◆ ごあいさつ

初めまして、中村恒瑛(なかむらひさえ)と申します。

山口県防府市の縁小屋・株式会社FPオフィス縁の代表をしています。経理経験45年・消費生活相談員8年。55歳でファイナンシャルプランナー(CFP)を取得し、現在71歳。ファイナンシャル・プランナーの視点やその他の経験から、皆様のより良い人生を応援してきました。

実母や親戚の死をきっかけに、大切な人の「死に方」と残されるものの「在り方」について深く考えるようになり、終活・エンディング関連セミナーにもこれまで14年ほど登壇してきました。また、2022年5月には山口新聞様に終活に関するエッセーを寄稿させていただきました。(プロフィール詳細は本文最後をご覧ください)

この度、まだまだ死を意識しない元気なときに「死に方」という人生最大の決断について考え、大切な人とコミュニケーションをとるためのツール「ありがとうノート®︎」(商標登録第6372768号・実用新案登録第3236874号)を開発しました。このツールを使ってひと組でも多くの親子が明るくオープンに、建設的に楽しく…まるで「次の旅行どこに行く?」という感覚で”旅立ち”について対話ができるよう、クラウドファンディングに挑戦いたします!

ありがとうノートのイメージ画像。『「ありがとう」の気持ちで渡す、書く、そして話す』



◆ 「ありがとうノート」をきっかけにして、「死」について明るくオープンに対話できる親子関係を日本全国に広めたい!

「気がつけば親も歳を取ってきた…いつまでも元気でいてほしい、まだまだ”旅立ち”の日は遠いだろう。でも万が一のときのために、いろいろちゃんと聞いておきたい…。」このようなことが心によぎったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

「終活」という言葉が当たり前に認知されるようになった昨今でも、親が死ぬことについて具体的に考える・ましてや親子でオープンに語り合うということは、なかなかやりにくいのが現状です。一方で、多くの親は「死ぬときに子どもに迷惑を掛けたくない」と考えています。

ちゃんと話を聞いておきたい子と、迷惑をかけたくない親。両者の間には「話しづらい・今じゃなくてもいい」という深い谷があります。この谷に橋を掛け、オープンに、且つ「次の旅行どこに行く?」くらいの気軽さとワクワク感で「死」について語れる社会にしたい…!私はそのような思いで、「死」に関する意思を書き、さらにコミュニケーションを取るためのツール「ありがとうノート」を開発しました。

親と「死」について話しづらいという気持ちを抱いている方、「死」を暗く悲しいことではなく、むしろ明るく建設的な楽しい話として親と対話したい方、ぜひありがとうノートを手に取ってみてください。そんなあなたのお役に立ちたいです。

イメージ画像。『渡して、書いて、話して』コミュニケーション



◆ 「ありがとうノート」とは

「ありがとうノート」は、全く新しいエンディングノートです。一般的なエンディングノートは必要事項を網羅的に書く書類のようなものが多いですが、このありがとうノートはまずは想いを書く…いわば「手紙」のようなエンディングノートです。記入項目は、想いの「心」に関することと、延命治療や葬儀など「体」に関することに絞っています。

まず自分の想いを書くことで、モチベーションが高まり、さらに項目が厳選されているので、必要なことを書き切れる構成になっています。

ありがとうノートの記入項目一覧。「ありがとうの手紙 」「告知・手術・延命治療」「献体・臓器提供」「葬儀」 「名簿・連絡網 」「その他,家族に伝えておきたい大切なこと」


コミュニケーションツールとして、「旅立ちの日」が具体的になる前に活用できる!

ありがとうノートは「旅立ちの日」が具体的に近づいてくるもっと前、つまり『平時』にご記入いただくことを想定しています。元気で判断能力のあるうちに、プレゼントするあるいは自分で記入することで、親も子も、必ず来るその日のことを希望を持って考えることができます。そしてそのプロセスの中で、コミュニケーションが生まれ、だんだんと旅立ちに関する覚悟も決まってきます。


ありがとうが循環するイメージ図。子世代から親世代に向けてメッセージを書く、プレゼントとして渡す。親世代から子世代に、思いを綴る、託す。そしてそれらの間には、話すというコミュニケーションが生まれる。

プレゼントする方はメッセージを書き添え渡し、記入者は思いを綴り託す…その間に、ありがとうという感謝の気持ちでつながるコミュニケーションのサイクルを生み出します。


複写で副本を作り渡せるから「どこにいった?!」の心配がない

ありがとうノートの大きな特徴の一つに「複写になっている」点が挙げられます。

ページに記入したら複写を切り離し、セットに含まれる副本表紙に綴じて、旅立つ人と旅立ちをサポートする人とで共有します。そうすることで、副本に書かれたことについてお互いに話すチャンスが訪れます。また、副本を事前に渡しておくことで、エンディングノートが必要となったときに「確か書いていたはずなのに見当たらない…?!」という事態も避けることもできます。

複写したものを渡してしまったら、書き直せないのでは?と感じた方、鋭いですね。でもそれを逆手に取って、ぜひ「内容を更新した?」「更新したよ!」と連絡を取り合って欲しいのです。そうするとそこにはコミュニケーションが生まれ、最初の記入時の1回きりではなく、また対話が始まります。

複写のイメージ図。『複写で簡単に副本を作成・共有できる』


説明書きは、記入者に寄り添う開発者からの「手紙」

記入項目の説明は、開発者中村からの「手紙」として書き手に語りかけるような内容になっています。近しい人の旅立ちに立ち会ったことがない方にはなかなかイメージの湧きにくい「そのとき」。読み進めるうちに具体的なイメージが湧き、なぜこの項目を書く必要があるのかを納得して書き進められる構成です。書き切るための伴走者がそこに居るかのように感じていただけます。

説明部分のイメージ図。『記入欄の説明は、制作者中村から書き手に向けた「手紙」』


ありがとうの気持ちが伝わる、特別なデザイン

今回このありがとうノートのデザインのために、作家さんに可愛らしい和紙の花をお作りいただきました。山口県徳地の名産「徳地和紙」を用いています。この花の写真を、表紙だけでなくページにもあしらいました。

金色の箔押しした箱と合わせて、プレゼントに相応しいデザイン・飾っておきたくなるデザインに仕上げました。渡す側からは“想いが詰まった花束”、書く側からは“想いが詰まった手紙”のように感じていただけたなら、大変嬉しいです。

ありがとうノートの表紙のイメージ図。『山口県徳地和紙で特別に作った花を撮影、プレゼントに相応しい美しいデザイン』


プレゼントして書いてもらう、書いたものをプレゼントする

このありがとうノートを、古希や還暦そしてお誕生日などの記念日に、どうぞあなたのメッセージも箱に入れてお渡しください。やっぱり渡しづらいときは「クラウドファンディングで買っちゃったから受け取って!」と、ぜひ”言い訳”も添えてくださいね。

またご自身でご記入いただいた方は、その副本を大切な方にプレゼントしてください。大切な方とのコミュニケーションツールとして、あらゆる立場からご利用いただけます。




財産など「物」の記載は「こころがけ帖」

ありがとうノートで、親の終活への心に火がついたら、きっと「財産などのことも書いておかなくちゃ!」という気持ちが芋づる式に出てくると思います。そしたら、現在開発中でリターンに同封される「こころがけ帖」をご利用ください。

これは、通帳や保険、各種パスワードなどを記録しておけるリフィルです。必要なものだけを記入し、ファイリングします。死後に役立つだけでなく、日頃の家計の見直しや情報整理にも役立ちます。

ありがとうノートとこころがけ帖の役割分担のイメージ。ありがとうノートは、心と体に関すること。具体的には家族に向けた『手紙』や延命治療に関することなど。こころがけ帖は財産などの物に関することを記述する。

開発中のこころがけ帖のラフデザイン。二穴のA4リフィルを検討中です。デザイン等は変更の可能性があることをご了承ください。



◆ ありがとうノート誕生のストーリー

さて、ここで少しこの「ありがとうノート」が誕生した経緯をお話しさせていただきます。もし宜しければ少しお付き合いください。

今から十数年前、当時80代の一人暮らしの母に、私はあるエンディングノートを渡しました。時を経て母は93歳、延命治療の選択が必要となる日が訪れました。そしてエンディングノートを見てみると、ただの1行たりとも書かれていない状態でした。

時は遡りそれよりももっと前、私は、未成年者である子に親の最期の選択を求める…そんな現場に直面したことがあります。その時「むごすぎる」と強く感じ、最期の決断は自らがするべきであると考えていました。その経験から、子である私が母の最期の決断をすることは、どんな結論を出そうと、後悔として残るだろうと考えていました。

結局私は病床に伏している母のところへエンディングノートを持参し、直接母の想いを聴き、母の想いを綴ることができました。それは至福の時間でした。その時間があったからこそ、母も私も最期のときを迎える覚悟もできたと思います。

制作者中村と生前の母のツーショット写真。優しく微笑んでいる。『母との最期の関わりの中で…』』


母はなぜエンディングノートを書いていなかったのか。それは「書けないノート」だったのではないか?ということです。そう考えた私は、誰にでも書けるノートを作ろうと考え、試行錯誤のうえ出来上がったのがこの「ありがとうノート」です。

人はこの世に生を受けたら、いつか必ず死を迎えます。死がまだまだ現実的でない常日頃から心の準備をしていれば、”旅立ちの日”はもしかしたら悲しみの涙よりも穏やかな笑いに包まれているかもしれません。そのようにしたければ、できるのです。したいと決めたなら、そのように生きていけると私は信じています。

 


◆ 製品情報・仕様(リターン1セットに含まれるもの)

ありがとうノート

  • A4縦・上質紙・リング製本

  • 全18ページ(表、裏表紙含む。内、記入8ページ(複写:上部ミシン目入り))

  • 表・裏表紙カラ-印刷、左記以外モノクロ印刷

副本表紙

  • A3二つ折り・上質紙

  • 外面カラー印刷、内面モノクロ印刷

説明書

  • A5・化粧断裁

  • モノクロ印刷

  • 貼箱(フタ天面に箔押し)

  • サイズ:220×300×15mm(底内寸)

こころがけ帖

  • A4サイズ・20枚程度・モノクロ印刷を予定(現在開発中)


※ レターパック等で梱包材に包みお送りします(セット数により、発送方法が異なります)。


本セットに含まれるものと梱包のイメージ。1セットには、ノート・箱・副本表紙・説明書・こころがけ帖の5点が含まれる。梱包については、箱を梱包材でくるむ。冊数が少ない場合はレターパックで発送される。



◆ リターンのご紹介

クラウドファンディングでは、「ありがとうノート+こころがけ帖」のセットを先行販売としてお得にご購入いただけます(通常価格は1セット3670円(税・送料込み)予定)。

リターンの組み合わせ方は、特割・早割・60分相談付きのプレミアムの3種類と、1セット・2セット・3セットの組み合わせで選べる。


早めにお申し込みいただくほどお得になるよう、『特割』、『早割』の各割引セットをご準備させていただいております。1セットか2セットまたは3セットからお選びください。

また、ノートのセットに加えて、ファイナンシャルプランナーの中村本人に直接終活の相談ができる『プレミアム』もご用意しております(有効期限:2023年1月31日)。通常のコンサルティングと比較し、お得に相談をすることができます。この機会にぜひご利用ください。


『プレミアム』終活相談(コンサルティング)の例

  • ありがとうノートの書き方

  • 相続、財産、保険等 終活全般に関する相談

お客様の課題への直接的な回答だけでなく、背景や相談内容以外の条件なども合わせたトータルの状況の中からベストな道を一緒に見出します。「困っているのだけど、何に困っているか分からない!」という場合も、どうぞお気軽にお話しください。

相談者ご自身と共に考え行動していただき、物事が良い方向に変わっていく実感をお持ちいただくことを大切にしています。

リターン比較一覧。各組み合わせの価格や利用シーンのご提案。親・自分・友人へのプレゼントなど。


 

◆ このノートを活用していただきたい方
  • 死に対する自分の意思を書き残したいと思っている人

  • 死に対する大事な人の意思を書いてほしいと思っている家族

  • エンディングノートを気になるけど、なかなか買う気にまではならないと思っている人

  • 自分の死に関して後悔はしたくないと思う人

  • 自分の死に関して後悔をしてほしくないと思う人

  • 気持ちをポジティブにして、エンディングノートを書きたいと思う人



◆ メッセージ

いつかは、そして必ずやってくる大切な人とのお別れ。その時に後悔しないようにするためには、「どう死にたいか?」について親とコミュニケーションを取り、後悔しないように行動することが大事ではないでしょうか。ありがとうノートを、ぜひそのきっかけに使ってください。

病気になってからではなく、高齢になって判断力が落ちてからではなく、何気ない日常や記念日にぜひ、語らってください。

もしあなたの不安や悩みがこの「ありがとうノート」を使うことで、消えたり小さくなったなら…心から嬉しいです。そしてそのような方がどんどん増えたら、社会全体が変わると思います。いつかは、このノートがなくても、死についてオープンに・ポジティブに・普通に語れる社会ができていることを願っています!

写真。微笑む中村。




◆ これまでの活動と、今後の実行スケジュール

「ありがとうノート」は印刷中、「こころがけ帖」は開発中です。開発の様子は活動報告にてご報告いたします。お楽しみに!

クラウドファンディング終了後は、「こころがけ帖」も含めた「ありがとうノート」セットを順次発送いたします。

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  • 2018年08月頃:ありがとうノートの構想を始める

  • 2021年10月:ありがとうノートの開発を開始

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  • 2022年04月:こころがけ帖の開発を開始

  • 2022年05月:クラウドファンディング開始

  • 2022年07月:クラウドファンディング終了

  • 2022年07月:こころがけ帖の開発・生産を完了予定

  • 2022年8月初旬より:リターン送付

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  • 2022年08月頃:BASEやAmazonなどでの一般販売開始(予定)



◆ 資金の使い道

ご支援いただいた資金は、次の通り使わせていただきます。

  • デザイン費

  • 印刷費

  • 広告宣伝費

  • 送料

  • 人件費

  • CAMPFIRE様への手数料支払い





◆ 制作者プロフィール

中村恒瑛(なかむらひさえ)

山口県防府市千日生まれ。55歳でファイナンシャルプランナー(CFP)を取得。

消費生活相談員や県金融広報アドバイザー、経理アドバイザーを務め、「2011年度金融知識普及功績者」(金融庁・日本銀行)として表彰される。

 

2013年、相談事務所「縁小屋」を開設

2016年、法人化して「株式会社FPオフィス縁」を設立。

2019年、「2018年度ベスト消費者サポーター章」(消費者庁)を授章。


現在

日本FP協会会員

山口県 YYターンコンシェルジュ(移住相談)

マイアドバイザー会員

2022年、山口新聞エッセー寄稿:「親の終活」を進めよう


写真。山口新聞掲載のエッセー。

(山口新聞様の許可を得て掲載)

中村の事業の案内。年金・移住・終活・家計全般の相談を受け付けています。

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<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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