ご挨拶

はじめまして、ご覧いただきありがとうございます。長野県のアルプスの麓でこじんまりと食品加工所を営んでいます。加工所といっても自宅敷地内にあるプレハブの、事務所を含め3部屋の小さな加工所で、すべての製品は手作りです。

家族経営で、現在じい82歳、ばあ81歳。調理師免許を持ち、長年飲食業に携わってきたため和洋中韓何でも来いの夫婦です。いまの加工所は20年前に開業し、個人事業主として代表をばあが努め、じいと手伝いの息子夫婦と一緒にやっております。プロジェクト作成は私、息子が代理作成しております。よろしくお願い致します。

ばあと奥さんです。加工場にて。

商品が作られた背景

以前2人は飲食店の経営をしており、その後近くの温泉観光地のホテル関係に務めていたこともあったため、約500名収容のホテルの朝食バイキング(ビュッフェ)向けの惣菜やホテル従業員食堂の食事の惣菜を毎日納めていました。また、白菜キムチやカクテギといった韓国漬物も製造、現在も地元の青唐辛子を使用した「あずみのとっからみそ」を販売しています。

開業時より長年販売している
「あずみのとっからみそ」です。

2020年当初、新型コロナウイルス感染症の発生により観光温泉地の宿泊客は0に近く激減し、ホテルのバイキングもなくなり、コスト削減のため従業員食堂も閉鎖となりました。それとともにお土産品として販売していた「あずみのとっからみそ」も売れなくなっていきました。その間にもふるさと納税への出品や、地元で採れる菊芋(きくいも)を研究し、それを使った健康食品を販売しましたが思うように売れず在庫をかかえてしまいました。

そこで今回は心機一転!売上げも資金もなく加工所の存続も危うい大変な状況ですが、ばあは以前より糖尿病を患っていた自身のために、糖分とカロリーを控えたジャムや菊芋を使ったレシピを作っておりましたので、そのキルを活かしたスプレッド(ジャム)製造に向かうこととなりました。

加工所は漬物、惣菜の免許をいただいておりましたが漬物・キムチ製造などの免許を返上しジャムの製造のためジャムの免許を新たに取得し製造販売できることとなりました。

「スプレッド」は一般的ではありませんがジャム類の糖度が低めのもの、とする傾向があるようです。本文ではわかりやすくジャムと呼ばせていただきます。


私たちの商品へのこだわり

ばあは当初より購入していただく方や食べていただく方の健康を考え、以前のバイキング用惣菜や従業員食堂、キムチも、製造している全てに無添加をめざして保存料・添加物を避けています。

それはやはり、ばあの健康への強い想いがあります。50代から子宮筋腫、乳がん、心筋梗塞、糖尿病を患い、心筋梗塞では14時間の大手術も経験していて、現在は仕事ができるほど元気ですが、ばあ本人もいま生きているのが不思議なくらいだと話しています。20年前にはじいも心臓弁膜症で手術をしています。

糖尿病を患っている方は毎日の食事制限やカロリー制限。また、増え続ける心臓疾患などの成人病。そんな方々も気にせずいろいろなものをおいしく食べたいし、おいしい食事で栄養も摂ってもらいたい!と考えたからです。

「体に良く本当に有益な、毎日食べても病気にならない!栄養豊富なおいしいものを届けたい!」

始めたときからからその考えは変わっておりません。


リターンのご紹介

ブランド名を、加工所がアルプスのふもとに位置することから
「山麓ジャム」とし、全7種のスプレッド・ジャムをお届け致します。

「とまとのジャム」
「たまねぎとりんごのジャム」
の2種類2個セットです。
各235g入り×2個/3,500円


「とまとのジャム」・「たまねぎとりんごのジャム」
「きくいものジャム」
の3種類3個セットです。
各235g入り×3個/5,000円


「とまとのジャム」・「たまねぎとりんごのジャム」
「きくいものジャム」・「にんじんのジャム」
「かぼちゃのジャム」
の5種類5個セットです。
各235g入り ×5個/7,500円


「とまとのジャム」・「たまねぎとりんごのジャム」
「きくいものジャム」・「にんじんのジャム」
「かぼちゃのジャム」・「こまつなのジャム」
「よもぎのジャム」
の7種類7個セットです。
各235g入り×7個/10,000円

どのジャムもおいしく食べていただけるよう丹精込めてつくっています!
よろしくお願い致します!


プロジェクトで実現したいこと

現在6種類の野菜のジャムが完成していて、日々研究を重ねております。この時間にもよもぎのジャムの研究をしております。よもぎは収穫時期が限られますので大変ですが、ほぼ完成しています。本当にたくさんの野菜や山菜、フルーツが採れる長野県でとことん信州産の食材を使用していき、小松菜、よもぎ、大豆とごま、北の高地でしか採れないむらさき花豆、ブロッコリー、小豆、ブルーベリー、抹茶、さつまいも、ぶどう、もも、なし、りんご、はちみつ...などなどあげればキリがありませんが、身体に良い食材を使い、簡単にいしくしっかりと栄養が摂れるジャムを作っていきます。


味を整えながら、大鍋でとまとのジャムを煮詰めています。ビン詰めした「とまとのジャム」です。研究中のよもぎの選定。葉のみ使用するため茎を取り除いています。

店舗でたくさんの方にお届けしたい

それに加え、以前車庫や倉庫、縁側、ウッドデッキを作った経験から、DIYとなりますが、息子所有の民家の一角にジャム、惣菜、テイクアウトなど地元の方とも協力し野菜や薪などを販売できる店舗及び、無人販売ができる小屋をつくりたいと考えております。


家の写真は販売店にする予定の実際の民家です。築50年の古い家で、現在は無人で薪置場になっていますが、この家の一角の壁をウッドにしてカントリー風に、奥の部屋がキッチンとなっておりますのでサッシがある場所から手渡しが出来るカウンターをつくりたいと考えています。その後、私が所持しております食品衛生責任者の資格をいかして営業許可を取得し、お客様に食事提供できる場にしたいと考えています。周辺は田んぼだらけですが、アルプスの風を感じるオープンキッチンのイメージです。敷地内には5〜6台の駐車スペースもあります。無人販売となるスペースは野菜やジャムを陳列できる棚がある屋根付きのものや、看板をつくります。


製品化にあたって

製品化するにあたり、まずは新鮮な素材を探すことから始まりました。まずは知り合いの農家の方にどんな種類の野菜をつくっているかを教えていただき、今後もつくっていただけるかをお話ししました。道の駅の地元野菜コーナーや新鮮市場と呼ばれるところを廻ったり、素材によっては自分で採取したり。採れた地域や、その年によっても糖度や味が違いますので、その野菜の持つ味を保ちつつジャムとしての味に整える。これが一番大変です。
素材によって専用にレシピとして完成させなければお客様にお出しすることは出来ません。また、使用する器具やビン、フタなどはすべて殺菌消毒及び煮沸殺菌をし、衛生管理にも最大限の配慮をします。

カットした野菜をミキサーで細かくし、温度管理やph管理をしながら鍋で煮詰め、経験をもとに味を整えていきます。ジャムが完成したら熱いうちに、煮沸消毒後すぐの熱いビンにタイミングを合わせ一気に入れていきます。この作業がすごく熱いのですが滅菌作業としてすごく重要です。そしてフタをしてビンごと、長期保存するためにもう一度煮沸し、冷やして完成となります。これによってビンの中が真空状態になり劣化や酸化を防ぎます。

とまとのジャムが出来ました!

こうしてスプレッド・ジャムが完成しました。そしてジャムびんにはオシャレなラベルが貼ってあったりしますが、私(息子)の過去のデザイン経験から私たちでつくることになりました。出来上がったラベルはオシャレかどうかはわかりませんが(汗)見てすぐなんのジャムかが分かり、かつ素朴さをもつカントリー風デザインにということになり、写真ではなく絵を描いて入れることになりました。

ドローイングアプリでかぼちゃを描いているところです。

こちらは菊芋のいもの部分です。

野菜が持つ素朴さを活かし、水彩画のひと目を引くオシャレなラベルをめざしてつくっていきました。背景の色を変えたりフォントを変えてみたりと、配置や組み合わせを考えながら一枚のラベルにしていきます。高価な描画アプリではありませんが、山麓ジャムのブランドロゴもここで作成いたしました。

全てのラベルには「HAND MADE LOW SUGAR FINISH」と刻んでおります。「手作り低糖仕上げ」の意味です。

作成過程の「きくいものジャム」のラベルです。
玉ねぎやにんじんも写っています。
配置が整ったら印刷会社に送り製品ラベルとなります。現在は印刷が間に合いませんので手作りラベルを貼った製品の掲載となってしまいますが、皆さまのお手元には印刷された製品ラベルを貼ってお届け致します!

「たまねぎとりんごのジャム」と「きくいものジャム」です!


資金の使い道・今後のこと

★ビンやふた、器具などの殺菌消毒を行うための蒸気殺菌庫/ 約70万円〜(今は煮沸消毒をしています)

現在は煮沸消毒です。この鍋だと一度に20本が限界です。







一度に100本ほどのビンが消毒殺菌ができる殺菌保管庫です。

殺菌性能は同等ですが、大きいものほど高価です。
(写真はメーカーサイトより抜粋させていただきました)






★充填機/約50万〜(ビンに詰める作業で、今は治具での手作業です)


充填機は粘度のある素材に対応した機種でないと充填できませんので機種選びは重要です。
(写真はメーカーサイトより抜粋させていただきました)





★店舗建設用の木材(主にツーバイフォー材、コンパネ、矢板など)や資材(屋根のトタン材など)の購入/約40万円ほど

★機械は中古品があればありがたいのですが、なかなか思うようなものが見つからないのが現状です。不足分は、補える限界もありますが出来る限りがんばります!

★以前つくっていたキムチ類を購入していただいていたご近所の方々のため、漬物製造の許可を加工所に復活し、販売店舗の完成後はジャム製造の拠点を民家の方に移したいと考えています。

★そのほか原材料の仕入れやCAMPFIRE手数料にも使用させていただきます。


最後におつたえしたいこと

奥に見えるのが北アルプスです。5月頃撮影時、まだ雪化粧をしています。

私たちの加工場がある信州では、新鮮で栄養豊富なみずみずしい野菜を手に入れることができます。それも地元農家の方々が丹精込めて育てたくれたためです。「売り物にはならないけど、どうぞ」と農家の方にいただいた野菜は、調理せずそのままで食べても最高においしくて、調味料もいらないくらい。そんな本当においしい野菜を使った食品を提供していきます。

皆さまのご支援でじい、ばあをはじめ、家族が前向きになれるのもこのプロジェクトのおかげです。
前に進める事を願っております。ご拝読いただきありがとうございました。

最後に代表ばあとじいの言葉をお伝えさせていただきます。

▼代表のばあの言葉です

初めまして、わたくしは長い間500名くらい宿泊できるホテルで、四季おりおり変化する朝食バイキングの何種類もの惣菜を手作りで納めておりました。それとともに従業員食堂を請け負い、家庭料理を中心にバランスの取れた栄養を心がけ作っておりました。それもコロナが始まり、2020年4月以降ホテルが長く閉めることになったため朝食バイキングがなくなり、従業員食堂もなくなりました。

ボーッとする日々が何ヶ月か続く時、長い間の友人である社長さんが、わたくしが長年苦しんでいる糖尿病を心配して、菊芋を勧めていただきました。いろいろ研究をして、出来上がりを何回もためしで飲んでいるうちに、わたくしの糖尿病は医師がびっくりするほど良くなったのです。この菊芋が体には大変いいものと気付き、菊芋の栄養分をしっかりと毎日摂取できる製品をつくりましたがなかなか売れません。

それでは他に野菜を手軽に採れる方法はないかと考え、ジャムに行き着きました。それをわたくし同様、野菜不足、糖質制限をしている方々にも提供したいと思うようになりました。いま菊芋のジャムから始まり現在7種の野菜のジャムが出来上がっております。いろいろな機械を揃えたく思ってもどうしても資金がなく、なんとかならないかと思う毎日です。

長野のきれいな水と空気の中で自然で栄養価のあるジャムを多くつくり、皆様の健康にお役立ていただければと思います。81歳のばばより。

▼じいの言葉です

コロナで惣菜の卸がまったくダメになり、野菜のジャムを開発しました。野菜ジャムはあまりお目にかかりませんが、ジャムに出来そうな野菜を選び、野菜の嫌いな人も健康食ジャムで元気になりますよう考えて作りつづけたいと思います。

売り上げがほとんどなく、今のままでは工場をやめなければなりません。皆様のお力をお借りしたいと思います。
応援よろしく御願い致します。82のじじいですがまともです。


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

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