◆はじめに・ご挨拶

こんにちは!私たちは小笠原流煎茶道を嗜む学生団体 清風会です。

煎茶道とは、急須等を用いて煎茶や玉露などの茶葉を用いる茶道です。

私たち清風会の活動目的は、若い人に日本の伝統文化の素晴らしさを知ってもらうこと・日本文化を継承することです。

普段は日本文化の街・京都からイベントなどを通して和の精神を発信しています。

公式Instagram @seifukai_gyoku )


煎茶道のお茶会の他にも、幼稚園での煎茶ワークショップや伝統文化×現代文化のイベントなど多岐に渡る活動を通して、様々な分野から伝統文化の継承へのアプローチを試みています。

しかし、近年はコロナウイルスの影響で思うように活動ができず、企画の中止・縮小などを余儀なくされてきました。コロナ禍においてもどうにか伝統の発信や体験型の企画を行うことはできないだろうか、という考えのもと生まれたのがこのクラウドファンディングです。

お茶について知ってもらい、美味しいお茶と共に日本の文化を体感していただきたい。

このクラウドファンディングがより多くの人に日本の伝統の良さを体感し、安らぎを感じていただける機会になることを願っています。


◆プロジェクト立ち上げの背景・目標

昨年度、お世話になっている茶農園の方とお話ししたことをきっかけに茶業では価格の低迷による収入減が問題になっていることを知りました。

古くから日本人の生活に深く根付いたお茶。

それにも関わらず、私たちは茶業に危機が訪れていることを初めて知りました。

日本で生産されているお茶のほとんどは、国内で消費されています。つまり、茶業の危機を挽回するには他でもない日本人がお茶に触れ、その魅力に気づくことが重要です。


そこで私たちは、

・日本のお茶の素晴らしさを改めて感じてもらうこと。

・お茶の付加価値形成と同時にお茶の魅力を世の中に発信すること

を目的としてクラウドファンディングを立ち上げました。

今年度は、毎日お茶を嗜み、SNSでその魅力を発信しておられる京都府和束町にある細井農園の細井堅太様にご協力いただき、活動していきます。


◆和束町のご紹介

今回皆様にお届けするのは、宇治茶の出産地である京都府和束町の茶葉です。

800年も前から続く茶産地で、町全体に茶畑が広がる和束町。

傾斜の山に茶畑が敷き詰められているような景色を持つ「石寺の茶畑」は、日本遺産にも登録されています。


◆茶業の現状

今回茶葉を提供していただいた細井さんは以前お茶で有名な静岡に住んでいたことがあり、静岡の人が日常的に緑茶を飲んでいたということが強く印象に残っているそうです。

今茶業では、お茶の文化が日本人の生活に根付いていないことが問題視されています。

どうしてもひと手間かかりそう、作法がわからない、といった理由から少し特別な印象を持たれがちな緑茶ですが、日常的に飲むお水や麦茶のような気楽さで緑茶を楽しんでほしい、と細井さんは言います。

以前はお中元やお歳暮の贈り物として茶葉は売れていましたが、最近はそういった風習も薄くなり、お茶は売れづらくなってきました。一時は茶農家と直接取引があったお茶屋さんも、最近は売れ行きの悪さから市場を通して必要な分だけを仕入れるようになりました。

さらに、お茶は「宇治茶」や「和束茶」というブランドのようになっているため、土地の名前だけで購入する人が多いです。しかし実際は、隣の茶畑でもそれぞれの農園によって味が全く違うそうです。

それもそのはず、肥料の頻度や苗の手入れなど、それぞれの茶農家さんに独自のこだわりがたくさん込められているのです。(◆茶畑の一年 をご覧ください)

細井さんは土地だけではなく日本中の様々な茶農家のお茶を飲んで、その個性で自分が好きなお茶を楽しんで欲しいという思いがあるそうです。


今回のクラウドファンディングを通して、皆様にお茶をより身近に感じていただけたら幸いです。



◆茶畑の一年

12月・1月 農道の補修、お茶の植え替え準備

 ・作業をする時に通る道を農道といい、定期的に農道を補修しなければなりません。

 ・お茶を植え替えるための準備を行います。植え替えられるのは弱ってきたり成長が悪いもので、それらを草刈機やショベルカーを使って除去します。

裾狩り機


2・3・4月 肥料、植えるための準備

 ・肥料をやる頻度や量は茶農家によってさまざまですが、細井農園さんはこだわりを持って少量を毎月、さらに機械を使わずに全て手作業で肥料を撒いているそうです。


 ・お茶は苗を植えてから商品のために収穫するまでに、実に4年の月日がかかります。というのも、利益をあげることができる量の茶葉を収穫するためには4・5年成長するまで待たなければならないのです。

そんな数年後を見越して植える苗を決めるのもこの時期(3月ごろ)です。


5・6月 一年で一番忙しい時期!お茶刈りです

 天候などで毎年ずれはあるそうですが、基本的に茶葉の収穫が行われるのが5・6月です。

・ここで難しいのが、苗の処理。一度収穫した後に二番茶もつくるのか、それとも葉っぱを全て落として来年に備えるのか、迷いどころです。二番茶や碾茶(スイーツの原料になるような安価な抹茶)の値段は、一番茶に比べて大幅に安くなります。どちらにすれば労力がコストに見合うのかじっくり吟味します。

・もちろんこの時期も、変わらず肥料は撒かれます。

・二番茶や甜茶を作る人は、6月中もピークです。


7・8・9月 草刈り、除草、防除

 5・6月のピークを過ぎても、手を抜くことなく肥料撒き、防除は行われています。

 栄養を吸われてしまわないよう、雑草処理などの路上整備も行われます。


10月

 5・6月と同じように、今度は秋番茶の収穫が始まります。


11月

・秋番茶の収穫後、次の春に備えて枝を整えます。

このように、お茶の生育には沢山の時間と労力が必要になります。

手間暇かけられたお茶には、作り手の思いが感じ取れ、そういった点もお茶の魅力です✨


◆リターンのご紹介

今回のクラウドファンディングのリターン品の詳細になっております。

ご参考になさってください。


和束町細井農園さんの玉露

⚠︎こちらの茶畑は煎茶です。

心を込めて育てられた、細井堅太さんによる玉露。(細井さんInstagram)

細井さんは、お茶のことであればいくらでも喋れると楽しそうにお話してくださる程、お茶に対する強い愛をお持ちです。

そのようなお茶への愛に溢れた細井さんのお茶を飲み、お茶の魅力を感じてみませんか?

(玉露は、他のお茶と比べて栽培に手間がかかるため、生産量も少ない貴重な茶葉です。甘みとコクのある味わいになっています。)

 (1400円〜)


京菓子司 金谷正廣さんとコラボした清風会オリジナルお干菓子

参考画像


 私たちが今回、オリジナルで作成したのは、清風会のマークの型で作られたオリジナルのお干菓子です。口の中でほどけます。

 細井農園さんの玉露と共にお楽しみください。

 (2500円、3800円、4800円コース)


香老舗 林龍昇堂さんのお香

参考画像

 私達が学んでいる煎茶道には、お香を焚く動作を含む お点前があります。

 これには、場の空気を作ることや、お点前さんとお客さんの気持ちを同一化する役割があると私たちは考えています。

 今回は林龍昇堂様にご協力いただき、お茶に合うお香を選定いたしました。

 お部屋で非日常な空間をお楽しみください。

 (3800円、4800円コース)


ティースタンド引換券

だんだら珈琲店


 壬生寺近くにある、だんだら珈琲店さんをお借りして、8月17日・18日にティースタンドを開催します。(だんだら珈琲店 Instagram Twitter)

 お越しいただき方に、淹れたてのお煎茶などのオリジナルドリンクを一枚につき一杯ご賞味いただけるティーチケットです。

@だんだら珈琲店(京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町26 大宮駅[西口]から徒歩約4分  )

 ・お越しの際の、交通費及び宿泊費はご自身で負担をお願い申し上げます。

 ・感染拡大などの予期せぬ理由で開催ができなくなった場合にのみ全額返金いたします。

 ・有効期限:2022年8月17日・18日

 ・チケットはメールにてお送り致します!

 (500円、900円、4800円コース)


清風会オリジナルステッカー

 私達清風会のオリジナルステッカーをお送りします。

 煎茶カラーで、お茶のお花をモチーフにしたデザインになっております。

 スマートフォンとスマートフォンケースの間に入れることができるくらいの使いやすい大きさです。

 サイズ:5cm × 5cm

   内容量:1枚

 (500円、1700円、4800円コース)


◆資金の使い道・実施スケジュール

6/10 募集開始

7/24 募集終了

8/7〜 順次リターン返礼開始

8/17.18 ティースタンド開催! 

美味しいお茶を飲むことで、お茶の魅力に気づいてほしいという思いから、だんだら喫茶店さんに場所をお借りして私たち清風会でティースタンドを独自開催いたします!

2日間限定の開催です。是非足をお運びください!

@だんだら珈琲店(京都府京都市中京区壬生梛ノ宮町26 大宮駅[西口]から徒歩約4分  )


◆最後に


本クラウドファンディングを企画するにあたり、多くの方々にご協力いただきました。

リターン品に加わってくださった皆様、

これからクラウドファンディングに関わって下さる皆様に

御礼申し上げます。


また、今回のクラウドファンディングを経て、沢山の方にお茶の魅力を伝えることができれば幸いです。

是非、ご支援の程よろしくお願い申し上げます。

清風会プロジェクトメンバーより。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


  • 2022/08/19 12:45

    こちらの活動報告は支援者限定の公開です。

  • 2022/07/15 21:00

    こんにちは!今回は、7/10にWORLD KYOTOで開催された着物ファッションショーについてお話をしたいと思います。清風会オリジナルの浴衣を着たモデルが提灯を持ってステージに登場するところからショーが始まりました。今回の活動報告を担当させて頂いた私、大倉もモデルとして出演させて頂いたのですが...

  • 2022/07/13 21:00

    こんにちは!今回は、茶畑に二度目の訪問をした際のお話をさせていただきます。前回と同じく、メンバー 一同車にゆられながら和束町・細井農園へ。やはり茶畑の空気は綺麗で風が心地良く、私・小澤は何度も深呼吸しました(^ν^)2回目となる今回は、茶畑に囲まれながらじっくりと細井さんにお話を伺いました。茶...

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