1クラスに5人も?貧困家庭の中高生のための学習支援カフェ作りに力を貸してください

集まった支援総額
¥833,000
パトロン数
81人
募集終了まで残り
終了

現在41%/ 目標金額2,000,000円

このプロジェクトは、2018/01/31に募集を開始し、81人の支援により833,000円の資金を集め、2018/04/19 23:59に募集を終了しました

親の所得格差によって子どもの学力に差が生まれ、進路が絶たれるという現状に疑問を感じ、何か私にできることはないか?と考え始めて2年。経済的理由で学習塾に行けない子どもたちや、居場所を求める子どもたち、帰宅しても一人ぼっちになってしまう子どもたちのお節介おばさんになることを決めました。

 

▼はじめにご挨拶

こんにちは。愛知県豊橋市に住んでいます、鈴木久仁子といいます。20代の息子がひとりいますが、今は夫と二人暮らしです。趣味も仕事もガーデニング、草花と触れ合っているときが一番幸せを感じます。

両親が他界し、空き家になった実家の片付けをいつ終わるともなくしていた3年前、亡き母が元気だった頃の言葉を思い出しました。「私たちが死んでこの家が空き家になったら、地域の人たちのために使ってほしい。」昭和の活気はすでに褪せて、空き家が目立つお年寄りばかりの地域で何ができるのか?漠然とした問いに答えも出ない日々が続いた2年前のある日、NHKの番組で子どもの貧困の問題を知りました。「この日本で貧困?戦後70年もたっているのに?」現実を確かめたくて関連する書籍を読み、この国の子どもの貧困率が16.3%、子どもの6人に1人が相対的貧困の状態にあること(厚生労働省「国民生活基礎調査」2013年)、ひとり親家庭の貧困率は50.8%(内閣府「子ども・若者白書」2014年)であることを知り、愕然としました。「格差社会」と言われ始めて10年あまり、ここまで日本の社会が自己責任を盾に弱者に冷たい国になってしまっていたとは…、自身の生活の多忙を理由に社会を顧みなかったことに、申し訳なさを感じました。今更だけど、こんな私にでもできることはないか?なんとかして貧困の子どもたちを助けたい。でもどうやったら助けられるの?

 私です。2018年1月25日「自習室&カフェtalk」にて

▼このプロジェクトで実現したいこと
*中高生が利用できる「自習カフェ」を開きたい

親の所得格差によって子どもの学力に差が生まれ、進路が絶たれるというやりきれない現状があります。私の住む豊橋市では、ひとり親家庭の中学生高校生を対象に、3か所の公共施設で毎週土曜日無料の学習支援教室が行われています。とても良い行政支援だと思いますが、対象者が「ひとり親世帯」限定では、両親がいるけど学習支援を受けたい学生たちは行けないし、申込みが必要なのはちょっと敷居が高いのでは?とも思います。もっと気楽に学校帰りに寄れる自習室があってもいいんじゃないかな?カフェ気分で、居心地が良くて、誰でも利用できる自習室を作ろう。経済的理由で学習塾に行けない子どもたちや、居場所を求める子どもたち、帰宅しても一人ぼっちになってしまう子どもたちの話し相手になら、私にでもできるかもしれない、と考えました。

でも、半年くらいは心の中で迷いました。資金はいくら位かかるのか?赤字が続いても維持できるのか?本業を続けながら二足のわらじでできるのか?ひとりで悩んでいてもしょうがないと思って2016年の12月友人に相談しました。「いいんじゃない!できるよ!」この言葉を前向きにとらえ、昨年の1月、夫と息子に相談するとやっぱり「いいんじゃない。」応援してくれるというより、無責任な返事に聞こえましたが、この時「やる!」と決めました。

空き家になった実家の事務所を改装して、中学生以上の子どもたちの自習室を始めることにしました。実家は周囲2㎞圏内に高校が6校あり、朝夕は通学帰宅の高校生たちが前後ろの道を行き交います高校生相手なら立地条件はぴったりです。対象を「中学生以上」としたのは、周囲の自動車の往来が激しく、交通環境が小学生以下の子どもには危険だと感じたからです。交通事故から身を守り、自分自身で通うことのできる年齢を考えて、中学生以上としました。自習室の名前は「talk」です。SNSでつながるだけでなく、顔と顔を突き合わせて話しましょう、という願いをこめました。昨年9月、居宅の解体から工事は始まりました。もう、後へは引けません。やるっきゃない!

 

築30年の父の会計事務所だったこの建物を改装します。

 

*子どもたちの居場所を作りたい

子どもたちは今、疲れてるんじゃないかな?画一的な押し付け学校教育、先生たちは忙しくて子どもの話を聞く時間が足りないのではないでしょうか。両親は収入を得る仕事と家事の両立の煩雑さの中で、子どもにしっかりと向き合えない。放課後は習い事や学習塾に行ける裕福な友達は付き合ってくれない。一人ぼっちで行き場所を探しているんじゃないのかな?それとも、今の忙しさから逃れたいと思っているのかも?学校と家庭以外の居場所があってもいいんじゃないかな?

 

*昼間はカフェを営業し、スタッフはすべてボランティア

自習室は15時から19時までとし、利用料を1回200円としました。それは飲み物、おやつ代に充てます。当然自習室だけでは運営が成り立っていきません。水道光熱費などのランニングコストを賄うだけの収入が必要です。

そこで11時から15時は、カフェを開いて一般のお客さんの来店を促しドリンク・ランチの提供をします。そのためにキッキンは3人が作業できるスペースを確保し、飲食店の営業許可申請も提出しました。でも駐車場は4台分しかありませんし、とてもおしゃれなカフェとは言えない外観と内装です。なんとかして利益を出すよう努力しますが、従業員を雇う余裕などありません。私はもちろんスタッフはすべてボランティアで運営していきます。友人の中には「Cafeやってみたい。」「料理が大好き。」と言う女性が数人います。ひとりの人が週1日か2日、日替わり店長として働いてもらい、うまくローテーションを組めば、週5日は営業もできるかもしれないと考えています。もちろん、調理に携わる人には保健所の衛生検査を受けてもらわなければなりませんが。

 

子供たちの学習指導をするのもボランティア先生です退職した元教師の方が数人、協力していただけます。現役の大学生にも募集をかけて、徐々に先生を増やしていきたいと思っています。

けれど、大学生の2人に1人が奨学金を受けている現状を考え、できることなら大学生には交通費の実費と報酬を払いたいと思います。これは大きな課題ですが、できだけ早く実現させたいと考えています。

 

*行政支援への橋渡しができれば

本来なら行政支援を受けてもいい状況にありながら、「恥ずかしいから」「申し訳ないから」という理由で生活苦やつらい気持ちを隠している子どもたちもいると思うのです。大きく両手を広げて、どんな子どもたちも受け入れます。様子を見に来るだけの子どももいるでしょう。厳しい塾通いの息抜きに来る子どももいると思います。でも「ここなら安心できる」と感じて通ってくれる子どもがいれば、とても嬉しいことです。見守りおばさんの私やボランティアさんたちと、何気ない会話を通して心を開いてくれることを望んでいます。やがて家庭環境などを話し始めてくれて「この子には具体的な支援が必要」と思えば、行政機関に相談できるような体制も整えていきたいと思います。

▼プロジェクトをやろうと思った理由
*格差社会の現実を知ってください

親世代の収入が激減している現在、その子どもたちの学力は親の収入に比例していて、親の収入が少ない子どもたちは、義務教育の時期から学校の勉強についていけなくなることも多いと聞きます。それに、両親の離婚、ネグレクト、暴力などが加わり、子どもたちは大人たちの影響を否応なく受け、学業不振だけでなく、自分の存在さえも否定してしまうこともあります。自殺する人の総数はここ数年減ってきていますが、10代20代の若者の比率は増えています。若者にとって生きにくい社会になってしまっているのです。親の虐待によって義務教育を受けられなかった人や、戸籍がなく小学校に入学できなかった人もいます。成人になっても基礎的な学力がないがために就職が困難だったり、就職できても単純労働しかさせてもらえず、低賃金のまま貧困が生涯続くのです。親世代か貧困だと子供も貧困から抜け出せない、その負の連鎖をなんとかして断ち切りたいと思います。もう一度学び直したい大人の方も自習室に来ていただきたいと思っています。

 

*一つの中学校校区に一つの自習室があっていい

子どもの貧困、学力格差はこの国の将来にとって大きな問題であることをより多くの方たちが実感し、その解決の小さな一歩として民間人ができることの前例になることを望みます。この動きが全国に広がって、自習室がたくさん生まれてほしいと思います。多様性に満ちた愉快で穏やかな子どもたちの居場所が、一つの中学校校区に一つくらい、空き家を利用した自習室ができるかもしれない。私の試みはその提案でもあります。

▼これまでの活動

「自習室&カフェtalk 」DIY日記№1(2017年12月5日)

事務所の改装費をできるだけ低く抑えたいと思い、できることは自分でやっています。実は私、DIY大好きなんです。

キッチンのステンレス器機は、中古品を格安で買ったのでかなり汚れていました。キッチンに収める前にきれいにしようと、昨年12月1日から4日間ひたすらディスクグラインダーで磨き上げました。

マスクをしても鼻の穴真っ黒。まだら模様は愛嬌ということで。ようやくキッチンにセットして、あとはガスコンロの搬入を待ちます。

 

「自習室&カフェ talk」 DIY日記№2(2017年12月12日)

カフェの客室は自習室でもあるため、食品衛生上キッチンにドアをつけなければなりません。ドアのデザインは自分で描き、建具屋さんに世界に一つしかないドアを作っていただきました。

キッチンのドア2枚、トイレの引き戸1枚、カウンターの吊り戸3枚、それらの枠など建具の塗装も自分でやりました。建具屋さんにステンドグラスをはめ込んでもらってドア完成。

 

「自習室&カフェ talk」 DIY日記№3(2017年12月23日)

自習室に入ったら「手洗い、うがい!」を子どもたちにしてもらいたくて、出入口近くに洗面台を作りました。木材の土台は大工さんに作ってもらったけど、タイルは自分で貼りました。30㎝四方のネットに貼られた1㎝角のタイルを洗面器の丸に合わせて切って、水で溶いた接着剤を塗ってその上にタイルを置き、まず1日目。

接着剤が足りなくなって買ってきて残りのタイルを貼って2日目。洗面器と水栓金具を仮置きして「いいじゃん!」

目地材をタイルの上から柔らかいヘラで押し込んで、濡らしたスポンジで拭き、仕上げに乾いたタオルで拭いて3日目。1日乾かして、洗面器を置いてコーキング材で隙間を埋めて5日かかってタイル貼りは完成。後日建具屋さんが作ってくれた扉がついてようやく洗面台の完成です。扉のつまみがかわいいでしょ?

 

「自習室&カフェ talk」 DIY日記№4(2018年1月13日)

前の事務所の古い机と椅子を自習室でも使います。重曹を溶かした水でゴシゴシ雑巾がけをしても、やっぱり30年使用した事務机はかなり薄汚れているので、思い切って水性塗料を塗ります。まだ一つしか塗れていませんが、少しずつ進めていきます。

 

 

 

 

▼資金の使い道

税理士をしていた父の事務所を改装して、キッチン付きの「自習室&カフェtalk」を2018年4月にオープンします。駐車場と駐輪場を確保するための居宅の解体費用を含め、事務所の改装費6,920,000円は自己資金で支払いましたが、今後、

1)倉庫兼更衣室にするユニットハウスの設置

2)4台分の砕石敷駐車場

3)自転車15台分の屋根付きコンクリート敷駐輪場

4)外壁の汚れ落とし・塗装

5)エアコン、カーテンなどの設備

がまだできていません。そのための工事費が約1,500,000円必要です

1年目は500,000円ほどの赤字が出ると見ています。コミュニティカフェの売り上げが軌道に乗るまでの費用の支援が必要なのです。2年目以降はなんとか売り上げを上げるための工夫をして自力でやっていく覚悟です。

外構の工事費1,500,000円と、1年目の経費500,000円の合計2,000,000円のご支援をお願いしたいと思います。

経費500,000円の根拠ですが、開設して1年間の予想試算表を作ってみました。

 

      (予想) 試 算 表  開業1年
 
カフェ売上    1,536,000 6,400円×20日×12ヶ月
レンタルキッチン    96,000 8,000円×月2回×6ヶ月
自習室利用料    576,000 200円×240人×12ヶ月
 売上計       2,208,000

カフェ仕入     614,400 カフェ原価率40%
おやつ仕入     576,000 ドリンクとおやつ代
仕入計       1,190,400
差引金額      1,017,600  売上計-仕入計

ボランティア学生交通費  120,000  1人500円とした場合
租税公課      300,000 固定資産税 
水道光熱費     420,000 35,000円×12ヶ月
駐車場賃貸料      60,000 スタッフ分月5,000円
広告宣伝費       50,000 オープン時の広告料
消耗品費      200,000
事務費         120,000
ドリル参考書費   100,000
衛生費         30,000
*ホースセラピー  100,000    秋の遠足
雑費          20,000
経費計        1,520,000

経常利益        -502,400  差引金額-経費計

*ホースセラピー…馬の世話、乗馬を通じて、癒しを受けることができます。豊川市「ホースセラピーのともニティ牧場」での乗馬体験遠足を計画しています。

上記のように、自習室からは利益は出ません。自立していくためには、カフェ部門の売り上げをいかに増やしていくかにかかっています。

 

*運営は「カフェと自習室」両輪のかみ合わせが必要

11時~15時はコミュニティカフェとして、地域の人たちの語らいやワークショップ開催に利用していただき、飲み物、軽食を提供した売り上げから経費を引いた全額を自習室の維持費に充てます。月2回ほどキッチンを料理教室などされる方にに貸し出し、レンタル料収入も検討しています。

15時~19時、自習室に来てくれた子どもたちから受け取る200円は飲み物とおやつ代に充てます。カードを作り、月10回来てくれた子どもたちは11回目からは無料にします。一人の子どもが月2,000円以上支払わなくてもいいようにするためです。貧困家庭の中高生の1ケ月のお小遣いが3,000円くらいではないかと予想しての金額です。無料にすることを検討していましたが、無料にするとかえって「貧困家庭の中高生」と見られ来づらいのではないかと思ったからです。ボランティア先生には常時2名程いてもらい、子どもたちの質問に答えたり、ひとりひとりにあった学習ドリルなどを使って、学習意欲の向上を目指します。自習室の運営に慣れてきたら、お腹がすいた子どもたちに簡単な夕食「勉めし」をできるだけ低価格で出してあげたいと思っています。できることなら無料で。

夏休み、冬休みなど学校が長期の休みの間と日曜日は、昼間のカフェの時間も子どもたちを受け入れ、飲食代金は一般の約半額の「学生料金」を設定したいと思っています。

    

▼リターンについて

*3,000円支援してくださった方に
感謝のメールをお届けします。お名前を自習室に掲示させていただきます。(希望者のみ)


*5,000円支援してくださった方に
感謝のメールをお届けします。お名前を自習室に掲示させていただきます。(希望者のみ)カフェのドリンク券1枚お送りいたします。


*10,000円支援してくださった方に
感謝のメールをお届けします。お名前を自習室に掲示させていただきます。(希望者のみ)カフェのドリンク券2枚お送りいたします。

*30,000円支援してくださった方に
感謝のメールをお届けします。お名前を自習室に掲示させていただきます。(希望者のみ)カフェのドリンク券2枚お送りいたします。秋に予定している「ホースセラピー」遠足のご招待券1枚お送りいたします。

*50,000円支援してくださった方に
感謝のメールをお届けします。お名前を自習室に掲示させていただきます。(希望者のみ)カフェのドリンク券4枚お送りいたします。秋に予定している「ホースセラピー」遠足のご招待券1枚お送りいたします。

 

ホースセラピー「ともニティ牧場」の馬たち
 

▼最後に
*子どもたちに「あなたは愛されている、支えられている」と伝えたい

クラウドファンディングを利用することによって、支援してくださった多くの方たちに支えられていること、愛されていることを子どもたちに伝えたい、と考えました。自習室に貼られた支援してくださった方たちのお名前を見ながら、子どもたちが皆様の温かい気持ちを受け留め、背中を押されて、日々成長していってくれることを切に望んでいます。

子どもは家族だけが育てるのではなく、社会で育てるものと私は思っているからです。どうか、お力を貸してください。