【御礼】

58日間、たくさんの皆様にご支援いただき、本当にありがとうございました。
鹿児島の名山町という小さなまちの共同トイレから、#一歩前進 を掲げて進めてきたプロジェクト。
おかげさまで何百歩も前進させていただきました。

クラファンスタート前は、未知のことに不安で不安で仕方ありませんでしたが、通り会、名山町を飛び越えてたくさんの方々から応援をいただき、つながりを感じ、「名山ってたくさんの人に愛される、応援してもらえる、いいまちだなあ」と今まで以上に名山町を好きになりました。
そして、今後は、自分たちのお店や通り会だけではなく、名山町全体のことにも目を向けていきたい、町のことに積極的に関わりたいという気持ちになりました。

これから、まずは、いただいたご支援をトイレ配管や内装の改修に活用してどなたにも快適に使っていただけるトイレを実現します。お披露目をお楽しみに、今後とも見守っていただけましたら幸いです!

本当にありがとうございました。
ご支援いただいた皆様と名山堀でお会いできますことを楽しみにしております。

名山堀共同トイレ一歩前進プロジェクトチーム一同


《最初の目標達成のお礼とネクストゴール300万円宣言!》

11月15日、公開から2週間で、最初の目標の200万円を達成いたしました。
皆様のご支援、本当にありがとうございます。

初めてのクラウドファンディング、不安と手探りの毎日ですが、支援の輪の広がりに、チーム一同、感動の連続で走り続けています!

まず、ご支援いただいた200万円では、致命的な配管問題を解消して、“つまりなく使えるトイレ”実現に取り掛かることができます。
しかし、これはまだみなさんの目に見えない部分。使用禁止の個室和式トイレを直すなど、誰もが快適に利用できる状態にするにはまだまだ足りません。

そこで、ネクストゴール300万円を目指します!
追加のご支援で実現したいことは主に、以下の2つです。

●個室トイレを復活&洋式化!
…現在は、個室トイレは封鎖中で、男性用立ち小便部分しか利用できない状態です。洋式の個室トイレを整備して、女性や足の不自由な方など、どなたにも安心してゆっくりお使いいただけるトイレを目指します。

●内装を改修して快適に!
…現在は、入口を入るとすぐに立ち小便コーナー!!!入るときに非常に気を遣います。。。間仕切りを設けるなど、どなたも快適に使える内装にしたいと思っています。

追加のリターンも近々発表予定!

最終日の12月28日まで、引き続き、周りの方に少しずつ、ご支援の輪を広げていただけますよう、よろしくお願い申し上げます!

=以下、プロジェクト概要です=

はじめに、ご挨拶

こんにちは!「名山堀共同トイレ一歩前進プロジェクトチーム」です。

私たちは、鹿児島市名山町の昭和レトロな飲み屋街「名山堀」(めいざんぼり)の新町飲食店通り会の13軒で構成しています。

店主は40代〜80代、居酒屋、イタリアン、本格和食、餃子、ホルモン焼き、バーなど年齢もジャンルも多彩な顔ぶれです。
輪番でゴミ出しをしたりトイレ掃除をしたり。街並みだけではなく、付き合いにもどこか昭和の懐かしさが残ります。
ただ自分の店だけをやっているのではなく、みんなでこの名山堀の雰囲気をつくっているような感覚があります。

長屋に個性的な飲食店が入る名山堀

名山堀を象徴する「共同トイレ」

実は、名山堀にはトイレのない店もあります。共同トイレはお客さんに名山を楽しんでもらうために不可欠なものとして、私たちが維持管理しています。

この味わいはもはや”名物”

古びてボロではありますが、通り会メンバーが交代で毎日清掃しているので意外ときれいです。

プロジェクトで実現したいこと:トイレを改修して名山堀を安心して楽しんでもらいたい

このトイレ、ただ用を足すためだけの場所ではありません。
トイレで出会ったお客さん同士が「どこで飲んでいるの?」「次、そこに行ってみようかな」と仲良くなり、一緒に2軒目に行ったり・・・なんて「トイレコミュニケーション」の場でもあるのです!

共同トイレで立ち話するお客さんたち

しかし、今、この共同トイレが危機に瀕しています。

トイレができてから半世紀以上経ち、老朽化で配管がつまって排水に支障をきたしているのです。

私たちはトイレを改修して、名山堀を安心して楽しんでもらいたいと思っています。

街並みも人付き合いも古き良き「名山堀」

ここで、いわゆる「名山堀」のある名山町の紹介をします。

名山町は鹿児島市の中心部、市役所の目の前にあり、随一の繁華街天文館のすぐ近くにありながら、昔懐かしい風景と人の温かさを感じる街です。

地図はこちら

通り会の13軒で共同トイレを管理しています

右奥が鹿児島市役所。名山町に隣接するみなと大通り公園では町内会のイベントが行われます

鹿児島市のど真ん中に、背の低い木造長屋が並ぶ風景は独特です

店の前ではおしゃべりしたりコーヒーを飲んだり

昔ここ一帯には鶴丸城のお堀があり、堀に流れる水に桜島がきれいに映ったことから「名山」と呼ばれるようになったと言われています。堀は1960年代に全て埋立てられましたが、飲み屋街は今もなお「名山堀」と呼ばれて親しまれています。

「名山堀」の記憶と名前を残そうと、町内の酒造会社と町民が一緒に作った限定焼酎「名山堀」もあります。

一周約1km、15分で歩いて回れてしまうほどの小さな町ですが、実は多種多様な飲食店が50軒以上営むグルメスポットでもあります。

モーニングやランチが楽しめるカフェやパン屋、スペインバルや中華料理、昔ながらの居酒屋など昼と夜で異なる表情。1000円で飲める居酒屋から背伸びして行くような格式高い店まであったりと、多様性に富んでいます。

昼は静かな名山堀

夜は賑やかな名山堀

外から見ると入るのに少し勇気がいるなと思っても、入ってみると温かくて居心地がいいのが名山堀。一軒一軒個性があって発見が尽きない、まちあるきには格好のスポットです。

のれんの奥の様子がわからないお店が多く、初めて入るときは少し緊張

入ってみるとアットホーム。店内が狭く、店主と近い距離で話せる店が多い。

近年では、雑誌やテレビでよく特集されます。

南日本放送てゲてゲ「ディープ探検!名山町」(2022年10月5日放送)

地域人第77号「地域のタカラ」(2022年1月11日発売)

新型コロナウイルスの影響でお客様が減り、飲食店にとっては大打撃ですが、「名山堀が好き」と足を運び続けてくださるお客様たちのおかげで、なんとか営業を続けています。

また、名山町住民の名山愛も深く、夏と冬には名山にたくさんの人を呼び込もうと手作りのお祭りが30年以上続いています。

地域の子どもたちが記者となって名山の店や出来事を取材し、毎月発行する「名山新聞」は、地域の人々に親しまれるだけでなく、ローカルメディアのコンテストの読者投票で全国5位になりました。

取材・まち歩きの様子
クラウドファンディングについて、飲食店の人の思いを子ども記者がインタビューしました。
トイレの危機は名山堀の危機

私たちは、このように古き良き「名山堀」を愛し、たくさんの人に楽しんでほしいと思いながら飲食店を営んでいます。

しかし冒頭でお伝えしたように、共同トイレの配管が壊れて排水に支障をきたし、このままでは、お客さまに安心して名山堀を楽しんでいただけないだけではなく、将来的にはここで飲食店を営むこと自体も危うくなってきます。

ここまで読んで興味を持ってくださった方に、もう少し、トイレ事情をお話させてください。

共同トイレは戦後(登記上はもっとも古い記録で昭和47年)20軒ほどの飲食店の有志がお金を出し合って建てたものです。周辺の飲食店で構成する「新町飲食店通り会」(現在13軒)で、毎月積み立てをして改修や補修の費用に充て、当番制で毎日掃除をしながら維持管理してきました。

老朽化が進む中、ここ数年私たちの悩みのタネとなっているのが配管が詰まるという問題です。その度に5~7万円かけて業者に清掃をしてもらってきました。

原因は陶器の配管の劣化。カメラを入れて調査をしてみると、配管が何か所も割れ、その部分から周囲の土や砂が流れ込んで、詰まりの原因となっていることが分かりました。そして、数社の見積もりをとった結果、配管を入れ替える工事に最低でも200万円以上かかることが分かったのです。通り会の積み立てだけでは何十年たっても到底直すことができません。

そこで、この問題を、名山堀が好き・応援したいと思ってくださる方々のお力を借りて乗り越えようと、クラウドファンディングに挑戦しようということになりました。

当然この方針が決まる前には、何かしらの補助金は使えないか? 市にやってもらえないか?ということも検討しました。 しかし、共同トイレはあくまでも私物扱い。そして、持ち主とされる20数名の共同トイレの建主たちは今ではもう連絡がとれない人も多いのです。加えて、トイレの配管が埋まる約20メートルの道路は私道なので市で補修することはできないということでした。

莫大な費用がかかることから、この際トイレ自体を潰してもいいのではないか?という意見も出ました。しかし、前述の通り建主と連絡を取れないことから勝手に取り壊すことも譲渡もできず、当然解体費用も出せません。この問題から逃れるとするなら入り口を封鎖するしかありませんが、生活排水や個々の店舗の排水にも関わることなので、最低限の配管の補修は必要不可欠です。周囲の土や砂が配管に流れ込むことで、ゆくゆく地盤沈下の可能性もあるとのことでした。

“一歩前進”をみんなで

このようなことから、通り会としては、レトロな名山堀の雰囲気にぴったりで、ある意味“名物”とも言えるこの共同トイレを、維持していこう!と決心し、プロジェクトチームを立ち上げました。

最初は「クラウドファンディングってなに?」というところから始まり、説明会や作戦会議を重ねました。

実際に共同トイレは、いろんなお店のお客さまが顔を合わせて、

ひさしかぶりやなあ!元気でやっちょっとけ~?今日はどこな?(久しぶり!元気でやってる?今日はどのお店で飲んでいるの?)」

ほんならあとでそっちに行ってよかけ(そっちに行っていい?)」

というようなトイレコミュニケーションが生まれる場所でもあるのです。

こんなふうに、“リアル屋台村”ともいえる名山堀の中で、まだまだ長く商売を続けたい!

今回、この状況をなんとかしようと立ち上がった若手(と言っても40~50代ですが笑)を中心に、諸先輩方、通り会だけでなく名山町の飲食店や事業所、町内会、常連さまをはじめとするお客さまなどたくさんの方々にご協力や応援をいただいています。

町内のお店に、名山堀地図への掲載や共通券利用店加盟の協力をお願いに行きました

実は、私たち飲食店通り会では、これまで、クラウドファンディングはおろか、何か共通の目的のためにアクションを起こすということはあまりありませんでした。そのため、私たちにとって、今回のクラファンはとても大きな挑戦になります。とても勇気がいることですし、わからないこと、慣れないことばかりですが、挑戦するからにはしっかりとやり遂げ、私たち通り会だけではなく、名山堀を愛するみんなの“一歩前進”の機会にできればと思っています。


資金の使い道

集まった支援金は下記のように、トイレの配管と内装の改修工事等に活用いたします。

配管故障部分の取り替え工事【約200万円】

配管つまり部分のクリーニング【約15万円】

個室トイレの洋式化【約20万円】

トイレの内装改修【約25万円】

CAMPFIRE手数料【約40~50万円】

広報費、リターン制作費、送料など

合計300万円以上!

目標を達成して名山堀の“名物”トイレを復活し、末長く、名山に賑わいを生みたいと思っています!

※改修後のトイレのイメージですが、
ピカピカにするつもりはありません・・・。

見た目は名山堀の古き良き昭和レトロな雰囲気に馴染むよう、現状の“味わい”を残し、使えない個室を修理して使えるようにしたり、男性トイレと個室トイレの間に仕切り(現在、仕切りがありません!)を作ったりと機能面で使いやすく改修する予定です。

実施スケジュール

配管・内装工事完了:2023年夏
リニューアル共同トイレお披露目会:2023年秋

名山堀を楽しめるさまざまなリターンをご用意!

このプロジェクトを通して名山堀のファンを増やしたい!とチームメンバーや町内外の協力者でアイデアを出し合い、16種類(サイズ違いなど含めると19種類)の多彩なリターンを用意しました。

・一軒一軒訪ね歩いて手作り完成させた「名山堀地図」と子どもたちが作った「名山新聞」
・お礼のメッセージ
・プロカメラマンによるポストカード
・名山堀で飲食や買い物を楽しんでいただける「共通券」
・鹿児島の離島の黒砂糖とザラメ
・オリジナル手ぬぐい
・オリジナルTシャツ
・有機にんじんのジュース
・限定焼酎名山堀(※20歳未満の者による飲酒は法令で禁止させています。20歳未満の方はこのリターンをお選びいただけません)
・トイレに名前を刻むことができる芳名木札
・まち歩きの達人東川さんによる名山堀案内
・名山町夏祭2023への出店券
・プロカメラマンによる記念撮影
・名山堀のギャラリー1週間貸切
・トイレの手洗い鏡への芳名印字
・トイレの入り口に看板設置

お近くの方にも遠方の方にも名山堀を楽しんでいただけるように考えましたので、ぜひじっくり選んでみてください。

共同トイレでは芳名木札のご購入状況を紙のサンプルで見える化しています!(サンプルに書いた文字は支援者様とは関係がございません)

※「お礼のメッセージ」以外のすべてのリターンに共通で、<名山堀地図と名山新聞お楽しみ1枚>を郵送させていただきます。複数のリターンをお申し込みの方で、地図や新聞が不要の場合は備考欄にお書きください。
リターンの金額に、CAMPFIREのシステム利用料が上乗せされます。支援金額1万円未満の場合は一律250円(税込)、1万円以上の場合は2.5%(税込)が上乗せされますのでご了承ください。
※個数に限りがあるリターンは先着順で締め切らせていただきます。CAMPFIREの仕様上、限定数のあるリターンを複数まとめて購入いただくことができません。複数購入いただく場合は、お手数ですが、一つずつ手続きをお願いいたします。

鹿児島のまち歩きの達人!東川隆太郎様より応援の言葉

2022年3月まで約13年間名山堀に事務所を構え、名山堀の変化をその目で見て来られた東川隆太郎様(NPO法人まちづくり地域フォーラム・かごしま探検の会代表理事)より、共同トイレの思い出を綴っていただきました。

“名山堀で飲むと必ず利用するのが、新町の共同便所。そこで小用を足すと目の前にある小窓から横の建物の壁が見える。そこにはよく大きな銀たらいがかかっていた。それを見つめると子どもの頃見たドリフ劇を思い出す。用を足し終わるまでのわずかな時間、ちょっとだけ気持ちが40年くらい前に戻ることができる。わずかだけど、共同便所はそのような時間も提供してくれる、僕にとってニクい存在でもある”

どこを案内してもらっても驚きと発見が尽きない、テレビやラジオでも引っ張りだこの東川様。今回、リターンの「東川隆太郎さんによる名山堀ご案内」にご協力くださいます。東川様とディープなまち歩きができるこの機会をお見逃しなく!

最後に

このプロジェクトを成功させ、安心して住み続けられる名山堀、不安なくお店を続けられる名山堀、快適でありながらノスタルジックを感じられる名山堀をつくるために、ぜひ皆様のご協力を賜れましたら幸いです。

名山堀共同トイレ一歩前進プロジェクトチーム一同(新町飲食店通り会13軒)

七輪家ホルモン大将 大石蔵之助
有機野菜と餃子 foret 園山小雪
串幸 中野あゆみ
OH勝手処堀の家 堀之内謙
名山堀わさん 永田正吾
あかね
居酒屋きんすい 大園洋子
Italian delica minimo 中野純孝
小料理 鷹 村上孝代
2nd Bar Hi 尾曲百代、潟野智子
とくちゃん 徳田浩子
とんとん 成美
BAR 典 赤星典雄

名山堀クラファンチーム応援団・名山新聞編集長 門間ゆきの


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。



  • 2023/09/13 21:26

    名山堀共同トイレ一歩前進クラウドファンディングプロジェクトをご支援いただき、誠にありがとうございます。おかげさまで、トイレの改修が完了し、9月10日にお披露目会を執り行うことができましたのでご報告させていただきます。70名以上の方にお越しいただき、小鹿酒造様、鹿児島酒造様の振る舞い酒や、チーム...

  • 2023/07/20 07:30

    名山堀共同トイレクラウドファンディングにご協力、誠にありがとうございました!配管の取り替え、内装工事、リターンの看板や木札の設置が概ね完了し、リニューアルした共同トイレをご利用いただけるようになりました。Before&Afterの写真をご紹介します!【外観】Before【外観】Afte...

  • 2023/05/21 17:15

    お世話になります。名山堀共同トイレの改修クラファンにご理解・ご協力ありがとうございます!お待たせしました!5月10日にトイレの配管取替工事が着工し、20日にコンクリート埋め立てが完了しました。内装工事はこれからです。お披露目をお楽しみにお待ちください。体験型リターン(カメラマンによる記念撮影や...

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