はじめに・ご挨拶

はじめまして。唐梅館絵巻実行委員会実行委員長の渡辺和敏です。
私たちの町には「唐梅館絵巻」という祭りがあります。

東山は、鎌倉時代から約400年もの間、平泉黄金文化を受け継ぎながら磐井郡の治世の中心地でありました。
この地を治めていたのが奥州葛西氏の重臣千葉一族。
一族の本拠地は祭りの舞台となる唐梅館(長坂城)です。

時は天正18年(1590年)。
この唐梅館を舞台に、豊臣秀吉からの小田原参陣要請に応じるか否かを決めるべく行われた軍議の模様を壮大なスケールで再現する「唐梅館絵巻」。
この祭りは、いわゆるコロナ禍の影響で、この2年間、中止せざるを得ませんでした。
新型コロナウイルスへの感染対策のための行動制限が解除されている2022年に、3年ぶり、そして20回目の節目となる絵巻開催を目指しています。

この祭りは、地域の力で運営しています。
資金は、町内外の商店や企業様からいただく協賛金など。
歴史絵巻への出演はもちろん、会場設営、交通整理、祭りの運営など祭りのすべてを町内のみなさんによるボランティアで作り上げており、私たちは、ふるさとの先人が築いた歴史文化を顕彰し、後世に遺していきたいと考えています。

今回、趣旨に賛同いただけるみなさんからのご支援をいただきながら、いっしょに唐梅館絵巻を創り上げていきたいとプロジェクトを立ち上げました。
ぜひ、応援をお願いします。 

このプロジェクトで実現したいこと

第20回唐梅館絵巻の復活

2001年に第1回を開催して以来、回を重ねること19回。途切れることなく積み重ねてきた唐梅館絵巻。
2020、2021年のコロナ禍による2年のブランクを経て私たちは、3年ぶりに絵巻を復活させようと、町を挙げてがんばっています。
唐梅館絵巻を復活させ、後年にも持続可能なイベントとなるよう、資金面の不安を取り除くことを目指しています。 

私たちの地域のご紹介

東山町の概要

平成17年までは岩手県東磐井郡にあった町です。
同年9月、西磐井郡花泉町、東磐井郡大東町、千厩町、室根村、川崎村とともに一関市と合併し新制の一関市の一部となりました。
日本百景に数えられる猊鼻渓、日本最古の鍾乳洞ともいわれる幽玄洞などの観光地を擁し、鉱物資源が豊富な町です。
また、石と賢治のミュージアムと併設の旧東北砕石工場は、かつて宮沢賢治が勤務した工場で、訪れる人が後を絶ちません。
一関市の中でも、自然・歴史・文化の香る地域です。

唐梅館絵巻の概要

歴史絵巻を壮大なスケールで再現
時は天正18年(1590年)。今から400年余りも昔、豊臣秀吉は、小田原の北条氏を攻めるため、各地方の豪族に対し「秀吉に味方し、小田原に参陣すべし」とのお達しを発しました。
当時、岩手県南・宮城県北地域を治めていた奥州葛西一族とその重臣千葉一族の武将たちは、磐井、胆沢、気仙、本吉、登米、栗原などの諸将が唐梅館に集結。
小田原参陣の命に従うのか従わないのかの軍議を行ったと伝えられています。
葛西・千葉一族の武将たちはこの軍議で、小田原参陣に従わないことを決定しますが、秀吉は激怒。
後に奥州征伐として仕置き軍に攻め込まれます。
葛西・千葉一族も立ち向かいますが、圧倒的な数の秀吉軍に敗れ、滅亡したといわれています。
「小田原参陣には従わず」と決した軍議の模様を壮大なスケールで再現し、この地の先人たちが力の支配に屈することなく己の忠義を貫き通した心意気をお伝えするのがこの祭り「唐梅館絵巻」です。

絵巻開催で目指すもの
「討つか討たれるか」の戦国乱世を体現し、ふるさとの先人が築いた歴史文化を顕彰するとともに、武者行列や軍議などの時代絵巻を再現しながら賑わいを創出し、地域の活性化や協働によるまちづくりの実現を目指しています。

プロジェクトを立ち上げた背景

私たちは、20回記念として人々の記憶に残る素晴らしいイベントとするため、実行委員会で協議を重ねてまいりました。

そこで、総大将に俳優でモデルの水沢林太郎さんをお迎えし、またアトラクションとして一関市内からは銀座大龍神を、さらに気仙沼市から浪板虎舞をお招きすることにしました。

水沢さんは、ご存じのとおり若い世代にかなりの人気があり、今後の活躍が期待されております。
銀座大龍神は、爆竹の音ともに大きな龍神が躍動感あふれる動きで見る人を魅了します。
浪板虎舞は、友好都市である気仙沼市の宮城県指定無形民俗文化財で、高さ15メートルのはしごの上で3人で操作する虎が演じる勇壮な舞が特徴です。

また、今では欠かすことのできない新型コロナウイルスへの感染予防対策をできる限り講じることにしています。

以上のことから、従来の唐梅館絵巻開催と比べ支出額の増加が見込まれ、事業開催資金を確保するために今回のプロジェクトを立ち上げることにしました。

これまでの活動

2001年に第1回を開催して以来、回を重ねること19回。途切れることなく積み重ねてきた唐梅館絵巻。
これまで、日本を代表するたくさんの俳優のみなさんに出演いただきました。
2020、2021年のコロナ禍による2年のブランクを経て3年ぶりに絵巻を復活させようと私たちは、町を挙げてがんばっています。


資金の使い道・実施スケジュール

実施スケジュール

絵巻本番は、2022年9月25日、日曜日です。
10:30 アトラクション 長坂商店街 ちびっこよさこい、総祝い千人踊り、大勝餅 まき・山車運行—など
12:30 軍議参上行列 長坂商店街〜唐梅館総合公園
13:30 軍議再現 唐梅館総合公園芝生公園広場 妙見の火祭り、出陣祝賀の舞、出陣の餅まき—など
15:40 宵演舞 唐梅館総合公園イベント広場 太鼓演奏、行山流鹿踊り、よさこい演舞—ほか

資金の使い途

○収入の部
負担金・補助金 5,784,000円
協賛金 2,200,000円
繰越金 207,534円
その他収入 100,466円
計 8,292,000円

○支出の部
報償費 1,470,000円
人件費 160,000円
食糧費 540,000円
消耗品費 350,000円
印刷製本費 650,000円
役務費 685,000円
委託料 4,430,000円
予備費 7,000円
計 8,292,000円

クラウドファウンディング100万円の使い途
本プロジェクトでご支援いただいた資金は、リターン商品や諸費用を除き、すべて「第20回唐梅館絵巻」に使わせていただきます。
報償費 約20万円
広告宣伝費 約10万円
物品購入費 約20万円
リターン費用(送料など含む)約30万円    
CAMPFIREへのお支払い 約20万円
※悪天候や災害、新型コロナウイルス感染症の拡大などにより、やむを得ず中止する場合には、次回の事業に使わせていただきます。 

リターンのご紹介

リターンは、唐梅館絵巻オリジナルTシャツと東山町の特産品で、支援金額に応じてリターンの品も増えていきます。

※オリジナルTシャツのデザイン、詰め合わせの詳細などが決まった段階で、活動報告や本文でご覧いただけるよう発表いたします。

○支援金額1,000円
御礼状、リーフレット

○支援金額3,000円
御礼状、リーフレット+オリジナルTシャツ1枚(※1)

○支援金額5,000円
御礼状、リーフレット+オリジナルTシャツ1枚(※1)+東山和紙小物詰め合わせ(※2)または東山銘菓詰め合わせ(※3)のいずれか

○支援金額10,000円以上
御礼状、リーフレット+オリジナルTシャツ2枚(※1)+東山和紙小物詰め合わせ(※2)+東山銘菓詰め合わせ(※3)

(※1)オリジナルTシャツ(ドライTシャツ。デザイン:唐梅館絵巻のシンボルマークを背中側にプリント。カラー:ホワイトにブラックプリント、ネイビーにホワイトプリント。サイズ:S・M・L・LL・3Lの5種類。支援金額10,000円以上の人は、2枚分のカラー、サイズをそれぞれ指定してください)
(※2)東山和紙小物詰め合わせ(地元の手漉き和紙を原料に制作した一筆箋、お手紙セットなど)
(※3)東山銘菓詰め合わせ(地元の菓子店で人気の「きんつば」「ゆべし」などの和菓子と「獅子が鼻」「雁月CAKE」などの洋菓子の詰め合わせ。※原材料および添加物などの食品表示は、お届け商品のラベルに表記されます) 

最後に

20回目の節目となる今回の唐梅館絵巻は、新型コロナウイルス感染症対策を徹底して、アトラクション、出陣祝賀の舞、宵演舞に趣向を凝らすほか、飲食店などの出店を企画しています。

前日の9月24日土曜日には、前夜祭として地元の若者たちが実行委員会を組織し「東山うれし市2022×唐梅Oh!天気まつり」を長坂商店街で開催し、第20回唐梅館絵巻開催の機運を盛り上げます。

多くの皆さんのご支援とご来場をお待ちしています。 

<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

このプロジェクトの問題報告はこちらよりお問い合わせください