はじめに

はじめまして!本プロジェクトにご興味をお持ちいただきありがとうございます。

私たちは「銭湯が好き」という共通点を持つ学生5人組です!

拙い文章ではありますが、なぜ私たちが銭湯でのイベントを行いたいのか、読んでいただけたら嬉しいです!


このプロジェクトで実現したいこと

大学も違えば、住んでいる場所も違う私たちが実現したいこと。

それは…人々が交流するきっかけ作りです!

銭湯には、お風呂以外にも番台さんやお客さん同士が気軽に交流できるという魅力があります。

今読んでくださっている方の中には、新型コロナウイルス感染症の影響により、人と直接話す機会が減ってしまったという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

私たち自身も、コロナ禍で大学生活を送る中で、人とつながることの難しさを実感しました。例えば、メンバーの中には、コロナ禍で上京したものの、なかなか友達を作ることが出来ず孤独を感じた者もいました。

そんな時、ふと立ち寄った場所が銭湯でした。

上京してはじめて地域の人と関わり、常連さんや番台さんが言った


「また来てね、いつでも待ってるよ」


この言葉のおかげで、上京してはじめて、自分の居場所を見つけることが出来ました。


イベントを計画していく中で、何を行えば皆様に興味を持っていただくことができ、交流するきっかけを作ることができるのか。

私たちは悩みに悩みました。

そんな時、何気なく話した「最近読んでいる、落語を題材とした漫画がおもしろいよ」というメンバーの一言に、皆が食いつきました。

最近若者にも人気が出てきた落語であれば、年代関係なく「笑い」という共通点から交流するきっかけも生み出せる。私たちの目標を達成するには、これしかない!と思いました。

だからこそ、銭湯で落語イベントを開催することで、人々が交流する機会を生み出したい。既存の主な客層でもある年配の方だけではなく、家族連れや若年層の方にも銭湯に来てもらうきっかけになるようなイベントを行いたいと考えました。

そんな目標を富久の湯の運営を行っている山本さんにお話しすると、「ぜひ協力させてほしい」と心強いお言葉をいただきました。こうして、イベント「湯けむりらくご〜銭湯でオチつくひとときを〜」プロジェクトは始まりました。

富久の湯さんだけではなく、イベント当日出演してくださる落語家の柳亭市寿さんや、銭湯大使のステファニー・コロインさんにも感謝してもしきれません。


昨今の銭湯事情

現在、銭湯は全国的に減り続けており、地域の人々の交流の場が失われています。

では、そもそも銭湯とはどんな施設なのでしょうか?


銭湯は「一般公衆浴場」が正式名称で、物価統制令で各都道府県ごとに入浴料金の上限が定められています。一方で、スーパー銭湯や健康ランドは、法律上は銭湯ではないため、事業者が価格を自由に設定できます。

下のグラフの通り、全国的に見ると、銭湯はピーク時の1996年9461軒から、2020年には3231軒に減っています。東京都においても2011年の766軒から、2021年には480軒に減少しています。


図1 全国の一般公衆浴場数の推移

厚生労働省「衛生行政報告例」各年度版をもとに作成

これは家庭への風呂の普及、銭湯設備の老朽化、また最近では新型コロナウイルス感染拡大による利用者の減少や、円安による燃料高騰、経営者の高齢化による後継者不足などの要因によるものです。


このように銭湯文化は消滅の危機に瀕しているのです!


富久の湯さんのご紹介

今回イベントを行わせていただくのは、東京都入谷の「富久の湯(ふくのゆ)」です!

▲富久の湯(外観)

日比谷線入谷駅から徒歩8分、浴室には貴重なモザイクタイルの壁画。

フロント前の待合室にはアンティーク家具がそろっており、中庭を眺めてアジアンリゾート気分を味わえます。

▲浴場の美しいモザイクタイル

▲フローリングできれいな待合室。風情あるお庭にはアヒルちゃんが!

 ▲広々とした脱衣所には、珍しい形をした椅子もあります。

泉質は高級化粧品に含まれるタナクラクレイ、ラドン鉱石、磁力を使用した軟水となっており、老若男女問わず地域の人々に愛されている銭湯です。



▲風情のある小物も多く飾られています。



そして、富久の湯を語る上で欠かせないのが、

24歳にして富久の湯を運営する、山本浩人さんです!

山本さんは、脱サラして経験ゼロのど素人状態から友人の高橋さんと共に、富久の湯の運営を始められたパワフルな方です。現在、「おれ達はいきなり銭湯運営を任されたど素人」をキャッチフレーズに、YouTubeやTikTokで銭湯運営の裏側や、イベントの様子を発信しています。

▲山本さん[中央右]と共同運営者の高橋滉大さん[中央左]

▲山本さんと高橋さんが運営するYouTubeチャンネル(クリックで開きます

また、銭湯文化をたくさんの人に広めたい、銭湯を地元の人たちが出会い、繋がることができる場所にしたいとの思いから、富久の湯では地域の人々が交流できるイベントが数多く開催されています!

インストラクターを招いての富久の湯屋上でのヨガイベント、小さな子供も親御さんも楽しめるパパママ銭湯や、出張駄菓子屋など、子供からお年寄りまで幅広い年齢層の人たちが銭湯を通じて交流できるコミュニティづくりを目指しているのです。

また、山本さんは銭湯でのコミュニティづくりを目指す中で、より多くの人がイベントを開催できるようにしたいと考え、Eventerというイベント掲載サイトを開発中です。(今秋リリース予定)

▲リアルイベント応援プラットフォーム「Eventer」(クリックで開きます


地元の人たちに愛され、多くの人と出会うことができる富久の湯にぜひお越しください‼


現在の営業時間は下記のようになっており、朝風呂も楽しむことができます。

定休日無し(銭湯では珍しく年中無休です!)

日曜日のみ15:45~22:30

月〜土曜   15:45~23:30

朝風呂 

6:00~10:00

※月曜日のみ朝風呂はお休み


富久の湯の基本情報はコチラ

HPリンク 富久の湯 ホームページ | ど素人銭湯運営物語 (fukunoyu1010.com)

各種SNS Twitter Instagram TikTok YouTube


私たちについて

私達は、「銭湯が好き」という共通点を通じてSNSで出会いました!

出会うまで各々が、年々、銭湯が減り続けている現状をもどかしく思っていました。

私たちにとって、特別な場所である銭湯。

メンバー内で、自分たちに何かできないかという話になるのは必然でした。少しでも多くの人に銭湯の魅力を知ってもらいたい。そうすれば、銭湯文化を広める一助になれるのではないか。

そこから私たちは動き始めたのです!


メンバー紹介

おかだ

文学研究科修士1年

大学院では社会学を専攻し、犯罪報道に関する研究をしています。

趣味は漫画やラノベを読むこと、カラオケ、とんかつ屋巡りだったのですが、今年から人に誘われてスキーもはじめました。とんかつはロースかつ派です。

サークルの飲み会後に行っていた銭湯が廃業してしまったことがきっかけで、銭湯の存続問題に関心を持ちました。さっぱりできて気持ちがいいだけでなく、さまざまな人との出会いがあるのが銭湯の魅力だと思っています。

・思い出深い銭湯:みどりヶ丘の湯っこ(北海道・江差)

・行ってみたい銭湯:一乃湯(伊賀・登録有形文化財です!)

・富久の湯おすすめポイント:あひるが色々なところにいて、探すのが楽しいです。蛇口がよくあるプッシュ式ではないので、ゆったり入ることができるのも好きなところです。


そね

工学府修士2年

大学では生体分子を工学的に応用する研究をしています。音楽・アニメ・漫画・油絵など挙げたらキリがないほどとにかく多趣味で、最近は特に麻雀にハマっています!好きな役はメンホンチートイです!

自宅のお風呂が工事することになったことがきっかけで銭湯に行き始め、銭湯巡りが趣味になりました。銭湯廃業のお知らせを度々見かけ、何かできることはないかと考えるようになりました。

・お気に入りの銭湯:小杉湯(東京都杉並区)

・富久の湯おすすめポイント:浴場内のタイル絵がレトロ可愛くて大好きです!待合室から見えるお庭も風情があり落ち着きます!


みしな

文学部4年

大学では太平洋戦争における兵士の葬儀について研究しています。

京都・奈良のお寺や神社、城跡に行くことが趣味で、イチ推しのお寺は京都の狸谷山不動院です!「映像研には手を出すな!」というマンガが大好きです‼

飲み会終わりに友人に連れられて行ったことがきっかけで、大学の近くの銭湯に通うようになりました。一つの湯船で、学生からお年寄りまで幅広い年齢層の人たちが語らう様子に、銭湯に息づく温かみを感じています。

・好きな銭湯:東山湯温泉(京都府京都市)音曲浴場(「映像研には手を出すな!」に登場)

・富久の湯おすすめポイント:常連さんたちと番台さんとの距離の近さです!イベントの打ち合わせで伺った際に、開店を待つおばさまたちと高橋さんがとても仲良くお話しされていました。


みやたか

法学部3年

大学では、憲法について学んでいます。

少し変わった展示に行くのが好きです!におい展で匂ったドリアンの臭いは忘れません…。

たまたま立ち寄った銭湯で、あたたかい言葉をかけて頂いて、銭湯という空間を大切にしたいと思ったからです。

・行ってみたい銭湯:天神湯(東京都品川区)

・富久の湯おすすめポイント:浴場内に、かき氷やドリンクなどのポスターがあるので、お風呂に入りながら、お風呂上がりの楽しみを見つけることが出来ます!


わた

国際学部4年

大学では主に差別意識や特定の社会集団についての論文を書いていました。

中華料理屋巡りや、展覧会巡り、読書、シーシャなど色々なことにハマっています。また、新しい音楽を探すのが好きです。

途中下車した駅で見かけた瓦葺きの某銭湯に立ち寄ったことをきっかけに、銭湯巡りにハマりました。体の芯まで温かくなれる浴槽、富士山の描かれたペンキ絵、距離感の近い空間、湯上がり後のビール。銭湯の数が減っていることへの一抹の寂しさを感じると同時に、銭湯の良さをもっと知ってもらいたいという想いがあります。

・好きな銭湯:改良湯(東京都渋谷区)

・富久の湯おすすめポイント:浴室の奥に描かれた大きなタイル絵は見応えがあります!脱衣所や待合室のソファの座り心地も良いので、入浴後にゆったりできます!


リターンのご紹介

皆さんに少しでも銭湯に興味を持っていただけるようなリターン案を考えました!

イベント参加権のほか、グッズについては、手ぬぐいアクリルキーホルダーの2種類をご用意させていただきました。どちらもメンバーが1からデザインを考え抜き制作したものとなっています。「銭湯」と「落語」、2つの要素をたくさん詰め込んだオリジナルデザインとなっています!


オリジナル手ぬぐい


アクリルキーホルダー


▶当日イベントに参加される方

【銭湯×落語イベント「湯けむりらくご」参加権】3000円 限定20名

【銭湯×落語イベント「湯けむりらくご」参加権+キーホルダー】4000円 限定5名

【銭湯×落語イベント「湯けむりらくご」参加権+キーホルダー+手ぬぐい】7000円 限定3名

【(最前列確約)銭湯×落語イベント「湯けむりらくご」参加権+キーホルダー+手ぬぐい】10000円 限定4名


▶応援

【感謝メール+公式Twitter及びInstagramにてお名前を掲載】1000円

【感謝メール+公式Twitter及びInstagramにてお名前を掲載】3000円

         or

【感謝メール+公式Twitter及びInstagramにてお名前を掲載+キーホルダー】3000円 限定15名

【感謝メール+公式Twitter及びInstagramにてお名前を掲載+手ぬぐい】5000円 限定10名

【感謝メール+公式Twitter及びInstagramにてお名前を掲載+キーホルダー+手ぬぐい】7000円 限定3名

名前掲載を希望しない方は、備考欄に「なし」とご記入ください。


資金の使い道

リターン実施費用 約9万円

CAMPFIRE手数料 約6万円

イベント開催費・設営費 約15万円


実施スケジュール

11月上旬 クラウドファンディング終了後、メールにてイベント参加についてご連絡

11月13日 イベント開催(イベントに参加される方はリターンを手渡しでお届けします)

11月中旬以降 イベントに参加しない方へリターンの発送


イベント内容

日時:11月13日 12:00〜13:30

内容:①イベント企画意図のトーク+「富久の湯」運営山本浩人様によるトーク

   ②落語の世界あれこれ裏話

   ③ステファニー・コロイン様による銭湯トーク

   ④落語家 柳亭市寿様による落語公演 

   ⑤ステファニー様と山本様の銭湯コラボトーク(クロストーク)

開催場所:富久の湯

住所:〒111-0031 

   東京都台東区千束2丁目34-6

   入谷駅から徒歩8分

富久の湯の基本情報はコチラ

HPリンク 富久の湯 ホームページ | ど素人銭湯運営物語 (fukunoyu1010.com)

各種SNS Twitter Instagram TikTok YouTube

※イベントに参加される際の交通費・滞在費等は、自己負担していただくようお願いします。


▶出演者

山本浩人さん

富久の湯運営

【コメント】
富久の湯を運営しております山本浩人です!
銭湯でイベントをやりたいと有志で集まった行動力ある学生さんが、ど素人銭湯運営物語のTikTokを見てくれたみたいで、今回のイベントを主催して頂きました!
ワクワクする内容なので、学生さん達への挑戦のご支援お願いします🙇‍♂️


ステファニー・コロインさん

銭湯ジャーナリスト日本銭湯文化協会公認銭湯大使東京都公衆浴場対策協議委員

南フランス、プロバンス地方生まれ。

【コメント】
このイベントで、1人でも多くの方に銭湯の魅力が伝われば嬉しいです!また、銭湯がもつコミュニティとしての価値を、改めて皆さんに感じていただけるようなお話ができればと思います。

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柳亭市寿さん

落語家、柳亭市馬門下二ツ目

茨城県取手市出身(茨城を落語で楽しむユニット・いばらくメンバー)

過去に北千住の銭湯「ニコニコ湯」にて落語会を開催。

撮影:武藤奈緒美

【コメント】
銭湯と落語。相性のよい組合せです。どちらも江戸時代を背景とし、噺の中に銭湯の描写は多く残っています。落語好きに銭湯好きが多いのも事実。
そして落語はライブ。その場の持つ雰囲気とお客様との空気感が直に噺に影響します。富久の湯のタイル絵をバックにどんな噺をしようか、今から楽しみです。

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最後に

最後まで読んでいただきありがとうございます!私たちはこのイベントが、少しでも多くの人に銭湯に来ていただけるきっかけになればと考えています。私たちのチャレンジを応援していただけたら嬉しいです。また、イベント開催の準備を進めていく中で、様々な方にご協力していただきました。

イベントを成功させるために精一杯頑張りますので、ぜひご支援よろしくお願いいたします!


<募集方式について>

本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。

  • 2022/12/05 17:57

    ご報告が遅くなり申し訳ございません。皆様のご支援・ご協力により、11月13日(日)に無事イベントを開催することが出来ました。お忙しい中ご来場下さった皆様、本当にありがとうございました☻この日は、富久の湯運営の山本さんと私たち学生のトークから始まり、落語家柳亭市寿さんの銭湯やサウナ、落語に関する...

  • 2022/11/08 11:39

    1ヶ月程にわたるクラウドファンディングが終了致しました…!ご支援・応援して下さった皆様本当にありがとうございます!!全員にとってはじめての「銭湯×落語」イベントの計画・クラウドファンディングであり、試行錯誤し続ける1ヶ月間となりました。そのような中、拡散してくださったり、DMを下さったり、皆様...

  • 2022/11/06 17:17

    こんにちは。我々のクラウドファンディングページをご覧いただきありがとうございます。そしてこれまでご支援してくださった皆様、本当にありがとうございます。銭湯×落語イベント「湯けむりらくご〜銭湯でオチつくひとときを〜」に出演予定でした銭湯大使のステファニー・コロインさんですが、お婆さまが危篤となり...

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