はじめに・ご挨拶
多くのプロジェクトの中から本プロジェクトをご覧いただき、誠に有難うございます。私は江田島カヌークラブ事務局長の玉山義雄と申します。私は2008年、東京から自然豊かなこの江田島へ移住しました。翌年、10名の仲間と江田島カヌークラブを立ち上げ、カヌー教室などを通じてカヌーの普及に努めて参りました。地道な努力が稔って、現在では会員数72名を擁するクラブに発展しました。
当クラブの目的はカヌーを作る団体から始まりました。その後、カヌーを漕ぐことを愉しみ、会員間の親睦を深めることへと発展していきました。そして、現在の目標は、カヌーやSUPなどのマリンスポーツの普及と江田島の自然体験を普及することです。そうすることで、江田島市外の多くの方々に江田島の自然を楽しんでもらい、島の地域活性に少しでも貢献することを目指しています。
私たちの住む、江田島市では10数年前から体験型修学旅行の誘致に取り組んでいます。誘致を始めて間もなくして、カヌーを作ることがメインの活動だった私たちに、修学旅行向けのカヌー体験の依頼があり、参画するようになりました。そうすると、江田島の体験メニューのメインアクティビティになり、のべ3,000人を超える日本全国の生徒さんたちにカヌーを体験してもらいました。ところが、現在、新型コロナウイルスのせいで、民泊での体験はほぼとまっている状況になっています。
とはいえ、コロナ禍でも島のマリンスポーツは、濃厚接触にならない遊びとして人気で、家族単位の方や少人数グループの方々の申し込みがたくさんあり、例年とあまり変わらない賑わいでした。
過去を振り返ると、設立当時の海岸は、夏の海水浴、しかもお盆時期くらいしか賑わいがありませんでした。しかし、カヌーやSUP、アウトリガーなどのマリンスポーツで一年中利用されるようになり、今や江田島の一つの風景となっています。
このプロジェクトで実現したいこと
十数年カヌークラブを運営してきて、あらためて江田島の魅力は、体験型の観光資源が豊富にあることです。とくに、ここ数年、体験型のアクティビティの人気が高まっていることを感じます。江田島には私たちが運営するカヌーの他にも、SUPやサイクリング、また、ミカンやイチゴの果実狩りなど、どのアクティビティも年々遊びに来られる方が増えている状況です。
もう一つの魅力は、私が東京から江田島市へ移住してきた大きな理由でもある、美しい夕日や満天の星空、そして海の見える景色など、ぼーっとのんびり過ごすだけでくつろげるスポットがたくさんあることです。
そこで当クラブは、現在使用していない、クラブハウスの2階をゲストハウスとして改装し、体験型の民宿を開業しようと考えました。宿泊を伴うことで、自然を満喫できるアクティビティを体験してもらい、さらに島の自然をのんびりと満喫してもらう。そんな、江田島の二つの魅力を体験できる宿を作り、宿泊客の多い江田島市を目指しています。
私たちの地域のご紹介
江田島市は政令指定都市である広島市から陸路で1時間強、高速船を利用すれば広島港から南へ30分という場所にあります。
周囲を海に囲まれ、風光明媚で晴天の日が多く、自然の豊かな島です。江田島は「3Fの島」を自称しており、「FISH」(魚)、「FRUITS](果物)「FLOWER](花)が島の特産物となっています。
「FISH」では牡蠣やシラスが有名ですが、牡蠣のむき身は全国で1位、2位を争う生産量を誇っています。また、シラスは広島県内で一番の水揚げを誇ります。「FRUITS」では柑橘類、イチゴ、イチジク、ブルーベリーなど一年を通じて楽しめます。また、「FLOWER」では菊やスイトピーなどが多く栽培されており、広島市で開催される「フラワーフェスティバル」で使われる花はすべて江田島産です。
江田島は冬場に積雪や凍結がなく、きれいな海岸線が続くのでサイクリスト達も多く訪れます。また、瀬戸内海の中でも江田島は非常に海が穏やかなので、カヌーやSUP、アウトリガーのクラブといったマリンスポーツにすごく適したところです。
また、瀬戸内の島ならではの景観も素敵です。江田島では6峰と呼ばれる6つの山がありますが、どの山に登っても瀬戸内の多島美が望めます。そして、前述しました、私が江田島へ移住する決め手となった、西海岸の夕日の美しさは格別です。
プロジェクトを立ち上げた背景
この度、クラブハウスの二階を宿泊施設にして、私達が楽しんできた島の生活を体験してもらいたいと考え、クラウドファンディングに挑戦することになるまでの背景をご紹介します。
江田島市は、過疎先進地域で高齢化率も高く、空き家も年々増加しています。そのような状況で、近所で一番大きな建物が、放置されていました。1階60坪、2階40坪の大きなお屋敷です。家主さんは、大きすぎて管理することもできず、解体するにも高額で困っていました。一方で、私たちのクラブも大所帯になってきたので、新たなクラブハウスが欲しいと思っていました。
傷んでいるところが結構あったことと、あまりに広い物件なので躊躇しましたが、クラブに鉄工所経営者・一級建築士・建具屋など一緒に修理や改装の力になってくれる会員がいるので、どうにかなるだろうと思い、江田島カヌークラブで購入しクラブハウスにしました。
今年に入り、会員の手で修理・改装していきました。屋敷が広いということは、家財も多く処分することから大変でした。時間こそかかりましたが、材料費のみで下記の写真のような素晴らしいクラブハウスとして、再生させることが出来ました。
この夏、カヌーやSUPのつながりで、11都府県から遊びに来てくれました。居心地の良いクラブハウスだと楽しんでもらいました。
そういった、経緯もあり、空いている二階をもっと様々な人達にも楽しんで頂けるようなゲストハウスにしたいと企画しました。
これから2階のゲストハウスの改装に取り掛かります。ゲストハウスの内容は洋室4部屋、和室(8畳)2部屋、男女のシャワー室、トイレ室それぞれ2つづつを計画しています。
自然体験を気軽に利用して、江田島でゆっくりとした時間を過ごせるように、宿泊は廉価な価格を設定し、一階のクラブハウスで地域の人達と交流が楽しめるような宿泊施設を目指しています。
ゲストハウスの完成予想図です。
これまでの活動
当クラブは最初はカヌーを作るクラブとして発足しました。
その後、自分達で楽しむだけでなく、カヌーの面白さを多くの人に知ってもらいたいと、カヌー体験教室を開催するようになりました。
丁度その頃、江田島市が民泊(体験型修学旅行)事業を推進することになり、体験メニューの一つとしてカヌーが取り上げられることになり、今や、一番人気のメニューとなっています。
マリンスポーツのフィールドである海岸なども、定期的に清掃活動を行っています。
資金の使い道・実施スケジュール
資金の使い道
1 建設資材
2 トイレなどの設備
3 キャンプファイヤー手数料
実施スケジュール
11月 ゲストハウス改装工事着工
12月 クラウドファンディング開始
ゲストハウス完成予定
1月 営業開始予定
リターンのご紹介
リターンについては次のようなメニューを用意しています。各種体験については、最初に申し込まれた体験を自由に変更することも出来ます。但し、体験によっては時期が限定されるものもあるので、お問い合わせをしてから変更をお願いします。
リターンの宿泊及び各種体験の有効期間は2023年1月から2年間です。なお、宿泊券も各種体験も譲渡は自由ですが、事前にその旨をご連絡ください。
1 江田島産オリーブ茶とお礼の手紙 3,000円
2 江田島産オリーブ新漬け(2袋)とお礼の手紙 5,000円
3 江田島産100%オリーブオイル(120ml)・オリーブ茶・オリーブ新漬けとお礼の手紙 10,000円
4 宿泊券(1泊素泊まり) 5,000円
食事については、近くにスーパー(徒歩5分)やコンビニ(車で5分)があり、ご予約して頂ければ、BBQの材料などもご用意できます(BBQの用具は無料でお貸しします)。
5 宿泊券+各種体験 10,000円
①カヌー体験(通年可)
②SUP体験(5月~10月)
③イチゴ狩り(3月~5月) 制限時間30分(お土産 1パック付き)
④四季の野菜収穫(3月~10月) お土産(1籠分の季節の野菜付き)
⑤ブルーベリー狩り(8月~9月上旬) 食べ放題(お土産 1パック付き)
⑥イチジク狩り(8月中旬~10月中旬) 食べ放題(お土産 3㎏付き)
⑦ミカン狩り(10月~12月中旬) 食べ放題(お土産 5㎏付き)
6 宿泊券+特産品 10,000円
①カキむき身(1㎏)
②釜揚げしらす(1㎏)
③ミカン(10㎏)
最後に
最後までご覧頂き、有難うございました。私が江田島に移住してから15年目を迎えますが、年々、江田島への愛着が深まっています。
豊かな自然、新鮮な海の幸、朝採れ野菜、四季折々の果実、これほど豊かな生活を送れる島に出会えたことに感謝しています。それだけに、年々、人口減や高齢化率の上昇などで元気を失っていく江田島の現状が残念でなりません。
この素晴らしい島を一人でも多くの人に知ってもらい、江田島の賑いを取り戻したいと思います。当クラブはこのゲストハウスを運営することによって、少しでも多くの人々に宿泊して頂き、交流の輪を広げ、江田島の魅力を発信していきたいと考えています。
<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
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