はじめまして!プロジェクトページをご覧いただきありがとうございます。
抜毛症のボディポジティブモデル/エッセイストとして活動しています、Gena(ジーナ)と申します。
みなさんは抜毛症という症状をご存知でしょうか。
女性が一番美しいとも言われる年代を、私は髪を抜きながら過ごしました。
髪を抜いていることがとても恥ずかしく、強烈な罪悪感があり、25歳になるまで誰にも打ち明けることができませんでした。
抜毛症は実はとても身近な症状で人口の1-2%程度いるとされていますが、情報は少なく、確立された治療法がありません。(※1,2) 直接的には命に関わらないとはいえ、抜毛症であるということは精神的にとても大きな負担があります。
私はパートナーとの出会いを機に、私は自分の身体を大事に扱うことを学び、自分をケアすることの大切さを初めて知りました。
ボディポジティブモデルとして私ができること。
それは私がこれまでにメディアやブログで発信してきたセルフケアの大切さを、今度は具体的な形にしてお届けすること。
同じ抜毛症や、深いコンプレックスを抱える方へ、大丈夫だよ、一緒に再生していこうというメッセージを込めて、今回のシャンプーを開発することにしました。
このシャンプーは抜毛症の方はもちろん、そうでない方もお使いいただけます。
固形シャンプーなので、頭皮でしっかり泡立てながら洗髪していただけます。
その際に指の腹を使っての頭皮のマッサージもおすすめです。
濃密なフローラルスパイシーな香りをお楽しみください。
自分のことを醜いと思って過ごすには、残りの人生はあまりに長すぎると思いませんか?
自分の身体と悩みにしっかりと向き合い、ケアしてあげることは自信につながります。
性別・年齢関係なく、いつからでも自分の身体を愛することは始められると私は考えます。
初期から抜きづつけてきた頭頂部からはもう毛が生えてきません。
それでも私は美しくなりたい。
それも今自分が入っているこの身体、まぎれもなく自分の手で傷つけてきたこの身体で。
このプロジェクトにご賛同いただき、シャンプーを使ってもらうことが自分を愛するきっかけになればと願っています。
残念なことに、日本の社会ではまだまだ人の外見をネタにして笑いを取ったり、悪気なく指摘する風潮が残っています。
私が理事を務めるNPO法人ASPJで当事者アンケートを取ったところ、たくさんの方から「言われて嫌だったこと」の経験を共有していただきました。
また抜毛症に関しては世間の理解のなさから、心ない言葉を向けられることもあります。
抜毛症特有の身体のコントロールの効かなさは、当事者の口から説明してもなかなか理解してもらえません。
特に日本においては専門的な研究はあまり進んでおらず、これだけ多くの人が悩んでいるにも関わらず抜毛症専門の医療機関や治療法は確立されていません。(※3)
これだけの逆風の中で自分の悩みに向き合ったり、受け入れようとするにはとてもパワーが必要です。
この固形シャンプーを、お風呂というもっともリラックスできる時間に使ってもらうことで少しでも励ましになることを願っています。
髪は女の命なんかじゃない。
自分で、自分の身体は十分美しいと思えること。
大げさなことではなく、人としての大きな尊厳であると思います。
①弱酸性で艶やかな髪へ
②マッサージしたくなる固形タイプ
③環境にも優しいプラスチックフリー
④スパイシーでフローラル。濃密な香りがセルフケアの鍵に
①弱酸性で艶やかな髪へ
従来アルカリ性である石鹸を、材料にこだわることで弱酸性の商品にすることに成功しました。
洗い上がりからつややかな髪に仕上がります。長さがあり毛先が気になる方は、お手持ちのトリートメントを先端のみに塗布してください。
▶抜毛症の方にとっては、頭皮を健やかに保ちつつ、抜毛により長さが違う髪を等しくケアできます。
②マッサージしたくなる固形タイプ
頭皮のマッサージは環境を整えたり、顔のリフトアップにも効果的と言われています。
この商品を頭皮で泡立てる際に指の腹でゆっくりマッサージすることができます。
▶抜毛症の方にとっては、腫れた頭皮から更に毛を抜きたくなってしまう悪循環があるため、頭皮を清潔に保ち、マッサージをすることが大切です。
③環境にも優しいプラスチックフリー
また、通常のシャンプーはプラスチックのボトルや詰替えパウチに入っていますが、
この商品はプラスチックフリーにこだわり、紙での梱包になっています。
自分に優しく、また環境にも優しい商品です。
④スパイシーでフローラルな濃密な香り&クラウドファンディング限定セットがセルフケアの鍵に
香りにもこだわりました。
フローラルで甘やかな香りの中にもスパイシーさを含み、明日への活力を刺激します。
甘すぎない香りで、男性や甘い香りが苦手な方にもお使いいただけます。
髪を乾かしたあとの残り香は、市販のものに比べて控えめです。
そして、皆様へのセルフケアの想いを綴ったクラウドファンディング限定セット。
2点ご用意させていただきました。
●セルフケア アイデアリスト (非売品)
●アファメーションシール (非売品)
今回の商品を企画するにあたり、自分以外の抜毛症の方についての理解を深めようと様々な角度から検討を重ねました。
一概に抜毛症といっても私たちの好みは様々でしたが、その中でも抜毛症が精神的にどれだけの重荷なのか、そのことによる機会損失、自分の人生を取り戻したいという思いなど、いくつかの重要な共通点を発見できたことが大きな後押しになりました。
小ロットでの開発、高級感のある香りの追求、価値観を伝える工夫・・・
ブランド立ち上げ支援サービスFEMMA(フェマ)さんからの手厚いサポートもあり、一つずつ障壁を乗り越えることができました。
私にできること全て盛り込んで作り上げたこの商品が、必要としている方に届くことを願っています。
皆さんからの資金は以下の内訳で大切に使用させていただきます。
・試作品製造費用 ¥55,000
・本製品造費用 ¥350,000
・グッズ作成費用 ¥10,000
・コンサルティング料 ¥63,000
・撮影諸経費 ¥35,000
・薬事法チェック費用 ¥11,000
・その他人件費 ¥20,000
・広告費 ¥ 10,000
・雑費 (送料、サンプル購入費など) ¥16,000
・Good Morning手数料 ¥54,000
・消費税 ¥5,400
今回応援を依頼させていただいた金額は初回生産分の費用になります。
もし上回るご支援をいただけましたら、追加の生産分に当てて、将来的にはラインナップを展開するなどブランドの強化につなげたいと考えています。
<Gena応援プラン> 3,000円
Thanksメール & Genaのエッセイ (クラウドファンディング限定、2000字前後、メールにてお送りします)
<慈生-Jiu- 世界観応援プラン> 4,000円
Thanksメール & アファメーションシール & セルフケアアイデアリスト & Genaのエッセイ
クラウドファンディング限定のアファメーションシールをセットにしたプランです。
<【クラウドファンディング限定】スタンダードプラン> 5,500円
Thanksメール & アファメーションシール & セルフケアリスト&シャンプー本体(1個)
<【クラウドファンディング限定】リッチプラン> 7,000円
Thanksメール & アファメーションシール & セルフケアリスト & Genaのエッセイ & シャンプー本体(1個)
<Genaとちょこっとお話プラン> 10,000円
Thanksメール & シャンプー本体1個 & GenaとZoomでお話
ー 30mins、Zoomを使用。
抜毛症のこと、外見・内面に関するコンプレックスのお話を聞いたり、自分の身体に対する認識を変え方、なりたい自分になるためのアイディアを一緒に考えます。
(公序良俗に反する内容にはお答えしかねます点をご了承ください。)
<Genaとじっくりお話プラン> 20,000円
Thanksメール & シャンプー本体1個 & GenaとZoomでお話
ー 60mins、Zoomを使用。
抜毛症のこと、外見・内面に関するコンプレックスのお話を聞いたり、自分の身体に対する認識を変え方、なりたい自分になるためのアイディアを一緒に考えます。
(公序良俗に反する内容にはお答えしかねます点をご了承ください。)
<法人向けプラン> 100,000円
Thanksメール & シャンプー本体 10個(販売可、POP付き)、
オリジナルエッセイ描き下ろし(1200字程度、商用利用可、事前ヒアリング40mins)
・4月中旬 クラウドファンディング募集開始
・5月下旬 クラウドファンディング募集終了
・7月中旬 シャンプーの製造開始
・9月初旬 リターン発送
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-or-Nothing方式で実施します。目標金額に満たない場合、計画の実行及びリターンのお届けはございません。
これまで私は部屋で一人髪を抜いていた孤独なところから、長い時間をかけて人前に出て、話せるまでになりました。
ここまで来れたのは、ボディポジティブやフェミニズムのメッセージをたくさん受け取り、少しずつそういったものを自分と結びつけ、自分の大切さを信じられるようになったからでした。
抜毛症とは自己嫌悪と罪悪感との闘いで、セルフケアがとても重要になってくると考えています。私にとってセルフケアとは、「自分は自分にとって大切な人間だ」と身を持って教えてあげること。このシャンプーがそのきっかけになることを心から願っています。
自分の身体を恥じなくてよい社会は、誰にとっても呼吸がしやすい世界であるはずです。
私は頭皮やタトゥーを晒すことでその最前線にいます。このプロジェクトを応援していただくことで、ぜひこの世界を一緒に創っていきましょう!
2022.4.18 Gena
※1 人口の1-2%程度・・・アメリカ精神医学会が出版している精神疾患の診断基準・診断分類 DSM-5より
※2 確立された治療法・・・DSM-5では複数のTreatmentが提示される一方、NOP法人ASPJが行った当事者調査では「治療の効果は実感できましたか」という問いに対して効果があった(「効果があり、抜毛が減った」「なんとなく効果があったように思う」「抜毛症のコントロールが少し利くようになった」)と回答した人の合計は全体の10%にとどまっています。(n=191)
※3 日本においては専門的な研究はあまり進んでおらず・・・Googleが提供する学術文献検索エンジンGoogle Scholarの登録のある論文は、「抜毛症」で1270件、「Trichotillomania」(抜毛症の英訳)で16,900件と大きな開きがあります。(2022年4月現在)
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