はじめに

はじめまして、このページを閲覧頂きありがとうございます。
同行援護事業所すきっぷと申します。さいたま市浦和区で同行援護サービスを提供しております。同行援護とは視覚障がい者の外出をサポートする制度で、買い物や通院、美容院などの活動に専門ガイドが同行する制度です。

外出が億劫になりがちな視覚障がい者の方々が社会に参加するためのサポートを第一に考え、ご不安やお悩みを一緒に考える自立支援も行っております。



このプロジェクトで実現したいこと

同行援護の制度のことや目が見えなくても外出できることを広く知っていただくためにこのプロジェクトを立ち上げることに致しました。

目が見えていたときには何の苦も無くできていた外での行動が、目が見えなくなると途端に高いハードルになってしまいます。

そこで同行援護を利用して専門ガイドのサポートを借りることができれば、自由な行動を取ることが可能になります。そうすれば、好きなことを諦めずに続けていけるんです!

しかし現状はまだこの制度のことを知らない人が大半です。制度を知っていれば視力を失っても好きなことを継続でき、人生を楽しむことができるのに世の中にまだこの制度のことが浸透していません。

我々すきっぷの利用者の中に、高瀬さんという方がいらっしゃいます。高瀬さんは視力を失ってから諦めていた書道も同行援護がきかっけで再開されました。


そこで我々は「高瀬さんが大事にされている考えや気持ち、言葉を書に書いていただきカレンダーにする」ことで晴眼者の皆様や、同行援護を知らない視覚障がい者の皆様に同行援護制度と自由な行動を諦める必要はないことを知って欲しいと思ったのです。

さらにこのカレンダーの組み立てを作業所に依頼することで、視覚障がい者の仕事を作り、すべて視覚障がい者たちの手でカレンダーの形にすることを目指しております。

プロジェクトを立ち上げた背景

日本には身体障害者手帳を所持する視覚障がい者が約31万人います。そして半数以上は40才を過ぎてから視力を失っている現実があります。

視力を失う理由で一番多いのが緑内障で、糖尿病網膜症が次に続きます。
ある程度の年齢になってから視力を失うことはライフスタイルが根本から大きく変わることです。それは本人や周りの人にとって大きなショックに繋がることでもあります。

ライフスタイルが変わることでそれまでの趣味や交友関係もまた様変わりし、こもりがちになることも珍しくありません。

普通に使用していたスマホやPCの操作が今まで通りには行かなくなり仕事を続けられなくなることもあります。

誰もが他人事ではなく急に視覚障がい者になることがあることを自覚しておく必要があります。

そして視力を失った場合、塞ぎがちになり外出が億劫になることも多いのです。
そんなとき同行援護という制度を利用すれば、視力を失ってもサポートを受けることができ行動範囲を広げることができます。

同行援護は視覚障がい者の人を同行者がサポートし、移動に必要な情報や必要になる援助をある程度の負担を持って行うものです。

このサービスを利用することで目が見えなくても、外出をして用事を済ませたり外食することも可能になり、QOLの向上が期待できます。

これまでの活動

我々同行援護事業所 すきっぷはさいたま市を中心とした地域で視覚障がい者の方々のサポートをして参りました。目が不自由になるとどうしても外出することが面倒になってしまいます。それは人の目が気になってしまったり、外を歩くことへの恐怖感が主な要因です。

そのような視覚障がい者の方に安心して外出していただき、もっと社会とのつながりを持っていただきたいとの思いから同行援護事業を行ってまいりました。

専門のガイドによる臨機応変なサービスは利用されている方々に大変好評です。また、さらに多くの視覚障がい者や晴眼者の方々に同行援護というサービスがあるということを知っていただきたく、このプロジェクトを企画致しました。

資金の使い道・実施スケジュール

1.カレンダー印刷費 100,000円

2.リターンの発送料 73,000円

3.経費費 100,000円

4.CAMPFIRE 掲載手数料 27,000円


応援メッセージ

特定非営利活動法人アイサイトさいたま 理事長 嶋垣 謹哉

高瀬さんは、50歳で中途失明。わずかな光を頼りに書いた、書道展も開催されるなど、同行援護をきかっけに活発に活動されています。

今年のカレンダーも、ご丁寧に各作品を一点ずつ、その作品に込めた思いやエピソードを交えてご説明くださいました。

私も同じく中途視覚障害者ですが、高瀬さんからは、「やればできる!思いは通じる!」勇気と元気をいただいております。

ぜひ、お手元にお持ちいただき日々の気づきになれればと思います。


リターンのご紹介

■習字カレンダー


■希望の言葉を書にします

 ※最大でも15文字以内でお願いいたします。



習字カレンダーのご紹介
※各月の言葉は、カレンダーのQRコードから音声(映像)でもご確認いただけるようになっております。

■1月_縁を結ぶ


■2月_昨日より今日

■3月_誰でもない自分だよ

■4月_一緒に歩こうよ

■5月_おへそ


■6月_いつも通りでいいよ


■7月_人の足はね 前にだけ進むのよ


■8月_私の目はX線


■9月_聞いただけじゃ駄目なの 実行だ


■10月_どんとこい


■11月_逆転の発想


■12月_はい!姿勢

【作業所紹介】

※カレンダーの組み立てをご依頼します

NPO法人 視覚障がい者支援協会・ひかりの森

ココロスキップ

【実施スケジュール】

・2022年11月30日:クラウドファンディング終了

・2022年12月上旬:リターン送付完了

<All-in方式で実施します。>本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

最後に

高瀬さんの言葉

「視覚障がい者になったとき、心の底からショックを受けこれからの生活に不安を覚えました。

このままでは駄目だと思い自分の心にある思いを書として書いてみることにしました。すると書いていくうちに心が整理されていくのを感じました。

そしてその思いを皆さんに知っていただけたらと思うようになりました。

今まで当たり前にできていた美容院に行くことやショッピングなど当たり前と思っていたことができない現実があります。

そのようなときに同行援護のガイドさんが一緒に出かけてくれるので非常に心強く感じました。

私と同じような境遇の視覚障がい者の方たちにも、同じように外に出かけていただきたいと願うようになりました。

今回このようなお話をいただいたので、カレンダーの作品を皆さんの元にお届けできたらと思っております。そのためにも皆さんのご支援をいただけたらと願っております。

もし視力を失ったらどんな生活になるのだろう。そう思う人は全国にたくさんいます。視力を失っても、自分の趣味や生きがいを目が見えなくなる前と同じように続けている人もいることを知っていただけたらと思っております。

高瀬さんの書には温かみがあります。目が見えなくても丁寧に書かれた書からは、高瀬さんの人柄がにじみ出て確かに伝わってきます。

高瀬さんの選んだ言葉を眺めていると優しい気持ちになり、悩みが小さくなるのを感じます。

コロナはまだ収束しておりませんが、このような世相だからこそ人に対する感謝の念を忘れてはいけないなと強く思います。

皆様のお力添えを持ってこのプロジェクトを成功させたいと強く願っております。

どうかご支援のほどよろしくお願いいたします。

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