加価値」の観点から ”スペシャルティコーヒー” として取り扱われることもあります。よって台湾産コーヒーを飲んでリラックスされる時間は、ちょっと贅沢なひと時かもしれません。

南国の太陽と太平洋の潮風を浴びて、きれいな水で育ったコーヒーは海塩の香りもすると言われています。『海岸珈琲』ならではの個性豊かな風味を是非ご試飲ください。

リターンの補足情報

ドリップコーヒー:

・原産国/産地:台湾花蓮

・サイズ/重量:10g±5%/1袋

・保存方法:直射日光及び高温・多湿を避けて常温保管

・賞味期限:2023年12月

※注ぐお湯の量は150CC~180CCが最適です。

コーヒー豆:

・原産国/産地:台湾花蓮

・サイズ/重量:226g/1袋

・保存方法:直射日光及び高温・多湿を避けて常温保管

・賞味期限:2022年12月(一番おいしくお召し上がれる期限は焙煎日より60日以内です。)

※包装の仕様やデザインについては予告なく変更となる場合があります。

※コーヒーの賞味期限は仕入れの時期によって変わる場合もございます。

※郵送は新型コロナウイルスの影響によってお届け日に遅れが出る場合があります。

※お届け商品の基本はミディアムローストですが、豆の収穫時期や状況によって、焙煎の具合を調整することがあります。予めご了承ください。

※HISは『 海岸珈琲』から日本での販売許可を頂きプロジェクトを実施しております。


最後に

最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。

皆様のお手元に、若者たちの誇りと情熱を込めたコーヒー『海岸珈琲』をお届けする頃には、たくさんのご支援のもと、コーヒー農家の経営は少しずつ好転していくと信じております。

そしてこれからも自然の恩恵と共存しながら、環境や体に優しい「善の循環」を理念とした「豊富部落」の発展を推進していきたいと考えております。

掛け替えのない皆様のご支援とたくさんの応援をどうぞ宜しくお願い致します。

次に台湾にいらした際には、是非「花蓮・豊富部落」へのお立ち寄りを心よりお待ちしております。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/06/21 12:02

    こんにちは!クラウドファンディング担当の若華(JOHUA)  です。昨夜「【日本初上陸】台湾・花蓮原住民部落、知られざるコーヒーの味を日本にお届けしたい!」は28日間のクラウドファンディング募集終了致しました。最後には20名様ものご支援を頂き、支援総額は215,100円、目標金額の107%達成...

  • 2022/06/17 18:37

    こんにちは!クラウドファンディング担当の若華(JOHUA)  です。8日前に55%を達成してから、更に多くの方々にご支援をいただき、今は目標額の94%まで達成することが出来ました!本当に有難うございます!そして残り3日、目標達成まであと6%となりました。何卒引き続きご支援の程、宜しくお願い申し...

  • 2022/06/09 16:05

    こんにちは!クラウドファンディング担当の若華(JOHUA)  です。 クラウドファンディング開始から17日目、支援総額は目標の半分を突破し、55%にも到達しました!「海岸珈琲」のスタッフも、これはひとえに皆様方のご支援のお陰であると非常に喜んでおります!残すところ11日間となりますが、目標達成...

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