はじめまして!

 私たちは、長崎県にある佐世保工業高等専門学校物質工学科の学生有志でつくる商品開発プロジェクト「長崎つなぐっど。」2期生です。

昨年度「長崎つなぐっど。」を立ちあげた先輩達からこのプロジェクトを引き継ぎ、3月から第2期プロジェクトとして本格的に活動を開始しました。

長崎つなぐっど。2期生メンバー
(前列左から)ひかる、ユウゴ、はな(後列左から)ナナコ、リン、あや

先輩達の活動を引き継ぎ、さらなる魅力ある商品を企画しようと計画中です。
Instagram @nagasaki_tunagood)、(Twitter @nagasaki_good

プロジェクト名「長崎つなぐっど。」の由来は、”長崎”の素材同士を”つなぎ(組み合わせる)”、さらに”良いもの(good)”を作り出すという想いから来ています。

 これまでに学んだ化学と生物の知識を活かし、現在は地域商社「出島トンボロ株式会社」さんのサポートのもと、「お客様が求める商品とはどのようなものか?」といったマーケティングや、企業の方とのアポイントの取り方といったビジネスマナーなどを学びながら、長崎の魅力を発信できる新しい商品について企画しています。

 長崎の学校に通っている私たちには、共通の想いがあります。それは、「県外・県内問わず、全国の皆さんに【長崎の魅力】を知ってほしい!」ということ。
 そのため、2021年より長崎の地場産品を掛け合わせた新商品を企画・開発しています。

商品化第一弾

 2021年に初めての商品化としてまず最初に私達が目をつけたのは「大島トマト」です。糖度8度以上の甘いトマトで、普段はトマトが苦手なお子様でも食べやすいと評判です。この大島トマトを丸ごと搾った「トマトジュース」をさらに食べやすいようにと、みんなが大好きなジェラートにすることを考えました。そこで、平戸のミルクと特産品を掛け合わせたジェラートを販売するVacca Gelatoさんにお願いし、野菜特有の青臭みを抑えながらも大島トマトの美味しさを極限まで引き出した「トマトジェラート」を作ってもらいました。応援購入サイトのみでの販売でしたが、全国各地から多くの方にご購入いただきました。

●商品化第一弾はトマトジェラート

あま~い大島トマトを丸ごと搾ったトマトジュースを贅沢につかいました!

商品化第二弾

 2022年は果物の「びわ」に注目しました。びわの由来は江戸時代、一人の女性が中国から輸入された種を長崎でまき、育て始めたのが始まりと言われております。気候も合い、現在では「茂木びわ」をはじめ生産量のうち30%以上を長崎県産のびわが占めています。今回は、そんなびわを使ったジャムとびわの葉を使ったびわ茶を素材として選び、地元の老舗銘菓企業である九十九島グループ株式会社さんのお力をお借りして、米粉を利用したカロリーオフの「びわ茶シフォンケーキ」を11月より市内2箇所にある実店舗で期間・数量限定販売し、約2週間で完売しました!

●商品化第二弾はびわ茶シフォンケーキ

びわ茶を生地に練り込み、上にはびわ茶とびわジャムをトッピングしてびわの風味豊かに仕上げました。また、生地には米粉を使っているため、カロリーオフでモチモチ食感に仕上がりました!

発売期間中はメンバーが交代で店頭に立ち、買い物に来たお客さんにチラシを配るなどの販売促進活動を行いました!

販売初日は県内テレビ局からの取材もありました。

商品化第三弾(現在進行中)

 第三弾の商品として現在取り組んでいるのが、「波佐見焼」「長崎のお茶」を組み合わせた商品です。
波佐見焼は、「家庭用食器」として全国に進出しており、持ちやすさ・軽さにこだわったユニバーサルデザインのものや、収納のしやすさに注目したものなど、小家族対応のシリーズなど、使い手に寄り添うやさしい眼差しでのやきものづくりに力を入れられています。また、若手のデザイナーによるデザイン性の高い商品が波佐見焼ファンの裾野を広げ、ふるさと納税で人気の返礼品となるなど、デザイン性も注目されています。
 長崎は、全国的に有名なお茶の産地ではありません。しかしながら、全国茶品評会でこれまで何度も日本一に輝いた「そのぎ茶」をはじめ、「世知原茶」、「ながさき釜炒り茶」など、様々なおいしいお茶があります。
 わたしたちは、この魅力ある「波佐見焼」「長崎のお茶」をつくるそれぞれの地元の事業者さんに協力いただけるよう呼びかけ、賛同いただいた企業の方と共に商品企画・開発していく予定で、現在、協力いただける地元事業者様を探しています。

●商品化第三弾は「波佐見焼」と「長崎のお茶」

写真提供:(一社)長崎県観光連盟 

普段使いにピッタリなおしゃれな「波佐見焼」と品評会で高い評価を得ている「長崎のお茶」を組み合わせた素敵な商品を企画中!

写真提供:(一社)長崎県観光連盟 

 2021年の日本人の人口移動報告※によると、長崎市は転出者数が転入者数を2194人上回る「転出超過」となり、全国の市区町村別では2年連続で2番目に多い結果となりました。特に、若い人たちが入学や就職をきっかけに地元を離れることはとても多いとききます。※総務省『2021年の日本人の人口移動報告』

 長崎から若い人がいなくなれば長崎で受け継がれている産業・文化は廃れていってしまいます。実際長崎では、コロナ禍による観光需要減少の影響もあり、馴染みのあるお店が閉まってしまうことが続いています。でも、長崎で脈々と受け継がれている産業・文化には、私たち若い世代も感動する素敵な魅力がたくさんあります。

●ハウステンボス

写真提供:(一社)長崎県観光連盟 

●佐世保バーガー

写真提供:(一社)長崎県観光連盟 

 コロナ禍で実際に長崎に足を運んでもらうのが難しい今、たくさんの長崎の魅力をどうやって知ってもらうかを考え、今回のプロジェクトに至りました。

 「長崎の魅力を全国の人に知ってもらって盛り上げたい!」コロナ禍にそのような想いで動き出した私たちが考えたのが、「様々な特産品の組み合わせによる、“新たな長崎の価値の創造”」でした。そしてわたしたちは、地元の事業者さんに協力いただけないかお声をおかけし、商品の開発と販売を実施してきました!!

これまでにご協力いただいた企業さんのご紹介

出島トンボロ(株)
ビジネスマナーをはじめ、商品企画の考え方などを教えていただき、プロジェクトを進めるうえで、私たちの活動全般をサポートしていただいている企業さんです!

大島トマト農園
「地域と共に」をモットーにされている大島造船所さんが、雇用創出の一環としてトマト栽培 を始めました。「大島が、船だけでなくトマトや焼酎といった人の心に残る特産品を持つことで、全国の皆様に愛される「ふるさと」になって欲しい」との願いを持っておられます!

Vacca Gelato
平戸の牛からとれたミルクをベースに地元の採れたてをそのまま使用するので、期間限定・新商品等が常に並ぶ、平戸のジェラート屋さんです。 「Vacca」の名前は、イタリア語の「牛」の意味と、「平戸の特産『ばっか』で作られたジェラート」というこだわりとをかけているのだとか。町にひとつの酪農家さんとの出会いが、ジェラート屋さんを始めるきっかけだったそうです!

社会福祉法人出島福祉村
もともと建築士として働いていた代表の池田さんが、長年長崎で活動しながら感じた課題を解決したいと考え、自分たちの力で長崎ならではの物を作り、売ることに拘りびわやびわの葉を使った商品を作っていらっしゃいました。出島福祉村さんでは、無農薬での栽培というだけでなく、障害を持った方の就労支援をはじめ、手間暇をかけ多様性を受け入れながら事業を行っており、その一貫性や社会的な意義に強く惹かれお声がけさせていただいたのが始まりです。試作の段階から、こだわり抜いたびわ茶や枇杷ジャムのご提供にたくさんご協力いただきました!

九十九島グループ(株)
長崎にはたくさんお菓子屋さんがありますが、その中でも地元の老舗銘菓企業である九十九島グループ株式会社さんのお力をお借りして、米粉を利用したカロリーオフのお菓子を作ることになりました。佐世保市で戦後間もない1948年から創業70余年経つ老舗銘菓企業で、私たちの学校の近くにあり、お声がけさせていただいたのがきっかけでした。「九十九島せんぺい」をはじめ和洋菓子を展開しており、この度快くご協力いただける運びとなりました。

 わたしたちの商品は、「新しい」ものでありながら、いままでの長崎にあった魅力の詰まったものです。ぜひ、私たちの商品で、長崎の魅力を“再発見”してもらえれば幸いです

目標

・長崎の魅力をもっと多くの人に知ってもらう

・地元企業同士を“つなぎ”、長崎の良さがさらに伝わるものを作り出す

・地元の良さを再発見し、地元で働くという選択肢を持ってもらう

具体的な活動

・商品化第三弾の協力企業様訪問

・商品企画の打ち合わせ

・試作品の作成

・第四弾以降の商品の検討

・協力企業調査

・SNSでの情報発信

・2023年1月31日
 資金募集活動終了

・2023年2月~3月 
 協力企業様訪問

・2023年3月
 寄付金領収証書 、メールおよび直筆の手紙でお礼のメッセージを送付(リターンの送付)

・2023年3月~7月
 商品企画やデザインなどについて打ち合わせ

・2023年5月
 商品開発会議の実施(リターンの案内)

・2023年8月
 試作品の作成依頼

・2023年9月
 試作品見学会の実施(リターンの案内)

・2023年11月
 商品の販売開始

・協力企業様訪問の交通費
 県内協力企業様を訪問し、企画についての説明・打ち合わせや作業現場の見学をします。

・試作品の作成費
 実際に商品を作成してもらい、メンバー内での感想や校内アンケートなどを実施してさらなる改良につなげます。

・商品作成費
 皆様に満足して頂けるような素敵な商品を作成します。

・広報活動費
 フライヤー・ポスターなどを作成して校内イベント時に配布したり、近隣商業施設に掲示してもらうなど商品をPRします。

・CAMPFIRE手数料
 支援金からCAMPFIRE手数料(総支援金の17%+税)にも使用します。

○3,000円、5,000円、10,000円
・寄附金領収証書およびメールでお礼のメッセージを送付いたします。

○20,000円、50,000円
・寄附金領収証書および学生直筆の手紙でお礼のメッセージを送付いたします。

○100,000円
・寄附金領収証書および学生直筆の手紙でお礼のメッセージを送付いたします。
・試作品見学会へのご案内をいたします(2023年9月実施予定、場所:佐世保高専、旅費はご負担下さい)。

○500,000円
・寄附金領収証書および学生直筆の手紙でお礼のメッセージを送付いたします。
・学生が実施する商品開発会議へご案内致します(2023年5月実施予定、オンライン開催)。
・試作品見学会へご案内をいたします(2023年9月実施予定、場所:佐世保高専、旅費はご負担下さい)。

寄附金に対する税制上の優遇措置について

■個人からのご寄附

独立行政法人国立高等専門学校機構が発行する「寄附金受領証明書」を添えて、税務署に確定申告を行うことにより、所得税と個人住民税の両方の控除を受けることが出来ます。
(個人住民税の控除のみを受ける場合は、市区町村において簡易な手続きで済ませることが出来ます。)

所得控除の計算方法
所得金額等の40%を限度とする寄附金額について、2,000円を除いた額が所得額から控除されます。
●寄附金控除額=寄附金額(所得の40%が上限)-2,000円

税額控除の計算方法
寄附金額から2,000円引いた額に30%を乗じた額を、所得税額から控除できます。
●寄附金控除額={寄附金額(所得の40%が上限)-2,000円}×40%

*個人住民税の優遇措置
お住まいの都道府県・市区町村が、条例で当機構を寄附金控除の対象としている場合、総所得金額等の30%を上限とする寄附金額について、下記の通り翌年の個人住民税から控除されます。

<税額控除額の計算方法>
◆都道府県が指定している場合(寄附金額-2,000円)×4%
◆市区町村が指定している場合(寄附金額-2,000円)×6%
◆都道府県・市区町村が指定している場合(寄附金額-2,000円)×10%

※それぞれの都道府県・市区町村により取り扱いが異なりますので、お住まいの都道府県・市区町村にお問い合わせ下さい。

■法人からのご寄附

寄附金の全額を損金に参入することができます。(法人税法第37条第3項第2号)

※当機構への寄附金は、所得税法上の寄付金控除の対象となる特定寄附金又は法人税法上の全額損金算入を認められる指定寄附金として財務大臣から指定されています。(平成16年3月財務省告示第178号及び昭和40年4月大蔵省告示第154号)

長い記事を最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

私たち「長崎つなぐっど。」は「長崎の魅力が伝わる商品とは何か」ということを考えながら活動を行っています。私たちの活動を通して、少しでも多くの人に長崎に興味を持ってもらえるきっかけになればと考え、これからも新たな素材を探して商品化する予定です。私たちの活動を応援していただけたら嬉しいです。

応援、よろしくお願いします!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/12/20 17:55

    第三弾の商品が決定しました!それは・・・「波佐見焼茶香炉」です。そこに長崎県産の茶葉をセットにします。理系学校の「高専」ですので,茶葉の温度と匂いについて測定してみました。どのように測定するか手探りですが色々な方にご協力頂き頑張っていきます!

  • 2022/12/12 18:07

    ついに本日「長崎つなぐっど。」のプロジェクトが公開されました!実はプロジェクト公開前日に第三弾商品化に向けて波佐見焼の制作をされている方にご協力のお願いに行ってきました。少しずつ商品化に向けて進んでいます!

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