ご挨拶
こんにちは!山形県鶴岡市で「パラディーゾ コーヒーロースターズ」を営む後藤康之と申します。10年以上前、とあるコーヒーに感動し、以来コーヒーにのめり込み、コーヒーの魅力を伝えたい!と遂にはコーヒー屋を開いてしまいました。現在、山形県鶴岡市山王町の複合店舗内でコーヒースタンドを営業。今年で3年になります。この度、移転し単独店舗をオープンすることになりました。席数を増やし、コーヒー豆や器具の販売スペースも広く取り、ワークショップ専用のカウンターも設けます。これまで以上にコーヒーの多彩な美味しさ、楽しさを伝えるお店を作るべく、現在準備中です。
コーヒーとの出会いから、コーヒーショップを始めるまで
東京で看護師をしていた頃、近所にあったコーヒー豆屋さんで豆を買って飲み、衝撃を受けました。「コーヒーってどれもそんなに変わらないものだと思っていた。でもこのエチオピアのコーヒーは、今まで飲んでいた物とは全く違う!」果実や花のような風味。甘くて透明感があり、はっきりと個性のある味わい。「スペシャルティコーヒー」との出会いでした。そのお店は日本にスペシャルティコーヒーを輸入し始めた草分け的な方がやっていたお店で、国際品評会(COE)入賞コーヒーの数々から、当時脚光を浴び始めたパナマ エスメラルダのゲイシャまで、今考えても素晴らしいラインナップのコーヒーが揃っていました。すっかり美味しさに魅了された私は次から次へと試し、そこだけではなく全国のスペシャルティコーヒー屋さんの豆を買うように。当時は今よりずっと情報も少なく、探して試す楽しみがあり、その分感動も大きかったと思います。淹れるだけでは飽き足らず、手網焙煎なども始めます。
その後、長男である私は地元鶴岡への帰郷を考えるようになりました。東京と鶴岡を往復し、年々寂れていく鶴岡の街なか(特に駅前や中心市街地)の悲しい現実を目の当たりにします。「帰るなら何か地元に貢献できることがしたい」とおぼろげに考えていた時、鶴岡でスペシャルティコーヒーを販売している「珈琲島」の存在を知ります。それは自分が最初に感動したのと同じ位素晴らしい焙煎のコーヒーでした。私は大いに刺激を受け、「自分も鶴岡でコーヒーにまつわる何かがしたい。スペシャルティコーヒーショップが何店舗かあって、地元にコーヒーシーンが作れたら面白いだろう。」と考えるようになりました。
2011年に帰郷後、小さな焙煎機を購入。看護師を続けながら夜な夜な焙煎を試行錯誤する日々が始まりました。どうにか形になった2013年、ネットショップのコーヒー豆販売とイベント出店を開始。ちょうどマルシェが数多く行われるようになった頃で、毎週末どこかしらに出店する生活を6年程続けました。出店するたびに色々な人と繫がり、ご縁を頂き、海、山、さくらんぼやぶどう農園、高齢者施設、深夜のクラブ…色々な場所でコーヒーを淹れ続けました。鶴岡市のある庄内平野は、市街地から少し離れると田園が広がり、更に少し足を伸ばせば海も山も近い。数々のトラブルに見舞われながらも(特に風!)自然豊かな場所でコーヒーを淹れ続けたことは、非常に良い経験になり、鍛えられました。景色の良い所でコーヒーを飲むのはもちろん最高ですが、そんな場所で多くの方にコーヒーを淹れて飲んでもらうのは、実に得難い、素晴らしい体験でした。
出店のみならず、貸別荘での定期的なコーヒーイベント「里山パラディーゾ」、コーヒーの映画の上映会なども企画しました。2018,2019年には、今や全国から注目を集めるホテル「スイデンテラス」を舞台にコーヒーフェスも主催。このフェス「Hello,Shonai Hello ,Coffee」は2年開催し、珈琲島はじめ県内〜近県のコーヒーショップが参加して下さいました。スタッフの尽力もあり、(恐らく)日本一小さいコーヒーフェスだったにも拘らず、今でも「またやって下さい!」と言われる、沢山の人の記憶に残る素敵なイベントになりました。
2,3年を目処に移転する、という約束だったため、並行して物件を探し、この夏ようやく新店舗にふさわしい物件を見つけ、契約しました。コロナ禍でも何とか閉店せずここまで来れたものの、悔しいことに、移転のための資金を貯めることはできませんでした。
街なかでコーヒーを淹れ続ける。そこには必ず意味がある。
「コーヒーには力がある」コーヒーフェスをやって確信したことです。美味しいコーヒーのあるところには人が集まる。並んで待つお客様の静かな熱気も、出来上がったコーヒーを持ってそれぞれに楽しむお客様の笑顔や穏やかな雰囲気も、美味しいコーヒーがあればこそ生まれた物。しかし同時に、こうも思っていました。スペシャルティコーヒーはイベントの日だけの特別な物じゃない。それは日常の物であってほしい。あの光景を日常に作れたら、そこに人が集まり、街は変わっていくと思います。そのためには街なかでコーヒーを淹れ続けること。
新店舗の場所は、現在の店舗から550m歩いたお隣の「鶴岡銀座通り」となります。鶴岡で1番栄えた商店街でしたが、今は閉まっているお店が多い。典型的な地方の商店街ですが、最近は若い商店主が中心となってイベントを数多く開催し、それが地域に根付いてきています。新しいプロジェクトも出てきていて、とても可能性を感じるエリアです。
新店舗は席数が今の倍となります。長いカウンターで抽出を見せると共に、ワークショップ専用スペースを設け、随時コーヒー教室を開催する予定です。子供からお年寄りまで誰でも入れてくつろげるカフェであると同時に、コーヒーの美味しさ、楽しみ方を「伝える」お店にしていきます。エントランス部分にはコーヒー豆、器具の販売スペースを大きく取り、これまで以上に沢山の銘柄や器具を選べるようになります。
コーヒーに関わる人を増やしたい!
私には夢があります。10年コーヒーをやって私も歳を取りました。これまでは一人でやってきましたが、コーヒーに対し情熱を持っている人を雇用し、徐々に場所を託していきたい。コーヒーとは言え1から事業を始めるのは大変です。伝えられることは全て伝え、人が育っていく店を作りたい。予め店と焙煎のノウハウが用意されていれば、私がかけた時間をスキップできる。そして資格取得や競技会への出場、産地に赴いたり…私よりずっとずっと先に行けるはず。
実際にこの夏から一人、スタッフを雇うことにしました。
店ができ、コーヒーに関わる人が育ち、それが刺激となってまたコーヒーファンが増え、コーヒーがより愛され、根付いていく。その連鎖がいつまでも続いていくように。
そんな店を作るために、皆様のお力を貸していただけないでしょうか。是非とも、ご支援よろしくお願いします。
リターンのご紹介
新店舗で使えるドリンクチケット
コーヒー豆チケット
ネットショップで使えるコーヒー豆クーポン
ドリップバッグ詰め合わせセット
コーヒー豆定期便
オリジナルブレンド制作ワークショップ券
あなたもロースターズ!焙煎体験
あなたもパラディーゾ!一日バリスタ体験
資金の内訳
移転にかかる費用は全体で500万円です。
自己資金は300万円。不足分について、皆様からのご支援をお願いしたいと思います。
資金の使い道
☆物件改装費用
・内装工事費
・水道工事費
・外装工事費
・椅子、テーブル、エアコン、業務用シンク購入費
☆リターンにかかる費用
☆CAMPFIRE手数料(ご支援頂いた金額の17%+税)
スケジュール
物件はすでに契約済み。8月1日現在、雨漏り箇所等の補修工事を終えたところです。
8月中…内装工事スタート
9月…内装仕上げ、水道工事、カウンター設置、保健所へ営業許可申請
10月上旬…焙煎機、器具等引っ越し
10月中旬…営業開始
※スケジュールは前後する可能性があります。新店舗での営業開始まで現在の店舗で営業可能であるため、リターン開始までに移転が完了しなかった場合、現在の店舗でリターンを実施する場合がございます。
最後に
美味しいコーヒーは生活を豊かにするものであり、時に感動できるものです。コーヒーが愛され、コーヒーを愛する人、コーヒーに関わる人が幸せになるように願っています。
長文にもかかわらず、最後までお読み下さり、ありがとうございました。ご支援どうぞよろしくお願い申し上げます。
【新店舗詳細情報】
住所:〒997-0034 山形県鶴岡市本町一丁目6-11
営業時間(予定): 月~土 8:10~17:15/日曜定休
駐車場 :近隣に有料駐車場あり(2時間無料)
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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