はじめに

こんにちは。みなさまこのたびは私たちのプロジェクトページにお越しいただきありがとうございます。

私たちは国際協力NGO FEST-HIROSHIMAです。

FEST-HIROSHIMAとは?

FEST-HIROSHIMA は広島市立大学の学生で構成されている国際協力団体です。2012年に設立され、今年で設立10年目を迎えます。資金調達・支援活動の企画実行・啓発活動に至るまで全て学生のみで行っています。 

私たちは『世界から「向こう見ずな支援」をなくす』という理念のもと活動してきました。

「向こう見ずな支援」とは我々が一方的に物資を送るだけではなく、支援地の住民が主体となって生活水準の向上を目指していけるような自立支援を指します。

最良の支援を探求、実行、啓発していくことが私たちの使命であると考えています。 


私たちの組織体制やこれまでの活動は団体HPにて紹介しております! 
https://fest-hiroshima.wixsite.com/-ngo/act-shien


プロジェクトの目的

このクラウドファンディングでは、衣類をフィリピンへ送るための費用を獲得することを目的としています。

広島で集めた衣類をフィリピンのスラム街に暮らす子どもたちへ届けるプロジェクトです。

 

日本にいながらの国際協力

例年であれば年に2回フィリピンへ渡航しプロジェクトを進めていました。

しかし海外への渡航が制限されている今、プロジェクトの継続どころか、3年間現地へ赴くこともままならない状況にあります。 

「今の何か自分たちにできることはないだろうか...」

先の見えない中で、日本国内にいながらできる新たな国際協力に取り組みたいと考えるようになりました。
 

新たな国際協力の形を模索する中で、「グローリアセブ」という国際協力団体と対談しました。

日本にいる大学生がグローリアセブと協力し、スラム街の子どもたちを支援をしたということを知り、広島の大学生である我々も同様の支援ができれば、新たな国際協力の形を確立できると考え、衣類寄付を行うことにしました。

※グローリアセブ…フィリピンのセブに拠点を置き、ゴミ山やスラムに住む子どもたち、ストリートチルドレンの教育と食育にかかわるボランティア活動を行っている国際協力団体。


広島での衣類回収

私たちは一学生団体であるため、新品の衣服を大量に購入し、現地に送ることは難しいのです。

そこで、大学地域である広島の市民の方々に協力していただけないか

自治体や教育機関など様々な組織に協力を要請しました。

私たちはこれまで国内での協力パートナーがいなかったことに加え、

コロナの影響でお断りされたり、打ち合わせが延期になるなど様々な困難がありましたが


最初は回収BOXを設置させていただくだけの予定だったプロジェクトが次第に大きなものになり、

安佐南区の公民館 全10館と連携したネットワーク事業として衣類回収を行うことになりました。

▲衣類を回収・選別している様子

安佐南区の公民館としても初めての試みであり、どれほどの方に興味を持っていただけるのか全く分からなかったのですが、


公民館3会場で行われた「衣類回収イベント」では、前日から問い合わせが殺到。

有難いことに、沢山の地域の方にお越しいただきました。

我々は「向こう見ずな支援をなくす」ことをビジョンに持っている以上、現地の方が不必要な衣類を送ることはできません。

私たちの想像を上回る量の衣類をお持ちいただいたのですが

地域の方々には我々のビジョンを説明した上で選別作業を行い、現地住民が必要とする衣類のみを回収するよう努めました。

▲回収した衣類


厳しい選別作業を行ったにも関わらず、各会場では新品同様の衣類1000点以上を回収することができました。

他にも中学校、幼稚園も協力してくださり、トータルで4,748点の衣類を回収することができたのです。

初の試みであり、トータル100着を目標としていた我々にとって快挙とも言える数字でした。


「フィリピンの子どもたちのために」と沢山の衣類をお持ちいただいた地域の方々には感謝してもしきれません。


現地での衣類配布

回収した衣類はグローリアセブのもとへ輸送し、現地で配布していただきました。グローリアセブがフィリピンの行政機関や、フィリピンのNGOと相談し、経済的な理由で衣類が必要な人々に配布してくださっています。

※衣類配布の様子(女性スタッフの方が、子どもの性別やサイズに合わせて配ってくださっています。)



全ての衣類も子どもたちのもとへ届けるために

我々が届けた衣類はかつてないほど状態の良いものだったそうで、現地の子供たちに大変喜んでもらいました。


しかし、大変有難いことにも予想より多くの衣類を支援していただいたため、輸送費が20万を超えることが発覚しました。

20万という数字は、我々一学生団体にとっては大きな金額であるのです。

団体資金から出資することを検討したものの、残り11箱の衣類がフィリピンへ送ることができずに保管されています。


まだ送ることのできていない残りの衣類、そして広島市民の方々の想いをフィリピンの子どもたちへ届けたい!と我々は強く思っています。

輸送費を集め、このプロジェクトを完結させるために今回のクラウドファンディングを実施します。

昨年に引き続き、現地での衣類配布はグローリアセブに協力していただきます。


このプロジェクトを通して

フィリピンでは着るものが全くないといったケースがなくても、使いまわしや古くボロボロの服や靴を身に着けている人もたくさんいるというお話も伺っています。今回の支援で日常を楽しく過ごしてもらう手助けをしたいです。

自分たちだけではできることは限られますが、周りの方々に協力していただきここまでくることができました。コロナ禍での新たな支援活動を通じて、制限されながらもできる支援があるというメッセージを多くの方に届けることができるのではないかと思っています。

資金の使い道

クラウドファンディングで集まった資金は

・リターン受注分商品製作費

・発送費

・梱包費

・クラウドファンディング手数料(9%)に充てさせていただきます。

支援総額が必要経費を超えた場合は、残ったお金を団体資金として今後の活動に使用させていただきます。

<募集方式について>
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。 


実施スケジュール

2022.10 プロジェクト公開 支援開始

2022.11下旬 募集終了

2022.12 リターン準備

2023.1 リターン送付開始、衣類発送

衣類が届き、子どもたちに行き渡り次第、グローリアセブから報告の連絡をいただく予定です。無事届いたことが確認でき次第、こちらのプロジェクトページにて、現地の様子がわかる写真とともにご報告させていただくつもりですので、ぜひ最後まで見届けていただけますと幸いです。 


リターン

リターンには、オリジナルのエコバッグやタンブラーなどのグッズをお送りさせていただきます。グッズに描かれているイラストは、2019年の渡航の際に現地の子どもたちが描いてくれた絵を用いております。

※リターンのデザインは変更する場合がございます。予めご了承ください。

※2022.10.18   リターンを追加しました!

子どもたちが書いたイラスト


最後に

私たちは学生のみで支援活動を行うNGO団体であり、支援できることに限界があります。また、現在は新型コロナウイルスの影響によって活動に制限があり、フィリピンへの支援も思うように行えていません。

しかしその中でも地域の方々や現地の国際協力団体に協力していただき、今回のプロジェクトを行うことができています。このプロジェクトが成功すれば衣類を届けるだけでなく、応援してくださる方、コロナ禍で活動している国際協力団体に勇気や希望を与えられるのではないかと思います。

皆さんの心からの助けが、現地住民の生活の支えの一部となり、私たちの活動のさらなる飛躍へと繋がることを確信しています。 皆さんの思いも衣類と一緒にフィリピンへ届けませんか。皆様の支援を心よりお待ちしております。


  • 2023/09/11 16:59

    大変お待たせしました!皆さまからお預かり衣類が無事フィリピンの子どもたちの元へ届きました!子どもたちの元気いっぱいの笑顔を見ることができ大変嬉しく思います。以下が衣類を配布した際の様子です。コロナウイルスにより活動が制限される中行ったこのプロジェクトですが、皆さまから衣服の提供、輸送費の寄付を...

  • 2023/06/14 17:33

    報告が遅くなりましたが、3月に衣類の発送手続きを行いました!現在、衣類はフィリピンに到着しており手続き中となっておりますので、子どもたちの元へ届くまでもうしばらくお待ちください。また、予定より発送が遅れたことにより、衣類の到着、リターン送付も遅れましたことお詫び申し上げます。引き続き、活動報告...

  • 2022/12/01 20:11

    【募集終了!ご協力ありがとうございました!】 皆様のご協力のおかげで、目標金額を上回った¥166,000集めることができました!応援してくださる皆様と一緒にプロジェクトを進めることができ、うれしく思います。今後の活動では、衣類の発送に向けて準備を進めていきます。フィリピンの子どもたちの元に衣類...

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