はじめまして、靴工房JUMBOの大石です。

 靴工房JUMBOの商品開発リーダーで、デザイナーの大石絢子です。靴工房JUMBOの魅力にハマって、27歳でオーナーである現会長に会いに行き、「給料なしでいいので働かせてください!」と豪語。ちゃっかり給料付きで雇われはや13年。

右が大石、左が個性派アシスタント江里口

革が好き、靴が好き、職人が好きで、この工房で悔しい思いも人生最高の瞬間も何度も味わった私。このプロジェクトを成功させてここで靴を作り続けたい、職人さんたちに存分に仕事してほしい!鹿革もよみがえらせたい!いろんな気持ちを胸に、この役をかって出ました。


佐賀の山の上の工房で、職人の愛情を受けながら作られる靴たち。

かつては日産400足の靴を製造していた佐賀市富士町の工房。今はその半分以下の数量しか製造ができなくなりました。注文数が激減、小売店の縮小、業界全体の荒波。そして2020年の騒動。


靴を作りたくても作れない状況の中、靴工房JUMBO(直営店)の顧客様に支えられて私たちは、ここまではなんとか工房を守り切ることができました。

このプロジェクトを成功させた暁には、この工房を「夢の工房」にしたい。職人が誇りをもって生き生きと働き、若い世代がそれぞれの個性を発揮しながらものづくりに取り組む工房に。みんながここをただの工房ではなく、学校として、聖地として、故郷として扱う、私はここをそんな場所にしたいのです。


「分不相応の志を持つ者だと、笑われることを畏れてはならない。無謀な挑戦をしなくなる、己の老いを畏れよ」と孫正義さんが言っていました。

畏れずやります。どうか最後までおつきあいください。


靴工房JUMBOの靴作りについて

まずは靴工房JUMBOのブランド、jb(ジェービー)の靴づくりについて、
少しお話させていただきます。

創業1990年靴を作り続けたjbのあゆみ

jb創業者の「靴作りの原点」は、イタリアの「PARMA(パルマ)」という町の北部にある、とある老舗紳士靴メーカーにあります。創業者は若かりし頃、このメーカーを訪れ、大きな衝撃を受けます。一つは、イタリアに文化としてしっかり根付いている、靴作りの技術に対して。もう一つはそこで働く人たちの靴作りに対する真摯な姿勢に対して。この原風景は当時のオーナーの心の底にしっかりと錨を下ろしました。

あのパルマで見たような工場や靴を作りたい!

このような熱い思いを原動力として、オーナーは52歳で神戸の地で独立します。最初はデザインのみ行い、よその工場に靴を作っていただいていたのですが、どうしても思ったような靴ができませんでした。
そこで、「足にやさしく、人に優しい」靴を作るという思いと同時に、憧れていた大自然の中での靴づくりを現実にできる場所も探し始めます。そんな頃、阪神淡路大震災が発生しました。

姫路のタンナーで職人と話す創設者で会長の田村繁幸


 災害の爪痕も生々しく、交通状態も麻痺したままの中、九州から電車を乗り継ぎ、一人の男が米を届けてくれました。「がんばってください。」という言葉とともに。それが、ティックワールドが佐賀県にある自然豊かな温泉町、熊の川に根を下ろすキッカケとなりました。様々な試行錯誤を繰り返しながら、少しずつ、工場の技術レベルは向上していきました。 そして数え切れないくらい多くの靴たちを、今でも作り続けています。

靴工房JUMBOで30年売れ続けている定番商品(1329)


jbのこだわりはやっぱり革。

革の特性を生かした靴づくりを、もう30年近く続けています。
手ざわり、目ざわり、足ざわりが良く、手作り感あふれる温もりのあるブランド。
他ではできない、親しみやすく心地よい靴。
新しいけど、どこか懐かしい。


革の仕上がりをチェックする会長

イタリアのパルマで修行し、52歳でメーカーを立ち上げた後は、フィレンツェ・パリ・ロンドンなどヨーロッパ主要都市にサンプルの買い付けに年2回渡航していた会長。革に関してはもちろん、デザインの細部に至るまでこだわりぬいた靴作りを続けてきました。


そんな Made in SAGAの靴に新しい風を吹き込む、鹿革の靴。

ではなぜ私たちがそれに取り組もうと思ったのか、ご説明していきます。
現在日本の鹿による農作物被害額は、年間60億円。未報告分を入れればおよそ100億円ともいわれています。鹿は爆発的に増え続けており1990年に約40万頭いた鹿が、2015年には約400万頭、わずか四半世紀でその数は10倍にも膨れ上がっているのです。

政府は10年後に頭数の半減を目指しており、その為には年間60万頭は捕獲駆除する必要があるという事です。 鹿が爆発的に増加したのは、古くはオオカミの絶滅に始まり、無計画な乱獲と保護、林業の盛衰、猟師の高齢化、里山の減少、そして地球温暖化・・・。様々な要因が複雑に絡み合っています。


では、駆除されたシカはどうなっているのでしょうか?実はほとんどが廃棄物として山で遺棄されるか、焼却処分されています。ジビエ料理として食べられているのは10%以下。そのお肉の副産物である皮革の利用は1%にも満たないのが現状です。私たちは全ての生き物に役割がある、と考えます。狩られるのであれば、お肉は食べ、その皮は日本の野山が育んだマテリアルとして利用する。

“人の利己的な経済活動により社会問題化した害獣”

を、私たちは靴づくりという微力な営みではありますが、その問題解決の一つの足がかりとなり、解決に向けた横のつながりを構築していこうと考えます。



足に優しく、人に優しく、地球にも優しい

鹿革は牛革と比べてサイズも小さく、とても柔らかく繊細で、さらに野生の鹿はたくましく生きた傷跡があります。これまで商品化に踏みきれなかったのも、量産された革製品に目が慣れてしまっているから・・・

でも。

もともと牛革を柔らかくjb用に特別に鞣してもらうほどソフト感にこだわって靴づくりを続けてきた私たちだからこそ。手ざわり、目ざわり、足触りが良く、手作り感にあふれ温もりある靴を作り続けてきたjbだからこそ。今ここで、鹿革にチャレンジしてみたい。


新ブランド立ち上げ

新ブランドHaki-mon(はきもん)では自然の恵みを余す事なく使う事を考えた商品づくりを目指しています。表面塗装を行えば隠せるキズもあるのですが、本当の革の風合いをお楽しみ頂きたいとの思いからそのほとんどの製品において塗装はせず染めのみのナチュラルな革を使用します。製品には一部キズや吟面の剥がれがございますが大量生産品では出せない、その個性と風合い、エイジングをお楽しみ頂けます。



 






「Haki-mon」(はきもん)

 Ha  ハンドメイド・・・人のぬくもりと匠の技

 Ki  機能・健康・・・「靴」という機能をしっかりと持ったもの。履き心地を追求している靴職人のこだわりを感じさせるものづくり。

 Mo  ものづくり・・・「手」から「手」へ受け継がれ、「手」と「手」を合わせて一つの「特別な日用品」に。

   日本・・・まさに「Made in Japan」の提案として、国内外の方に提案


今までレディースに特化していたjb。新ブランドHaki-monではユニセックスに生まれ変わります。


サイズ23.0~28.0cmまで展開(23.0、24.0、25.0、26.0、27.0、28.0の6サイズ展開)


デザインはシンプルに、長く使えるアイテム。年齢も性別も関係なく履けるものを目指します。


履き心地が良く、足と一体化するような感覚で履けるもの。ただ単に鹿革を使ったというだけでなく、JUMBOで培った靴としての機能を存分に発揮できる1足に。


さらに、鹿革独特のシボ感や柔らかさが生きる靴にしたいと思っています。


靴工房JUMBOの靴はもともとタンニンなめしの革をメインに使用しています。タンニンなめしとは、最も一般的ななめし方法であるなめし材にクロム塩を使用する「クロムなめし」とは真逆のなめし方法です。クロムは短期間ででなめすことで安価になり、また風合いも統一されて綺麗で人気ですが、適切に処理しないと非常に汚染の可能性のある廃棄物が発生します。

 


一方タンニンは、植物の中に含まれる「ポリフェノール化合物」の一種です。身近なもので言うと、お茶の葉や柿、ワインやコーヒーなどもタンニンと言えます。自然の副産物のため環境を汚染することはありません。今回使用する鹿革も、クロムやその他重金属、アルデヒド系薬品を使わずクロムレザー並みの風合いを実現させたポルティラレザーを使用しています。人にも環境にも優しいエコレザーです。


ポルティラレザーについて

プロダクトのご紹介

鹿革の良さは何か?その柔らかさ、繊細さ、柔軟性。そして肌にねっとりと吸い付くようなその肌触りが何よりの魅力と言えます。靴はもちろん、財布やバッグ、手袋などにも使われるほど柔らかく細かい加工ができるのが特徴と言えます。その柔らかさを十分に生かした靴ができないか?軽くてシンプル、普段使いに最適で道具としてそっとあなたに寄り添えるような靴。


靴というのはその時代の生活様式をもっとも反映する「実用品」です。「室内」「屋外」それぞれの環境に適した「履き物」として日々価値観が変化しています。今やビジネスマンさえ、スニーカーが許される時代。この、世界的な変換期の今。「実用品」の代表とも言える靴に、変わらない「特別」を入れて、さらに循環型のモノづくりを身近に体感してもらうことができれば。



私たちは、いわゆるファッションブランドのようなブランディングを目指していません。あくまでも「人間らしさ」や「生活の一部」みたいな感覚を大事にしています。履いてみて気持ちいいこと、快適に過ごせること、靴の存在を忘れて人生を楽しんでもらえるようにどのようにアプローチできるかが、私たちの中で重要なポイントと言えます。


プロダクト誕生までのお話

資材不足、材料の高騰、協力会社の相次ぐ倒産。靴を作りたくても作れない状況がもう2年続いています。工場を休業し、休業補償をもらいながら、店舗を縮小し内製化を行いなんとか応援してくださるお客様に恩返しするために・・・。

そんな苦しい中2年間ですが、工場スタッフ・本社スタッフの誰一人欠けることはありませんでした。みんなの心の中に、また以前のようにたくさんの靴を作りたいという気持ちが、なくなることはなかったのです。

なぜなのか?


休業中に暗い工場の中で機械のメンテナンスをする職人。話を聞くと

「仕事せんと酒のうもうなか」(仕事をしないと、お酒がおいしくない)

「1日ぼーっとして具合のわるーなる」(一日中ぼーっとしていたら具合が悪くなる)

「仕事のなかっちゅうことは、苦しかですよ」(仕事がない、ということは苦しいですよ)

靴職人の仕事。職人という生き方。そこにアッパーがあれば靴にせずにはいられない。頑固でこだわりが強く、完璧主義でものづくりに真っ直ぐなエネルギーを注ぐ。でも最近は体が動きにくく、耳も聞こえにくくなってきた・・・。それでも仕事がしたい。工房に出てきたい。

私たちはそんな真っ直ぐなエネルギーを持つ職人に今からどう頑張ってもなることはできません。でも柔軟なエネルギーで世界を変えることはできる。職人の技を受け継ぎながら、新しい技術を取り入れて、さらに進化していくには・・・

どうしてもこのプロジェクトを成功させたい。

新ブランド立ち上げと、紳士靴への事業拡大に何が必要なのか?

①木型(きがた)


ラストとも言われる靴の要となる木型。現在はプラでできており1台8000円程度。これをサイズ込みで最低15足は作る必要があります。メーカーとして工場を動かすためには、15足以下の靴を作るのはコスト的に至難の技。ここで12万

(ちなみに、現在お店で1足1足のオーダーを受けていますが、これは店舗を運営し出した頃からの名残で、社長の心からのお客様サービスなのです。)


②金型


本底(モールドソール)を作るための型。流しこんで使うタイプ。ワッフルのように上下から熱をいれて型をとります。大掛かりな装置なのですが、実際に靴になると目には見えないものなのでご存じない方も多いのでは。サイズごとに18万×5サイズで90万。


③モールドソール

左が28.0cm、右が23.0cm

レディースのサイズ展開は24.5cmまでが一般的。メンズまで展開するには28cmまでモールドソールを新しく作らねばなりません。上記の金型に流し込む材料を調合するのに、1000足が最小ロットになります。輸送費、加工費などを含めてここで90万


④抜型

革を裁断するための抜き型。クッキーの型のような役割と思ってください。パーツの複雑さや数によっても金額は変わりますが、28センチまで抜き型を作ろうと思ったら20必要になります。吊り込みをするための目印や細かなミスを防ぐ設計、もちろん安全性も考えられた金型です。


⑤クセ付け機

つま先や踵を整形するための道具。通称「バンド」と呼ばれます。機械の調整などに10万。レディースもののサイズ展開用に機械が調整されているため、長年調子を整えてきた職人も28cmのサイズには困り顔。機械のメンテナンスは神戸から専門の職人を呼びます。


⑥鹿革

鹿革というのは小さい上に牛よりも1.6倍の単価。キズやはがれなどを考慮すると、革の75%程度しか製品には使用できません。さらに色をつけると単価に跳ね上がってきます。でも作るからにはいいものを。納得のいくような靴にしたい。鹿革を26枚購入。16万。

ここまでで、合計金額が238万


その他、リターン品・手数料・送料などの経費を考えると72万ほど必要になり、
310万(税込341万)


ここでもう一度、私たちのことをお話しさせてください

2020年、国は私たちを守ってくれないと痛感しました。助成金は未来の借金。自分達で身を立てなければ!止まることはできない。自分達の生きていく道を、今までの財産を生かしながら2年間なんとか守り切ってきました。私たちは以前より、チームとして1つになれたと思います。きっと、外の世界では取り残された人たちもあったことでしょう。


打ち合わせの様子

だけど今、私たちは前を向いています。

一人一人がたくましく生きる力をつけて、今この場に立っています。

苦しい状況の中、スタッフみんなで知恵を絞りながら、お客様に新しいものを提供しようと力を合わせて頑張っています。この笑顔を絶やしたくない。それが今の、素直な気持ちです。

作りたいものはずっと、変わりありません。より気持ちいいもの、暮らしの中の道具。今世の中にあるものと同じではなく、より良いものを作りたい。

富士町の工房は、いつでも工場見学ができるように開放されています。真剣に創っている姿を見せるからこそ伝わるものがあるだろうし、適当なものづくりをしていたらお客さんに見せられません。作り手として仕事のハードルが上がるかもしれませんが、その方がいいと思っています。隠さないといけないような仕事はしたくない。信用が失われやすい世の中で、確かなものづくりの現場を見て知ってもらいたいのです。


ここで私、大石の話も少しだけ。


「平日は靴デザイナー、週末は農家民宿やってます。」

これが最近の私のスタイルになりました。一生懸命生きていたらこんなことになってしまい、そういう生き方をする人もそうそういないだろうと面白がって走り回っています。今までは、靴と民宿がクロスすることはなかったのですが、山に木を植え、畑で土を触るうち不思議に気持ちが落ち着き、もっと根の深い部分をより多くの人と繋がって作り上げていくことに興味が湧いてきました。

・井上岳一  『日本列島回復論』 
・原研哉 『低空飛行』
・ウラジーミル・メグレ『アナスタシア 響き渡るシベリア杉』シリーズ
・映画 「ビッグリトルファーム」

などに影響を受け、古くからの日本の里山文化を継承していくとともに、猪や鹿などの害獣とされる生き物にも、何か役割があるのでは?と考える日々。

ここにしかない風土みたいなもの。ヒトの尊厳や誇りが持続できる新しい価値を創造していくこと。必要なものを少しだけ持ち、長く使って小さく暮らす。これが次世代につながるものづくり、生き方づくりではないでしょうか?

それをするために私が、ここに選ばれて来たと、今は思っています。
バタ狂って笑い転げて、没頭してひらめいて、ドジばかりしては「ドジで死ぬ!」と開き直る。


会長から社長へ、社長から私たちスタッフへ脈々と受け継がれるのは人、ヒト、ひと。田村会長が会社を作り、安藤社長が人を育ててここまでやってきました。

これからは私たちが、自分たちの頭で考え、行動し、柔軟に世界を変えていく番です。


プロジェクト成功までの難関

①鹿革は小さい

鹿革は小さく、牛革の5分の1の大きさしかありません。牛ならば靴が10足できるところを、鹿では2足。さらに、やわらかさのムラや、シボ感のムラもあり左右まったく同じ靴を作ることは至難の業。その特徴を最大に生かす靴にしなければなりません。

②キズが多い

野生の鹿です。たくましく生きた生き様がその皮に刻まれています。それを想えば、どの靴も全く同じものはなく全て一点物と思って愛着を持って欲しいものです。

③柔らかすぎる

鹿革は繊細で柔らかく、とても柔軟性に優れています。ふんわりした風合いと独特のシボが特徴ですが靴に成形するには伸びすぎるという特性も。新ブランドHakimonでは、この柔らかさを生かして引き伸ばしすぎない製法で鹿革の良さをさらに引き出す靴づくりを目指します。


これらの難関を克服して・・・
「軽量化に成功!」

軽い靴になりました!手ざわりもふんわり、空気を含んだような感触。履き心地も何も履いていないような感覚で、足への負担はありません。

鹿革は202.5g


牛革は213gと10.5gも軽量化されました。

歩くための道具だからこそ

ふんわりと心地よく年代も性別も関係なく、思うまま自由に動ける。歩くため(生きるため)のものだから、履き心地にこだわって、革、裁断、縫製、組み立て、販売まで自分達の手で取り組みます。

靴工房JUMBOの靴は、長年「履きやすかもんね~」の声を頂き続けています。「足に優しく、人に優しい」をコンセプトにとにかく履いてすぐの履きやすさ足馴染みの良さ、やわらかさにこだわっています。 道具としての靴。お洋服もそうですが、長く使うものとそうでないもの、違いは何だと思いますか?

 私は心地よさだと思います。

着心地のいいものは、10年でも使い続けますが着心地の悪いものとは、関係が長続きしません。

一番損なもの。

それは使わないものです。

着ない服。

履かない靴。

 

だからJUMBOは履き心地にとことんこだわるのです。心地いい間柄でないと、長くお付き合いできませんから。

たまには¥3000で買える合皮の靴も悪くありません。

 ¥3000の靴を10か月履いたら   ¥300/月

¥15000の靴を5年履いたら    ¥250/月 

¥3000の靴を10か月ずつ、5年買い替えながら履いたら、合計¥18000。

しかも靴のゴミが6足出ることになる。
持続可能な社会を作るために、ゴミを減らし、必要なものを、必要な分だけ。できるだけ長く使って、自分を表すアイコンとしての一つにできるように。



 でも、靴工房JUMBOの靴はなぜこんなに履きやすいのでしょうその答えを、私たち自身明確には見いだせていません。でも、他のものと違う!ってことに気づいた人はどんな「ものづくり」をしているのか知りたくなる。自分で探したくなる。中毒性があり、ループにはまってしまう。そんな面白さがあると思います。

ものづくりは大好きですが、その伝え方が下手で、どうしたらもっと伝わるんだ!と躍起になる時代を経て・・・。私たちは私たちのままで、ここにいればいい、そんな時代が来ると信じています。

(もう少し先まで、がんばって走ってみるつもりです)



リターンのご紹介
5,000円「お名前刻印」

工房にお名前を刻みます。ヌメ革に、刻印をする形でご支援くださった方のお名前を掲示します。工場の職人がいつも見える場所に設置します。職人はご支援者の皆さんと共に仕事をします。どうぞご自分の名前が刻まれた工房に、遊びにいらしてください。私たちの想いを、きっと感じて頂けるはずです。

ヌメ革に刻印をして、工房に掲示します。


10,000円「い草のインソール」

靴工房JUMBOオリジナルのい草インソールです。福岡の、い草を中心としたインテリアなどを展開するイケヒココーポレーション様とのコラボで作りました。汗をかく時期、足裏をサラサラに保ちたい!従来の合皮だとエコじゃないし、自然の風合いを生かした新しいインソールはないか?と探したところ、イケヒコさんと出会いました。スニーカーに入れると足の臭いを抑え、さらに調湿効果で足の汗を吸い取って靴の中を快適に保ってくれます。取り外し可能なので、いろいろな靴に入れ替えて使用できます。

ブルー・イエロー・レッド・ピンクの4色

レディース S,M, L


10,000円「レザー巾着」

靴工房JUMBOのソフトでカラフルな革を使った可愛い巾着。ちょうどスマートフォンが入る程度のサイズです。(縦17.5cm✖️横13cm)天然皮革独特の風合いで使い込むうちに柔らかく馴染んできます。裏張りなどはしていないので色落ちは避けられません。巾着の紐は長めに設定しています(靴紐を使用しています!)到着後、ご自分の使いやすい長さに調節可能です。

ブルー・ピンク・イエローの3色。


30,000円 「靴工房JUMBOオンラインストアで使えるクーポン10,000円分」

靴工房JUMBOのオンラインストアで使えるクーポンを1,0000円分差し上げます。  JUMBOの靴を知っている方も,知らない方も,ぜひこの機会にご利用ください。サイズに不安がある場合でも、サイズ交換を1回まで無料で行っています。



50,000円「鹿革で作ったスニーカー(製作期間 確定後から3か月)」

今回のプロジェクトで開発する鹿革のお靴を,誰よりも早くお届けします!今までのJUMBOの靴よりさらに柔らかく,軽く仕上げました。そして革好きにはたまらない独特の風合いを楽しんでいただけます。デザインは↓のスリッポンとカジュアルブーツ、スニーカーの2デザインを予定。(スニーカーデザインは製作風景を経過報告でご案内!)

鹿革を使ったふんわりと優しい履き心地のスリッポン

鹿革で作るアウトステッチのカジュアルブーツ(写真はイメージです。)



100,000円 「自分だけのカスタムオーダーシューズ製作!」

靴工房 JUMBOのお靴のデザインの中から,カスタムであなただけの1足を作ります!(カスタムオーダーの流れ)→①靴工房JUMBOの靴の中からデザインを選んでください。②ご希望の色の革のカットをご確認いただきます。③製作期間3ヶ月④納品!
あなただけの1足を作り上げるお手伝いをいたします!メールでやり取りしながら一緒に作り上げましょう!

今お店にあるデザイン(オンラインストアも可)の中からお選びいただけます。




製品情報・仕様

ブランド Haki-mon(はきもん)

[サイズ展開]

23cm、24cm、25cm、26cm、27cm、28cm (6サイズ)

[ワイズ]

3E相当

[梱包形態]

個別箱入り(リサイクルボックスを使用)



メディア掲載



会社・チームの紹介

「会長、社長の靴奮戦記ブログ」

これを読むと、私たちの会長と社長のことがよくわかってもらえます。この、会長と社長の物語は、2021年の暮れから安藤社長がブログにつづり始め、誰よりもスタッフが一番喜んだ読み物でした。 

①「九州女は気が強いからなぁ」
②「これからは女の時代がくる!」
③「説教しとるんやないんや!」
④「何しとんや。ウチの仕事でもせぇ」
⑤「ウチには来るな!お前のタメにならん」
⑥「よう食うなぁ。遠慮はないんか」
⑦「こういう時だからこそ、必要なんや」
⑧「佐賀に決めた」
⑨「ウチに来たかったら、社長と専務を説得せぇ!」
⑩「ヨーロッパ、一人で行って来いや」
⑪「ジャンボをいじめるな」
⑫「とにかくソフトや。柔らかい靴を作れ!」
⑬「これじゃダメや!俺がヨーロッパに行ってくる」
⑭「これから佐賀に行って、店舗管理せぇ」
⑮「俺が何も知らんと思うんか」
⑯「俺が悪かった!」 

 

会長から社長にバトンが渡され、私たちは安藤社長のもと、新しい時代を作らなければなりません。

創業者 代表取締役会長 田村繁幸

取締役社長 安藤眞弓












デザイナー 大石絢子

職人たち。

みんないい笑顔です。この笑顔を絶やしたくない。


最後に・・・・

朝になると、工房に職人たちが現れます。朝6:30から作業している職人も。
機械や道具のメンテナンスをしたり、コーヒーを飲んだり、段取りの確認をしたり。
定時になると、作業はどこからともなく始まります。機械の音、ハンマーの音、アイロンの音。お姉様たちの笑い声。
企画スタッフが言う無理難題にも、怒りながら必ず応えてくれます。きちんとした仕事をしないと、気がすまないからです。職人として誇りをもって仕事をしています。おかげさまでJUMBOを訪れるお客様に「JUMBOさんの靴じゃないと!」とか「ここの靴はホンによかもんね~」などの評価を頂いています。

今、私たちはかつてないほどに危機的状況にあります。

パンデミック後の再起動を起こす時が来ています。私たちは、お客様とのコミュニケーションを密にするファクトリーブランドとして生まれ変わります。

職人たちのまっすぐなパワーと、若いスタッフの柔軟なエネルギー、そして皆様のご支援が必要です。

どうか、佐賀の靴工房を存続させるためのお力をお貸しください。

必ず、皆様のご期待に沿う仕事ぶりをご覧いただけることをお約束します。



<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。リターンのデザインが変更になる可能性があります。メールでご相談させていただきます。

  • 2022/07/07 13:20

    とにかく柔らかく、軽く、足にすいつくような履き心地。手に取って頂くと、より分かります。クラウドファンディングでご支援いただいた皆様本当にありがとうございます。これからご支援を検討中の方も本当にありがとうございます!クラウドファンディングで集まったお金でこれを量産する装備を整えます。もしすべての...

  • 2022/06/23 11:50

    鹿革の黒が今日届きます・・・黒のスニーカー、白のスリッポンを作ります!どんなデザインになるか楽しみですね!乞うご期待!

  • 2022/06/22 17:37

    誰もいな工場に、靴の音が響いたら。職人の登場です。職人 「こい、なんな?(これは、何?)大石「クラウドファンディングで支援してくれた人たちの名前ば刻印したです」職人 「だいでん、よか人達ない。(みんな、良い人たちだね)」嬉しそう( *´艸`)皆さんのご支援、工場の職人さん達も喜んでいます!本当...

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください