はじめに

こんにちは、認定NPO法人リヴォルヴ学校教育研究所です!
私たちは、2000年に活動を開始して以来 20年以上にわたり、様々な理由で学校に行かない子どもたち、学習につまずきがちな子どもたちの学びと育ちの場を運営し続けてきました。

まわりと「ちがう」と言われる子にも、ほんの少し接し方や環境を変えれば、思わぬ力を発揮する様子を見て、子どもたち一人ひとりの学びの個性を大事にする実践の中で、教材を生み出してきました。

【参考】むすびつくば 視察・研修の方向けページ
https://www.musubitsukuba.com/shisatsu-kensyu

子どもたちが中学卒業までに学ぶ単語数は、ずっと「900語程度」でした。それが2012年度には「1200語程度」、2021年度には小学校に前倒しされた語も含めて「2200~2500語」になっています。

それだけが不登校が急増している原因ではないと思いますが、近年、「勉強がわからない」特に「英語の授業についていけない」という声が多くなっているのは確かです。

私たちは、英単語の読み方や成り立ちに気づきをうながし、自ら学びとる力を育てることを目的とした超入門者向け「はじめてのえいたんごカレンダー」という教材を開発・普及させることによって、子どもたちが楽しく英語を学べる環境の一助になればと、このクラウドファンディングに取り組むこととしました。

★「はじめてのえいたんごカレンダー」リソグラフ印刷版 12か月分 A3 両面1枚 & WEB版 A4両面2枚 イメージ

私たちは、就労支援とともにリソグラフ印刷スペースを展開している「えんすい舎」さんの協力を得て、


 ① Web上でカレンダーと音声を無償公開
 ② 希望する学校に、まずは3,000部を目途に、児童生徒数分を印刷してお届け
 ③ さらに資金が確保できれば 準拠アプリを開発

などを実施します。


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んばれない子には、がんばれない理由がある

私たちが出会った子どもたちの中には、数学では100点を取るのに英語は実質0点という子もいました。

そんな彼ら彼女らに、「やればできるのに、なぜ、がんばらないんだ」と言う人もいます。けれど、たくさんの子どもたちを見てきて言えることは、英語に限らず、もともと学ぶことが嫌いな子はいないということです。

がんばれない子には、それなりの理由があるということです。


簡単そうで難しいアルファベット・音の足し算

アルファベットはたったの 26 文字、ひらがなと比べても簡単そうにも思えます。しかしアルファベットはシンプルだからこそ、b / d / p / q など形の似た文字の区別で混乱する子もいます。

*    どちらを向いていようが カメ は カメ、どれも同じ(?)カメかもしれませんが、これがアルファベットになると違います。

h + at は hat 、 hit – h は it ですが、このような「音の足し算・引き算」に困難を示す子もいます。
数学や理科、芸術面などで素晴らしい可能性を見せる子が、このあたりで大きくつまずくことも少なくありません。

中学卒業までに学ぶ単語数は「2200~2500語」に!

 「詰め込み教育」の時代でも、中学卒業までに学ぶ単語数は「900語程度」でした。それが2012年度の学習指導要領改訂では「1200語程度」に、さらに2021年度には「1600~1800語程度」となっています。そこに小学校に前倒しされた「600~700語」を加えると、中学卒業までに「聞いたり読んだりして意味を理解できる」または「話したり書いたりして表現できる」ようにとされている語は「2200~2500語」にもなります。

 しかも、子どもたちが「どこに、なぜ、どのような難しさを感じているのか」については十分にかえりみられることがないまま、IT技術が導入されはしたものの指導法そのものは昭和以前の昔と変わらず「繰り返し練習しなさい」と子どもたちに努力と暗記を強いるばかりです。

2012年を境に増加に転じた不登校

 少しずつ減少していた不登校児童生徒数も、2012年度には増加に転じています。
 2020年度の文部科学省調査によれば、小・中学校における長期欠席者のうち,不登校児童生徒数は196,127人(前年度181,272人)であり,児童生徒 1,000人当たりの不登校児童生徒数は20.5人(前年度18.8人)。不登校児童生徒数は8年連続で増加し,過去最多となっています。 


出典:文部科学省 令和2年度 児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果の概要
 

 本人の「無気力」やコロナ禍にその原因を求める傾向もありますが、「無気力」は結果であって原因ではありません。

 さまざまな要因が複雑に重なり合っていることは確かですが、近年多くなっているのが「勉強がわからない」特に「英語の授業についていけない」という声です。

  令和2年度に文部科学省が不登校児童生徒に対して行った実態調査でも、「最初に行きづらいと感じ始めたきっかけ」(複数回答)について「勉強がわからない」と答えた小学生は22.0%、中学生は27.6%でした。さらに「最初のきっかけとは別の学校に行きづらくなる理由」(複数回答)については「勉強が分からない」(小学生31.4%、中学生41.8%)が最も高い割合でした。

出典:文部科学省 令和2年度 不登校児童生徒の実態調査 結果の概要


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英語はたのしい!おもしろい!

 今回のプロジェクトでは、これまでの実践の成果を次のような方法で学校などの教育現場にフィードバックすることで、子どもたちが楽しく英語の読み書きを学べるお手伝いをしたいと思います。


① 苦手をなくして得意をのばす「はじめてのえいたんごカレンダー」を作成して無料配布

★「はじめてのえいたんごカレンダー」リソグラフ印刷版 12か月分 A3 両面1枚 & WEB版 A4両面2枚 イメージ

 現代の子どもたちは、暮らしの中でたくさんの英単語にふれています。少ない子でも1,000語、多い子なら 3,000語以上にもなるその知識を生かすコツをつかめば、語彙を増やすことはそれほど難しくはありません。

 「英単語の読み方や成り立ちに気づきをうながし、自ら学びとる力を育てる」ことを目的とした超入門者向け「はじめてのえいたんごカレンダー」を作成して、Web上で公開するほか、まずは3,000部を上限に、希望する学校に、児童数分を印刷してお届けします。

※ 英単語は「音の足し算」によって成り立っています。例えば w + in は win、ここに g を加えれば wing 、tea + m = team ですが最初と最後の文字を入れ替えれば meat になります。

※ partは「部分」、departmentは「分けられたもの」、「音の足し算」に慣れ、すでに知っていることを生かせるようになれば、ほんの少しの練習でも、無理に暗記をしなくても簡単に語彙が増やせるようになります。

※ 今年も「2023年 RISE English Course 英単語カレンダー」を10月下旬に発売します。

<「RISE English Course 英単語カレンダー」をお使いの方から寄せられている声>

★ 1つの単語でつまずいても、前後の読める単語から文字の並びが同じ所を見つけ、読めない単語に当てはめると、読めなかった単語も読めるようになりました。 (高校生・女性)
★ 長文を読んでいる時にわからない単語が出てきても、単語を部分に分けることで大まかな意味を理解できます。これで私は英検二級をとることができました。 (高校生・男性)
★ 私は正直英語が得意ではありません。山のようにある英単語もなかなか頭に入らない・・・。今まで英単語をひとつひとつ丸暗記しては忘れて・・・の繰り返しでした。でも、このカレンダーを使い始めてからは、それぞれの単語を関連づけて学習するため、単語が頭に定着しやすいような気がします。 単語配列は、他にはない独自のもので驚かされますので必見です!( 30代会社員・女性)
★ お兄ちゃんのために買いましたが、妹もいっしょに単語を読み始めました。いくら練習しても書けなかった息子でしたが、読めるようになったらいつのまにか書けるようにもなりました。(40代主婦・女性)
★ 英語は大嫌いと言っていた生徒たちが、なぜかこれだけは手にとって、「なるほど!」と言いながら読んでいます。(50代高校教師・女性)
★ こんな覚え方があったとは…。若いころにこれに出会えていたら!(60代・男性)


② 「はじめてのえいたんごカレンダー」に掲載された英単語の音声など 準拠教材を作成して無料配布

 「目からの情報(視覚情報)」に強い子もいれば「耳からの情報(聴覚情報)に強い子もいます。その他、文字(言葉)によるヒントや絵からのヒントなど、その子の強みを生かしながら苦手をふせぐ手立てを準拠教材にして、オンライン上で無料公開します。ご支援いただける金額に応じて、教材のバリエーションを増やすことができます。

※ 例えば b / d を混同してしまう子には、イラストのようにして、左手から b / c / d として覚えるようにします。右利きの子なら、左手をbの形にしてひざの上においておくのも方法です。聴覚情報に強い子には「d は c を書いて、2階から縦棒」など言葉によるヒントを添えるのも有効です。

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資金の使い道

・「はじめてのえいたんごカレンダー」Web版/印刷版 制作・デザイン料 12万円
・「はじめてのえいたんごカレンダー」 リソグラフ印刷費:約8万円
・「はじめてのえいたんごカレンダー」付属教材作成費:約10万円
・広報費:約6万円
・リターン発送費:約7万円
・手数料その他雑費:約7万円


実施スケジュール

ープロジェクト自体の実施スケジュール

10月上旬   「はじめてのえいたんごカレンダー」英単語リスト作成 
      「はじめてのえいたんごカレンダー」デザイン
10月~11月  単語音声の録音
11月中旬  「はじめてのえいたんごカレンダー」印刷     
11月下旬  クラウドファンディング終了
12月上旬      リターン発送
      WEBページでカレンダーと音声を公開

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

リターン

① お礼のメール 1,000円 
リターンが不要という向けに、心を込めてお礼のメッセージをお送りします!

②【先着30名限定】「はじめてのえいたんごカレンダー」 1,200円
リソグラフ印刷の「えいたんごカレンダー」(12か月分・A3・1枚両面)1部 をお届けします!
ご自宅の冷蔵庫、トイレ、壁面などに貼ってお楽しみください♪

③「はじめてのえいたんごカレンダー」 1,500円
リソグラフ印刷の「えいたんごカレンダー」(12か月分・A3・1枚両面)1部 をお届けします!
ご自宅の冷蔵庫、トイレ、壁面などに貼ってお楽しみください♪

④「はじめてのえいたんごカレンダー」+「RISE English Course 英単語カレンダー2023」   3,000円
リソグラフ印刷の「えいたんごカレンダー」(12か月分・A3・1枚両面)1部 とともに、今年度10月中に新発売の「2023年1月スタート版 RISE English Course 英単語カレンダー」(365単語×3コース・税込定価1,222円)をお届けします!ご自宅の冷蔵庫、トイレ、壁面などに貼ってお楽しみください♪

⑤「はじめてのえいたんごカレンダー」+「千年一日珈琲焙煎所さんの珈琲豆(粉) 100g」   3,000円
リソグラフ印刷の「えいたんごカレンダー」(12か月分・A3・1枚両面)1部 とともに、千年一日珈琲焙煎所さんの珈琲豆(粉) 100gパッケージをお届けします!
※珈琲豆(粉)は、エチオピア(浅煎)、グアテマラ(中煎)、インドネシア(深煎) の3種類から選べます!

⑥「はじめてのえいたんごカレンダー」+「えんすい舎×リヴォルヴ企画 リソグラフ体験」 10,000円
リソグラフ印刷の「えいたんごカレンダー」(12か月分・A3・1枚両面)1部 とともに、えんすい舎さんでのリソグラフ体験ワークショップへの参加券をお届けします。好きな原稿をその場でつくって、リソグラフ印刷の体験ができます!

⑦【5名限定】「はじめてのえいたんごカレンダー」+「タイムフリー講座」+「オンライン講座」 20,000円
小学4年生~大人まで 開発者による個別のオンライン講座セットです。

⑧【2団体限定】「はじめてのえいたんごカレンダー」+「タイムフリー講座」+「オンライン講座」 50,000円
小学4年生~大人まで 開発者によるグループ向けオンライン講座のセットです。

チーム

(左上)えんすい舎 デザイナー 小林さん (左下)えんすい舎 マネージャー 猪瀬さん
(右上)リヴォルヴ学校教育研究所スタッフ 早見 (右下)リヴォルヴ学校教育研究所スタッフ 松井

今回の企画は、つくば市でリソグラフ印刷スペースを展開している「えんすい舎」さんに、デザインや印刷をお願いして実現しました!「えんすい舎」さんの「リソグラフ印刷」の魅力については、この後 プロジェクトの中で紹介していきます♪

皆さま、私たちのプロジェクトにご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。


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ホームページ:http://rise.gr.jp
facebookページ:https://www.facebook.com/NPO.RISE/
Twitter:https://twitter.com/RISE_tsukuba

設立:2000年7月
理事長:小野村哲
所在地:茨城県つくば市
事業内容:不登校児童生徒学習支援事業(つくば市委託事業)/研修・ワークショップ事業/学校地域連携事業/教材開発販売事業/被災地支援事業

  • 2024/02/10 09:00

    ご支援をいただいている皆様へ昨日もお知らせしておりました 移転に要する資金を補充するためのクラウドファンディングについて、本日 2/10(土)よりサイトが公開となりましたのでお知らせします。+‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥+クラウドファンディング 2024年2月10日~4月10日...

  • 2024/02/09 17:02

    今春、私たちは、つくばセンタービル1F「co-en」(つくば駅から徒歩3分)に【むすびつくばライズ学園✕市民大学+リブラリウム(コミュニティ・ライブラリー)】を開設します。2000年11月以来、私たちは不登校やLDなどといわれる状態にある子どもたちの学びと育ちをサポートしてきました。2020年...

  • 2023/12/01 17:29

    今年も残すところ後ひと月となりました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。リヴォルヴ学校教育研究所では、不登校やLDといわれる状態にある子どもたちの支援活動に取り組んでいます。今年は、「むすびつくばライズ学園」に 文部科学省 初等中等教育局 や 東京都 子供政策連携室 からも訪問を受けました。忙...

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