ごあいさつ
はじめまして。はまやと申します。
私は、現在、生ごみを堆肥にするコンポスト、IoTセンサを使った新しい室内用コンポストを開発しております。あるメーカーに勤めながら、コンポストの楽しさにハマり、もっと楽しい便利なコンポストを作りたいと思い、1年ほど前から個人で仲間を集めて開発を行なってきました。
企画を考え、ビジネスコンテストで発表し、プロトタイプを設計してきましたが、いよいよユーザーの方に使っていただきたいと思い、クラウドファンディングを実施することにいたしました。
エンジニアがつくる、テクノロジーを生かしたデジタルコンポスト、「コンポスペット開発プロジェクト」です。
【12/22追記】ご要望にお応えして、新たなリターンを二つご用意いたしました!
このプロジェクトで実現したいこと
コンポストというものをご存知でしょうか。
コンポストは英語では「compost(堆肥)」や「composter(堆肥をつくる容器)」と言われており、生ごみを微生物の力を借りて堆肥にするものです。基材と言われるものの中に生ごみを入れてかき混ぜる、これを繰り返すことで微生物の力によって生ごみが分解され、堆肥になっていきます。
今は捨ててしまっている生ごみを循環することができる、とても環境に良いものです。近年、環境意識の高まりからコンポストに興味を持つ人が増えています。
しかしコンポストは、やり方がよくわからない、においや虫が心配、場所がない、などの心配ごとがあり、なかなか普及していきません。
その課題の解消を目指したのが、新しい室内用コンポスト「コンポスペット」です。
このコンポスト開発に、ご支援をお願いしたいのです。
コンポスペットの特徴
コンポスペットには5つの特徴があります。
このコンポストにはセンサがついており、コンポストの中の状態がわかるようになっています。コンポストの中の微生物が活発に活動しているのか、それとも弱っているのか、センサのデータによって判断することができます。コンポストはにおいが心配ですが、容器の二重構造と光触媒による消臭機能によって、においが気になりません。コンポストのデータをアプリで確認でき、さらにデジタルペットの「ボルボックスくん」が、コンポストのアドバイスをしてくれます。ボルボックスくんと一緒にコンポストを育てることができます。コンポストの内側の容器を鉢として使うことができます。できた堆肥と土を混ぜて、季節に合った野菜を育てることができます。室内に置いても違和感のない、おしゃれなカゴを使っています。
プロジェクトをやろうと思った理由
生活をしていればごみが出る、ごく当たり前のことですが、そのことに疑問を持ったのは3年前のことです。
私が勤めている会社はモノづくりのメーカーです。世の中に便利なものを提供することでビジネスをしています。
その会社のワークショップで、モノには寿命があるという当たり前のことに改めて気づかされました。モノは生活を便利にしてくれますが、どんなモノでも必ず壊れます。つまり、モノづくりはゴミづくりに繋がっています。
私はエンジニアとして自分が関わった製品に誇りを持っていましたが、ゴミづくりに加担していることに気づいてしまいました。仕事でこれを解消するのが本筋だと思います。しかし、会社のビジネスはそんなに簡単に変わりません。
そんな時に出会ったのが「コンポスト」です。
コンポストの楽しさと難しさ
家庭のごみの中で、やっかいなものの一つは生ごみではないでしょうか。放っておくと悪臭が発生し、臭いを抑えるためにごみ回収には忘れずに出すようにしています。
しかし、とある本で「コンポスト」を知りました。生ごみを分解し、堆肥にしてくれる。生ごみが減る上に、環境にも良い、らしい。
恥ずかしながら、私はコンポストを知りませんでした。新型コロナで自宅生活時間が増えたこともあり、何か新しいことをしてみたい、そんな思いもありコンポストを購入し始めてみました。生ごみをコンポストに入れていくと不思議と量が増えない。いつの間にか分解され、形が無くなっていく。燃えるごみは明らかに減りました。毎週2回、45リットルの大きな袋一杯に出していたものが半分以下になり、ごみ出しは週に1回で問題ありません。
そして毎日せっせとかき混ぜていると、コンポストに愛着が湧いてきます。温度も上がり温かくなる。なんだかペットみたい。
コンポストでできた堆肥で家庭菜園も始めてみました。最初は小さなプランターにブロッコリーとほうれん草。放置気味にも関わらず、芽は大きくなり、収穫できました。翌年には、プチトマト、きゅうり、なす、ピーマン、シシトウ、バジル、大葉と拡大。堆肥を土に混ぜて植えてみると、肥料もないのにどんどん大きくなり、家の食卓に上がります。
1年を過ぎる頃には、すっかりコンポストの面白さに魅せられていました。
しかしトラブルにも見舞われました。においと虫です。コンポストは生ごみにありがちな腐敗臭はしませんが、若干ですがにおいはあります。そのにおいにつられて虫が寄ってくるのです。また、うまくいっているのかどうか分かりにくい。入れる量はこれでいいのか、水分がこれでいいのか、試行錯誤することになりました。コンポストは面白い。でも分かりにくいし問題もある。
「うーん、だったらテクノロジーで解消してみる?」
そこから「コンポスペット」が生まれたのです。
コンポストの背景にあること
皆さんは家庭から捨てられる生ごみの量をご存知でしょうか。
一年間に766万トン、東京ドーム21個分にもなります。(環境省・廃棄物処理技術情報・令和2年度データより算出)
日本はリサイクルが進んだ国という印象が強いですが、ゴミのリサイクル率は20%しかなく、生ごみも焼却処分をしています。そして生ごみは8割が水分です。つまり、水を燃やすために、膨大なエネルギーと温室効果ガスの排出が行われています。
日本は便利な国で、ごみは大体週に2回、無料で回収してくれます。そのため、この問題は問題として意識されていません。しかし家庭からのごみ回収を担っているのは自治体であり、費用は税金が投入されています。
さらに、ごみを燃やすと残渣(燃え残り)が発生します。これらは埋めていくわけですが、最終処分地不足はあちこちの自治体の課題になっています。
こうした課題を解消する手段としてコンポストがあります。
コンポストは生ごみを燃やさず堆肥として土壌に返すことができます。しかしコンポストは普及していません。
コンポストを広げたい
コンポストは実は昔からあるものです。農業では土壌改良剤として堆肥が使われており、堆肥を作るために畑で大型のコンポストが使われています。ただ、家庭で使われている割合は、わずか5%しかありません。コンポストは、生ごみが減る、エネルギーの節約になる、堆肥となって家庭菜園も楽しめる。とても環境に良いものですが、コンポストのやり方の分かりにくさ、においや虫、場所が確保できるか心配という不安から始められない人が多いのです。何を準備すればいいのか、生ごみをどれだけ入れていいのか、何を入れて良くて何が悪いのか、嫌なにおいがしないのか、虫が寄って来そう、そもそも場所がない…などなど、経験がないからこそ、わからないのです。
だったら、コンポストの課題を解消する新しいコンポストを作れば、使ってくれる人が増えるかも…もっとコンポストを広げてみたい!
そんな思いからコンポスペット開発を行なっています。
ここまで企画を発表し、開発に協力してくれる仲間を集め、どういったものにするか仕様を決め、少しずつ進めてきました。
一つの実績として、いくつかのビジネスコンテストで賞をいただきました。
これまでの受賞歴
2022年2月 しずおかビジネスコンテスト 奨励賞
2022年2月 千葉市産業振興財団「ポストコロナ時代の事業変革ビジネスコンテスト」 ビジネスアイデア部門優秀賞
2022年3月 やまぐちビジネスコンテスト Meguriba DX賞
クラウドファンディングの目的
このクラウドファンディングはコンポスペットの開発資金調達と、プロトタイプ品のフィードバックを得ることを目的としています。
コンポスペットはコンポストにセンサを取り付け、デジタルペットと一緒にコンポストを育てる、新しいコンポストです。
新しいが故に、コンポストの使い勝手、アプリでのデータの見せ方、デジタルペットのアドバイスが適切かなど、ユーザーの方に使っていただきながら確認をしていく必要があります。
そのためプロトタイプ品を使っていただく、リターンを用意しました。
資金の使い道
プロトタイプ品の開発資金ですが170万円ほどかかる計画です。
・プロトタイプ品 部品費・製作費 140万円
・開発人件費・他 30万円
このうちの83万円をクラウドファンディングで、残りは補助金と自己資金で賄う予定です。
(目標は100万円ですが17万円はキャンプファイヤー側の手数料になります。)
リターンについて
リターン品は、次のものを準備いたしました。
■コンポスペット・プロトタイプ① 2ヶ月利用権+フィードバック権+正式サービス時・1台提供権
■コンポスペット・プロトタイプ② 2ヶ月利用権+フィードバック権+正式サービス時・1台優先購入権(30%オフ・定価17,000円予定)
<コンポスペット・プロトタイプ・製品仕様>
・コンポスト本体(かご+コンポスト測定ユニット)
・コンポスト容器 直径35cm×高さ36cm(蓋9cm)
・基材容量 約15L
・デジタルペットトークアプリ ウェブアプリ
(ブラウザーを使ったアプリのため、iPhone, Android他、スマホ・タブレットからご利用可能です)
・電源 AC-USB給電(+5V)・ケーブル付き
※通信を利用しているためWi-Fi通信がする環境が必要となります。
コンポスペットのプロトタイプを2ヶ月利用していただき、コンポストデータ、アンケートやヒアリングを通して、開発にフィードバックさせていただきます。また、正式サービス開始時には、1台提供または1台優先購入(30%オフ・定価は17,000円予定)の権利をお付けします。(提供or優先購入の有効期限は2025年12月31日まで)
なおトライアル後はプロトタイプ本体は返却いただきます。(リターンに返却費用を含んでいます。)
■はじめてのコンポストセット ダンボールコンポスト+温度計
<ダンボールコンポスト・仕様>
・ダンボールサイズ 横31cm × 縦22.5cm × 高さ19cm
・基材容量 約10L
・温度計(アナログ)
(こちらのセットは、スマホ・アプリと連動しておりません。)
これまでコンポストをやったことのない方向けのダンボールコンポストセットです。温度計(アナログ)でモニタすることによって、コンポストの変化を観察することができます。(観察シートをダウンロード可能です。)
■ミニミニコンポストセット ミニコンポスト+かき混ぜスプーン付き (New!) もっとお手軽なコンポストのセットがほしいという要望から、小さなコンポストをご用意しました!
<ミニミニコンポストセット・仕様>
・大きさ 横22.8cm x 縦16.8cm x 高さ14.6cm
・基材容量 約3L
・かき混ぜスプーン付き
(こちらのセットは、スマホ・アプリと連動しておりません。)
お茶やコーヒー殻を入れられる小さなコンポストセットです。かき混ぜスプーン付き。 1日50gくらいまで。
お手軽にコンポスト体験してみたい方にオススメです。
■コンポスペット Tシャツ
■コンポスペット コースター コンポストからデザインしたコンポスペットのオリジナルTシャツと、コンポスペットのボルボックスくんのコースターです。Tシャツサイズは、S・M・L・LLから選ぶことができます。
■コンポストトーク会(オンライン開催)・参加権
コンポストに関するオンラインのトークイベントに参加することができます。コンポストに興味がある方、始めてみたい方、コンポストが好きな方、環境問題に興味がある方向けのオンラインイベントです。(時間としては1時間程度。複数回の開催予定の中からご都合の良い1回に参加可能です。)
■セミナー講師権(法人向け)
コンポストに関すること、環境問題に関すること、メーカーのサラリーマンが副業として事業開発に至った経緯など、ご希望に添えて、はまやがお話しいたします。オンラインでもリアルでもご対応致しますが、交通費の発生時は別途ご負担いただきます。
■コンポスペット開発応援
コンポスペットへの開発資金のご支援です。
全てのリターンには、ご支援へのお礼のメールと開発状況について報告させていただきます。
なおリターン品の発送につきましては、リターン品ごとに異なっておりますので、ご注意ください。
実施スケジュール
コンポスペットはただ今、開発中です。
プロトタイプ(αバージョン)は1月に完成、2023年2月発送を予定しています。
2023年 1月7日 クラウドファンディング終了
2023年 2月 プロトタイプ発送
2023年 2〜4月 他リターン品発送
2023年 2〜3月 プロトタイプ・トライアル利用
クラウドファンディング以降の開発は、今のところ、次のような計画を立案しています。
2023年 1〜5月 プロトタイプ・βバージョン開発
2023年 6月 プロトタイプ・βバージョン・クラウドファンディング
2023年 7〜9月 プロトタイプ・βバージョン トライアル利用
2023年 12月 正式サービス開始
最後に
この「コンポスペット」プロジェクトは、ここまで多くの方にご支援いただきながら進めてきました。
しかし世の中に出すには、まだ足りないところがあり、クラウドファンディングを通して開発を進めていきたいと思っています。
ぜひ、楽しく便利なコンポストの実現とコンポスト利用拡大に向けて、ご協力をお願いできないでしょうか!
よろしくお願いします!
■募集方式について
本プロジェクトはAll-in方式で実施します。目標金額に満たない場合も、計画を実行し、リターンをお届けします。
Q&A
■コンポストとは何ですか?
英語では「Compost(堆肥)」「Composter(堆肥の容器)」と言われており、生ごみを微生物の力で堆肥にするものです。
■どのように使いますか?
生ごみを小さくして(刻んだり・切ったり)して、基材に入れてかき混ぜて埋めていきます。あとは日々繰り返すだけです。2ヶ月ほどコンポストに生ごみを入れ続け、その後1ヶ月ほど寝かせると堆肥になります。堆肥が出来上がったら、お好きな野菜の苗or種を植えてキッチン菜園が楽しめます。
■コンポスペットは、どのくらいの生ごみを処理できますか?
毎日およそ300グラムまでは処理可能です。それ以上の場合は、日にちをあける必要があります。
■コンポスペットは、どのくらい使えるものですか?
生ごみの量にはよりますが、コンポストはおよそ2ヶ月使うことができます。不織布の容器と基材を交換することで、本体は長く使うことができます。(今回のトライアルは2ヶ月間の予定ですが、ご希望により延長もあり得ます。)
■においは全くしないのですか?
コンポストに入れるもの(魚や肉など)によってはにおいが多少発生します。野菜・果物・茶殻・コーヒーなどを入れていただく分には、気になるにおいにならないです。また、基材をかき混ぜる時には土のようなにおいが若干します。
■コンポスペットを利用するためにどのようなものが必要ですか?
データの取得にWi-Fiを使っているため、設置場所にはWi-Fiとの通信が必要です(通信料は別途必要となります)。また、アプリご利用には、スマートフォンまたはタブレットまたはパソコンが必要です。
■コンポスペットのトライアルは何をするのですか?
2ヶ月程度、日々、生ごみをコンポストに入れて、アプリを使っていただきます。利用中に、アンケート・ヒアリングをさせていただき、開発にフィードバックさせていただきます。また、トライアル品で取得したデータは、今後の開発データとして使わせていただきます。
■アプリの対応機種は何ですか?
ウェブアプリとなっていますので、ブラウザーを利用します。そのため、iPhone, Android他、スマホまたはタブレットでご利用いただけます。
■キャンセルは可能ですか?
ご相談に応じて、対応させていただきます。
最新の活動報告
もっと見るコンポスペットβ版トライアルユーザー募集!
2024/01/17 08:00こちらの活動報告は支援者限定の公開です。
クラウドファンディング終了いたしました〜♪
2023/01/08 10:00「コンポスペット開発プロジェクト」のはまやです。昨日(1/7)でクラウドファンディングが終了いたしました。すでに目標金額は達成しておりましたが、最終的に151人の方から1,165,050円ものご支援が集まりました。本当にありがとうございました!!クラウドファンディングを始める前まで、果たして目標が達成できるのか、どのくらいのご支援がいただけるのか、全く予想がつかなかったのですが、皆さんからの様々な応援をいただき、無事にサクセスすることが出来ました。「コンポスペット」はここまで来るまで1年半ほどかかってきました。その間も、色んな応援をいただいてはいたのですが、なかなか形にならない状況が続いていました。しかし、クラウドファンディングを実施すると決めたことで、グンと進んでいると感じています。今後は、プロトタイプを始めリターン品をお届けするための準備作業に入ります。リターン品によって発送時期が変わりますが、楽しみにお待ちいただければと思います。「コンポスペットプロジェクト」の最終目標は、製品としての正式リリースです。まだ先は長いと感じていますが、このクラファンも大事な一歩。一歩ずつ進めていきたいと思っていますので、ぜひ今後も応援をよろしくお願いします!ありがとうございました!今後も頑張ります! もっと見る
目標金額達成!
2023/01/02 15:41明けましておめでとうございます!2023年が始まりました。そして新年早々ですが、ご報告です。目標金額100万円を達成いたしました!!これも全て、ご支援と応援して下さった皆さんのおかげです。本当に本当に、ありがとうございますっ!!クラウドファンディングの実施を決めて、始める前までどうなるのだろうという不安いっぱいでしたが、ようやく目標に達成することができました。これからお約束したことを果たすために邁進する……前に、まだクラウドファンディングの期間は残っています。1月7日がゴールとなっていますので、ここまで応援とご支援をいただきたいと思っています。ぜひ、ご家族の方や、友人、周りの方、SNSなどでクラファン情報の拡散をお願いいたします。よろしくお願いいたします〜! もっと見る
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