はじめまして。伊勢神宮近くに本社・醸造所を構える、伊勢角屋麦酒(いせかどやビール)です。私たちは、「伊勢から世界へ」をスローガンに掲げ、1997年に代表・鈴木 成宗が創業したクラフトビールブランドです。国内外の品評会で数多く受賞し、ビール界のオスカー賞と言われる最も歴史ある英国IBAで2017年・2019年・2021年と日本勢初の3大会連続でゴールドメダルを受賞したこともあるブルワリーです。 

上記以外にも、これまでに累計200以上の賞を受賞し、世界的に高い評価をいただいている私たちですが、 2022年5月に15年間ずっと造りたかった「夢のビール」をついに醸造しました!!
それが・・・

アイスボックの起源は南ドイツと言われています。寒い冬の晩、屋外で凍りついてしまったビールの氷を取り除いて飲んでみたところ、とろっと濃厚で、これまでにない絶妙な深い味わいに仕上がっていたと伝えられています。いわば「偶然の産物」であるため、味わいの再現が非常に難しく、通常のビールの約3倍の価格で取引されています。また、流通数も少ないため、その希少価値の高さから「幻のビール」や「飲むメルセデスベンツ」と呼ばれるほどです。 

日本で一般的に親しまれているラガービールや、ペールエール、IPAなどと比較してもアイスボックは圧倒的に深いコクとリッチな濃厚さを持つ、まるでウイスキーのような味わいが特徴といわれています。 

アイスボック(の醸造)はビールが入ったタンクそのものを凍らせるが必要があります。
実は、ビールを凍結させるということ自体、私たちの業界では前代未聞。
凍結させるための多額の設備投資や、非常に難しいタンク内の温度管理など、手間もコストも通常のビールの数十倍かかります。もちろん失敗するリスクも高くなります。
醸造することが不可能とさえ言われる、醸造難易度の高い幻のビールなのです。 

その醸造の難しさゆえ、私たちもアイスボック醸造には手が出せずにいました。しかし、振り返ってみれば伊勢角屋麦酒は創業当時から、無謀だと言われることや誰も挑戦していないことに積極的に取り組んで参りました。
アイスボックの醸造は、そんな伊勢角マインドを全開にして挑戦した夢を実現した形です。難しいからこそ、必ず実現させる。そして、誰も味わったことのないビールを、皆さんにも体験して欲しいのです。 

アイスボックをつくるには、専用の冷却タンク内のビールをゆっくりと凍らせていきます。そうして、水だけが凍ったできた氷部分と、それ以外が濃縮されたアイスボックビールをゆっくりと時間をかけて分けていきます。この気の遠くなる工程で抽出される貴重なビールがこそが、アイスボックの正体です。 

本来、ビールは凍らせると美味しくなくなる、というのが常識です。家でビールを急いで冷やしたいと思って冷凍庫に入れて、そのまま凍ってしまい、慌てて飲んでみたら「美味しくない…」という経験をした方も多いはずです。 

しかし、伊勢角屋麦酒では、これまでのビールづくりのノウハウや緻密なデータに基づく酵母・麦芽の選定や、精密な温度管理など、すべてを最高の状態とタイミングで醸すことで、上質なアイスボックの醸造に成功しました。 

凍結することで、麦汁やホップの香りも味も凝縮されているため、グラスから漂う麦芽由来の干しブドウのようなフルーティな香りや、ホップ由来のハーブやスパイスの香りがふんだんに感じられます。 また、余計な水分も取り除いているため、舌にとろっとまとわりつく舌触りも楽しめます。

すでに最高に美味しいアイスボックは完成しました。しかし、伊勢角屋麦酒はここで終わりません...。

アイスボックだけでも充分すぎる美味しさを楽しめる味わいなのですが、まだどこか尖った印象が残ります。そこで、完成したビールをウイスキーが詰められていたホワイトオーク樽の中でじっくりと時間をかけて熟成させることで、より円熟味を帯びた味わいと香りに変化させていきます。 

凍結し旨味・香りを凝縮させた先に、樽での熟成によりより深い味わいへ昇華させていく。高い技術を掛け合わせて、ようやく伊勢角屋麦酒ならではのDIGNITY(ディグニティー)となって完成するのです。 

伊勢角屋麦酒の15年間の夢や想いが詰まったDIGNITYは、ウイスキー樽から瓶詰めされた後に、専用の桐箱と化粧箱に包まれて皆さまの元へと届けられます。 手にとるたびに感動を味わえる装いを楽しみながら、あなただけの特別な時間をDIGNITYと共にお過ごしください。 

日本のビールを面白くしたい。それで、日本のビールを面白くしていくために世界に通用する最高の本物を造り続けていきたい、そう思っています。それからビールの限界を押し広げる、従来のビールではなしえなかったもの、これまでのビールの歴史の中で誰も挑戦しなかったもの、そんなものを世に出しながらビールの世界を面白くしたいなと、そんなことを考えています。
『DIGNITY』はそんな思いに突き動かされて完成したビールでした。

今年5月のクラウドファンディングでは、機械や樽など先行投資が必要な上に、マニアックゆえに「売れるだろうか」という不安が尽きない中、多くの皆様の目に留まり、ご支援いただきました。「また造って欲しい!」と有難いお声を頂き、この度再販させて頂きました。どうぞ、伊勢角屋麦酒の新たな挑戦を、ぜひご支援ください!

今回の『DIGNITY』は全て3ヵ月熟成です。木樽でしっかり熟成。届いてすぐに飲むも良し、寝かしておくのも良し…。
DIGNITYだからできる楽しみ方です。

おすすめは・・新登場の「750ml2本セット」

前回は1本のお届でした。今回は少しお得にご支援頂ける2本セットを新たにつくりました。木樽でじっくり熟成「これがビール?」と思ってしまう体験をお届け。 コルク栓を同梱しますので、急いで飲む必要はありません。冷暗所や冷蔵庫で保管しながらじっくり、ゆったり味わい下さい。


ハーフボトルもバリエーション豊富なセットが登場です

お知り合いにプレゼントしたい、記念日までとっておきたい、などなど・・・。お客様の声から生まれたハーフボトルの複数本のセットも。皆でワイワイお楽しみください。ビールで笑顔が広がりそうですね。


もちろん、贈り物にもピッタリなDIGNITY

プレゼントにもおすすめなセットもご用意いたしました。DIGNITY750mlを1本と伊勢角屋麦酒のオリジナルパイントグラス、お送りするギフトセットです。 

その他にも、リターンをご用意いたしました。普段ではオファーすることのできない内容をお出しできるのも、クラウドファンディングならでは。枠数に限りがあるものもございますので、気になるものはお早めにお申し込みください! 

今回のプロジェクトは前回に引き続き、様々なブルワリーとのコラボレーションやクラウドファンディングを成功させている、CRAFTXとの共同企画として立ち上げました。私たちの挑戦を、CRAFTXが持つ企画力や発信力によって、より多くの皆さんにお届けするためのプロジェクト第二弾です! 

伊勢角屋麦酒 代表 鈴木 成宗 

今回初めてのコラボレーションとなる、CRAFTX代表の長谷川社長に初めて会ったのは2019年夏のことでした。お人柄に魅了され、その二か月後にはアメリカのクラフトビール市場を一緒に視察するほどに。
昨年から、日本では聞いたことが無かった【アイスボックのバレルエイジ版】を商品化したいと技術開発を重ねていたところに、クラウドファンディングの提案を受け、私たちが持っていない、Eコマースやマーケティングの知見・経験を得られるならと手を携えることにしました。無論そこには長谷川社長と一緒に仕事ができる楽しさがあってのこと。商品の概観や見せ方も含めて、二社で何回もの議論を重ねて徐々に形ができつつある【DIGNITY】に、私自身も大いに期待をしています。ご支援のほど、よろしくお願いいたします。 

伊勢角屋麦酒 ヘッドブルワー 出口善一 

【DIGNITY】の始まりは10年程前、神久工場(今は旧工場となっている)のタンクNO.19で「スタウト」を熟成中のことでした。残り少なくなったスタウト出荷するのにビールをテイスティングすると、濃厚で度数が高く、まさにインペリアルスタウトの様になってましたが、収量も少なく何が起こったかは不明…。清掃の為、タンクのマンホールを開けて何が起こったのかが明らかになりました。そう、ビールが凍っていたのです。機械の故障によって、偶然『アイスボック』を造ってしまったあの日からずっと、私たちの頭の片隅にはアイスボックが居続けていました。今回、『アイスボック』を造るために専用のタンク冷却システムを作り、あの感動的な濃厚な味わいと、それにバレルでの熟成を加えたspecialの【DIGNITY】を造ることとなり非常に興奮しています。私たちの挑戦の結晶を、ぜひご賞味ください。

伊勢角屋麦酒 ブルワー 山宮拓馬 

DIGNITYはベースとなるビールを醸造し、出来上がったビールを氷点下で凍結蒸留し、そして濃縮されたビールを長期間オークバレルで熟成させるという複雑な行程を経て完成します。長期間の時間軸を見据えてビールを設計するには非常に頭を悩ませられましたが、これまでにない新たなスタイルのビールへの挑戦に非常にわくわくさせられています。ビールの限界を押し広げる挑戦を、皆様に体験していただけると嬉しいです。

このプロジェクトを通じてビールの奥深さ、面白さを感じていただければ幸いです。何より大切なことは「楽しく」飲む事!!
伊勢角屋麦酒とCRAFTX合同の挑戦をご支援ください!
あなたの人生にエールを!! 

【DIGNITY】品目: ビール原材料名: 大麦麦芽(アメリカ製造)、ホップ内容量: 750mlアルコール分(木樽充填時点): 17%保存方法: 冷暗所保存

酒類販売管理者標識:https://www.biyagura.jp/p/about/terms


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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