はじめまして
Mizuki Tawa です
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初めてのプロジェクト

歯学部6年生。京都府出身。スペイン・カナダ留学から帰国した後、国際歯科学生連盟の役員、日本歯科学生連盟の統括代表を務め、現在は「歯学と社会を繋ぐ」歯学生のエバンジェリストとして啓蒙活動やイベント企画・運営に取り組んでいる。また、プライベートではヨガと茶道の資格取得に励みながらマインドフルな暮らしを探究中。モットーは「オンリーワン」


自己紹介を兼ねて、私がこれまでの学生生活で行ってきた取り組みを紹介させてください。

日本という国境を、歯学という業界を超えて...アイデア・仲間・機会の3つを得ることができました。

本プロジェクトの始動に至ったのは、こうしたご縁が重なってのことです。

まずは、日頃よりお世話になっている皆様に。心からの感謝を申し上げます。


本プロジェクトの目的は、口腔・歯に対するリテラシーの向上を図ることです。

国が進めている健康施策「健康日本21」では、2022年度までに「3歳児で齲蝕のない者の割合の増加(90%)」「12歳児で齲蝕のない者の割合の増加(65%)」を目標にしています。学校歯科健診の結果によると、齲蝕のない者の割合は年々増加しており、これらの目標は既に達成、あるいは近い値まで到達しています[1]。


しかし、学校の歯科健診で歯科医院の受診を勧められた小学生のうち、実際には歯科医院に行っていない(未受診)生徒は46%にのぼることがわかっています。この「未受診率」は、中学生、高校生になるにつれ高くなっています(中学生:64%、高校生:84%)[2]。歯科的問題を抱えている子どもでさえ、これだけの割合が歯科医院を受診していないとなると、予防のために歯科医院に行く子どもは更に少ないことが容易に想像できます。


治療をすることだけが歯科医院に通う目的ではありません。

小児の定期的な歯科受診が齲蝕予防に繋がるのはもちろんのこと[3]、「食べる」「話す」といった口の機能や、心理的・社会的な健康にも良い影響を与えるという報告もされているのです[4]。

ところが「歯科治療=痛い、怖い、辛い」といったイメージの方が先行し、歯科医院はできることなら行きたくない場所になってしまっています。


「歯科のイメージをアップデート」

私達が目指すのは、単に歯の大切さを訴える啓蒙活動ではありません。必要とされているのは、口腔からの健康習慣が自然と身に付くような滑らかな社会の仕組みではないでしょうか。

歯科診療に対する「痛い、怖い、不安」といったマイナスのイメージを取り除き、すべての人が心も身体も健康に、そして素敵な笑顔が溢れる社会を目指します。


7月31日にあまがさきキューズモールにて、「遊んで学べる」をコンセプトとした -お口のテーマパーク-『親子で知りたい!歯の不思議』-を開催できる運びとなりました。


私達は、歯科のイメージをアップデートするために4つの広場を用意します。


学びの広場では、クイズと実験を用いて「齲蝕予防に関する知識」を学びます。

クイズは「お口の中はどうなっているの?」をテーマに、歯科医師監修で現役歯学生が作成します。ストーリー性のある物語形式のため、小さな子どもでも飽きることなく視聴できるのはもちろんのこと、帰宅後も親子で学びの振り返りができるように工夫しています。

実験はフッ化物塗布の仕組みを解説。フッ化物塗布の有効性は科学的に示されているにも関わらず、その普及率は62.5%[5]。半数弱の子ども達が経験できていない背景には、得体の知れないものを口の中に入れる不安があるのではないでしょうか。この実験で用いるものは酢と卵と歯磨き粉だけ。歯質に見立てた卵の殻をお酢に浸すことで、酸による脱灰作用とフッ化物の耐酸性を示します。身近にある物を実験材料に用いることで、ご自宅でも再現可能なものにしました。


体験の広場では、歯医者さん体験を通して「予防と治療の違い」を体験します。

実際に歯科医院で行なわれている2つの代表的な処置を取り上げます。

①シーラント(虫歯になりやすい溝をプラスチックで埋める予防処置)
②コンポジットレジン充塡(虫歯になってしまった歯を削ってプラスチックで詰める治療)

歯学生のユニークな点は、座学と実習の両方でスキルアップするところ。「手は第二の脳」と言われるほど、非常に優れた感覚・運動器官であり、手を動かしてこそリッチな情報が得られることを私達は日々体感しています。

今回の体験には、歯学生が実習で使用している機材を揃えています。子ども向けのイベントでありながらも本質的な体験の提供にこだわりたいからです。


実践の広場では、分身ロボットOriHime「歯磨き」を実践します。

歯科医院では「20回ほど同じところを磨くように」と歯磨き指導しますが、子どもに飽きずに取り組んでもらうのは至難の技です。

そこで分身ロボットOriHimeが登場!

遠隔で歯科医師が指導するため、的確なアドバイスがもらえることは大前提。そこにOriHimeならではのユニークで豊かな感情表現が加わり、今までにない全く新しい歯科体験を得られます。(新型コロナウイルス感染症に配慮し、マスクを着用したまま模型への歯磨きを行います。)

※㈱オリィ研究所が取得されている商標であり、それら知的財産等一切の権利を保有されています。

展示の広場では、「オーラルケア製品・歯科医院の情報」を展示します。

インターネットに情報が溢れている時代において、私達はあらゆる情報にもアクセスできます。一方で、選択肢が多すぎるあまり、「自分にとってベストな選択肢が分からない」「そもそも信用できる情報かの判断がつかない」といった悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

例えば、かかりつけ歯科医がいる割合は67.0%[6]。日本人の3人に1人は、かかりつけ歯科医がいない状況です。これでは口腔ケアが人々の習慣になっているとは言えません。

本プロジェクトのゴールは、人々の日常習慣が変わること。非日常体験はその入り口に過ぎません。

「口腔・歯への関心が高まっているタイミングを活かし、専門家への橋渡しまでを担う」これが私達の果たせるもう1つの役割だと考えています。

「歯科受診をもっと身近な選択肢にし、すべての人に健康と笑顔を届けたい」という私達の想いに共感してくださる企業様・歯科医院様、この場を一緒に創りませんか。


それでは、「想いの共感」から生まれ育まれてきたプロジェクトの一部始終をご覧ください。


#1 ママさんのリアルな声から

実はこのプロジェクトの発端は、アルバイト先で子育て中のママさんからいただいたリアルな声たち。

  • 歯医者さんは虫歯ができたら連れて行くところ?

  • フッ素ってなんだか怖いイメージがあって...

  • 歯磨きの仕方なんて聞いていいのかな?

  • 歯医者さんに連れて行く時間がなくて...

一般の方々が口腔・歯への関心がないわけでなく、その専門性の高さから単に触れる機会が不足しているだけではないかという仮説を持ちました。

歯科医院に行く一歩手前での助けを必要としている人達がいる

「食べる」「話す」「笑う」という生活の質に直結する口腔機能。歯科受診をもっと生活に身近な選択肢とすることで、人々の笑顔を増やすことはできないだろうか。

このような体験から歯学と社会を繋げるプロジェクトを実行したいと考えました。


#2 あまがさきキューズモールでの開催

ところが、自宅と学校を往復する学生に社会とのツテがあるはずもありません。そこで転機となったのが、エバンジェリスト西脇資哲氏プロデュースの学生エバンジェリストアワード2021Autumnへの出場でした。

エバンジェリストの言源はキリスト教徒における伝道師。そこから転じて、「伝える」プロフェッショナルとして周囲を巻き込んでいく人のことを指しています。

日本歯科学生連盟で代表を務めていた私は、オンリーワンを目指す学生を増やすというビジョンを伝えるため出場しました。まずは、歯学生の多様なバックグラウンドがそのまま活かされることが、歯学と社会を繋ぐためには不可欠であったからです。

こうして発信を続けていると不思議なところからご縁はやってくるもので、同じくチャレンジャーとして参加していた石井勇輝くんから「一般の方に向けて歯学のイベントやってみない?」と声をかけていただきました。

このような経緯で株式会社ここにある様へと繋いでいただき、あまがさきキューズモールレンガのひろばでの開催に至りました。


#3 8人の同志が集まる

こうして開催決定までに至ったものの、頭の中で描いていたテーマパークの構想を1人で実現することは到底不可能でした。

そこで、日本歯科学生連盟のメンバーに「歯科受診をもっと身近な選択肢にし、すべての人に健康と笑顔を届けたい」という想いを打ち明けました。この想いに共感した8名の全面的な協力があってこそ、このプロジェクトが実行できると言っても過言ではありません。

ご覧の通り、出身・所属大学・学年もバラバラ。全国規模のネットワークで集まったメンバーだからこその多様な意見を活かし、それぞれの広場を考えました。

初めはモノクロだった設計図。誰かが線を継ぎ足し、また別の誰かが鮮やかな色彩を加える。それぞれの個性を最大限に活かしたチームワークが私達の強みです。


#4 クラウドファンディングへの挑戦

さて、いよいよ本題に入ります。

こうして私達が育んできたものを形にするには25万円の活動資金が必要です。

これほど多額の資金を必要としてでも、今までにない規模で歯学生発のプロジェクトを実行したい理由について説明させてください。

私達の活動は「学生主体」を軸としています。そのため、特定の組織・団体から支援を受けることなく、各々が自己研鑽のために支払える範囲内で行っていました。

ところが、歯学と社会を跨いだ活動を開始し、私を取り巻く環境は大きく変わりました。皆様のお力を借りて得る機会はどれもチャレンジングなものばかりでしたが、その負荷の分だけ自分の頭で考え自分の足で行動するきっかけになりました。

1つ1つ積み上げながら学ぶことも大切ですが、時には身の丈を超えたチャレンジも必要です。私は、今の歯学生に足りない学びの機会は後者だと思っています。

「学生ができそうな規模」から「学生だからチャレンジできる規模」に発想を転換し、社会が抱える課題に向き合った結果がこのプロジェクトです。


■支援金の使い道

■リターン一覧表


#5 全国展開を見据え...ネクストゴールへの挑戦(2022.06.27追記)

ありがたいことに、なんと公開5時間で100%を達成しました。

私達が目指している全国展開。この第一歩を皆様に応援いただくため、200%達成をネクストゴールに設定します。


■支援金の使い道(25万円追加分)

#6 ファイナルゴールへの挑戦(2022.07.02追記)

イベント開催資金と今後の活動を一押ししてもらうための資金。最終200%着地という私達が当初掲げていた目標金額には既に達しています。

ここで挑戦を終える、あるいは3rd goal →4th goal…と達成可能な範囲で展開を描くことが現実的な選択なのかもしれません。ですが、今一度ここで未来について考える機会を設けたいと思い、考える時間をいただきました。

心の声に問いかけ、そしてメンバーの声に耳を傾けました。私達が叶えたい大きな夢は同じでした。

この大きな夢に挑むには、持続的に活動できるだけの体力が必要です。そこで、私達はファイナルゴールとして150万円を設定します!


■支援金の使い道

<詳細>
⑴交通費の増額:本企画に携わるメンバーが1名増えたため、イベント当日に必要な交通費を増額しました。
⑵ホームページ制作・管理費の増額:仲間やスポンサーを募るにあたり、ポートフォリオとなるホームページ。継続的に運用するためのコストも含めました。
⑶広告の増額:メディアへの掲載やInstagramの広告を活用し、全国各地で開催可能な集客網を整えます。
⑷クラウドサービスの利用:全国各地にいるメンバーがオンラインで共同作業できる環境を整えます。
⑸日本歯科学生連盟への寄付:他にも歯学生発のプロジェクトが誕生する願いを込めて皆様からの応援をお裾分けさせていただきます。


30日後、150人の方からの応援を得て、150万円獲得を達成します!!!


■今後のスケジュール

2022年7月31日 あまがさきキューズモールでイベント開催
2022年8月上旬  順次リターン発送
2022年9月    お口のテーマパーク公式ホームページ開設
2022年10月    お口のテーマパークPR動画公開

  
2022年3月には、お口のテーマパーク第2弾開催を目指しています。

私が日本の歯科界に起こしたい変化は2つ、【口腔・歯のリテラシー向上】【学生のエンパワーメント】です。

歯科とは一切無縁の生活を送っていた高校生が歯学部に入学したことで歯科医療の可能性・尊さに触れました。日本が誇るべきものの1つに、当たり前のように質の高い歯科医療を受けられることが挙げられますが、これは先生方が患者様に真摯に向き合ってこられた姿勢の賜物です。

私は、歯科医療は専門家・患者様・学生の三位一体だと考えています。歯科医療を受ける立場の患者様、そして未来の歯科界を担う歯学生に、歯科医療の魅力を伝えることが必要なのではないでしょうか。

このプロジェクトでは、立場・業界を超えたコラボレーションを通して【口腔・歯のリテラシー向上】【学生のエンパワーメント】を行います。

まずは地域規模から、そして国内・世界規模の取り組みに発展させます。

こんなにも壮大な夢を語れる根拠は、仲間と築いてきた国内外のネットワークがあるからです。

これらの学生ネットワークは大樹の根です。多様な価値観が1つのコミュニティに集合し、そして多様なキャリアへと発散していく。この有機的な繋がりこそが、私達の最大の強みです。

すべての人が口腔からの健康を手に入れる未来を見据えて...

歯学生が自ら学び、社会に働きかける文化を一緒に創っていきませんか。


■協力

イラスト:中井美伽


■参考文献

[1]厚生労働省「歯科口腔保健の推進に関する基本的事項 最終評価報告書素案」

[2]兵庫県保険医協会「口から見える貧困」

[3] Soares RC et al. Methods for prevention of early childhood caries: Overview of systematic reviews. Int J Paediatr Dent. 2021 May;31(3):394-421.

[4] Menegazzo GR et al. Effect of routine dental attendance on child oral health-related quality of life: A cohort study. Int J Paediatr Dent. 2020 Jul;30(4):459-467.

[5]厚生労働省「平成28年歯科疾患実態調査結果の概要」

[6]日本歯科医師会「歯科医療に関する一般生活者意識調査」

  • 2022/08/01 20:37

    こんにちは、プロジェクト管理人の多和実月です。昨日7月31日をもって、お口のテーマパークイベント第1弾@尼崎編とクラウドファンディングの挑戦が完結したことをご報告致します。イベントでは27組を超えるグループの皆様にご参加いただき大盛況の2時間となりました。そして次の挑戦を見据えた活動資金のクラ...

  • 2022/07/25 21:00

    こんにちは、プロジェクト管理人の多和実月です。ついに支援総額が100万円を突破しました!!!本当にありがとうございます!!ご支援いただいた87名の皆様へ。私達の存在に気がついてくださったこと。目指す世界に共感いただけたこと。そして可能性を信じてくださったこと。改めて感謝致します。さて、クラウド...

  • 2022/07/23 22:37

    こんばんは、本日は嬉しいニュースっっ!!!私達のプロジェクト「お口のテーマパーク」、尼崎経済新聞様に掲載していただきました!記事全文はこちら「尼崎市の子どもたちにお口からの健康を届けたい!」と願うのは私達と参加してくださる親御さんだけではありません。地域の企業様や歯科医院様だって同じです。同じ...

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