はじめに・ご挨拶

 こんにちは。作家の森奈津子と申します。

 一般社団法人とまりぎの会を設立して半年、スタッフは忙しい合間をぬって高齢者が犬猫を飼う際の注意喚起の活動(不定期でのオンライン交流会・勉強会や動物愛護センター見学ツアーの企画など)にいそしんできました。

 今回、新たな取り組みをご紹介するうえで、もし、ご興味をお持ちいただけましたら、ご支援をよろしくお願いいたします。
半年の闘病の末に、去年、13歳で息を引き取った愛犬・くろ吉。
これは、1歳のスレンダー美少女(笑)時代。

プロジェクトの概要

 ご高齢の方が「もしも」のときに、ペットをどう守るかを決めておかないと、大変なことに――。 

そんな現実をお伝えする「紙芝居形式の啓蒙(予算が許せば絵本や動画作成も)」を、現在、友人とその仲間たちとで計画しています。

 紙芝居は電子データ化し、どなたでもダウンロード、印刷できるようにします。

 紙芝居形式・絵本形式にする理由は、お子様からご高齢の方までを対象にできること、ご家族で読んで話しあっていただけること、幼稚園や保育園でもご利用いただけることを念頭に置いてのことです。

2018年に交通事故で死亡した愛猫・ゆか。まだノラだった2011年に撮影。


「ペット×高齢者」の現状とプロジェクト立ち上げの理由

 プロジェクトのきっかけとなった、ある記事をご紹介します。

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【概要】

 身寄りのない佐野さん(仮名、80歳代後半) にとって、愛犬のミニチュアダックスフントのレオ君は家族同様、いや家族以上の存在でした 。

 しかし、佐野さんは年をとるにつれて体が弱ってゆき、一人で暮らすのは限界。老人ホームに入ることを決意したのですが、そこにレオ君は連れていけませんでした。

 佐野さんは必死にレオ君のもらい手を探しますが、高齢のレオ君を引き取ってくれる人は見つからず……老人ホームに入る日、知人に頼んで、レオ君を保健所に連れて行ってもらいました。それしかできなかったのです。

 その時、佐野さんは大粒の涙を流し、声をあげて泣いていたそうです。

 老人ホーム入所後も「俺は自分の家族を殺してしまったんだ」と言い、自分を責めつづけ、2か月後も、3か月後も、泣いて暮らしていました。

そして半年後、生きる気力をなくしたように息を引き取ってしまいます。


元記事:「家族を殺した」と自分を責め続けた高齢者…私が「諦めない福祉」を追求するようになったわけ | ヨミドクター(読売新聞)
 https://yomidr.yomiuri.co.jp/article/20210526-OYTET50003/

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 ご高齢の方が入院したり、老人ホームに入所する際、それまで飼っていたペットは引き取り手がいない場合には、保健所へ送られ殺処分されてしまうリスクがあります。

 また、子犬・子猫にくらべると、成犬・成猫や老犬・老猫は引き取り手が見つかりにくいという現状もあります。

 このような悲劇を生んでほしくないし、そのためには、より多くの方に現実を知ってほしい。
そして、作家である私がペットを取り巻く問題でなにかできることはないかと考え、物語の制作を仲間に提案しました。

 皆で話し合った結果「より幅広い層に届けるため紙芝居や絵本にしてはどうか?」という話にまとまり、私が文章を担当し、知り合いのイラストレーターさんに絵を依頼しようということになりました。

 「自分はまだ元気」と思っていても、人は年を重ねれば、いつ、なにが起きるかはわかりません。

 ペットを守るために、今ペットを飼っているご高齢の方やこれからペットを飼おうとしている方、さらには子どもたちにも知ってほしいストーリーを作り、啓蒙してゆきたいと考えています。

2007年、山梨県在住の冒険作家・樋口明雄さんに、ノラ子犬として保護されたくろ吉と兄弟。

作成する物語について

(仮)おばあちゃんが死んでしまったら、猫ちゃんはどうなるの?


資金の使い道

・紙芝居データ製作委託費:約35万円

・運営広報費等:約15万円

・手数料:約10万円 (17%+税)

※60万円を超すご支援があった場合は、絵本や動画の制作に充当します。

2015年、半ノラ状態だったゆかも「うちの子」として赤い首輪をつけている。


リターン

     500円 森奈津子からのサンクスメール【同報メール】
3,000円 森奈津子のサンクスレター【一部手書き】
5,000円 森奈津子とウェブお茶会【zoom、10人単位で開催】
10,000円 紙芝居「チビ、ごめんね(仮)」の電子版先行提供
10,000円 森奈津子のタロット占い【メール】
10,000円 森奈津子のトークショー&サイン会(会場・東京都内)
10,000円 サンクスメール(支援者名宛に個別でお送りします)
15,000円 紙芝居「チビ、ごめんね(仮)」の製作途中のデータ提供
15,000円 森奈津子のトークショー&サイン会(会場・東京都内)+セレクトお土産
20,000円 森奈津子セレクト蔵書3冊【森奈津子の手作り蔵書票付き】
20,000円 紙芝居「チビ、ごめんね(仮)」の電子版先行+製作途中のデータ提供
30,000円 森奈津子のトークショー&サイン会(会場・東京都内)+セレクトお土産+蔵書3冊

※セレクトお土産の詳細
・商品ジャンル:森家にあるありとあらゆるもの
・数量/商品サイズ:レターパック~ゆうパック・箱(小)程度のサイズでお考え下さい。
・注意:中に森の私物が入っていても、拒絶できません(笑)

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
くろ吉は甲斐犬系雑種。半垂れ耳がチャームポイント。


実施スケジュール

2022年夏 クラウドファンディング開始
2022年秋 クラウドファンディング終了、リターンをお届け、イベント実施
     (イベントは2022年11月頃開催予定、場所は新宿区 *交通費や滞在費等は各自でご負担ください )
2022年~2023年始 紙芝居作成・配布
※イベント開催に関しては新型コロナウイルスの感染状況を考慮し、開催時期を延ばす可能性があることを、ご理解ください。
現在の愛猫ミケ、3歳。特技は飼い主のアキレス腱を狙って噛みつくこと。


最後に

 ペットを飼ううえでの不測の事態……それは、事前の対策があれば「不測の事態」ではなくなるはずです。

 物語を広めてゆくことで、ペットと人間双方の不測の事態を防ぐきっかけとなるよう、願っています。

 ご支援の額は500円から設定しております。

 一人でも多くの方々からのご賛同をいただければ、幸いです。

 森 奈津子

9ヵ月の頃のミケ。森家の子は皆、元保護犬・元保護猫の女の子。


  • 2022/12/25 15:52

    CF「高齢者×ペットの社会問題を題材とした紙芝居を作成したい」の紙芝居のラフ画を公開しました!より多くの方々に「チビ、ごめんね」と、高齢者×ペットの社会問題を知って頂けるよう、もしTwitterのアカウントをお持ちでしたら、下記のツイートをリツイート拡散していただけますと大変うれしく思います。...

  • 2022/12/02 10:11

    CF「高齢者×ペットの社会問題を題材とした紙芝居を作成したい」の紙芝居の絵を担当してくださるイラストレーターさんが決定しました!本プロジェクトに共感してくださり、大変うれしく思います。 絵の完成は1月末を予定しており、紙芝居を簡単な動画にし、YouTubeで公開することも考えています。 ▼イラ...

  • 2022/09/11 20:00

    こんにちは。森奈津子です。ご支援くださいました皆様、ここをご覧くださいました皆様、ありがとうございます!紙芝居「チビ、ごめんね」の原稿の3分の1を、私のnoteにアップしました。ぜひ、ご確認くださいませ!紙芝居「チビ、ごめんね」の本文サンプルです 森奈津子

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