はじめに

はじめまして、「チャイルドラインすいた」代表の岡本祥子と申します。
子どもの人権を尊重するチャイルドラインの活動に賛同し、2014年6月、大阪府北摂地域をカバーする「チャイルドラインすいた」を開設しました。電話は大阪だけでなく全国から受け付けています。
チャイルドラインは18歳までの「子ども専用」の相談窓口です。悲しいとき、嬉しいとき、寂しいとき、家のこと、学校のこと、友達のこと、ただ誰かに聴いてほしいときなど、子どもが自由に無料で電話をかけることができます。電話以外にも「チャット」も利用できます。
子どものどんな声も否定せず、「ありのまま」を受け止めます。

厚生労働省や文部科学省と連携しながら 、子ども向けに情報発信するため、教育委員会にも働きかけています。これからも、電話から見える子どもの現状を社会に発信し、SDGsや豊かな子ども時代を提供できる社会の実現を目指して活動を続けます。
チャイルドラインは、「子どもの権利条約」の理念を基本にして、日本全国68団体で実施しています。 

このプロジェクトで実現したいこと:活動継続と受け手養成講座開催

本クラウドファンディングの目的は以下の2つです:
1.チャイルドラインすいたの活動継続
大阪府下には計6団体がチャイルドラインに参画しています。「チャイルドラインすいた」が活動できなくなると、大阪市以北をカバーする団体がなくなります。子ども向けのカード(無料電話情報掲載)の配布ができなくなり、子どもに情報が届きません。
特に、吹田市、摂津市、茨木市の3市には、小中高校生の生徒数は顕著に高く、大阪府全体の約10%もの生徒が就学しています。この統計値からも、「チャイルドラインすいた」の存在意義と重要性がご理解いただけると存じます。

私たちは、北摂地域を重点に「子どもの権利」の周知活動(市役所、図書館、青少年センター)、地域の夏祭りや学校の人権教育に参加して子ども向けにチャイルドラインの広報活動も行っています。
チャイルドラインすいたの活動はすべてボランティア(無償奉仕)で行っています。

2.受け手養成講座の開催

子どもの電話数に対し圧倒的に受け手が不足しています。
需要に応えるだけの受け手の方を確保するのは継続的な問題で、2023年度に受け手養成講座を開催する予定です。子どもの権利や青少年教育関連等の各専門家をお招きし、現地開催を基本に、遠隔でもご参加いただけるよう、Zoomの利用も予定しています。

講座は基礎編と実践編から構成され、全体で10~15回のセッションです。修了後、受け手として活動に参加していただきます。この講座は「子どもの声が聞ける大人の養成講座」としても開催しています。
直近では2021年に開催し、定員を超える申し込みがありました。

応援メッセージ

チャイルドライン支援センター代表理事の竹村さんより応援メッセージ頂戴しました!
チャイルドラインは、子どもの権利条約の理念に基づき、子どもの声を聴き、その気持ちに寄り添う活動です。また、受けとめた子どもの声を社会に発信することで、子どもの生きやすい社会をめざしています。子どもには「話す権利」「聴かれる権利」があります。話すこと、聴かれることで少し生きやすくなったり、最悪の結果を回避できることもあります。子どもの生きやすい社会をつくるには、何よりまずこの権利が保障されなければならないと考えています。わたしたちの仲間「チャイルドラインすいた」へのご支援をどうぞよろしくお願いします。

チャイルドライン支援センター公式ホームページはこちら

にじいろi-Ru  田中一歩様、近藤孝子様より応援メッセージ頂戴しました!2021年度の受け手養成講座で「性の多様性」について、講義していただきました。

私たちにじいろi-Ru(アイル)が、すべての子どもたちに「じぶん、まる!」を届けたいという思いではじめた子ども向けの講座は7年目になります。
いろんな子どもたちに出会いました。子どもたちはじぶんのいろんなキモチを聴いてほしいと思っています。聴いてもらえる誰かがいることは「ひとりじゃない」と感じることにつながっていると思っています。
チャイルドラインすいたの活動は、そんな子どもたちにとって大事なひとつの居場所。応援しています。

にじいろi-Ruさんのホームページはこちら


スタッフの「ムッシュ」さんからの応援メッセージ
子どもたちは様々なことで電話をかけてきてくれます。「暇やねん」と話し出す子ども、「今からダンス踊るので見てください」と言い、「見えないよ」と言わずに「いやあ、良かった」と一緒に笑うこともあります!
でも大半の子どもは「今、悩んでいること」を話します。解決するためには、「一緒に動いてくれる大人」が必要なことが多いのですが、それは私たちにはできません。できることは「聴く」ことです。
こんな私たちの活動が継続できるよう、ご支援を頂ければ幸甚です。よろしくお願いいたします。

資金の使い道

ご支援いただいた主な使途は、2023年の活動運営費です。別途、引っ越し費用と養成講座にかかる費用等に使用させていただきます。

・施設(家賃等)/光熱費/消耗費:約50万円
・ スタッフ交通費:約15万円
・ エリア/全国会議参加費:約12万円
・ 養成講座開催費:約30万円
・ 引っ越し費用:約5万円
・ クラウドファンディング手数料:約13万円 (9%+税)

節電・節約を心掛け、スタッフの持ち出し等の協力を得て可能な限り費用は切り詰めており、これについては2023年も継続する所存です。活動にかかる人件費はボランティアベースで行っており、無償奉仕となります。受け手養成講座の講師の招へいやスタッフの持続可能性を鑑みた交通費の支給は、必要とされる部分と考えます。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
チャイルドラインすいたは非営利団体ですが、このクラウドファンディングをご支援いただくことで、ご支援者が税制優遇を受けることはできません。

実施スケジュール

・ 2022年12月2日:クラウドファンディング開始
・ 2022年12月18日:新拠点への引っ越し
・ 2023年2月中旬:クラウドファンディング終了
・ 2023年2-3月:皆様へのご報告、お礼の準備、発送等の開始。
・ 2023年4月:クラウドファンディング支援金による新年度スタート
・ 2023年8月~9月:受け手養成講座開催(基本編/実践編)(実際の日程は変動する可能性あり)

最後に

2020年のコロナ禍以降、学級閉鎖などが続き、友だちと「ちょっと話す」機会が激減する傾向にあります。子どもが安心して話せる場が提供できるよう、「口外は一切しない」「ヒミツを守る」などの子どもへの約束を軸に、子どもが話すことで「主体性」をもって自分の気持ちを整理し、解決への過程に寄り添うことを大切にしています。
また、国連で採択されている「子どもの権利条約」の理念に基づき、子どもたちに「豊かな子供時代」が保障されるよう、微力ではありますが活動を行っています。
実際に話を聴くことで、見えてきた社会問題が、単に1つのニュースではなく、現実問題として感じることが多くなりました。他人事ではなく、私たち一人ひとりが「現実に起こっていること」として捉える良い機会にもなっています。
チャイルドラインの活動は、子どものためだけではなく、子どもをとりまく大人も含めた社会全体にとって「良い循環」となる一端を担っています。
皆様のご理解を賜り、活動に賛同いただければ幸いです。ご支援のほど、よろしくお願い致します。

最近の活動実績(2022年)

例えば1000円で500人の子どもたちにカードを配ることができます。
北摂7市*の小学生~高校生の総数を約20万人とすると、全員に配布するには40万円必要になります。皆さんのご支援が、子どもたちの電話につながる「第1歩」になります。
*北摂7市 = 高槻市、茨木市、摂津市、吹田市、豊中市、池田市、箕面市。総数は令和2年の概算です。
・11月:児童虐待防止オレンジリボンフェスタ2022に参加(摂津市)
・11月:さくらフェスタに参加(吹田市)
・10月: 吹田市民生児童委員会の研修会に講師として参加
・10月:手作り創作絵本とアートの移動ギャラリー「旅するyogiyogi」に参加
・8-9月:チャイルドライン全国キャンペーン「聴かせてほしい あなたの声」に参画
・7月:2021年度年次報告書を作成し、市役所、図書館、教育機関に配布
・6月:無料電話情報カード/ポスターを 各学校、図書館などに配布

チャイルドラインすいた公式ホームページ
チャイルドライン支援センター公式ホームページ
子どもの権利条約
オレンジリボン運動 - 子ども虐待防止


  • 2023/02/12 20:34

    クラウドファンディングもいよいよあと5日になりました。この間、たくさんのご支援や応援メッセージをいただき、本当に元気をいただいています。感謝申し上げます。おかげさまで、「子どもの声を聴ける大人養成講座2023」を実施する運びとなりました。これから、講座の準備等、頑張っていきたいと思います。まず...

  • 2023/01/22 19:00

    「チャイルドラインすいた」今年もよろしくお願いいたします。たくさんの方々にご支援や応援メッセージをいただき、本当にウルウルしています。今日はみんなで、返礼品準備をしました。あと1ヶ月です。

  • 2022/12/29 18:11

    2022年後半は、クラウドを始めたり、拠点の引っ越しがあったりで、バタバタしましたが、何とか今年の活動を終えることができてホッとしています。2023年も、元気に活動できますように。どうぞ、よろしくお願い致します。

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