はじめに・ご挨拶

みなさま初めまして。

2017年から東京でお芝居の舞台を創ってまいりました。
今回この活動の代表を務めさせて頂きます。
Performing Arts Maitreya 主宰の湯田可奈美と申します。

地元の千葉の高校を卒業後、本当にやりたい仕事を探しながら
ずっとフリーターをしていました。
アンテナはずっと張っていて
2017年、27歳でやっと「お芝居」の世界に出会い
本当にやりたい仕事を見つけました。

右も左もわからない中
東京に出て
我武者羅に舞台を創り続けて
少しづつ仲間や応援してくださるお客様が増えてきた
2020年。コロナ禍が到来しました。


劇場公演は全部中止。
今後の予定も立てられないまま赤字だけが残り
目の前が真っ暗になりました。

この時、"農業"に出会いました。
7年前に某映画の宿泊ワークショップで
お世話になった長野県飯綱町でりんご農家をされている
"古民家カフェのらのら"さんが
「シェアハウスを始めた」とSNSで知り
気分転換にと飛び込んでみました。

空いている畑をお借りして野菜を育てました。
長野の広大な大自然、
黙々と植物に向き合う畑仕事。


未曾有の事態からの不安が
なぜか和らぎました。

東京では中々できない”土に触れる”ということは
大地に、地球に
私たちは生きているんだ

ということを
思い出させてくれたからなのかもしれません。


農業に出会っていなかったら
今頃お芝居を諦めていたかもしれません。


このプロジェクトで実現したいこと

これからも
このような未曾有の事態が訪れても
表現活動を続けていきたい。

その為には舞台公演の他に
農業を本格的に始動し
収入の柱を増やす必要があると考えました。

私たちは"持続可能な舞台芸術"を実現したいです。


プロジェクトをやろうと思った理由


舞台は、公演日の約半年前から
劇場やスタッフの手配、宣伝の準備などが始まり、
劇場の予約金や衣装、舞台セットなど
公演が始まる前から資金調達が必要になります。


農業も、実際に収入を得るまでに
農地の調達や作物が育つまでの期間など
時間がかかります。

表現活動の火を灯し続けたい。

そんな思いでこのプロジェクトを立ち上げました。


なぜ"農業"なのか。
収入の柱を増やしたいだけなら
他にも手段がたくさんあると思います。



"農業"が好き、なんです。


コロナ禍が到来し舞台が全部中止になり
精神的にも経済的にも大きなダメージを負った時
心の支えになったのは、
自然、畑、でした。

離農や高齢化による担い手不足、食料自給率の低下、
耕作放棄地の拡大、海外の安価な農産物の輸入による影響など
多岐にわたる問題を抱えた日本の農家さんに
今度は私たちが、恩返しをしたいです。



これまでの活動

私はお料理が好きで
東京アトリエのベランダで家庭菜園をして
ガーデンレタス、キュウリジャガイモ、ミニにんじんなんかを作って
お料理に使っていました。
広い畑で野菜を作ってみたいな、とは
もともとぼんやり思っていました。
2020年からのらのらさんの畑をお借りして
実際にたくさんの野菜が採れた時、
めちゃくちゃ感動したことを覚えています。

あんなちいちゃなトマトの種が
こんなに立派な美味しいトマトになるなんて
奇跡だな、って思っていました(笑)

今、実際にどの作物に挑戦しようか
勉強も兼ねて色んな農家さんのお手伝いに行っていますが
黙々と植物に向き合う作業は性に合い、
楽しく勉強させてもらっています。

私はじいちゃんとばあちゃんに育てられたので
先輩農家さんとお話ししていると
懐かしい雰囲気で嬉しかったりもしました。


そして、"農業"と"芝居"は
全然関係ないことのように思えますが、
最近では結構有名な俳優さんも
農業にチャレンジしていることを知りました。

"芝居"は、一見 繕う事のように思えますが、
私は、より自然に、人間が本来の姿に還ることだと思います。
土や植物に触れる"農業"は
その自然に還ることを
想い出させてくれるように思います。

舞台のメンバーにも、
稽古の一環として一緒に農業に挑戦してもらっていました。


団体について

私たちは、"何もない空間に 命の風景を 創る"をテーマに
セットや小道具を使用せず、
役者の身ひとつで演じるスタイルの
舞台公演を2017年より約2ヶ月に1回というハイペースで開催してまいりました。


農業を本格的に始動するにあたり、
舞台公演は農業が忙しくない期間に年間3回、
メンバー4名で、本当にお見せしたいと思える作品を厳選して
お届けする予定です。


団体名のMaitreya (マイトレーヤ)は、弥勒菩薩のサンスクリット語です。
私の人生をもとに書かれた戯曲「MIROKU」からいただきました。
どんな時代でも、強く優しく、慈愛に満ちている女性チームを目指し
頑張ってまいります。

来年、2023年夏には
観光ブルーベリー農園&カフェ 「みろくふぁーむ」をオープン予定です。


メンバー

主宰 湯田可奈美(ゆだかなみ)


2017年から活動してきた中で出会い、
困難を共に乗り越え
今回の新しいプロジェクトをに賛同してくれた
3人の頼もしい仲間をご紹介します。


大地薫(たいちかおる)

みなさま、はじめまして。
Performing Arts Maitreyaの大地薫と申します。

私は三重の田舎出身で畑も田んぼも幼い頃から側にありました。
けれど両親も祖父母も農業に縁もなく、私も小学校で稲作体験したっきり。
特別興味はありませんでした。

なにより私は虫が大の大の苦手で蚊の一匹にも怯えるレベル。


そんな私がまさかの畑仕事。
虫、虫、虫!ミミズ!
心の中で何度も絶叫しました。
だけど、みんなで一生懸命作物と向き合って。無心で草を刈って…いつのまにか虫にも慣れて。
自然とダイレクトに触れ合う。無心になる。汗を流して、木陰で涼む。


思考も高尚な言葉もなんにもありません。
でもただこのシンプルな事が本当はとても大切なのではないかと思うようになりました。


いのちに触れ、育むことを人に教えてくれる農業。いのちを表現して伝える表現者。
まったく違うようで、大事な核が繋がっている気がします。


まだまだ農業に関しては赤ちゃん状態。
表現者としても未熟者ではありますが、両方から学び、
そして得たものをみなさまにお届けできるよう精一杯頑張ります。

始まったばかりの私達の挑戦を応援していただけたら嬉しいです。



中村蓮(なかむられん)

こんにちは。初めましてPaforming Arts Maitrey メンバーの中村蓮です。
よろしくお願いします。


私は東京と長野の二拠点生活をしています。
東京ではお芝居を、
長野では農業を。 

Paforming Arts Maitreyaは
お芝居をする表現芸術団体で、
人が持つ自然なエネルギーを大切に舞台を創っています。
そして、その自然なエネルギーを長野での農業から学んでいます。
土を耕し、肥料を撒き、種を植え、
発芽するその生命力から凄まじいエネルギーを肌で感じることができました。


農業で学んだエネルギーを活かすお芝居。
しかし、現実として舞台の公演にはお金がかかります。
表現したい情熱とは反比例に資金面での問題が広がりもどかしい日々を過ごしました。
そして、辿り着いた1つの答えが「農業を趣味にするのではなく、農業で生計をたてる」という考えでした。


一から学びながら、
果実や農作物、土、水、雨、太陽、化学肥料、そこに来る昆虫、
様々な生命と対話しながら学びながら
更にお芝居と農業の掛け合わせを力強いものにし、
舞台のお客様にも作った作物を日頃の感謝を込めてお届けしたいと思っています。

どうぞ、応援よろしくお願い致します。


水上多楽(みずかみたら)


はじめまして!水上多楽(みずかみたら)です!

2019年に地元石川の高校を卒業し、
右も左も分からないまま、お芝居のために上京しました。

しかし、地元が田舎なだけに自然が恋しくなることも多く、
どこかでいつも癒しを求めていたように思います。


劇団の運営や芝居に悩んだある時、
佐渡で初めて柿の栽培というものに携わりました。
蕾をひたすらに取っていくだけなのですが、
なんだか自分も自然に還っていっているような幸せな心持ちになり、
悩みが全て吹っ飛びました。
同時に、自分も自然の一部なんだと認識できた、非常に印象的な経験でした。

このことを知っているだけで、役者としても人間としても、
大きく成長できると実感しました。


芝居と農業は密接に関わっていると思います。
どちらにも真摯に取り組み、
芸術と果実で皆様の生活を彩れることを願っております。



挑戦する作物

りんご...長野県飯綱町でカフェ経営や宿泊業をされていて、時間がない中で
加工用りんご農家をされていた古民家カフェのらのらさんに
恩返しをする為にも、りんご栽培の技術を習得し
"生食用りんご"にグレードアップさせたいです。

...舞台の運営が大変だった時に声をかけてくれた、
主人の友人のおけさ柿農家さん(新潟県佐渡市)で
園地を増やし共同運営をする予定です。


観光ブルーベリー農園...のらのらさんの畑で手付かずになっているブルーベリーが
150本植っています。その園地を増やし、収穫期には営業していない平日の
古民家カフェのらのらさんをお借りして、ブルーベリーや自家栽培のお野菜を
使用したメニューを提供するカフェをオープンします!
接客とお料理が好きなので、とても楽しみです。

      


資金の使い道

目標金額 200万円を達成した場合

CAMPFIRE手数料 (17%)34万円
リターン準備費(33%)66万円
2022年9月公演経費(50%)100万円 ※劇場費、スタッフ費、衣装・美術費など

目標金額より増減があった場合も、同じパーセンテージで使用させていただく予定です。


リターンについて


リターン品は今年の秋に収穫できる果物、加工品や
来年以降の舞台へのご招待権をお届けします。

・加工品の原材料及び添加物等の食品表示はお届け商品のラベルに表記されます。
・商品開封前には必ずお届けのリターンに貼付されたラベルや注意書きをご確認ください。
・実際にお届けするリターンとパッケージ等のデザインが異なる場合がありますので、あらかじめご了承ください。 
・舞台へのご招待は面会が可能です。その際は公共の場所で面会します。
※感染者数の状況等により面会がなくなる可能性もございます。


大まかな実施スケジュール

2022年

7月〜24日 各メンバー 作物の研修 公演稽古
25~31日 Performing Arts Maitreya 旗揚げ公演プレビュー開催(東京アトリエ)

各メンバー 作物の研修 公演稽古

8月30〜9月7日 Performing Arts Maitreya 旗揚げ本公演開催(アトリエファンファーレ高円寺)

9月 ブルーベリー 増定植(計400本予定)

10月 おけさ柿収穫 渋抜き

11月 りんご収穫 リターンの発送

12月 ブルーベリー冬囲い

2023年

1月〜3月 りんご、おけさ柿、ブルーベリー剪定

4月 Performing Arts Maitreya 本公演開催予定(東京)



7月 観光ブルーベリー農園&カフェ 【みろくふぁーむ】OPEN予定(長野県飯綱町)


最後に

私は、お芝居に出会うまで、生きるのがしんどかったです。
お金を稼がなきゃ、とか、実績を作らなきゃ、とか、
未来ばっかり見て、今この場で幸せを見つける方法を知りませんでした。

お芝居に出会って、その方法を知りました。
そして、色んな困難がありましたが、
色んな方の支えがあり、これまで走って来ることができて、
幸せです。

今の幸せを探したから、"農業"に出会ったんだと思います。
そして、お芝居を通して
もし私みたいにしんどい人がいるなら、
これからも、些細に応援できるなら、もっと幸いです。

どうぞ、応援よろしくお願い致します。


Performing Arts Maitreya 主宰 湯田可奈美


<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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