はじめましての方も、そうでない方も、こちらのページをご覧いただきましてありがとうございます。


合同会社ボタの代表を務めます佐藤英人(さとうひでと)と申します。


山形市生まれ、山形市育ちの35歳、東北芸術工科大学で建築デザインを専攻し、卒業後は不動産関係の仕事をしておりました。



「BOTAcoffee」外観 元傘屋の看板は残したまま


5年勤めた後、27歳で独立。2015年12月、山形市七日町に「BOTAcoffee」をオープンし、7年目に突入します。



卒業設計「縮図都市」舞台は山形市七日町


最初、不動産に勤めたきっかけは、「街の風景を変えたい」と思ったから。

大学時代の活動でまち歩きをした際に、空き物件の多さに衝撃を受けました。

新しく作ることよりも、既存の物件を生かして活用できる方法はないのか。


その時に新たに着任した馬場正尊氏の影響もあり、リノベーションや不動産業に興味を持ちました。



2008年 実際に山形市中心部を街歩きをして作成した空き家マップ



で、実際に勤めてみて思ったのは、貸手と借手にギャップがあるということ。


供給と需要のバランスが取れておらず、街の風景を変えたいと大口を叩いたものの、空き物件は増える一方。

不動産業とはあくまで仲人役のポジションで、悪くなっていく街中の状況をどうすることもできませんでした。



2014年山形リノベーションスクールのメンバー


リノベーションスクールとの出会い


そんなモヤモヤした気持ちで仕事をしていた僕は、あるイベントに参加します。


それはリノベーションスクール。リノベーションスクールとは単なる勉強会ではありません。



リノベーションスクールとは不動産の再生を通じて、まちでの新しいビジネスを生み出しエリアを再生する実践の場です。


北九州では受講生として参加し、山形では「今後、山形で活躍していくであろう若者3人」に選出され、講師側のサブユニットマスターとして参加しました。



空テナント時の様子


その時の対象物件が現のボタコーヒーです。

当初はユニットメンバーで事業を展開していく予定でしたが、なかなか進まず、1年が経過。


僕自身も、山形を盛り上げたいという熱量は日に日に増す一方だったので、不動産としての立場ではなく、街のプレイヤーになることを決意しました。



初めて購入した手回しの焙煎機


2015年はじめ


決意したものの、何を商売の軸としていくべきか悩みました。その時に、素直に自分が1番好きなものは何かと。


それがコーヒーでした。



まずは手回しの焙煎機を購入。


もし美味しいものが出来なければやめよう。


サラリーマンとしての収入もあるので、リスクを最小限に抑えた自分への投資を行いました。



収入の範囲内で、様々な産地の豆を購入し、何度も何度も焙煎。たくさんの友人に飲んでもらいました。




2015年3月10日、Facebookに投稿した画像。勝手に佐藤(310)の日と命名。実験的に売り出しました。



そこで気づいたのは、僕は浅煎りのコーヒーが苦手だということ。


この頃は、サードウエーブコーヒーが盛り上がっていて、浅煎りコーヒーを主流とするお店が次々と出来上がっていました。


ですが、僕自身、いくら手回し焙煎機で浅煎りのコーヒーにチャレンジしても自信を持てませんでした。


そんなコーヒーでお客様から、お金をいただくことに納得がいかず、本当に自信を持って、自分が美味しいと思えるコーヒーだけ提供しようと心に決めました。


それが、深煎りのコーヒー、ボタコーヒーです。



約50年以上前の傘屋だった時の様子



「なぜ ボタ なのか」


今の店舗は元々、100年近く営業していた傘屋さんで、後継者不足により廃業しました。


その後、不動産屋の立場としてテナント募集のお手伝いをしていましたが、

なかなか決まらず3年間放置されたまま。


大家さんとの交流もあったので、大家さんがここで家業をしていた記憶や想いを、違った形でも何か継承したいと思い、店の名前を考えました。


まず「傘」という造形に心惹かれました。


屋根の下に、多くの人が交わっているようで、そんな場所にしたいということ。


昔、使われていた看板はそのまま残しました。


ですが傘は雨が降った時に使うものでネガティブなワードとして捉える人も多いと思います。



僕の婆ちゃん 畑仕事が大好き



でも僕は違いました。


専業農家の孫として生まれた僕は、いつも雨が降ると喜ぶ祖母を見て育ちました。


「ボタボタ雨降ってきていがった~」 


友達が雨で嫌がってる中、喜んでいる祖父母をみて、僕も嬉しくなりました。


そういった何か気づきが生まれる場所を作りたい。


そして、円錐のドリッパーでゆっくり抽出する方法が一番僕の好きなコーヒーの味が出ることを知り、

その一滴一滴が恵みの雨のようで、ここの場所を土と例えるならば、ここが街の一部として育っていく。



そんな想いが「ボタ」に込められています。





Q1プロジェクト始動


たくさんの方々に支えられ、7年目に突入したボタコーヒー。


そんな最中、大学時代の恩師、馬場正尊氏から、ある提案がきます。


「廃校になった小学校をリノベーションするから、そこに入居しないか」


内容をよく聞かぬまま、直感で「はい」と答えました。



ボタコーヒー周辺は、開業前空きテナントだらけでしたが、今ではたくさんのお店が入居し、賑わいを取り戻しています。


不動産の立場ではなく、プレーヤーの立場で街の風景を変えたいという想いで起業し、根気強く続けた結果、エリアのポテンシャルに気づいた方々に、共感の連鎖が生まれたんだと思います。



ソトコト2017年8月号


今では、様々な地方から視察に訪れたり、エリアリノベーションと題して、ソトコトから取材されるまでになりました。



嬉しい反面、ほんの少しですが目標を達成してしまい、物足りなさを感じてしまいました。


やっぱり僕は、新しいことにチャレンジすることが好きなんだと改めて思いました。



2018年 ボタコーヒー店舗前で開催した「シネマ通りマルシェ」
出店者は全員顔見知りの仲間たち



山形に面白いスポットをもっと増やしていきたい



新規出店の原動力はこれです。


「山形には何もない」と嘆く友人がいます。


だったら、自慢できるような場所を自分の手で作りたい!

大好きな山形の暮らしを、もっと楽しく豊かにしたい!



その為に、Q1プロジェクトの参加を決意しました。



新店舗のイメージスケッチ


「学びのあるコーヒー屋に


廃校の一室を活用し、深煎りのスペシャルティコーヒー専門店をつくります。



コーヒーとは本当に不思議な飲み物で、苦いはずなのに、甘みがあったり、なぜかとろみを感じたり。

同じ豆なのに、焙煎日によって味わいも変わってきます。



「あんなに苦くて美味しくない飲み物をなぜ好む人がいるのだろうか」

僕がはじめてコーヒーを飲んだ時の感想です。



なのに今では、生活の一部となり、なくてはならない存在になりました。



ぶつぶつ喋りながらコーヒーを淹れるオーナー



ただモノを売る場所ではなく、体験を大切にしたい


僕は、コーヒーが苦手な人の気持ちが良くわかります。僕自身がそうだったので。


でも付き合えば付き合うほど奥深く、愛おしい。


昔、大嫌いだったあいつが、気づいたら親友になっている。そんな感じです。


何が苦手なのか、好きなのか。

分解していくと、気づきがあるかもしれません。


昔、子供たちの学舎だったところが、大人たちも楽しめる学舎にしていきたいと思っています。



リノベーションスクール釜石で出会った大切な仲間たち


最後に


コーヒーとは生活に豊かさを与えるコンテンツ

僕はそう信じて、コーヒーを扱う仕事をしています。

一人でも多くの人にこの想いが届けば本当に嬉しいです。


そしてちょっと欲を言うと、ボタコーヒーがほんの少しでも幸せを与えられるなら本当に幸せです。



皆さまのお力をどうか貸してください。

宜しくお願い致します。



最後まで読んでいただきありがとうございました。



合同会社ボタ

代表 佐藤英人







大学時代の恩師、馬場先生から応援メッセージをいただきました。





◆スケジュール

2022年6〜7月 物件契約、内装工事着工

2022年7月末 内装完成

2022年8月 コーヒー豆などリターン発送

2022年9月 オープン



◆資金の使い道

物件契約金 60万円

焙煎機移設費 30万円

内装工事費 150万円

備品 50万円

運転資金(仕入含)50万円

クラウドファンディング手数料 22万円

(焙煎機は自己資金で購入済)


皆様からご支援頂いた資金は、内装工事費用、焙煎機移設費、一部物件契約金に充てさせて頂きます。



【新店舗①】

ぼた(深煎りコーヒー専門店)

山形県山形市本町1-5-19(旧第一小学校内)


【新店舗②】

つち(ごはんとおやつのお店)

山形県山形市本町1-5-19(旧第一小学校内)

※同時進行で、新店舗を作っています。


【既存店舗】

BOTAcoffee

山形県山形市七日町2-7-18

https://bota-coffee.com

botacoffee@gmail.com




<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。


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